バンドイップス(2017.5.3)
□ 週刊ベースボールONLINE   2017年5月5日(金)  「バントのサインが出ると予想される場面で打席に向かう小林の表情を観察していると、   どこかおどおどしているように見える。1度失敗すると、次にサインが出たときに「失敗したらどうしようか」  という後ろ向きな考えが頭をよぎるのだろう。そして、失敗が続くと、さらに恐怖心が募ってくる。  “バントイップス”。小林の心境はそんなところかもしれない。   全文 □ イップスとは 参考サイト  イップスとは野球、ゴルフ、テニスの世界では浸透していますが、極度の緊張感、   精神的なことが原因で筋肉が硬直し、思い通りのプレーができなくなる運動障害のことです。  イップスになっている人は野球、ゴルフが一番多く、次にテニスや卓球、バドミントン、水泳、   陸上、バレーボールやサッカーなどスポーツ全般と弓道、剣道、空手の武道にも存在しています。   音楽奏者や外科医をはじめ医療従事者の手の震えもイップスの分野です。  スポーツ、音楽、医療、一般の方を含めると日本でイップスになっている人は5万人から10万人は   存在していると予想されています。 □ イップスになる選手の特徴   イップスになる選手は幾つかの特徴があります。  それは 真面目で 責任感が強く 心の優しい 選手です。 □ イップスの歴史  イップスという用語は、1930年前後に活躍したプロゴルファーのトミー・アーマーが、   この症状によってトーナメントからの引退を余儀なくされたことで知られるようになりました。   現在、野球では送球イップスと呼ばれていますが、この言葉が浸透する前は、スローイング病と呼ばれていました。   送球イップスの呼び名以外に送球恐怖症という名前がついています。    ゴルフでは「ショートパット恐怖症 (twitches)」と呼ばれてきましたが、現在ではパット以外に   アプローチ、ショットでもイップスの症状が現れています。 □ 英語では Yips
いきいき自己実現