このような方へ

執行役員・カンパニ プレジデント・子会社の社長及びその候補者

経営役員

経理マン

執行役員・カンパニ プレジデント・子会社の社長及びその候補者

これからの会社経営は、従来のような単体思考だと限界があります。単体思考とは、「親会社さえ良ければよい」「自社さえ良ければよい」という考え方です。

これに対し、連結思考とは、親会社子会社一体で事業領域(カンパニ)の資源配分・適正利益を考えるやり方です。例えば、親会社の利益を確保する為に、子会社に合理化要請しても、連結で見れば無意味です。

「いきなり連結思考に切り替えろ」というのも乱暴ですが、「単体決算まず行って連結に組み替える」ようなやり方を繰り返していては、いつまでたっても連結思考は育ちません。

連結決算を行ってから、単体に組み替える」ような大胆な発想の転換が必要ですが、このホームページがお役に立つと思います。

このホームページはカンパニPLBSCF(キャッシュフロー)を始め、カンパニ連結に必須の知識を網羅的に解説していますので、是非最後まで読み進んでください。わかりづらいところは、飛ばしても結構です。

 

経営役員

カンパニ制導入で経営と執行が分離され、経営役員・執行役員がそれぞれ担当します。経営役員は「全社の立場から執行を監視する」という職責を担っていますが、多くの会社では「執行役員の小姑」と化しているのではないでしょうか。

その原因は、経営役員が見ている経営情報にあります。執行役員と同じ情報しか手に入らないのであれば、執行役員と同じ切り口でものを見てしまいがちです。

全社的観点から経営判断する為の情報が、全社PLBSしかないとすれば、経営役員は十分に腕を振るえません。

カンパニが事業領域毎に組織されていれば、執行役員は事業領域の切り口で実績・予算・予測情報を見ることになります。

経営役員はもう一つの大きな切り口「機能」で実績・予算・予測情報を見るべきでしょう。

親会社子会社を主要機能(営業・生産・調達・開発等)で串刺しにして、見るわけです。

私はこれを「機能連結」と呼んでいます。

 

経理マン

管理会計の連結の仕組み(私案)は、個々の理論は非常にシンプルですが、整合性を取りながら理論を組み合わせていくと、思いのほか複雑になってしまいました。

その為、ホームページを単に読んだだけでは、実務で使えるレベルに達しない恐れがあります。全体を押さえながら個々の理論の関わりを把握することは、結構神経を使う作業になると思います。

そこで、法人税申告書作成業務の修得方法と同じような形で修得できる仕掛けを考えました。

法人税申告書の作成方法を手っ取り早く修得するには、「申告書の手引き」を見ながら、申告書のフォームを埋めていくことです。頭の中でアレヤコレヤ考えるより、指先で申告書の記載方法や集計方法を覚えてしまうことです。その後、個々の税務理論を参考書に当たって確認すれば、「税務に精通した経理マン」としてりっぱに通用します。実際、税務理論を全て理解してから、申告書作成方法を勉強する人は皆無でしょう。

このホームページは、申告書フォームの代わりに、PLBSCF(キャッシュフロー)フォームを付けています。Excelでホームページを作っていますので、Excelで保存できます。サンプル数字をご自身で入れてみて、管理会計の連結を実感してください。

更に、自社の個別事情を想定しながら、Excelフォームを編集していけば、理解が一層深まります。

連結を縦横無尽に使いこなして、マネジメントの片腕として活躍するには、それなりの努力が必要です。

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