第一話「聖なる刺客と魔なる守護者」


レミリア サモナー/トレジャーハンター サモナーにしてパーティーリーダー
ギギナ ウォリアー/ナイト 重武装にして一撃必殺
シェルス ホーリーオーダー/ホーリーオーダー エルド教徒にして唯一の魔法使い
ジュリオ モンク/モンク 敵の防御回数を削るスーパー遊撃兵。
マルボロ ドラゴンパピー レミリアの召喚モンスター



GM:さて、六門世界TRPGを始めますか。

一同:お〜

GM:六門世界はサザンを中心に四方を火風水土の属性に影響され、天を聖。地の底を魔に影響されている世界です。

東の盾「ベルトルフェン」
サザンより風の属性の強い東へ抜けるルフェン渓谷に作られたこの町は、渓谷ゆえの堅牢な防御力と、聖都サザンから直線で東方へと抜ける交通の要として発展してきました。
十数年前まで盗賊団に占領されていたのですが、一人の英雄により首領が死亡。
盗賊団は壊走しましたが、逃亡した盗賊がまだ周辺地域に隠れ住んでおり、ここを通る商隊が狙われるといった事件が頻発。それに対抗する為に護衛目当ての冒険者が集まってきています。


ギギナ:オレ等はその集まってきた冒険者というわけか。

GM:そうです。君達は、そんな山賊退治を生業とする冒険者です。何度か冒険をして今のメンバーになりました。そして、
今は商隊の護衛中です

レミリア:ういうい

GM:
でもって、商隊は現在山賊に襲われています。

レミリア:( ´゜д゜`)

シェルス:いきなり!?(笑)

ジュリオ:……みんながんばれー

GM:10個ほどの馬車が密集隊形をとり、各護衛が襲い掛かってくる山賊と戦っています。そして、君たちの前にも三人の山賊が向かってきます。


さて、初めての戦闘という事で、かなりユルユルで戦う予定でしたが、ルールブック記載の山賊は実は、防御回数が多く、攻撃力もアルなかなか結構優秀なやつです。とはいえ基本的な戦闘ルール・同時攻撃を説明しながら戦闘に勝利します。HPの少ないシェルスが、気絶しましたが・・・
1−1「Vs 山賊」


GM:さて、見ると周りの戦闘もほぼ終息しています。むろん護衛側の勝利です。山賊のほとんどが倒されており、残った者も逃げていきます。

レミリア:気絶の回復はどうするの?

ジュリオ:
もちろん気絶は殴って起こす。

ギギナ:
おはようグレートマザーなバトルアックスで叩けばおきるんだろ。

GM:ああ、天まで昇るほどな。って、そこ嘘を教えない。HPが1以上になれば起きるよ。

レミリア:ポーションぶっかける。2D6 = (4+5) = 9点回復させたよー

シェルス:ん…ありがとう。

レミリア:これで、ポーションは品切れだよ(´・ω・`)

GM:他の護衛も、気絶している仲間の手当てをしたりしているね。そのなかで、護衛ではない一人の老人が回復魔法をつかっている。やがて君たちのほうにもやってくる。

老人:手当ての方は大丈夫かな?

ジュリオ:ポーション使う前に来てよ……(´;ω;`)

GM:みると、老人はエルド教の法衣の服を着ている。

レミリア:「ちょっと、うちのマルボロの怪我が酷いですね」>司祭

エルド神官:ふむ。では<キュア・ウーンズ>。6D6 = (2+2+5+1+4+4) = 18点回復

レミリア:「あと、他のPTのメンバーも若干傷を負っていますし」

エルド神官:いやっはっはっは、魔法には限りがあってな、大事でないなら、他の者に使わんとならんのじゃ。今回は、皆様のおかげで無事にサザンにいけそうじゃ。ベルトルフェンまでよろしくたのみますぞ。

GM:というと、他のグループの方に歩いていってしまうよ

レミリア:どこかで治癒薬補充しないと。

GM:ご安心ください。半日後に無事ベルトルフェンの町に到着しました。ベルトルフェンに付くと、規定の報酬がもらえます。一人300ギルダー。さらに、山賊1人につき100ギルダーの報酬がもらえます。

レミリア:一人400ギルダーって所か。

商人A:いや〜、ありがとうございます。またよろしくお願いします。

シェルス:いえ、こちらこそ。

レミリア:さて、山賊の装備を売って440Gね。分配すると一人146G。一人頭総額546Gの稼ぎになりました。

ジュリオ:すごい金額だ。

レミリア:やれやれ…これで
旅行者装備買えるし、ポーションも補充できるよ。

ジュリオ:
そして俺以外誰も旅行者装備持ってなかったのにびっくりだ

GM:
オマエラ本当に冒険者か(笑)


※旅行者装備は文字通り旅行するための装備一式(毛布や食器等々)が入った一般アイテムである。


レミリア:薬買って、お金がなかったのよ。

GM:
薬買う前に旅行道具買え(笑)

ギギナ:装備買ってお金なかったんだよ

GM:装備買う前に旅行道具買え(笑)

ギギナ:
旅行道具なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。

GM:
わかってないのはお前だ。っておい、旅行道具の内訳に「衣類」!?(笑)

ジュリオ:
服着てからカミングアウトされても…(笑)

レミリア:さすがに、衣類くらいはあるだろう(笑)

ギギナ:
寝てると起きた時には全部脱がされてるのか(笑)

ジュリオ:
ああ、倒した山賊とかから奪ってたのか

GM:
どっちか山賊!?

ギギナ:
そんな冒険者一向、かれらも立派な変態である(ナレーション:森○レオ)

シェルス:(爆笑)

ジュリオ:違うよ!?俺最初からちゃんとしてたよ!?俺変態じゃないよ!?

レミリア:はいはい、変態じゃないよね

ギギナ:分かってるって、変態はみんなそういうんだから

ジュリオ:うわすっげー殴りてー(笑)



GM:さて、ベルトルフェンに到着した君たちは、君達は安宿で3日ほどのんびりしました。一人24G減らしてください。(安宿なので基準1日10Gではなく8Gで計算。)

レミリア:うい

GM:…足りない人とかいないよね<宿代

レミリア:残り82G残ってる!

シェルス:だいじぶです(笑)

ギギナ:気分(だけ)はリッチだぞ

レミリア:はぁ…今日もメザシ3匹かぁ…

ジュリオ:残り22G……後2日しか泊まれないなぁ……

GM:君達が酒場でマッタリしていると、一人のエルド教のシスターが入ってきます。シスターは酒場の中を見回して、君達を見つけると近づいてきます。

女:はじめまして、いきなりですが皆さんを勇者と見込んで仕事を頼みたいのです。

レミリア:「はい?仕事ですか?」

シスター(女):私はミスティ。バーン司祭様に仕えているものです。

ギギナ:バーンって誰よ

レミリア:シルバーセイントの誰かじゃないの?(笑)

ジュリオ:天地魔闘の構え使える人?<バーン

ギギナ:
そいつは、一人で何でも出来るだろ。

ミスティ:バーン司祭は先日皆様が護衛していただいた馬車にのっていた司祭様です。

レミリア:(ぽくぽくぽく………ちーん)あぁ、バーンってあの司祭さまか…

ミスティ:はい。バーン司祭様はすでにサザンへ向かわれているのですが、実はここに来る途中司祭様が祠の先に封印された通路を見つけたのです。

レミリア:ふむふむ

ギギナ:祠ってどこの祠?

GM:実は山賊に教われる前に、通常の道が土砂崩れにあってその道を迂回、廃村を通ってベルトルフェンに来たのですよ。(スーパーご都合主義)

ミスティ:その際の、廃村にある祠です。そこから邪悪な気配が漏れていたのです。バーン司祭様は道を急いでいたゆえ、先にお一人で戻られたのですが、私が何とかしようとこうしてきたのです。

ギギナ:ガンバレ

ミスティ:山賊相手の皆さんの戦いをみて、これほどの腕を持つ勇者なら、あの祠に潜む邪悪な者も倒せるはずだと思ってお願いいたします。

ジュリオ:ふむふむ

レミリア:それでバーン司祭は、この事知ってるの?

ミスティ:はい。そのために支度金として2000ギルダー預かっています。勇者様に報酬として差し上げます。

レミリア:2000って相場としては高めなん?>GM

GM:まあ、平均的な宿代が1泊10Gの世界だからね。

レミリア:それでは、2000でOKって事でいいですかな?

ミスティ:ありがとうございます


※ ルールブックのサンプルシナリオやリプレイを調べてみると、どうも一人1000Gが相場のようでした。まあ一人500でも許容範囲だよね。


ギギナ:ついでに依頼の拘束期間は?

GM:片道1日未満。一応2〜3日予定。

ミスティ:依頼者としての願いは、邪悪を倒してくれればオッケイ。

レミリア:「仮に祠の中にアイテム等があった場合の処置は?」

ミスティ:無論、皆様の好きにしていただいて結構です

ジュリオ:んーと、ミスティさんは一緒に来るの?

ミスティ:はい。御同行させてもらいます。

ギギナ:護衛は契約に含むのか?

ミスティ:たとえ、私が邪悪の手にかかったとしても、気にしません!!

シェルス:
おお、なにやら正しいことを言われている御仁がおられるな。まさにそのとおり。邪悪を打つことこそ、我ら生けるものの使命。

ミスティ:おお、その姿はエルド教の方。そうです。邪悪さえ倒せばそれでオッケイ!!(ビシッ)

シェルス:御仁。感動いたしました。

ミスティ:いえいえ、アナタこそ

シェルス:サザン以外にもこれほど正しい志を持つお方が居たとは!

レミリア:「(これだから宗教家は…)」

レミリア:じゃあ。優先順位を確認しておくと・・・1.対象の破壊 2.シスターの護衛 3.PTの安全?

ギギナ:ところで、処理の仕方に指定は?

ミスティ:
完・全・粉・砕!邪・悪・即・滅!!。

レミリア:じゃ。報酬も決まった事だし準備しようか。

GM:2000ギルダーは前金です。

レミリア:一人500ギルダーね。

ジュリオ:さて、もらった500でなんか用意するものあるかな……

GM:モンクは装備が少ないからね。消耗品でも買ったら?ポケットに入れておけば自分になら仕えるよ。

ジュリオ:じゃあ、手持ちの消耗品3つ全部入れとくー



GM:では、1日かけて廃村までたどり着きました。食料1日分減らしてね。

シェルス:
は!?食料かってなかった!?(笑)

レミリア:うちの分けて上げるよ。念のため1週間分買っておいたのだ。

GM:さすがリーダー。

シェルス:すいません買っておきます(マジ忘れてた・・・。

ジュリオ:あ、すっかり買い忘れてた

GM:なんか、距離が1週間離れていたら本当に「餓死END」だな。ミスティさんも背負い袋に食糧は入っています。

シェルス:10日分買っておいたことに…

GM:はいはい。まあ、今は自由に購入していいよ。

シェルス:もしゃもしゃ…

ギギナ:食材で買っていけば一日2ですむぞ

GM:でも食材は料理スキルで料理しないと食料にならんのだ(笑)

ギギナ:生野菜は食い物だ!!

GM:生で喰ってジャガイモの芽に当たって死んでしまえ(笑)でも、正直「酒一日分」って、量がさっぱりわからないな。

ギギナ:人間の飲む一日分でも3G。ドワーフが飲む一日分でも3Gか。


※皆さんも食料には注意しましょう。装備や消耗品に気をとられるので結構忘れがちです。でも調べてみるとびっくり、食材を<調理>することで、スペル枠やBPを回復することが出来るのです。


GM:さて、廃村に到着しました10戸程度の小さな家がよせあっている。が、屋根はボロボロ。中には柱だけが家であったことを忍ばせている。君達は何とか原型をとどめる家屋を探して一泊します。(これで1日ね)

シェルス:了解ですー

レミリア:うい

GM:では次の日の朝。

ミスティ:
絶好の邪悪退治日和です!!

シェルス:
ええ、本当ですね。

ギギナ:
そんな日和はない

レミリア:うわぁ…すごいノリノリー(棒読み)

GM:廃村からむらのハズレの方に獣道になりつつある道が続いている。道の先に、がけに埋まるような形で小さな祠がある。これもほとんど崩れているが、半分山の中にあったおかげで半分助かっているというったような風貌だ。

レミリア:「ふむ…場所はここであってる?」>ミスティ

ミスティ:はい、間違いありません。この奥の石像の裏に秘密の階段があったのです。

GM:祠の中は外と変わらず無残な様相を見せている。元の形を保っていた物は何もない。唯一、ご神体らしい石像が倒れている。

シェルス:博学でしらべてみますね。3D6 = (3+4+1) = 8。B成功です。

GM:数百年前の物であることが伺える。1000年は超えていなさそう(笑)

シェルス:1000年超えてたら中の人は帰ります。六王国時代とかその辺の遺跡でしょうか?

GM:見ると、石像のあった台座の下に地下に下りる階段がある

ギギナ:
意地でも奥に行けという、何者かの意図が感じられるな(笑)

GM:ほんとうだ。誰の意図だろう(笑)

ジュリオ:奥に行くのかー……暗いのいやだなぁ

レミリア:「マルボロ!君しかいないけど…君にきめた!!同属性召喚」5D6 = (1+5+2+3+4) 。A評価だ

マルボロ:ヨンダ?

ジュリオ(PL):うわー、呼んだ、とか言われるとすげぇこっちみんな、とか、カエレ!とか言いたくなる

レミリア:(゜ω゜)コッチミンナ

GM:さて、では通路に入るんなら。隊列決めておくか。


※最初、隊列を組ませようと考えたのですが、通路と部屋とでリミットが違うので、あまり意味がないこと判明。


GM:では、通路を進みます。階段を下りると部屋になっています。不気味な装飾の施された部屋だ。四方の壁には骸骨や角の生えた化け物などが浮き彫りで装飾されている。君達が降りてきた道の反対側に、通路がある。

レミリア:てことは、正面か。

シェルス:装飾の化け物を調べれますか?

GM:ああ、戯画された悪魔やスケルトンと思われます(笑)

シェルス:了解です。

レミリア:
アスキーアートで書かれてたらやだな(笑)

GM:無茶言うなよ(笑)

ギギナ:
懐かしくモナーが混じってるから(笑)

レミリア:通路側にいこう

GM:あいあい…と、その時!!

ミスティ:
「いまなのです!!」(ポチッとな)

レミリア:
お!?

GM:ミスティが近くにある装飾を押すと突如、君達が入ってきた通路を石の壁がふさぐ。

シェルス:な、ミスティさん!?

ミスティ:
ふふふふふふ。皆さんには、ここで死んでもらいます。

GM:そう言うと、突如ミスティのシスターの装備が光る武具に変わる。というわけで<モンスター知識>

ギギナ:つまり誰よ?

ジュリオ:やっぱりバーンって大魔王じゃね?

レミリア:メラミ級のメラを出せるのか

ギギナ:ん〜、司祭の名前勝手に使ってるだけじゃね?

レミリア(ダイス機能):13-3D6 = 13-(1+4+4) = 4。C評価

GM:Cじゃわからないな。が、彼女は名乗ろう。

ミスティ:
私はワルキュリアだったのです!!

レミリア:「ワルキュリア!」

GM:エルド教なら知ってるかな。ワルキュリアは聖属性の中型モンスターです。『ワルキュリアは正々堂々としたたかいを好み、勇敢な戦士の魂を天上の戦士として迎え入れる戦乙女だ。エルド教では天使の下の存在とされている。体の一部ともいえる鎧や武器、そして騎鳥は自在に出したり消したりできる。(ルールブックより抜粋)』

ギギナ:
死の先を逝くものよ?

ミスティ:そうです。勇者を導く者です。

レミリア:正義の前には罠など些細な事?

ミスティ:
ここで皆さんに死んでもらいます。なぜなら!!皆さんが勇者だからです!!

ギギナ:は?

ミスティ:
ワルキュリアは勇者の魂を天界に運ぶのが仕事。つまり、勇者である皆さんの魂を運べば私の手柄。査定にも地味に響いてくるのです。

レミリア:おい

ミスティ:
この先の邪気は私でも倒せないほど強大な物。皆さんが死ぬ気で戦えば相打ちくらいにはなるんじゃないかと推測。ダメでも勇者の魂を4つGETで、私的にはオッケイ!!

レミリア:
なんだそりゃぁぁぁぁぁ

ジュリオ:…つっこまないぞー。ここで突っ込んだら負けな気がする…

ミスティ:
だめですよ。そんな達観されては。皆さんには、熱く激しく勇ましく戦って散ってもらわないと

レミリア:
散らせるな(爆笑)

ミスティ:何を言ってるんです!!100人生まれれば100人いずれ死ぬんです。いずれ死ぬなら今死ぬも一緒。最後に激しく燃え上がり、ついでに、私の役に立って死にましょう。

レミリア:いずれ死ぬは、なぁ納得できるとして…

ミスティ:ちなみに、この出口。外からしかあけられないので皆さんの全滅は確定ですよ。(笑)

レミリア:
ですよ(笑)…じゃなぁぁぁぁぁぁい!!

ジュリオ:…このクソアマ

シェルス:…エルド様は言っていたが、すべては試練だと。ああ、これも…試練なのだろうか…。

ジュリオ:なんかもう、こいつから成敗したほうが世のためなんじゃなかろうかとしみじみ思うんだが、みんなどうだろう?

ミスティ:
大丈夫です。ワルキュリアは、死んでも魂は天界に戻り再び肉体をまとって、勇者の魂を導きに現世に下りてくるのです。ノープロブレム!!

レミリア:
('A`)ヴァー

ギギナ:これ以上、アレにかまってるのも時間の無駄だし、奥に行って状況を終わらせたほうが何ぼかましだろうさ

レミリア:しゃーない…このGM、もといヴァルキリーは後でどうにかするとしてさきに、状況を終わらせよう

ギギナ(PL):ちなみにだ。邪悪とやらの前に脱出経路を発見した場合、問答無用で帰るというのはどうだろう?

ジュリオ:それでいいと思う(笑)

ギギナ(PL):金は貰ってる以上こっちに損はないし。依頼人が裏切った場合は仕事を遂行するいわれは無いだろ。

レミリア:依頼内容は変更された訳じゃないしな…身の危険は感じるが…

ジュリオ:んー、まあこっちが死ななければ依頼自体はそのまんまだし

ミスティ:え〜、そんな〜。私の努力はどうなるんです?

レミリア:
捨ててしまえ、そんな努力(笑)

シェルス:まあ、あれです。司祭様の名前は抑えました。

ギギナ:司祭がグルかどうかはしらんが、とりあえず現状で一番の邪悪はアレだろ?

レミリア:
「悪」かどうかは別として「邪(よこしま)」まではあってる(笑)

ジュリオ:やることやって(ミスティを指差して)これ〆て終わりだべ

シェルス:(にこやかに)

ミスティ:なんだか、勇者様一行に不穏な気配が漂っておりますが…

ジュリオ:一番不穏なのはお前だー!

ギギナ:アレはあとでキッチリ始末すればいいだろ>ALL

レミリア:
彼女の名前がレナスだったら、エニクスビルの前に吊るしてやる所だ(笑)

ミスティ:いや〜勇者様も納得してくれたようで、うれしい限りです

レミリア:「この状況をみて、納得していると見るなら、眼科と精神科に行く事お勧めするよ」



GM:では、先に進みましょうね。

ジュリオ:あいおー

GM:通路を進むと左右に壁画が書かれている。左には赤いローブを着た人が黒い本から飛び出す雷や炎に目を覆う姿。右側には白い本を天使から手にいれる青いローブの男が天使から白い本をもらっている姿である。

レミリア:赤ローブ黒本…蒼ローブ白本

GM:やがて、壁画の終わりに十字路にたどり着いた。十字路には一つの石像が両手を左右に広げて立っている。その後ろ、真正面への通路は魔法の障壁でふさがれている。

レミリア:じゃ、十字路を左に進むよ

GM:この通路も壁画が書かれている。南側には無数の黒い死体の上に置かれた黒い本を、赤いローブの骸骨が持ち去り、それを追って黒い腕が何本も追いかける。北側には東に向かって赤いローブの骸骨が本をささげている姿である。

ジュリオ:
なんか奥にいったらワルキュリアの団体さんがいたとかいうオチがありそうでいやだなー

レミリア:
実はこの遺跡はワルキュリアホイホイ(笑)

ギギナ:
まて、そうしたら、この世界のワルキュリアは皆あんな奴だということになってしまうぞ。

GM:通路はやがて広い部屋につながった。部屋の中は10m四方の正方形の部屋だ。装飾のようなものは一つもなく、左側にはやたらと頑丈そうな石製の扉がひとつ。真正面の壁に3つのレバーが並んでいる。

レミリア:レバーで扉を開けるのかな。罠感知する。13-3D6 = 13-(5+4+3) = 1。C評価

GM:C評価なら、レバーのある当たりの床が落とし穴になっていることが分かった。

レミリア:「ヴァルキリーが仕掛けたのかな(ボソ」

ミスティ:失礼な。そのような卑怯なことはしませんよ。

レミリア:罠解除〜

GM:どうぞ。

レミリア:七つ道具買っておいてよかった13-3D6 = 13-(6+6+6) = -5

GM:ファンブル〜

レミリア:見事に666だ

ギギナ:獣の数字の称号をあげよう

GM:では、落とし穴がバカンと開いた。

ジュリオ:みんな落ちる?

GM:いや、解除した人だけでしょ

レミリア:「あああぁぁぁぁー」


※まあ、ファンブルなので罠も発動するのでしょうが、「七つ道具」の耐久が減るのを忘れてました。


ギギナ:グッバイ。お前のことは忘れないぜ(3分くらいは

レミリア:忘れるな(笑)

GM:では、運動神経で判定して>レミリアさん

レミリア(ダイス機能):13-3D6 = 13-(2+5+6) = 0。E評価

ジュリオ:危ないレミリアー!といいながらミスティを押す(笑)

GM:犯人はこの中にいる!!(笑)

ギギナ:
ところでさ、この似非シスターなんでついてきてるの?

ミスティ:
なにいってるんです。私の目的は皆さんの魂を刈り取ることですよ。現場に行かなきゃ魂を取れないじゃないですか

ジュリオ(PL):てかこのワルキュリアにいろんな罠とか解除させればよくね?

ギギナ(PL):つまり肉壁に使えという神の意思だな

GM(ダイス機能):5D6 = (5+1+1+4+4) = 15点ダメージ、基本防御でのみ減少可能。ロープがあるなら出てきていいよ。

ミスティ:個人的にはもう少し壮絶な最後の方がいいのですが…

ギギナ:お前も逝け、と突き落とすか(ボソボソ)

レミリア:
あんたに壮絶な最後をとげさせてやる…

ミスティ:おお、なんか勇者様にやる気の炎が見えますよ。

ジュリオ:背後からミスティを穴にけり落したいです。そして埋めていいならそのまま埋めたいです

GM:残念、埋める物はないのだよ(笑)

ギギナ(PL):唐突にバトルアックスの素振りをしたくなったので、巻俵の代わりにしたいな

GM:さて、どうする?レバーは三つとも上を向いているよ。

レミリア:うーむ

ギギナ:つまりこういうのはどうだろう。俺たちは通路のほうで待機。シスタモドキにレバーの操作をさせる

GM:なんて、非人道的な(笑)

レミリア:ふむ

ジュリオ:じゃあ、「君がここでこれをやってくれれば、俺達勇者を戦場まで導いたワルキュリアとして、君の査定も高くなると思うよー。君としてもこんなところでしなれるよりは、戦場で勇敢に散った戦士の魂を連れて行ったほうが幸せに慣れるんじゃないかなー?」と、耳打ちしてるんですが……

GM:(内心:ふむ。NPCを盾に罠を突破するのか。悪くはないが、NPCはそんな便利には出来てないのだよ。ククククク)

ミスティ:
オッケイ。さくっと、レバーをおろしてきましょう

ギギナ:全パターン網羅して来いよ

GM:ミスティは開いた落とし穴に堕ちないように手を伸ばしてレバーに触れようとします

ミスティ:う〜ん。う〜〜ん。あとちょっと・・・

GM:
…ツルン

ミスティ:ウヒョ!

ギギナ:…アホだな

ジュリオ:……油でも流し込んで焼いてやろうか

GM:落ちずに何とかダイブ!!
そして、一個目のレバーをつかむ。レバーが下がって手がすべる!!次のレバーを掴み、下がり…三つ目のレバーが下がると同時に彼女は落とし穴のなかへ…

レミリア:
もう、何に突っ込んでいいものやら…

ジュリオ:
…3つ全部下げて落ちやがった…

ギギナ:
…状況をひたすら悪くするヤツだな。

GM:石の扉が重い音を立てて開くと、中から巨大な獣が躍り出てきた。獣は視界に入る生き物めがけて襲い掛かってくる(笑)

レミリア:おそってくんな(笑)

ジュリオ:こっちくんな(笑)

GM:というわけで、君達は通路なのでリミット4


こうして現れたヘルハウンドですが。大変弱いです。特に1匹でイニシアティブを取られるともう・・・

1−2「vs 魔犬」


GM:
何もできなかったああああああ!!!噛み付き6D+10が・・・・

ジュリオ:何しに来たんだこの犬(笑)

ギギナ:シネェ!!イヌが

レミリア:所詮犬

GM:さて、ヘルハウンドが倒れると、首輪についている赤い宝珠が外れる。

ミスティ:
おお、さすが勇者様。楽勝ですね(笑)

GM:ミスティも、自力でそそくさ上がってくる(笑)

レミリア:
チ…生きてたか

ジュリオ:
終わったらいけしゃあしゃあと出てきやがって……

ギギナ:出てきたのか。底にいるなら、上からイヌの死体をくれてやろうと思ったんだが。

GM:(内心:愛されるなぁ。)

レミリア:赤い宝珠げっつー。ここにあるのは、これくらいかな?

ギギナ:レバーの操作って全部試したんだっけ?

レミリア:全部動かして、犬が出てきたね

GM:ヤレヤレもっと用心しておろしてくれよ。<レバー

レミリア:あの「羽付き勘違い女」が動かしてくれたね

ギギナ:じゃあ、ここにはもう用が無いのか

レミリア:反対側いこうか

GM:では、十字路に戻り反対の道を進みます。この通路も壁画が書かれている。南側には青いローブの男が掲げる白い本から光があふれ、悪魔がその光から逃れるように逃げ、人々がその光を拝む姿。

北側には西に向かって白い本をささげている姿がある。

レミリア:ういうい

GM:やがて、通路はまた部屋に出る

レミリア:罠感知

GM:どぞ

レミリア(ダイス機能):13-3D6 = 13-(6+2+2) = 3。c評価

GM:罠はないと思ったね先は左右に5m程度。しかし、奥行きが2m程度しかなく真ん中に備え付けのハシゴが一つ着いている。上を見ると正面の壁を10mほど上った先に部屋が続いているようだ。何か光る物があるらしく、上の部屋から明かりが漏れている。

レミリア:あやしー

ギギナ:何かはありそうだな

レミリア:だれか、登る?(笑)

シェルス:え?(ミスティをみる)

レミリア:
(ミスティは数にいれてない)

ギギナ:羽根付を行かせてみたいが、状況悪化させそうなんだよな


ミスティ:
何を言ってるんです。私はいつも全力投球ですよ!!(意味不明)

レミリア:
投げる方向がまちがってるけどね<全力投球

ギギナ:全力だろうかかまわないさ、ただマイナスはいくら掛けてもマイナスのままなんだよな。

シェルス:はぁ…伝説の大悪党エルリクの武勇譚からワルキュリアには畏敬の念を持っていたのに…。

ミスティ:
さあ、勇者の皆さん。戦って戦って華々しく散りましょう。

レミリア:
あとで、絶対泣かせちゃる

ギギナ:
黙れ、羽根付のメス。厄介事増すな。

ジュリオ:アレを登らせたら余計事態が悪化するから。オレが登りますわ

レミリア:あ、マルボロ空飛べるじゃん。視覚も共有できるから、マルボロをジュリオについていかせよう(笑)

ジュリオ:んじゃあ、登る。

GM:上った先は、天井まで2m程度しかない広場です。奥行きが20mと広いのですが、中央に置かれた台座しかなく、なんだか殺風景な部屋です。
台座の上には白い宝玉が載っており、その周囲にはフワフワと浮遊する白いボールがあります。

レミリア:「って、感じみたいだよ」>シェルス、ギギナ

ジュリオ:浮いてる白いボールはいくつある?

GM:3つ。そして、ジュリオが上がってくると3つのボールがフワフワ向かってきます。<モンスター知識>ジュリオとレミリアだけね。
マルボロでもいいけど(笑)

レミリア(ダイス機能):13-3D6 = 13-(1+6+4) = 2。C評価

GM:分からない

レミリア:やば、ジュリオが襲われそう


さて、今度は少し状況を変化させての戦闘です。戦闘に参加できる人数が判定によって決まるため、成功率の算出等で考えさせられた事でしょう。戦闘においては、数が多かったせいでなかなか苦戦し模様です。やはり、戦闘は数ですね。
1−3「vs 人魂」


レミリア:ふー危なかった。流石に死の危機を感じたわ。

GM:さて、高い方の部屋の中央には台座があり、白い宝玉が一個安置されている。

ギギナ:無駄に死ぬところだった

レミリア:白い宝珠ゲット

GM:白い宝玉GETするのね

レミリア:自分に治癒の薬使って回復

ジュリオ:紅白でおめでたいなぁ……<宝玉

レミリア(ダイス機能):2D6 = (4+1) = 5

GM:では、宝玉に触れたとたん。電撃が走ります

レミリア:あー

GM:<魔法抵抗:C>でダメージ半分になるよ

レミリア:気ぬけて罠感知してなかったわ

GM(ダイス機能):4D6 = (1+2+1+2) = 6。6点!?

レミリア(ダイス機能):13-3D6 = 13-(1+3+1) = 8。クリティカルしなかったけどA評価。3点ひいて。残HP11でぴったり半分。


GM:触った衝撃で台座から宝玉が落ちる。もうパチパチはいってないね<宝玉

ギギナ:紅白の玉か

レミリア:そろーり、そろーり触って。大丈夫なら、かばんに入れておこう

GM:大丈夫ですね

レミリア:んじゃ、十字路にもどるかー

GM:はいはい。十字路には一体の女神像が立っている。両手を広げた状態で、その手には何かを載せるようなくぼみがある。

レミリア:赤い玉を女神像の東側の手、白い玉を西側の手でいいかな?

GM:では、一瞬の静寂の後。北の通路の封印が解けました。

レミリア:よしよし

GM:と、通路の置くから何から流れる空気に悪寒を感じる。

マロボロ:ぐるるるる

ミスティ:
おお、これは恐るべき魔の気配。皆さん、ここは玉砕必至で突っ込むのが吉と出ています。まさに一世一代の見せ場。今こそ激しく輝きましょう!!

ギギナ:
オマエが一人で逝け>羽根つき

レミリア:ポケットに治癒と強靭補充しておこう

GM:では、気味達が通路を進むとやがて、10m四方の部屋につきます。が、よく見ると、部屋というよりは玄関口のようで、正面には大きな門が備え付けられている。

と、君達が部屋に足を踏み入れると、地面が胎動し、骸骨の化け物が姿を現した。

レミリア:これが、邪悪ってやつ?

GM:<モンスター知識>

レミリア:モンスター知識!13-3D6 = 13-(2+6+6) = -1。13-3D6 = 13-(1+3+5) = 4。1回目はE評価 2回目はC評価

GM:前衛のは分からないけど後衛の骸骨はスケルトンアーチャーだと分かった


という事で、前衛にスケルトン3体。後衛にスケルトンアーチャー1体を配置しての一応ボス戦です。前衛後衛の分かれた戦術を見せる予定でしたが、スケルトン事態にたいした特殊能力がなかったので、純粋にガチンコ勝負となりました。危ないシーンで同時攻撃が出たりしましたが、一行は勝利を収めます。
1−4「vs 人骨」


ジュリオ:で

レミリア:これで…邪悪は倒した…のかな?

ジュリオ:まだ邪悪の気配とかするの?

GM:扉から強大な魔力を感じる。

レミリア:罠感知かな。13-3D6 = 13-(5+6+3) = -1。E…罠はないな

ギギナ(PL):
俺たちにはミスティという罠が付きまとっている

レミリア:
だれが上手い事を言えと…(笑)

シェルス:「毒をもって毒を制す」っていう有名なことわざありますよね?

ジュリオ:勇者を導くのはワルキュリアの役目。そんなわけで勇者を先に進ませるために扉を開いてもらいましょうか

GM:ミスティに開けさせるで、いいのね(笑)

ジュリオ:……ものすげー事態が悪い方向に行きそうだけどなー

ミスティ:オッケイです。開けると同時に突っ込むのがベスト。ていや〜

GM:と、開け放ちます。扉の向こうは20m四方の正方形の部屋です。床から壁、天井に至るまで奇怪な模様が掘り込まれている。中央に一本の巨大な円柱状の柱がある。その円柱は中央から半分に分かれており、その間に、柱の内側から伸びた
鎖で縛られた一体の骸骨がある。

シェルス:・・・マスターに確認です。

GM:あい

シェルス:
その骸骨、鎧兜を身に纏っていたりしませんか?


※説明しよう。モンコレ経験者は知っていると思うが、「ヤバイ級モンスター」に『髑髏の騎士』というのがいるのだ。攻撃力防御力が共に高く、魔法も使え、さらに聖属性の敵を即死させる特殊能力もっている厄介な敵だ。(魔法に「相手を聖属性にする」魔法があると知れば、その厄介度の大きさがわかるだろう)


GM:いいえ、ボロボロのローブを纏っているだけです

シェルス:
・・・同じ位たちが悪い


※ ふたたび説明しよう。モンコレ経験者は知っていると思うが、「超ヤバイ級モンスター」に『髑髏の魔術師』というのがいるんだ。レアの中でも1,2を争う極稀品で、デーモンを除けば最強の魔属性モンスターなんだ。ぶっちゃけ業界用語じゃ『リッチ』なんだけどね。


GM:そして、骸骨の顔がコトリと動いた。

骸骨:…人間か

レミリア:モンスター知識!13-3D6 = 13-(4+2+6) = 1。C成功だった。うぅ…すげー強そう。

シェルス:シェルス:これは知らないと神官失格っぽい・・・<モンスター知識>とってなかったんだ。

骸骨:そうか、ここの封印が解けたのか…

GM:骸骨は何か納得したように沈黙する。そして…

骸骨:
ぬおおおおおおおお!!!!

GM:

突如、骸骨から巨大な魔の波動があふれ出す。それは、魔力は周囲の溝に沿って部屋中を覆う。部屋の中が魔力で満たされると、骸骨を挟んでいる柱が2度3度青く点滅する。


やがて、柱の点滅も周囲を覆う魔力の波動も消える。



そして





骸骨:
だ〜し〜て〜

レミリア:!!

ジュリオ:
出れねぇのかよ……

シェルス:・・・。

ギギナ:・・・なにこのヘタレ

骸骨:無茶を言うな。1000年でも封印し続ける封印だぞ。ちょっとテストしてみようとかそういう事ができないんだよ。おっかしいな〜。どこが間違ったのかな〜。

シェルス:・・・。

レミリア:
さっきまでの緊迫感どこいったよ!

シェルス:(現実復帰)帰りましょう。

ジュリオ:なんてかこう……額に「米」って書いて帰りたいな

レミリア:ここの遺跡は出口はないの?>骸骨

骸骨:出口?入ってきた入り口はどうしたんだ?

レミリア:実は…

ギギナ:アホがアホな事をして使用不能だ

骸骨:ああ、緊急用を使ったのか。あれは、不用意にこの封印が外れた時の予防用に作ったものだったのだが。

シェルス:
・・・今までの宗教観が崩れそうです・・・魔の存在のほうが信頼できるなんて。

骸骨:我輩が自由になれば、あの程度造作もない

ジュリオ:って、その言い方だと自分で自分を封印したように聞こえるんだけど?

骸骨:そうだ。我輩は守護者。古き友との約束を果たさんために、託されし祭器を正当なる者に継承させる守護者。それゆえに、祭器の封印とけるまで我が身をこの地に封じたのだ。我輩の強大な魔の力が外に漏れるのを防ぐためにな。

ジュリオ:……なんか別にあわてて倒す必要もないっぽいってか、むしろお前よりまともだぞ?

レミリア:その封印が綻びた…ってわけ?

骸骨:いいや違う。祭器の封印がとかれて持ち出されたのだ。そうなった時、我輩の封印もとけ、自由になった吾輩は、持ち主が正しき者か見届けるのだが・・・むう。はずれん。

シェルス:・・・祭器ってなんですか?

骸骨:魔道書だよ<祭器

シェルス:・・・あの、それ、まさか。黙示録とかいいませんか?

レミリア:しっているのかー!シェルスー!?

骸骨:黙示録…懐かしい名だ。だが、そうではない。ある意味、それよりももっと危険だ。

ジュリオ:……な、なんだってーーーーー!!!

ギギナ:実はアトミ○クなバク○ン

レミリア:含みのある言い方だね<ある意味

シェルス:せ、世界の破壊をつかさどる黙示録より危険な・・・本・・・。

骸骨:
黙示録は世界の終末を予見した書。我が守護せしは、それに対となる魔道書。すべての始まりを記した魔道書「創世記」だ。

レミリア:最初の本と最後の本か。

ギギナ:その魔道書はジェネシスと名付けてやろう

ジュリオ:そうせいがったい

レミリア:あくえりーん!るな!!

骸骨:そこに記された事は世界の理。それゆえに、安易な者に手に渡す事はできぬのだ。

レミリア:それが持ち出された…盗まれたのか>骸骨

ギギナ:何気にずさんな管理してるから

骸骨:こことは違う所に安置したのだ。むろん、持ち出せたとしても、そう簡単に使えるものでもないが

ジュリオ:…あんたなんでここにいるん?

骸骨:魔道所が正しき者の手に渡ったか見届けるためだ

ジュリオ:で、その書物は別のところにある、と

骸骨:うむ。<別の所

ジュリオ:……帰ろう

ギギナ:厄介なものを封印して済まそうってのが間違いなんだよ。活火山の中にでも放り込めば取り出すことなんて出来ないし、どうせその程度なら魔道書が壊れることなんてないんだろ。

骸骨:いずれ必要になる時が来る。そうして人の手に余る脅威から救っているのだ。安易に世から葬るわけにはいかん。ところでだ、提案があるんだ。

レミリア:聞くよ

骸骨:もうちょっとがんばれば我輩の封印も解けるのだが手伝ってはくれぬか?

ギギナ:面倒ごとはパスといいたいんだが。今オマエの封印をとくメリットって何さ

骸骨:そうすれば、お前達もここから出る事もできるし、我輩も本来の役目を果たす事ができる。

ギギナ:実際さっきの話が本当だという確証が取れない以上。封印された魔物を解き放つという行為に疑問が残るな。

レミリア:外に出れるってのには賛成かな。
後ろのミスティよりは信じられると思うけど。

ジュリオ:
信用と言う意味ではミスティよりはできるけど、ミスティ自体も嘘は一度も言ってないんだよネ。

GM:(内心:そのとおりである。実は…)

レミリア:まぁね…どっちにしても、選択肢は他に無いわけだし、うちは提案に乗ってもいいかなって思うけど?シェルスもOK?

シェルス:ここから出るためには、しょうがないでしょう…。が、非常にくるしんでおります。ファリス神官がノーライフキングの封印を説くようなそんな・・・

レミリア:しかたない、提案を受け入れるよ。

骸骨:まあ、諸君らにお願いしたいのは魔力のコントロールだ。我輩の魔力を<呪文詠唱>か<召喚術>でコントロールしてくれ。

レミリア:失敗したら?

骸骨:何度か試せばうまくいくだろう。では、いくぞ・・・ぬがあああああ!!!!

GM:骸骨から巨大な魔の波動があふれ出し周囲の溝に沿って魔力が部屋中を覆う。

レミリア(ダイス機能):13-3D6 = 13-(1+1+3) = 8。惜しい。クリティカルしなかった。A成功

骸骨:よし、いい感じだ

シェルス(ダイス機能):3D6 = (3+1+5) = 9。A成功です

GM:
再び魔力が部屋を充満すると柱が青白く発光する。

GM:
パキン パキン

GM:
澄んだ音と共に骸骨を絡め取っていた鎖が切れる。骸骨は上半身を不自由そうに動かすと、彼を覆う封印から少しずつ体を抜け出していく。

ギギナ:シュールな光景だ

骸骨:後ちょっと後ちょっと…ぬぐぐぐ…むむ

ジュリオ:
なんか神経痛に悩むおじいちゃんみたいだな

GM:どうも、鎖の一部が体を縛っているようだ

骸骨:手の空いている二人、ひっぱってくれ

ギギナ:まぁ引っ張ればいいのか?

GM:<力任せ>で判定して(笑)

ジュリオ:引っ張るの?

ギギナ:ウム。骨ごと握り潰してやろう

骸骨:鎖の強度は物理強度だ。これを超えれば…

ジュリオ(ダイス機能):14-3D6 = 14-(6+5+5) = -2。
ファンブル

ギギナ(ダイス機能):14-xD6 = 14-3D6 = 14-(1+1+1) = 11。
クリティカル

GM:
バキンバキン。鎖が切れる。と同時に…ポン!!という軽快な音と共に頭も取れた

レミリア:ぶ(笑)

シェルス:ちょ(笑)

骸骨:
ぎゃああああ!!マイバディイイイイ!!

GM:軽快な音と共に頭が取れた。頭が取れると、周囲を覆う魔力は霧散する。同時に二つに分かれた柱がゆっくりと動き一本の柱へと戻る。

ジュリオ:
がいこつまんあたらしいからだよー

骸骨:ガビーーーン…

ギギナ:これはアレだよ。チャンスなんだよ。シェルスの武器の頭に繋げて、促成のマジックアイテムが完成するんだ。

レミリア:骸骨の杖完成だね…

ギギナ:骸骨バトルアックスの完成だな(笑)

骸骨:貴様ら、我輩をただのアンデットと一緒にするなよ。脳という有機体の限られた記憶媒体から抜け出し、精神体という無限の記憶域を持ち、さらに精神体の存在を確定するために、自分の魔力でできた骨格媒体を依代として憑依する。究極の知性体なのだぞ。

レミリア:てことは…失敗?>骸骨

ギギナ:なに、今骨が自分で言ってただろ。「自分の魔力でできた骨格媒体」って、って事は、もう一回作れば

骸骨:作り方は右腕骨格に収納とか言ったら爆笑できるな。ハハハハハハハ

シェルス:…。

骸骨:うわ。頭部パーツのみじゃ、自立移動もできないじゃないか!?

ギギナ:…救いようの無い馬鹿だな

レミリア:ボディ部分は引っ張り出せないの?

ジュリオ:肝心の封印方法は鎖骨とかだったりしてなー

レミリア:てか、もっかい頭くっつけかいの?

骸骨:いや、すでに封印されているから、この封印がとかれない限り、外部からのアクセスはムリだ

ギギナ:
肝心の精神体って媒体がかなりダメっぽいな

ジュリオ:えーと、今覚えてることはどのくらい?

骸骨:……自立思考ができる程度と、初級の魔属性魔法、あとは、封印前の記憶くらいか・・・

ジュリオ:……肝心の外に出る方法は忘れてるってオチだったり?

シェルス:…。

骸骨:
うむ。封印をとくほどの力も残っておらん。が、安心しろ。この部屋には我輩の秘蔵マジックアイテムが隠されておる。岩盤すらもバターのように切り裂く魔法の剣や、すべての魔力を封じ込めた指輪。儀式魔法の封じ込められた魔法の杖などだ。それを使えば…

シェルス:全ての魔力を封じ込めた指輪!?


※説明しよう。モンコレ経験者は知っていると思うが、全ての魔力を封じ込めた指輪といえば、「虹の詰まった指輪」というレアなアイテムです。もちろん、そんなものを第一回から出すGMがいるわけありません。


GM:
再びドクロが光を放つ。四方の壁の溝が再び光を放ち始め、やがて、各壁の一部がパズルのように動き出す。最後の1ピースの動きが止まると、奥の壁がゆっくりと開き始める。開いた間からまばゆい光があふれ出す。扉の向こうは5m四方の部屋でいくつもの棚や本棚が壁を埋めている。
そして、壁の一角には明らかに棚をどけた跡が残っており、そのスペースには大きな穴が開いている。

間違いなく何者かの手によるその穴は、そのまま外までつながっていた・・・

シェルス:
・・・出れましたね。

ギギナ:
・・・帰るか

骸骨:
あ、あれぇ?

レミリア:あ、あれぇ?じゃねぇ!

ギギナ:ホネとアレは捨てていくぞ

レミリア:
ふっつーに盗掘されてるじゃない!

シェルス:・・・ちょ・・・ちょっと待ってください?全ての魔力を封じ込めた指輪は!?

ジュリオ:魔法の剣とか、指輪とか、ろくでもないものが盗まれてますよ?

レミリア:儀式魔法の杖とか…

GM:棚や本棚にはかつてそのスペースを埋めていたであろう品は何一つ残されていない。

ギギナ:
馬鹿だな。盗掘の基本は「残さず、根こそぎ」だぞ

骸骨:ガビーン



ジュリオ:なんかこう、あまりにもかわいそうで、ミスティよりも好きになったぞ、俺

ミスティ:ちっ。1人か2人は天界に持っていけると思ったのに…さすが勇者様。私の予想を超える武勇ぶり、これは次の試練が楽しみですね

骸骨:…そうだ。諸君。せ、世界を救ってみる気はないかね?

ギギナ:無い

レミリア:世界を救って気はないけど…捜索に付き合う程度なら良いかなと思ってる

ギギナ:探索って言ってもなぁ。俺らって基本は冒険者だから。金にならないことしてると飢え死ぬよ

ジュリオ:さすがに引っ張り出すの失敗したのこっちだしなぁ……責任は感じるんだよなぁ

ギギナ:第一だ、そこまで大事なら普通に考えて取りあえずは国に報告だろ。あとはお抱えの騎士団様が動いてくれるさ

レミリア:国が信じると思う?こんな馬鹿な馬鹿な話>ギギナ

ギギナ:
信じなくてもいいさ、取るべき行動は取ったんだからな。


※たぶんそれは「とるべき行動」ではない。「かかわらないようにする行動」である。


ギギナ:あと、さっきも言ったが最初の探索に当てる貯蓄すらないぞ、俺たちには

ジュリオ:あっはっは、そういえばそうだ

ギギナ:よって現実的に無理だと判断してるんだが

シェルス:確かに次回の冒険は無理っぽいですね・・・。

ギギナ:何をするにも先立つものが必要なんだよ

レミリア:今回の戦闘で手に入れた装備とか売っても1週間分にはならないか…

ギギナ:十分な探索資金が出来るまでに年単位の時間が掛かりそうな気がするのは気の所為か

ミスティ:
余裕ができるまでに何人死ぬかがポイント。(笑)

レミリア:
だまれミスティ(笑)

ジュリオ:んー、まあここでこの魔物(ワルキュリア)を倒して装備とか一通り拾っていけば。何度もよってくるボーナスアイテムみたいなフラグが立つと思うんだ


※ボーナスアイテムと言うよりは呪いの…なお、ワルキュリアの「聖なる武具」はワルキュリア以外にはオモチャのような物で、価値はないそうです。


ギギナ:正直なところ、古代の強力なマジックアイテムの探索自体は反対しない・・・というか寧ろよこせ

骸骨:いや、お前に好き勝手されても困る

ギギナ:だまれ死人。オマエに人権はないし、拾ったものをくれてやる義理はない。オマエの不始末を拭わせるなら出すもの出せということだ

骸骨:ううむ・・・では妥協案だ。余裕ができてからでいいから、手伝ってはくれぬか?我輩の体の封印を解くアイテムを回収してくれれば、聖典の探索は自分でできる。それだけでもいいんだ。生前いくつかの研究所や施設を各地に作っていたから。そのいくつかには、魔法のアイテムとかもあるはずだ。

ミスティ:
個人的には、魔法のアイテムより強大な魔獣と壮絶バトルしてくれた方がいいですね

ジュリオ:
今ここで魔人ワルキュリアと壮絶な戦いを繰り広げたいのは俺だけ?

ギギナ:探索中の取得物はすべてこっちもちなら、考えても良いぞ

骸骨:聖典だけは勘弁して。

ジュリオ:さすがにそこまでは……世の中に出しちゃいけないものもあるだろうし、金になりそうなものと、こっちが使えそうなものだけでよくない?

ギギナ:聖典を手に入れて神様気分も悪くは無いが。正直興味ない。

骸骨:ならばかまわぬよ。どの道、我輩には過去の品だ。

シェルス:ミスティの依頼を受けるより健全な気がするのは何ででしょう…

レミリア:んじゃ、次の目的地は明日のご飯のために、骸骨の研究所かな

ミスティ:
おお、強大な魔法のアイテムに渦巻く陰謀に流される一行・仲間が最後の敵で壮絶な相打ちとかってよくありますよね。それじゃあ、次の邪悪を調べないとまずいですね。ハッ。この話を広めれば邪悪な魔術師が皆さんを襲いに来るかも…

シェルス:ミスティさん。ここに強大な魔の存在が居ます。よみがえらせて倒せばあなたは一気に昇進ですよ。がんばってくださいね

ミスティ:なにいってるんです。私が倒すより、皆さんが相打ちで倒して魂4つGETすれば功績は4倍です

ジュリオ:次の目的地はミスティの埋葬先だよ

ミスティ:なにいってるんですか。私まだ元気ですよ

ジュリオ:
ほら、今回は強大な!魔物との!戦い!が目的なんだから、いなかったってことでこの場に居る人外を倒していこうよ、もう。

ミスティ:
な、なにやら不穏な動きが勇者様に・・・!?・・・おお、これは召喚っすね。司祭様オッケイです。

GM:と、ミスティの体が消える

ジュリオ:逃げやがった…

ギギナ:
このまま一生消えててくれれば平和なんだがな

ジュリオ:
いや、アレが唯一のミスティとは思えない。いずれ第二、第三のミスティが……

ギギナ:
嫌な未来だな

ジュリオ:
一匹見たら30匹は居るらしいから。タンスの裏とかに

GM:
世界中の悪を先導していたりして(笑)

レミリア:ところで、この骸骨に名前はないの?

骸骨:我輩の名は好きにつけてくれい。

レミリア:んじゃ、当面は「ガイコツ」の「ガイ」で

GM:了解

ジュリオ:ガイじーちゃん

ガイ:なんか一人称が「オレ」に変わりそうだな(笑)

ジュリオ:なんか、中の人的に、青野武とかのイメージだった声がいきなり檜山とかになったんだけど……

ギギナ:森本レオイメージなら少しは丁重に扱うんだがな

GM:なお、ガイじーちゃんは扱いは「アイテム」です。ポケットに入れておくと、スペル枠:魔。初級魔属性魔法を使用できます。消耗品ではないのでなくなりません。IQ13の呪文詠唱2LVで呪文を使用できます。

レミリア:ポケットにいれないとダメなのか…

シェルス:モンスター知識失敗したのでアレですが、たぶん極稀(一番レア系)の魔属性でデーモン除けば最強ランクモンスターですこれ。髑髏の魔術師(何度やられても手札にもどってきて自在に魔法を操り相手の手札をぼこぼこ捨てる恐るべきモンスター)

ギギナ:そうなのか?

GM:元ネタはね。さて、する事は特にないね。

ギギナ:まぁ、確かにこんな微妙なのがポロポロ沸いてきても困るんだが

シェルス:特に無いですよー。

ギギナ:あるといえばあるが。アレが戻ってくる前に痕跡を消して別な町に移動。憑かれるのはイヤだしな

GM:ふむ、では、ギギナさんが痕跡を消そうとしていると、「ドサッ」という音と共に…

レミリア:どさ?

ギギナ:敵襲?

GM:
…倒れたワルキュリアが現れる

ギギナ:
(即答)始末しろ。

GM:ミスティのようだ。どうも送還されたか召喚時間が切れたらしい。即時召喚の持続時間は10分だからね。

ギギナ:もといた世界に帰れよ

GM:(内心:「止めをさしたら天界戻るよ」といったら、とどめ刺されそうだな・・・)彼女の装備している鎧には何本かの矢がささり、大きな傷が付いている

レミリア:ふむ?

GM:まだ死んではいないのよ

ジュリオ:んー、なんかあったんかねー

レミリア:何かと戦ってきたみたいだね

ギギナ:
なんで止め刺さないかな、どこかの見知らぬ人よ

GM:気絶している(HP0以下−HT未満)

レミリア:とりあえず、駆け寄るけど

ギギナ:まて、おこすな。気絶してるなら今のうちに町へ帰還して、次の町へ移動するぞ

シェルス:さすがにここにこのままはアレなので…

レミリア:見捨てるのも後味悪いな

GM:HP0以下は何もしないと死ぬからねぇ

レミリア:HP1状態にするだけにしておいて、その後移動でもいいかな?

ギギナ:ぬか喜びの野にいけるなら本望だろ

シェルス:一
応キュアしておきますよー。仮にも、認めたくは無いけどこんなのでも一応戦乙女様なので…

ギギナ:まぁ、好きにすればいいさ。俺はそれに関わる気は無い

シェルス(ダイス機能):3D6 = (4+4+3) = 11。やる気が感じられないC成功。5D6 = (3+2+5+3+3) = 16点回復。

GM:おう、HPが1以上になったね。目を覚ますよ

ミスティ:司祭様!?…ハッ!!

ギギナ:「そのまま寝てろ」とかって殴りてぇ

ミスティ:勇者様!!

レミリア:なにかあったの?

ミスティ:大変な事になりました。オークの軍団に襲われて、バーン司祭がさらわれたんです!!

ギギナ:まったく問題ないだろ。教団の人間なら教団で処理するだろ。仕事でもないのに関わるつもりは欠片も無い


※その状況が「問題ない」事は絶対無い。


レミリア:騎士団とか動かないのかな

GM:ムリだね。サザンまで1月以上かかるし。

レミリア:ふむー

ギギナ:勝手に助けて礼金期待するくらいなら。依頼が来たら助ける・・・が普通に考えてVIPの救出はお偉方の仕事だ。


※どうやら、とことん揉め事からは逃げたいらしい。


シェルス:…私としては、たすけにいかなくてはならないんでしょうが…。

ギギナ:下っ端が勝手に助けても、拙い機密が漏れないように始末されても知らんぞ

ミスティ:そんな事はありえません。バーン司祭様はいい人ですよ。

ギギナ:本人の人柄に関係なく組織が危険だと言っている。


※それは偏見…に近いけど、六門世界の小説ではあまりよい扱いをされていない。


ミスティ:エルド教団はいいところですよ。ご飯も美味しいし

レミリア:んじゃ、見捨てる?

ギギナ:依頼があれば受けてもいいが、ないなら冒険者として別な依頼を受ける。ホネのほうの件もあるんだろ?アレもこれもはできないだろ。

シェルス:いかな状況とはいえ、仮にも司祭様。此度の件についても問いただしたいこともありますので、私はそちらに向かおうと思います。

ギギナ:とりあえず町に戻らないか

レミリア:戻りながら相談しよう

ギギナ:さっきも言ったが、仕事としてなら受けても問題は無いさ。

シェルス:そうですね。なんにしてもいったん町に戻りませんと。

GM:あいあい。では、ベルトルフェンまで戻ります。到着するのは夜です。

レミリア:うい

GM:では、この辺で第一話終了といきましょう。


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