アリアンロッドTRPG
セッション3: 「撤退」




GM ではレベルアップ作業をしてくださいな。

グリム うむ…【シンセサイぜーション】に…(心底嫌そうに)【アースブレッド】でもとるか…

GM そこまで嫌か!!

アル 【マシンリブ】に【アイアンクラッド:2LV】取得。防御力をあげる。

ネリス 【リムーブトラップ】と【スタングレネード:3LV】

イミュン 私は【プロテクション】に【ホーリーウエポン1LV】

GM ではHP等計算して算出してね。では、第三話。


<今回予告>
 撤退は敗北にあらず。
 後退は逃走にあらず。
 しかし、撤退による再戦も、
 後退による反撃も、
 生き延びてこそ、可能なことなのだ。
 
アリアンロッドリプレイ
第三話「撤退」


GM 大地の妖精(レベル2)の力により、大地の中を移動した君達は、突如、大地を抜けた。
眼下に見下ろすは、紛れもなくパンナコッテ研究所。

アル 
眼下にってなんじゃ〜い(笑)

GM ポンという音と主に出現してみれば、全員そのまま自由落下で落ちていく。(笑)

ネリス 
そしてその頃、大地の妖精は一人ほくそえむのであった…

大地の妖精(イミュン)
 「くくく。これで証人は消えた。」

グリム 
真の悪者はあいつかあああああああああ!!!

(一同爆笑)

グリム のっけから飛ばしますなマスター。(笑)

GM 今の私のせいか?



GM さて、まず落下ダメージを決めよう。幸運度判定で12に足りなかった数だけサイコロ振ってダメージ。物理防御力で減少可。

グリム 「8」『10』で2D6・・・『7』点ダメージ。

ネリス 『8』だ・・・4D6で11点ダメージ・・・・全部止めた(笑)

アル あ、「11」でて『13』オッケイ。

イミュン 「12」でダメージありません。。

GM さて、君達が落ちた先にはちょうど数人のネヴァーフがいて、君達の出現に驚いている。

マーチン教授 「ちょうどいい、彼らにやらせましょう」

グリム すいません教授。話が見えません(笑)

イミュン (スカートをはたきながら)あらあらまあまあ、こんなところで、マーチン教授に会えるなんて。これはもしかしたら運命かもしれませんわ。こんど、お夜食でもいっしょにどうですか?(笑)

グリム 
おまえは話をややこしくするなあああ!!(笑)

(一同笑)

マーチン教授「事態の詳しい事はわしにも分からん。君達が出てから半日もしない間に、アンブラ研究所から妖魔の軍団が侵攻してきたのじゃよ。勿論ワシらも抵抗したんじゃがな。敵の数が数じゃ。ここを放棄する事にした。」

アル この教授がここの一番えらい人?

GM そうです。教授、助教授、助手と階級が決まっています。ちなみにPCは全員助手。(笑)

グリム 大学かよ!?(笑)

GM 研究所ですよ。まあ、そういうわけで、マーチン教授の指示で現在撤収作業が開始しているんだけど、あんまりはかどってはいないようだ。決定的人数が足りないのだよ。

ネリス まあ、研究所だもんね。

マーチン教授 
「まあ、他にも問題があるんだけどね…」

グリム ?

マーチン教授 「防衛に使えるだろうと、研究途中の試作ゴーレムとか、ありったけ動かしたんじゃが…」

GM 
その言葉の後に、何かが爆発した振動とやたら金属的な「グオーーーー!!」という雄叫びとか、やたら電子的な「ビーーーーーーーーー」という音が聞こえる。

(一同笑)

グリム もういいよ。で、オレ達にどうしろっていうんだい?

マーチン教授 「うむ、この地図を見てくれ。」

GM 現在研究所は半分くらい占領されている。研究員が主要通路を封鎖して妖魔からの防衛にあたっているのが現状だ。

グリム 研究所を包囲したりはしないの?

GM うむ。このパンナコッテ研究所は、一本の主要道から無数の支道が生える形で形成されているんだ。なんせ、グリモ=バラムの大洞窟の中だから、屋根とか壁などつけて、建造物にする必要はない。

イミュン アンブラ研究所は?たしか、建造物だよね。

GM まあね、その辺はいろいろ理由があるのだが、まあ、このパンナコッテ研究所は、通路の部屋で形成された研究所なのだよ。

グリム はいはい、で、どうなってるの?

GM うむ、このパンナコッテ研究所は、アンブラ研究所側から、エリアC、エリアB,エリアAの三階層に分かれている。現在、エリアCはすでに妖魔に占領され、エリアBにて、敵と交戦中だ。主要道は封鎖しているが、支道の封鎖までは時間も人でも足りなかった。君達に、防衛に向かってほしいのは、エリアAから伸びている支道だ。

イミュン 支道の数は?

GM 3本。そのどれもが、現在主要道を防衛している部隊の後ろに出る道につながっている。ここに敵部隊が出られると、現在撤退している防衛部隊は大変危険になる。

グリム 3本同時に来たら?

GM それは恐らくない。支道は分岐したりして迷路のようになっている。運の悪い偶然でもない限り。同時に来ることはない。

ネリス そうなんだ。

GM なんせ、どこにどの部隊がくるかは完全にランダムだからな(笑)

アル ランダムかよ!!(笑)

GM 主要道防衛隊もジリジリ後退しているので、5R後に支道Aを通過する。8R後に支道Bを、で11R後に支道Cを通過する。なので、11Rはがんばって防衛してくれ。

イミュン どこに敵が来るかは分かるの?

マーチン教授 「もちろんじゃ。ここは我が研究室。ちゃんと監視装置で、どこから来るか分かるようになっている。」

アル はいはい。んじゃ、さっさと移動しますか。

グリム う〜む、となると個別行動になる可能性があるな。
ポーションは皆で分けておくか…アル。貴様のポーションはよこせ。(笑)

アル 
おまえ、言ってることとやってることが違うぞ。(笑)
(一同笑)


GM では、みなさん。まずここにこまを置いてください。

3つの円から伸びた線の合流地点にPCのコマを置かせる。
3つの円にはA,B,Cと書かれていた。

GM これが枝道ABCだ。最初にいるこの地点から1Rでどちらにでも到着できる。

グリム ここで待っていれば、敵こっちに来ない?

GM 君達のいる地点と、このABCにはいくつも道が分かれているんだよ。これはあくまで君達の主点ね。

グリム へいへい。

GM 各ACBは、監視装置により、3R前から感知します。この感知は毎ラウンドの頭だからね。後は、到着する前の敵はすべてラウンドの最初に移動するよ。

一同 へいへい。

GM でははじめるか。


この戦闘、GM的にはテストケースだったわけです。時間制限にパーティー分断で、フェイトやスキルを使って先頭を早く終わらせるという意図がありました。
ある意味、その意図は果たしたわけですが、GM的には管理がめんどくさすぎ。(笑)
3-1「Vs 追撃隊(前8部隊?)」
(↑結構長いです)


GM ではC支道から戻った君たちは、マーチン教授と合流します。

マーチン教授 「ポチッとな」

GM ドカーーーーン!!C支道封鎖。

マーチン教授 「うむ、よくやった。これでここの封鎖も完了じゃ。部隊は順調に手大しておるぞ。」

GM 見ると、向こうの方で研究所職員が銃をパンパンやっている。

イミュン 強いの?

GM 敵はゴブリンばっかりだからね。まとまってきたらグレネード。それ以外は銃で撃破。

グリム それは結構強いな。

GM みると、2人のネヴァーフが、グレネードを中に投げ込む。その爆発に合わせて研究所職員は、見事な連携で下がっていくね。

アル なんか手馴れてないか!?(笑)

ネリス そして、銃を斉射。弾倉交換に合わせてグレネード撤収…

グリム 何者だこいつら…

マーチン教授 「ほれ、お前たちも退くぞ」

アル あ〜HP回復させて。

GM まあ、いいよ。撤退をマイナーアクションで。治療はメジャーアクションで行動しなさい。(笑)

グリム さっきの戦闘で使わなかった【ファーマシー】のポーション12個。コレを使おう。全部回収して【エリクサー】で強化。アルに2D6で…2点?

アル 大量にこぼしております。

一同、回復中…

グリム くそ、アルに7本も使ってしまった。

アル 7以下しか出さなかった貴様が悪い。(笑)

GM では、ネヴァーフはそのまま撤退していきます。マーチン教授の計算したとおり、ネヴァーフの撤退した後の支道から、脇道にはいていたゴブリンがワラワラと降りてきては研究所職員の攻撃の的になっている。

イミュン で、どこまで撤退するの?

GM もちろん、グリモ=バラムの次のエリアまでさ。そこまで行けば、防衛線を作れる…はず。

グリム はなはだ、微妙なものの言い方だな。

GM と、皆で撤退していると、追撃隊の方で騒ぎが起こる。見ると、敵部隊に何か光線が走ったりしてる。

マーチン教授 「しまった。敵の勢力が集まりすぎて、それに引きずられて実験体まできてしまったぞい。」

グリム 大丈夫なのかよ!!!

マーチン教授 「大丈夫じゃ〜。実験体が出たのも、敵陣じゃから、問題はな〜い。」

GM といった直後、君達の背後のほうで土煙が上がる。

一同 ??

GM 
みると、撤退する道に、何か交戦している一団がある。

アル 
あっさり退路たたれてるううううう!!!

グリム 
オレ達の苦労はなんだったんだああああああああ!!!

(一同笑)

マーチン教授 「む…おお、もしや封鎖されたF通路か!?まさかあそこを通ってくるとは!?」

グリム 穴だらけじゃねえか!!

マートン教授 「仕方あるまい。ワシは研究者であって指揮官ではないのじゃからな。」

グリム 
納得できるけど、納得したくねえええええええええ!!!(笑)

マーチン教授「
10Rじゃ。10Rは持ちこたえる。それまでにあいつらを止めてくれ。」

アル 
やっぱりオレ等かああああああああ!!!

イミュン またこのパターン!?

(一同笑)

GM さて、君達が向かうと分かるのだが、どうも一体のゴーレムとトロールの軍団との戦いのようだ。

ネリス また、ゴブリンとは違いますよって言う妖魔が出たね。(笑)

GM ゴーレムの腕のひとなぎによって、トロールが吹き飛ばされる。

イミュン お〜強いですね〜。

アル このまま見てるって言うのもありかもな。5Rくらいして、お互い疲弊してから、一気に攻撃するとか。

GM 
しかし、土煙が晴れ、ゴーレムがその姿をあらわした時、君達はあまりの恐ろしさに凍りついた。

グリム なに、そんなにすごいの?

GM 
あえて外観を述べるとなると…お菓子の箱で作った小学生の工作?

ネリス 
…どこが怖いの?

アル 
いや、ある意味、そんなのが妖魔をなぎ払っていたら怖いけど。(笑)

GM 
うむ、その外観より何より、君達を恐怖に陥れたのは、そのゴーレムの胸だ。

イミュン 
おっぱいミサイル?

(一同笑)

グリム 
オレは小学校の工作にそれをくっつける感性のほうが怖いな。(笑)

GM 
いやいや。こんなのが書かれてる。(原子力発電のマークを見せる)

(一同爆笑)

アル 
怖えええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!

グリム 
そのゴーレムのエネルギー源はなんだああああああああ!!!!!

GM 
なにか、とてもキヨウリヨク(怪しい発音)なエネルギーだよ。このゴーレム、あえて呼称するなら「文殊君」かな。(笑)

アル 
やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!(笑)

ネリス 
漏れる!!!何かもれるうううう!!!!(笑)

(再度爆笑)

GM さて、(協議の結果)『アトム1号(仮)』と妖魔の戦いはほぼ互角だ。トロールに一人強いのがいる。そのトロールは体を機械化して強化しているようだ。ドリルのついた腕でゴーレムを攻撃。

ネリス 
ドリル!!

GM 
ドリルは男の夢です。(笑)

アル 互角はオッケイ。お互い疲弊しやがれ。(笑)

GM 
ドリルはギュイイイイイイんという音と共に、ゴーレムの体に穴をあける。すると、その穴から、何か液体がドロドロと…

(沈黙の後爆笑)

グリム 
待ったああああああああああああ!!!!そのゴーレムを攻撃するなあああああああああ!!!(笑)

イミュン 
漏れたあああ!!!本当に何か漏れたああああ!!!!(笑)

GM ではクライマックスフェイズ!!!!

イミュン ねえ。マーチン教授にこの「アトム1号(仮)」を止める方法聞いてもいい?

グリム おお、大事なことだった。

マーチン教授 「ふむ、「アトム1号(仮)」か。そいつは危ないな…」

アル 危ないものを安易に起動するなよ…

マーチン教授 「戦闘力もずば抜けているのだよ。背に腹は変えられん。」

グリム 地獄に落ちろ。マッドサイエンティスト(悪態)。

マーチン教授 「まてまて、だが起動停止にする方法はある。一応緊急停止装置があってだな。ダメージがある一定量になると、制御棒が降りて機能停止になる。」

グリム よし、ダメージ計算をして止めればいいのか。

マーチン教授 「HPは100。停止ダメージ数量は80だ…
ったはず。

一同 
教授うううううう!!!!!!!

(一同笑)

マーチン教授 「もっとも、停止した状態でも攻撃を食らうと爆発するぞ。」

GM ちなみに、敵とロールは血走った目をしてる。

アル あのトロールには制御装置はついてないのか?(笑)

マーチン教授 「な〜に、向こうは殴ればとまる。爆発の危険はない…」

アル 普通の戦闘は、爆発の危険はないよ。(笑)

マーチン教授 
「…と思う」 

一同 
教授うううううう!!!!!!!



やはり、ゴレームの基本は魔法防御0でしょう。
と、あっさり見抜かれて、魔法攻撃されてボコボコに…
基本的に同士討ちだったようなラスト戦闘でした。
3-2 「Vs アトム君1号 バトルロワイヤル方式!?」


GM 君達がゴーレムを倒すと、研究所のドワーフ達も退却をはじめる。妖魔軍は、暴走ゴーレムの対応もあって追撃はできないようだ。

アル よし、ワシらも逃げるか。

GM マーチン教授は転がっている改造トロールとか見て、食指を動かされたようだけど。

マーチン教授 「おお、これはなかなか斬新な…」

イミュン 教授。一つ持って帰りましょうか。(笑)

マーチン教授 「うむうむ。どれ、よさそうなのを一つ…」

(一同笑)

グリム 
とっとと歩けええええ!!(笑)

ネリス この死体をアルにくくりつけて…

アル 運ぶのワシ!?(笑)

グリム 
うっがああああああああ。(笑)

GM ドワーフ達は通路を抜けました。通路の向こうには、ある程度武装したドワーフ一般兵士が十数人警戒している。

イミュン 一般兵士は強いの?

GM 弱いよ。データはルールブックにある人間と一緒。

アル (データ見て)弱!!

イミュン 研究員の方が強かったりして。

GM それを聞いてマーチン教授はにやりと笑う。

一同 お?

マーチン教授 「ふっふっふっふっふ。安心した前。我々の防備は完璧じゃ。ふっふっふ。ついにあれが動かせるぞ。くっくっくっくっく・・・今こそワシの研究の集大成ハンマーハンド起動じゃああああ!!!」

GM その言葉に、反応するようにマーチン教授の取り巻きネヴァーフが、いっせいに合唱する。

一同 ????


(GM右手を高々と上げる)
ネヴァーフ一同 「我々ぇぇぇぇ。ネヴァァァフのォォォォ科学力はァァァァ世界一ィィィィィィィィィ!!!!!」

(一同爆笑)



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