ゴーストハンターリプレイーー悪の夜明け

プロローグ




 世界に闇があるように、この世の全てに闇がある。
 神あるゆえに悪魔がある。
 善に対抗すべき存在たる悪。
 それがここにある!!


GM と、言うわけで、かねてより要望のありました「秘密結社RPG」始めるぞ。

PL1 おっけい。秘密結社ね魔術師と言うことで皆ディレッタント?

GM え?

PL1 ディレッタントかミスティック。あ、サイエンティストと言うのもあるな。どうする?

PL2 やっぱり、オーソドックスに魔術の秘密結社でしょ。

GM  ?

PL3 この前の敵で出てきた「至高の三宝」。アレの下部組織にしようよ。

PL2 となると、狙うは3つの至宝「哲学者の試金石。」「万能溶解剤。」「生命の水」か。クックック。腕がなるぜ(^^)

PL1 よし、じゃ皆でトランプを引こう。

GM なあ、おぬし等なにか勘違いしてないか?

一同 ?

GM 悪の秘密結社だよね。

PL1 そうだよ。

GM あれ?

一同 ????

GM 悪の秘密結社と言ったらこれだろ(仮面ライダーの漫画の復刻版を出す。)

一同 ちょっとまて〜!!(爆笑)

PL1 お前、この前の話し覚えているか?

GM この前?

PL3 ほら、セッション終わって…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜時間をさかのぼること数週間〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
セッションが終わってレベルアップ中。

PL2 しっかし今回の敵間抜けだったな〜

PL3 あんな事してたら、悪事バレるの当然じゃん。

PL1 オレならあんな間抜けなことしないね。

PL3 もっとコッソリできるもんね。

PL2 そうだ、このキャンペーン終了したら。秘密結社側でやってみない?

PL1 お、いいね〜

PL3 面白そうだね。でもGMが面倒そうだよ。


その頃、GMは一人テレビゲームをしている。 


GM んあ?

PL2 GM。今度秘密結社のセッションやろう。

GM ん。秘密結社ね…いいよ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

PL1 と言うのがあっただろ。

GM お前、あの時オレがなんのゲームをやっていたか覚えているか?

PL1 ?

GM 「アジト」だ。(ヒーローや怪人を使って遊ぶSLG)

PL2 ………

GM ま、システムがゴーストハンターという時点で「なんかおかしいな〜」とは思ったが、プレイヤーの意見を汲むのが良いマスター。多少、無理をしてカスタムルールにしたのだ。

PL1 意見を汲むのはイイが、意見が理解されてなかったのか…

PL3 (笑いすぎで悶絶中。)

PL2 まあ、仕方ない。マスターが作ってきたのなら仕方ない。今日はそれをやるとしよう。で、どうするの?オレらは皆、怪人でもやるの?

GM いいや、3人いるので「幹部」「怪人」「ザコ」をやるのだ。

PL1 なに!?ザコってなにやるの?

GM 「イイー!」とか色々言う事はあるだろ。(笑)

PL3 1回目のセッションで死んじゃう。(笑)

GM うむ、ここで特徴を話してやろう。まず『幹部』だ。これは、ゴーストハンターの普通のキャラと同じ。いいかえれば主人公だな。こいつの立身出世…というか、こいつの力を増やすのが大まかなセッションの目的だ。

PL1 普通のキャラがレベルアップするの?

GM してもイイが。それだけではない。『改造』することで。馬鹿げた力を持つのだ!!

一同 (爆笑)

GM このため能力値の最高が10ではなく「20」に跳ね上がる。が、まあこれは後の話しだ。次に「怪人」これはシナリオ毎に変わる。

PL2 ほへ?持越しじゃないの?

GM そうだ、もっともたいてい死ぬ…と言うか正義の味方よりは圧倒的に弱いのだ。いや。正義に味方がふざけているほど強いと言うべきか…。まあいい。まあ、能力も千差万別。なんせ、悪の科学者が作るんだからな。

PL1 つまりは、命惜しまず戦うと言うわけか…

GM 洗脳されてるんで疑問を持つこともないだろう(笑)で、最後に『ザコ』だ、下手すると普通の人にすら負ける。正確には普通の武道家キャラにも劣る程度のザコだ。1対1なら武装している分は強いけどね。最大の特徴は、死んでも死んでも補充される。

一同 (爆笑)

GM と、このように、なっており幹部をリーダーに様々な作戦を遂行するのが今回のセッションだ。

PL2 どうする。誰がどれやろうか。

PL3 せっかくトランプあることだし、「K」「A」「2」で決めよう。「幹部」が「K」。「怪人」が「A」。「ザコ」がブタの「2」ね。

PL1 エイッ…「A」怪人か。

PL2 おりゃ…「2」ブタ。「ザコ」だ。

PL3 と言うと…私が『幹部』!?

PL1&PL2&GM おめでと〜

PL3 イヤ〜〜〜〜〜〜。

GM 自分で言っておいて、なにをいまさら…ほれ、キャラ作れ。幹部の人だけでいいから。ゴーストハンターの普通のキャラクターの作り方でね。

PL3 一般人レベルで幹部なの?

GM そう言う物なのだ。これからどんどん改造されていくだろう。

PL3 ひ〜〜〜ん。


30分後


PL3 ねえ。ホントにキャラ普通に作って良かったの?

GM なんで?

PL3 だって、私のキャラ中卒で、両親まだ生きてるよ

一同 (爆笑。)

GM 能力値は?

PL3 うん。体力と意志力は低いけど、その他は平均。分析力がMAX。

GM ならよいよい。アーキタイプ決めて普通どうり技能とってイイよ。もっとも、現代日本が舞台だから。そこん所良く理解してね。所持品はこっちで決めるから。

PL3 う〜ん…能力値これだとジャーナリスト?

一同 (また爆笑)

GM 素晴らしい。完璧だ。(笑)じゃあ、装備品はこのメモに書いた奴にここから好きなの選んで。他の二人には、ほいキャラシート。ザコは何人いようとこれとまったく同じ奴だから。

PL2 「下っパズ」と呼ぼう。「パ」と「ズ」はカタカナ。(なぜか『ザコッチ』になっていた)

PL1 ブッ!!ギャハハハハハハ(「怪人」のデータ見て笑ってる)

GM  PL1。まだ怪人のデータを暴露するなよ。

PL1 (うなずきながら笑ってる。)ヒ〜〜〜ヒ〜〜〜

PL3 ねえ、ワタシはどういう経緯で秘密結社に入ったの?

GM オレにプレイヤーキャラクターの設定まで作っている余裕はないよ。男?女?

PL3 うむ…よし、じゃあ今回はかわいい男の子にしよう。15才で…で、よし。ふとした事で秘密結社の女幹部を見て一目ボレして。彼女のために進学をあきらめて悪の秘密結社に入った事にしよう。おお、初恋相手は結社の幹部。なんか歌になりそうだ。

一同 (爆笑)

GM うっわ〜。すっごいアットホーム的な動機。しかし、これで幹部の一人は決定したな。しかし、かわいい男の子がどういう風に悪の秘密結社風のゴテゴテした装備をつけるんだ?

PL1 (やっと収まった)は〜〜〜は〜〜〜〜。腹が痛い…。

GM よし、じゃあシナリオを始めるか。

一同 イェッサー。