SW短編リプレイ
「ドワーフ村の惨劇(笑)」


前書き

だいぶ前にプレイしたセッションの模様です。
SW第二部開始のよってお蔵入りとなったキャンペーンの1シナリオです。
色々あって公開することが出来ました。
ここに、よいプレイヤーに恵まれたことを感謝します。


夜も更ける頃、この話は始まった。
日本産でもっとも有名で
 真 面 目 なTRPGソードワールド。
その世界で類を見ない惨劇が今始まる……。


GM じゃ、始めようか。まず始めに。(西のほうを向いて)
「SNEさん、ごめんなさい」

一同 ?

GM 
よし、これで何を言っても大丈夫。(笑)

プレイヤー1 
まずPLに謝れ。ソードワールドをやりにわざわざ来てくれたプレイヤーにあやまれ。(笑)

プレイヤー2 
うわ〜い。キャラ作成する前からメチャメチャ不安になってきた。(笑)

GM まだ、何も始めてないよ。ちゃんとしたソードワールドだから(笑)じゃ今回の舞台は中原にあるオーファンという竜殺しの王様が建国した国です。中原でも結構大きい国です。

プレイヤー2 剣の王国か。

プレイヤー3 (ルールブックマップをさしながら)ここ! ここ!

プレイヤー4 へっぽこやってたとこですか?



※言うまでもないが『新ソードワールドリプレイ』(全10巻)好評発売中である。



GM じゃ、まずは自己紹介。

プレイヤー1(以下、プレイヤー1→ケイブ) じゃ一番目立たない私から、ケイブ・ベアエイトです。

プレイヤー2 他のキャラクター名は、コモンルーンの項に書いとけばいいか(笑)

GM ヒデエ(笑)

ケイブ まあ、間違ってないけど(笑)えと、種族は人間・男の22歳。レベルは、ソーサラー2、セージ2。実家がプレイヤー3さんのキャラクターの所で出来る野菜を売ってます。

GM 何で野菜売りが魔法習ってるんだ?

プレイヤー2 
メテオで焼畑農業。

GM 
もっと別のでやれ! 迷惑でしょ、空から色々降ってきたら(笑)

プレイヤー2 
いや、メテオで焼畑すると野菜がでっかく育つんだぜ。放○能で(笑)

プレイヤー3 精霊が変な狂い方してそうだな(笑)

プレイヤー2(以下、プレイヤー2→タリュウシン) ハーフエルフのタリュウシンです。男の子、19歳。レベルはシーフ3、バード1。シーフなのに自称吟遊詩人。

GM 街中で稼げるね、レベル高いと。

プレイヤー3 それじゃ俺。ジョルジュ・ステッペン。パーソナルデータは身長2m10cm、体重152kg。

GM でかいな。

プレイヤー3(以下、プレイヤー3→ジョルジュ) 人間だと思いなくないけど人間(笑)28歳・男。レベルは、ファイター3のレンジャー2。ファーマーがファイターと同じレベル。農家の三男坊で、年間の仕事が、冒険2回、畑一回の割合(笑)という訳で、最後はプレイヤー3さんかな。

プレイヤー4(以下、プレイヤー4→ダムド) 俺ね。ダムド・クラフト。ドワーフの男で180歳、出身地はグードンでございます。技能は、プリースト(マイリー)3、ファイター1、セージ1、クラフトマン5。

ジョルジュ あれですよね、マイリーにセージって似合わないですよね。

ダムド うっさい! 共通語の読文したいが為に取ったんだ!(知力9)一生懸命勉強したんだ!(爆笑)

GM 努力家ですな〜(笑)

ダムド 多分ね。クラフトって苗字だから、家は代々クラフトマンなんだよ。兄弟とはきっとブラギの神官とかになってたんだけど、何トチ狂ったかマイリー神が声かけてきたんだよ。

GM ヘイ彼氏! 俺のところで修行してみない?ハズレかよ(笑)

ダムド という訳で旅に出ましたって感じで。

GM 家にはいたたまれなくなって、出てきたそうです(笑)

ダムド うん。「すげー身体つきだ、まるで人とは思えん! こいつは勇者にちげーねー!」と、きっとジョルジュに「そこのオーガな御仁」とか声かけたに違いない(大爆笑)

ジョルジュ 普通凹むぞ、オーガな御仁って声かけられたら(笑)

タリュウシン この二人とどう知り合ったのか気になる(笑)

ケイブ 多分私は、ジョルジュに「うちのコモンルーンです」と紹介されたに違いない(笑)

ジョルジュ 取りえず、これで自己紹介終りだな。皆、飲み物飲んで落ち着こうぜ(笑)



一旦休憩



GM 君達は、もう何回か冒険をしてきてパーティを組んでいます。多分、2成功、2失敗くらい。(笑)なので、経験値が3000点ほど入っています。さて君達が、前の仕事も終わったし、報酬から高品質の武器も防具も揃えての〜んびりしていると。ガラガラという音と共に一台の馬車が止まります。店のドアを開けて、スーツ姿の執事みたいな人が入ってくるね。執事は一直線に酒場の親父の方へ行きなにやら話しかけます。酒場の親父が話を聞いて君達の方を指差すと、執事の方は君達の方にやってくるね。

ダムド 「指を指すとは失礼だな、ここのマスターは。そうは思わんか、ジョルジュ?」

ジョルジュ 「…いえ、ボクはそうは思いませんけど」

ダムド すごい気弱だ(笑)

GM 君達のテーブルに近づいた執事さんは軽く会釈をすると「すいません。こちらに、ジョルジュ様がおられると聞いたのですが?」

ダムド 「いや、こいつは何も悪いことはしておりませんぞ」(笑)

GM/??? 「いえいえ、どちらの方で…ハーフエルフな訳はない、(ケイブを見て)こちらの方ですね。ジョルジュ様、お久しぶりでございます」(笑)

ジョルジュ 「ボクがジョルジュなんですけど……」

GM/??? 「え、そうなのですか!これは…大変失礼いたしました」

タリュウシン 
「これの退治任務の依頼ですか?」(笑)

GM/??? 「いえ、滅相も御座いません。ジョルジュ様、お初にお目にかかります。」

ジョルジュ 「あの……何方ですか?」

GM/??? 「貴方のお兄様が当主となりましたハルバルエス家に仕える者でございます。」

ジョルジュ 「ボクに兄さんいたんですか?」俺、貴族の息子なんてしらねーからな。

GM キミが三男坊で、しかも庶子。長男のお兄さんが本家を継いだんだけど、次男はそのまま養子に出されたんだ。で、キミはそのまま家に残って放置されたの。後は好きに生きろと(笑)それと、キミは次男の兄さんとは、小さい頃に何度も会って可愛がって貰っている。

ジョルジュ そうなんだ。「そういえば、確かにいたような気がした。すごく小さい人だった」(笑)

GM 君が冒険者になる時も、仕官させることが出来なくてすまないと、色々餞別をくれた心優しい兄だ。本家を継げない苦しさを知っている苦労人だね。

GM/執事 「実は今、ジョルジュ様が冒険者をやっておられるという事で、お兄様が仕事を依頼をしたいと」

ジョルジュ 「わかりました。兄さんが頼み事があるというなら、喜んで引き受けましょう。でも、怖いのは勘弁ですよ」

GM/執事 「大丈夫で御座います」

ジョルジュ 「と言う訳で皆、ボクの兄さんが困ってるんだ。それで、皆力を貸してくれないか?」

ダムド 「まあ、おぬしがそう言うのであれば」

GM/執事 「皆さんが冒険者ということで、こちらとしても相応の報酬をご用意させていただきます」

タリュウシン 「なら、OK」

ダムド 「そして、どんな依頼なんじゃ?」

GM/執事 「実はお兄様の方が現在養生中でして、これから馬車でそちらの方に出向くのですが、お時間の方は大丈夫ですか?」

タリュウシン
 「乗れんの?」(爆笑)

GM/執事 
「勿論で御座います! 我がハルバルエス家の誇りにかけて!」(爆笑継続中)

ダムド そっか、ア○フォンス・エル○ックみたいなものだったな、肉の詰まってる(爆笑継続中)

GM 一応二頭立てだし、ひきますよ(爆笑継続中)

ジョルジュ 「じゃ、お願いします。兄さんが病気だったなんて…あの小さい人が兄さんだったなんて……」

GM じゃ、行こうか。ハルバルエス家の馬車が外に出るんですが、途中で馬を二頭追加して四頭立ての馬車になりました。「少々急がせて頂きますので」と(笑)

ケイブ 
これ町の人たちが古代遺跡から、ゴーレムが輸送されてきたとか思いませんかね?

タリュウシン 
この日、ジョルジュに新しいあだ名が一つ追加された。みっちり詰まったゴーレム・ジョルジュ(笑

ジョルジュ 
お前ら酷い(笑)

GM んで、馬車にそのまま乗っていくとね、四時間か五時間、馬車で結構なスピードで進む。

ダムド 結構遠いんだな。

GM/執事 「はい。山岳地の小さな村なので、交通の便が…しかしそれでも領主としてお兄様は頑張っておられるのです。」

タリュウシン この人のお兄さんだから、三mくらい?

ダムド 何じゃ、そこの屋敷につくと
病気だってラ○ウみたいな奴がいるのか(笑)

GM/執事 
「いえ、お兄様は大変人間らしい方なのです」(笑)

ジョルジュ 
こっそり人間扱いしてねーよな、この執事(笑)

GM じゃ、続けようか。君達はそのまま村に着きます。村といっても大きな山脈の途中にある村だと思ってください。どうも鉱山から鉱石を掘り出しいてる村ですね。

ダムド 随分と懐かしい雰囲気がする。

GM グードンによく似ていますね。道端にはドワーフが歩いてるのが見えます。そのまま馬車は大通りを抜けて、領主の館に向かっていきます。

ジョルジュ で、ドワーフ達が運んでいる鉱石は青白く光って…

GM 違うわ(笑)さて、馬車は街を抜けて領主の館に向かいます。ですが、領主の館の前に二十人位のドワーフが木で作った看板を掲げて座り込みをしているのが馬車から見えました。。

タリュウシン 何て書いてあります?

GM ドワーフ語読める人? 

ダムド/ケイブ は〜い。

GM 
「ワインを飲ませろ。我々にもワインを」って書いてある。

ダムド ワイン? 酒じゃないのか?

GM うん、「ワインを飲ませろ」って書かれてるね。

ダムド そんなに上品なのか、ここのドワーフは? 窓から顔を出して「何を言っておる、酒ならば『ドワーフ殺し』じゃろうが!」



※ルールブックにはのっていませんが、ドワーフ専用の強力な蒸留酒「ドワーフ殺し」またの名を火酒が存在します。というか、他にSWで登場する酒ってエールとワインとせいぜい果実種くらいなんですけどね。



GM じゃ、その近くにいたドワーフは「フッ…」笑って、そのまま馬車はガラガラって過ぎて行く(笑)

ダムド あいつむかつく! マイリー神官に喧嘩売りおって(笑)

GM じゃ、君達はそのまま領主の館に通されるんですけども、武装を解けとかは言わないので気にしないでください。

ジョルジュ 歩くと俺、ギョインギョインって足音がする。

ダムド 隣でウィーガシャコン、ウィーガシャコンって音もするよ。小さいけどな(笑)

GM おい、どこのロボットだよ(笑)

タリュウシン 考えても見てよ。モビ○スーツとタ○コマなんだよ。存在的には(笑)

GM さて君達は館の中を案内されます。暫く歩いた後、ある部屋の前で執事は「これからハルバルエス家の当主エリーク様の所にご案内致します」と君達に言ってから、上品にノックをして返事を待ってからドアを開けます。

ジョルジュ じゃ俺は、ドスドスドスっと「兄さーん!」(笑)

GM 部屋の中では、ベットに横になった状態のキミのお兄さんらしきエリークさんが横になっています。

ジョルジュ 「そんな、あんな頑強だった兄さんが……」

GM/エリーク 「おお〜ジョルジュか、見ない間にでかくなったな……本当にジョルジュか?」(笑)

ジョルジュ 「兄さん、ジョルジュです、私です!」メキッグシャボキッ(笑)

GM 何か折れた(笑)えと、一応エリークさんかなりヤバイ状況です。眼の下に深いクマを作って、力なくベッドに埋もれるようになってます。

ジョルジュ 「兄さん、見ない間に縮みましたね」

GM/エリーク 「体調がどうにもよくならなくてな」

ダムド その症状見て、どんな病気かってわかりますかね?

GM 2D6+知力ボーナス+セージで判定してみて。

ダムド 一応。セージ持ってるし…(コロコロ)達成値7(笑)

ケイブ (コロコロ)9とセージと知力で、達成値13か。

GM 13ならわかるね。エリークさんは過労だ。

ジョルジュ 「兄さん! 傷は浅いですよ、兄さん!」メキッグシャボキッ(笑)

ケイブ 「ジョルジュ兄さん、心配しないでください。ただの過労です、過労」

ジョルジュ 「はあ、よかった」とドスンと床に座る。

GM 今、館が揺れたな(笑)一応、ベットの横にはマーファの神官服を着たドワーフが一人立ってるね。

ダムド ドワーフでマーファの神官? また珍しいな、ブラギじゃないのか?

GM ドワーフでもやっぱり一番多いのはマーファです。ブラギは鍛冶の神だけど、位置的にはマーファの下位神だからね。

一同 なるほど(笑)

GM 一応、ここは鉱山の村だからブラギはそこそこ有力なんだけど。マーファ神殿で一緒に祭られている。

ジョルジュ 「こんにちはマーファの神官様」と挨拶をする。ドワーフだから、座って大体同じ目線かな?

GM/神官 「はい、こんにちは。エリーク殿の弟君は大きいですな〜」

ジョルジュ 「いえ、それほどでも。それより兄の容態は一体どうなっているんですか?」

GM/神官 「あまりよくありません。ここは思い切って養生するのを私は勧めたのですが…」

ジョルジュ 「何か重い病気ではないのですね?」

GM/神官 「勿論、私がちゃんっと見立てておりますので」

タリュウシン 養生ってどんな? 

GM 温泉に浸かってゆっくりとか…一応、お兄さんのエリークさんが「ジョルジュの方も冒険者をやっているそうだな。どうだね、冒険の仕事の方は?」と聞いてくる。

ジョルジュ 「ええ、仲間に恵まれ……恵まれ、色々と多くの冒険を成功させてきました。それもこれも、鍛えてくれた兄さんのおかげです。私は今でも覚えています、あの兄さんの大きかった手を」(笑)

GM/エリーク 「そうか…実は今回お前に頼みたいことがある。私も養生するのだが、この村の運営に関する事だ」

ジョルジュ 「そんな兄さん、ボクにはそのような頭はありません」

GM/エリーク 「お前には信頼出来る仲間がいるじゃないか。私としては赤の他人より信頼出来るお前は本当に信頼できる人間だ。その外見に騙されている輩も多いかもしれない。だが、お前は穏やかな心を持った奴だ」

タリュウシン じゃ、そんな事を言っている間に「赤の他人は帰りますか」と。

ジョルジュ タリュウシンをムンズと掴む(笑)

ダムド 「領地の運営?それは冒険者の仕事ではないのではないですか?」

GM/エリーク 「事務作業もしてもらうが、代官がいるから基本的にはそちらにしてもらう。だが、領主の一番きつい仕事『騒動が起こったときの解決や仲裁』をお願いしたいのだ。報酬は払おう、一人前金で千ガメル、私は一週間ほど養生するつもりなんだが、その間の村の税収入の一部を君達に払おう。ざっと見積もって全部で2〜3千ガメル位の報酬だ。どうかな?」

ジョルジュ 「そんな、兄さんの頼みですボクはお金は要りませんよ。だからボクの分は仲間に渡してください」

GM まあ、その辺は君達に任せるよ。

ダムド 「そうえば、屋敷の前にドワーフ達が座り込みをしておったが、なにやらワインを飲ませろと」

GM/エリーク 「…あぁ、実はジョルジュに早急に来てくれといったのは、その問題があるからなんだ。今おきている騒動を解決してもらいたい。」

タリュウシン 
つまり奴らを潰せはいいのか。

ダムド 
わしら二人で肉のカーテンをすれば奴らなど(笑)

GM/エリーク 「いや、ジョルジュにはこの問題を領主の代理として解決してもらいたいんだ。」

タリュウシン 「何であの人達はあんな所でワインを寄越せって言ってるんすか? 飲ませたらいいじゃないですか」

GM/エリーク 「実はこの村の歴史に関するものだと思ってくれればいい。ここは見ての通り鉱山村だ」

タリュウシン ワインは出来ねぇわな。

GM/エリーク 「この鉱山の歴史は古く、古代カストゥール時代でもドワーフの鉱山村だった所なんだ。当然、魔法王国の魔力を供給して貰って出来てたハイテク施設が沢山あった。だが、カストゥールが崩壊した時に魔力の供給が無くなったせいで、崩壊してしまい一度、村は滅んでしまったのだ。
が、滅んだといってもここは優良な鉱石地帯。魔法技術がなくともドワーフの技術で掘り出すことはできる。今のこの村はそうして出来た村なんだ。」

ジョルジュ フムフム。

GM/エリーク 「ここで話は変わるんだが、古代カストゥール時代のドワーフ村といっても、ドワーフはドワーフだ。酒を飲む。ここで出てきたのが古代カストゥール産のワインだ。魔法技術を使って、現代では考えられないほどの純度のワインを作り、更にそれが五百年の永き間保存されてきた。これがどんな意味か君達にはわかるかね?」

ダムド それには反応して、ジュルってなるね(笑)「なるほど、座り込みをしているドワーフの気持ちは良くわかるの」

GM/エリーク 「そうなんだ。今までも、鉱山発掘とは別に旧ドワーフ村の廃墟で時々それが出てきた。もちろんそれが希少なものゆえに我々は、頑張った人達への報酬だとか、村のイベント時にの賞品などしていたのだが…問題がおきてしまった」

タリュウシン 「どんな?」

GM/エリーク 「実はだ…」と辺りをキョロキョロ見回して「すまないが、マーファの神官殿、部屋から出てもらえるか、君達だけへの内密の話だ」

GM で、マーファの神官が出て行った後にエリークさんは話を続ける。

GM/エリーク 「実は、ワインを見つけたと言うのは正確ではなく、ワイン倉庫の書かれている案内板が見つかったと言うのが正しいのだ。問題なのは、ワイン倉庫がある場所が、この鉱山の中でも危険地帯で立ち入り禁止に指定している一つで、村人をホイホイ入れるわけにはいかないんだ。調べるには時間も掛かる。しかし、それが完了する前に村人たちにそれがばれた。外の奴らはワインを飲ませてくれと来るんだが、人を入れる訳にはいかない」

ジョルジュ 「じゃ、彼らは勘違いしているんですね、兄さんがワインを隠していると」

GM/エリーク 「いや、そうじゃない。そのことについては説明したのだが、さっさと発掘を始めろと言っているんだ。さっきも言ったようにその場所は危険地帯。安全が確認されてからにしたいのだが、私がこの身体では調査も彼らの護衛もできん。」

一同 なるほど。

GM/エリーク 「君達にお願いしたいのは、これをちゃんと発掘して、村人の安全を確保してくれとそういう事だ。」

ジョルジュ 「分かりました、兄さん。兄さんの村の為にも、この身を粉にしてでもワインを発掘してきます」

ケイブ 発掘って事は、力仕事?

GM いや。発掘はプロの鉱山夫がいっぱいいるので、気にしないでいい。

ジョルジュ 危険を排除してワイン倉庫まで安全に行ける道を作れって事でしょ。

GM 要約すると、そういう事だ。

ダムド 「その危険とは、どのような危険なのだ?」

GM/エリーク 「勿論落石というのはあるのだが、その奥が古代遺跡である以上、中には厄介な怪物がいないとも限らん。」

タリュウシン よっぱらったドワーフとか鉄の鎧を着たフレッシュゴーレムとか。

ダムド わしらか(笑)

GM まあ古代王国時代は、ドワーフももちろん働いてたんだけど、危険な所だとゾンビやスケルトンを使った方が効率的だったり。そういう奴らが狂ってみたり、そういう奴を餌にするのが来てみたり、それとかちょっと誰かが魔獣棄ててったりとか、あんまり良い事は無いんだよね(笑)

ジョルジュ 
飼って良いよといったけど、ちょっと大きくなりすぎて飼えなくなったマンティコアとか。

GM/エリーク 
そうそう。つい要らなくなったヘルハウンドが野性化してみたりだとかね。「勿論過去に何度かそういった事件があったのだが、今まではドワーフ村で団結して、そういったものは解決してきたんだ。だが、ここで私がこの有様だ。」

ジョルジュ 「分かりました、兄さん。一つだけ聞きたい事があるんです、お化けは出ませんよね?」

GM/エリーク 「ウチはちゃんとマーファ神官がいるから」(笑顔)

ジョルジュ 「兄さん、答えになっていせんよ!」(笑)

ダムド 「大丈夫じゃ、ジョルジュ。神官のわしがついておる。わしがターンアンデットいや後光を光らせれば、奴らなど一瞬にして消えてしまう」

ジョルジュ 
「ダムドさんが始めて神官に見えた。今までは、共に戦う戦士だと思ってたのに」(笑)

GM 壁A、壁Bか(笑)

ケイブ じゃ、俺は付与と自動解読機能付きのコモンルーンですね(笑)

タリュウシン (自分をさして)オレはダウンロードアプリだな。罠外しツール(笑)

GM 快適に前進できるね(笑)

タリュウシン 2PCと変わらねーじゃねーか(笑)

GM/エリーク 「そういう事なんだ、何とか引き受けてくれないか?」

ジョルジュ 「分かりました、兄さんの頼みとあらば是非もありません。やって見せます、兄さん!」ユッサユッサユッサユッサ(笑)

GM/エリーク 「あ、あ、あ、あ、あ、ありがとう」

タリュウシン 「お兄さん、これが本当にジョルジュだと思ってるの?」

GM/エリークさて、冗談はさておいて「これで私も安心できると言う物だ。マーファの高司祭殿もうるさいし、正直私自身もつらい。早々に、そう明日の朝にでも出るつもりだ。君達も今晩はゆっくりしていってくれ」

タリュウシン 精神的にも弱ってるの、お兄ちゃん?

GM かなりきつい状況だね。精神力とか能力値の問題じゃないけどね。

タリュウシン なるほど。そいや、表にいたドワーフの皆さんはまだいる?

GM いるよ。

タリュウシン じゃ、表行きます。ドワーフの皆さんとこ行きます。

GM OK。表に行くとドワーフの一団の一人が「何じゃお前は? 見ん顔じゃの?」「エルフだぜ、エルフだ!」

ジョルジュ/ドワーフB (チンピラのように)「おうおう、エルフが来たって?」

GM/ドワーフA (チンピラのように)「エルフが何のようだ? あ〜」



※忘れがちですが、エルフとドワーフは犬猿の中です。



ダムド そいや、ドワーフの所に一人でいったの?

タリュウシン 一人でいったよ(笑)

ケイブ 誰も一緒に行くって、言ってませんからね。

ジョルジュ 「あ、タリュウシンさんがいない!」(笑)

タリュウシン じゃ、ドワーフに向かって言おうかね。「あのさ、ここでぐだぐだやってないでさ、行って調べて来いよ。それとも調べる度胸も無いのかい? あんたらには」ドワーフ語の会話出来るから、最初からドワーフ語で喋るよ。

GM/ドワーフ達 「調べる? んだって、俺ら場所知らねーもん」

タリュウシン 「あ? 七つの危険区域だろ」

GM 危険区域を君はちょっと誤解してる。危険区域の中も更に枝分かれしてるんだよ。

タリュウシン 
あー「ここでぐだぐたしてるよりはいいだろ。命かけて来い! ぱーっと」


GM/ドワーフ達 
「よし、わかった! 俺ら命賭けてくるわ! いいかお前ら! 武器を取れ! 村の男衆総員、これより突撃する!被害を恐れるな!!同胞の屍を踏み越えよ!!ワシら一人たりとも戻れぬと思え!!」(大爆笑)

ジョルジュ/ドワーフ達 
「サーイッサー!」(爆笑継続中)

タリュウシン 面白い事になったな(笑)

ジョルジュ 取りあえず、タリュウシンさんを追っかけてドスンッドスンッと「待ってくださ〜い。早まらないで〜」ドスンッドスンッ(笑)

GM/ドワーフ達 「おい、何か来たぞ……敵か〜!」(笑)

ジョルジュ 「皆さん、落ち着いてください。待ってください、皆さん」

GM/ドワーフA 「みねぇ顔だな?だれだ?」

GM/ドワーフB 「デケー。ヤスガルン山脈見てぇだ。」

ジョルジュ 「ここの領主エリークの弟ジョルジュです」

GM/ドワーフA 「にてね〜な〜」(笑) 

ダムド 「ほら、この眼元。この優しい眼元は領主様にそっくりではないか」

GM/ドワーフB 「髭生えてね〜とわかんね〜な」

ダムド 「ほらほら、こうしてみて…」

GM/ドワーフ達 「お〜! そっくりじゃ〜! 瓜二つじゃ〜!」

ジョルジュ 
…テンション高っけな、このドワーフ(笑)「皆さん、早まらないでください。ボク達が明日の朝から、この坑道の中に入ってきちんとワイン倉庫を探し出してきます。領主様から、そのようなお達しが来ています」

GM/ドワーフ達 「ほう、じゃあもう発掘作業は始まるんじゃな…」

ジョルジュ 「まずは場所を探してくるんです。そして、安全が確保された時点で貴方達に発掘作業を頂きます」

GM/ドワーフ達 「そうかそうか、だけど発掘場所の地図が出てきたって話なんだけどよ〜?」

タリュウシン 「だから安全ルートを確保しに行くんでしょ」

GM/ドワーフ達 「なるほどなるほど。じゃ、わしらもついて行っていいか?」

タリュウシン 「こういうのと戦ってもいいなら」

GM あいにくドワーフは一杯いるんで「じゃ、ちっとやってみるか。武器持ってこいよ」(笑)

ダムド ちなみにこいつら、冒険者技能持ってんですか?

GM 基本的にドワーフの平均値の一般人だよ。中にはファイター技能を1レベル位は持ってる奴もいる。でも、所詮はもってて1レベル。コボルト程度は嬉々として倒せるけど下手な敵が来たら死んじゃうんで。

タリュウシン 「お前達、こんな所で溜まってねーで仕事やっとけ」

GM/ドワーフ達 「仕事はやってるぞ。3交代で座り込んでるんじゃよ」

ジョルジュ 「ですから、安全を確保した上で……貴方達に怪我を負わせたくないんです」

GM/ドワーフ達 
「……お前な、あのワインが飲めるんだぞ。命の三つや四つ賭ける価値はあると思うな〜」

ジョルジュ 
「命は一つしかないんですよ」(笑)

タリュウシン 「なあお前ら、命を賭けなくてもあのワインが飲めるってチャンスがあるんだぜ」

GM/ドワーフ達 「え、飲めるの? あのワイン飲めていいの?」

タリュウシン 「何か配るって言ってたぞ」

ダムド そんな事、言ってたっけ?

GM 言ってない、言ってない(笑)

GM/ドワーフ達 「配るんだ、よかったー。よし皆帰るぞ! 発掘になると思うんで、明日また打ち合わせに行きやす。お願いしゃーす。ありがどやーした」と言って看板だけ置いて、ドワーフ達は帰っていくよ(笑)

タリュウシン 焚き火が出来るな(笑)

ジョルジュ 「今日の夜の内に、兄さんに相談しておこう」

GM では夜。

ジョルジュ 「兄さん、ちょっと相談したい事が。ドワーフ達と話をしてきたのですが、ドワーフ達が炭鉱の奥について行きたいというんですよ。しかも、何を勘違いをしたのかついて来ればワインが飲めると勘違いしてしまいまして」

GM/エリーク 「まあ、何とかはなると思うが、ドワーフといえど我が国民だ、危険に晒すのはさすがに忍びない」

タリュウシン 「連れてく、連れてかないは兎も角として、飲ませて良いのか、悪いのか」

GM/エリーク 「飲ませる分には問題無い。出た以上は彼らに分け与えるつもりでいる。それに関しては問題無い。というか、「村人に分けずに外に出して私服を肥やしている」と見られたほうが致命的。あの酒好きドワーフの事だから、ヘタすると暴動になりかねん…」

ジョルジュ 下手したら、隣の国とワイン戦争が起きるぜ。(ナレーション風に)「後の世のワイン戦争の始まりである」(笑)

タリュウシン 飲ませて良いなら問題ないね。

GM/エリーク 「皆が血なまこになって探してるんで、その辺騒動になっているのだろう」

ジョルジュ 「わかりました」準備とかはしておこう。ランタンとかねーし。

GM そういうのは、村のを適当に使っていいよ。まあ、ランタンは少ししかないけど。ここで働いてるのは、基本的にドワーフだけだからね。

ジョルジュ オッケイ。じゃ、次の日の朝行くか〜。

GM じゃ、次の日の朝です。エリークさんはデッカイ馬車に乗って「ジョルジュ、私はこれから保養地に行ってゆっくり養生してくるよ。」

タリュウシン 俺も領主様の隣に乗って「じゃ」(笑)

ジョルジュ (クレーンがモノを掴む様に)ウイーン。

ダムド 「坑道の中は魔法王国時代の遺跡だというのじゃ! そうすると何か罠があるかもしれん。その時はお主の力必要なんじゃよ」

タリュウシン 「いってらっしゃい」

ダムド 「お主は仲間じゃろ」(笑)

タリュウシン 「だって暖かい温泉でさ、混浴でオッパイオッパイ言ってる方が楽しそうだし」(笑)

ダムド 「ワシもオッパイオッパイしたいわ!」(笑)

ジョルジュ 「…分かりました。タリュウシンさんが、そこまで言うのでしたら無理は言えません」

タリュウシン つうか領主様に蹴り出されそうだけど(笑)

GM エリークさんはそんな事はしないもん。「……いいから、降りろ」(笑)

ケイブ 「……大人ってすごい」

ジョルジュ 「お前も大人だろ、22歳」(笑)

タリュウシン 「一番年下ですよ、あたしゃ」

ダムド 「お前は、19歳か」

タリュウシン だから一番おっぱい見たい年頃なんですよ(笑)

ダムド てか、金稼いで自分でおっぱい見に行けよ(爆笑)

タリュウシン 名言だ(笑)



※伏字にしたほうがいいかな~とか思いつつ、このままのっけました(笑



ジョルジュ 「じゃ、僕達は炭鉱の方に行きましょう」

ダムド/タリュウシン 「あい」

ケイブ …女っ気ねー(笑)

ダムド 誰か女キャラやるかなっと思ったけど、誰もしなかったからな(笑)

GM MAPがあるんで特に問題無く行けます。ただ途中に大きな岩があって進めなくなってるね。


ジョルジュ 叩いてみるか。ゴーン。ゴーン。

GM 無理やり動かそうとすると天井からパラッパラッと。

ケイブ あぶな…。

タリュウシン 脇道とかある?

GM いや、完全ではないものの領主の館にある地図には、この道しか無いね。今のとこ。

ジョルジュ じゃ、下手に壊す訳にはいかないのか。

GM ここは鉱山の村だから、簡単な補強とかは直ぐ出来るよ。補強すれば問題無くなると思う。

タリュウシン じゃ、補強作業をしよう。

ダムド 「て、いうかさ。この仕事は冒険者の仕事じゃないよな」と言いながら作業するか(笑)

ジョルジュ 「いえ、これも立派な冒険ですよ」

ダムド 「グードン出て、まさか掘削作業をするとは思わんかったわ」

ジョルジュ 「そうですか? 畑を耕してると思えば楽しいですよ」

タリュウシン 進んだ感じかな?

GM いや、キミら洞窟の中にいるだけだから。というか、わずか数人の素人で何とかなるような作業じゃないよ。

タリュウシン じゃ、外に出てドワーフの皆さんにお手伝いをたのむか。

GM OK。では、キミ達の所会議室の一つに入って行くと、そこの所に君達を案内した執事風の人がいる。一応この人は代官ね。「領主代行様、どのような調子ですか?」

ジョルジュ 「はい。今いきなり関門にぶち当たりまして、大きな岩が前を塞いでるんですよ。ですが、むやみそれを動かしたりすると、落盤の可能性がすごく高いんです。ですので、ちょっと補強をしていただければ」

GM/代官 「なるほど。では、ドワーフの組頭を呼んできますので、会議室の方へどうぞ」



ジョルジュ ギョイン、ギョイン、ギョイン、ギョイン。

GM 鎧着ながらあるくの、お前?

ダムド 今冒険中だからさ。

ジョルジュ 中は古代王国時代の遺跡だっていうし、何があるか分からないから。

GM じゃ、会議室に着くと十人位のドワーフがゾロゾロやってくる。「ハイホー」

ジョルジュ これこれこういう事なので、みたいな事を言う。「皆さんの力を是非貸してください」

GM/組頭1 「勿論じゃ、ワインを飲むためだったらわしらどんな協力だっておしまん。ここに梁を立てて岩をどかす作業すればいいんじゃな。」

ジョルジュ 「そうですね」

GM/組頭2 
「うちは7人位出そうかな」

GM/組頭3 
「じゃ、こっちは10人出すかな」

GM/組頭4 
「何! じゃ、うちは15人だ!」

GM/組頭5 
「何だと!じゃ、うちは全部のチーム出すからな!」

GM/組頭6 
「ワシはグードンの従兄弟達を呼ぶぞ!」

GM/組頭7 
「ならば、ウチのところは寝たきりのじいちゃんを!!」

GM/組頭8 
「うちは犬じゃ〜!」

タリュウシン 
「待て、お前ら。そんなにいっぱいきたら、ドワーフで坑道が埋まるわ」(爆笑)

GM/組頭9 
「だって、人員多く動員した方が分け前いっぱいになるんじゃろ?」

ジョルジュ 
「いえ、皆さんに公平に分配しますよ」

タリュウシン 「皆待っててくれたし、皆ちゃんと仕事してくれてるので、領主様は皆に均等に分配すると言ってます」

GM/組頭10 「なるほどなるほど、そうか。各チームから5人ずつでいいな。じゃ、うちのサイクルはこういう風になってるから、こっちでこうして……」

タリュウシン まとめないとどうにもならない。

GM 
そんな話をしている最中ぼそりと次の言葉が囁かれた。

ドワーフ 「でも、こっそり見つけちまえば独り占めだよな」

(一同爆笑)

ダムド 
ダンッと机を叩こう。「そんな事はワシが許さん! そんな事は卑怯者がする事じゃ! お主達ドワーフ族はそんな卑怯者なのか!?」

GM/組頭11 
「も、もも、勿論そんな事はせんよなぁ〜。わしらは誇り高きドワーフ族だから……

ジョルジュ 
「なんで皆、目が泳いでるんですか?」(笑)

ダムド 「もし、そのような抜け駆けをすれば……」と、モールをドンッと。勿論、血糊付いてる。「これは、これは今まで倒してきたゴブリン共の血よ……もしそのような事をすれば、ワシのこのゴブリン殺しが黙っちゃおれんぞ」(笑)

GM/組頭12 
「もちろんじゃ、わしらはそんな事しないしない、しようとも思わない。」

ジョルジュ 「そうですよね」って言って、背中の所でギラリと光っているデッカイグレソ(笑)

ダムド 言った後、ジョルジュの肩を叩いて「お前の兄さん、えらい苦労してるみたいじゃのう」

GM ドワーフ達は話が終わると、数人ずつスルッスルッスルっと部屋から出て行くよ。

タリュウシン 
考え込んで? それとも、恐怖で?

GM 
考え込みながら。しかも、全員無言です。(笑)

ジョルジュ 
いかにどうやって出し抜くかって考えてると思う(笑)

タリュウシン 明日からっていうなら、坑道の入り口に材料運びながらいます。

ダムド トロッコとか無いの?

GM 途中までしかない。今回の坑道は立ち入り禁止区域だから、あんまり開発されてないんだ。

タリュウシン すいません、会議の後皆を集めて「あのさ、今までの調子だと、考え無しに進んで埋もれる奴出るぜ」

GM それに代官が言う。「それは大丈夫でしょう。なんせ、彼らはどの坑道だか分かりませんから」

タリュウシン 「手当たり次第に色々な所、落石させそうで怖いんだよね……」

GM/代官 「さすがにそこまで馬鹿ではありませんよ。それに、坑道の場所を知っているのは、皆さんと私ぐらいで、案内板もちゃんと館の金庫に保管してるいんですよ」

ジョルジュ 「大丈夫です! 皆兄さんの部下です、兄さんの部下がそんな馬鹿な事をする訳がないじゃないですか」

タリュウシン 
「座り込みしてた時点で十分馬鹿だと思うんだけどな」

ダムド
 「…ワシは同じドワーフ族として恥ずかしい」(笑)

GM じゃ、その日の晩になります。皆さん何してますか?

タリュウシン 適当に色々、荷物運びの手伝いしてる。

ジョルジュ 一応、不安なので手伝いしてる。

GM キミ等が手伝うと、一時間もしないで荷運びは終わるね。

ジョルジュ じゃ、後はドワーフを信じて屋敷に帰って寝る〜。

タリュウシン 坑道前にテント張って寝る〜。

ダムド 休んで鋭気を養おう、探索は明日だし寝る。ワシも同族を信じよう。……何か、タリュウシンの方が心配だから坑道で寝るか。

ケイブ では、屋敷で大人しくしてます。

坑道前のタリュウシン ……で、どうなります夜中?

GM ん、夜中……館組の人〜。

ジョルジュ/ケイブ はい。



GM じゃあ、夜中になります。すると、突然
「ガンッガンッガンッ」と、何かを叩く音が……どうやら金庫室の方から(笑)

坑道前のタリュウシン 
直球できやがった(笑)

ジョルジュ その音で眼を覚ましてたでいい?

GM どうぞ、どうぞ。館にいる人は起きていいよ。で、君達が金庫室に着くと、ハンマーを金庫に叩きつけている人型の存在がいる。
体調150cm(ドワーフの平均身長)くらいで、ずんぐりむっくり(ドワーフの平均体型)だが顔がわからない様にズタ袋を被ってるので、なんだか分からない。(笑)

坑道前のダムド 
その体系はドワーフ以外ありえないだろ(笑)

ジョルジュ 「貴方達、何をしてるんですか!」(笑)

GM その声に反応してドタドタ逃げようと窓のほうへ……。

坑道前のダムド そっちにいりゃーよかった。所詮、ドワーフの知恵か(笑)

GM ドワーフの知力11(ボーナス1)しかねーんだよ(笑)

ジョルジュ いや、でもこいつらは11より下だと思う(笑)

ケイブ スリープクラウド! 

GM どうぞ(笑)

ケイブ (コロコロ)……遺失魔法だ、達成値8(笑)

GM さすがに、それじゃ寝ないね(笑)だけど、侵入者は窓の所に飛び移ろうとするんだけど、人間用の館の窓なので高い位置にあり、出っ張った腹のせいで上れない(笑)

ジョルジュ じゃ、ドスンドスンと近づいて頭をガシッて掴もう。「何をしてるんですか、貴方は!」力が入りすぎてメキョロゴ(笑)

GM/ズタ袋 
「違うんじゃ〜! わしは、ただ知りたかっただけなんじゃ〜」(爆笑)



※ここから、シーンが一端切れるまで爆笑が継続します。一切笑い声が途切れません。(笑)の所は更に笑いが強調されてた場所です。



ケイブ 手に何か持ってるんですか?

GM 一応、鉱山用のハンマーを持ってるよ。あと、よく見ると金庫が所々ヘコんでる(笑)

ジョルジャ 「あの僕には、無理やり金庫をこじ開けよとしたしか見えないんですけど」(笑)

GM/ズタ袋 
「開かなかったんじゃよ〜」

鉱山前のタリュウシン 
馬鹿だ、情けね〜(笑)

ケイブ (笑い転げて行動不能)

ジョルジュ 「地図が見たいのなら、僕に一言いってくれればお見せします」

GM/ズタ袋 
「だって、見せてくれないと思ったんじゃ〜」

ジョルジュ ……何か憎らしさを通り越して哀れみを感じる。一言だけこのドワーフ、テラモエス(笑)「そんな事をしなくても、ちゃんとお見せします。ですからこんな無茶な事はやめてください。皆寝てるんですよ」で、メキッメキッメキッ。

GM 痛い、痛い(笑)

ケイブ 「……ジョルジュ兄さん、鍵貸してもらえます? 一応、金庫の機能が残ってるか確認しないと」

ジョルジュ 「はい、どうぞ」

GM ちゃんと開くことは開いた。まあ、こんな事した動機はワインが飲みたかったので、その為の場所を知ろうと彼の知力はそう言っていた。最初はこっそり入ってきたんだけど、鍵が開かないから壊しちまえと(笑)

鉱山前のタリュウシン 俺はその場にいないから何も言えないんだけど、どうするの? そいつを確保したままなの? それとも釈放すんの?

ジョルジュ 取りあえず初犯という事で、今回は許してあげようかなと。素顔も見ないで釈放。

鉱山前のタリュウシン 素顔見ないんだ、優しいな。

GM/ズタ袋 「ありがとうごぜぇ〜ます〜」

ジョルジュ でも、メキッメキッとやった状態で「次はありませんから」(笑)

GM/ズタ袋 
「わかりました。でも、ワインが飲みたいんじゃ〜」

ジョルジュ 
何というか、この根性だけは認めたい(笑)

ケイブ じゃ、金庫の鍵を閉めるふりをして「ロック」

GM OK。達成値出してね。

ケイブ (……コロコロ)達成値7。魔法使いとして駄目だ(笑) 

鉱山前のダムド 安心して、ドワーフはソーサラー技能覚えらんないから(笑)

GM じゃ、次の朝になります。次の日、重大な事件が起こりました。で、やっぱ館にくるんだけど、皆さんどうする?

ダムド 取りあえず、集合しないと駄目だからね。館に集合してる。

GM OK。では、君達が朝御飯を食べてるときに
「領主様!!大変な事が起きました!」と代官とお付の人が入ってくるよ。代官は、ちょっとフラフラした様子だね。

ケイブ 殴られたんですか?

GM いや、違うみたい。フラフラの代官に変わってお付の人が変わりに言うよ。
「今日の朝、代官様が縛られてる所が発見されたんです」

タリュウシン 代官さんが?なんで?

GM では、代官が状況を教えてくれる。
「実は昨晩遅くに、ドアを叩かれてまして。何かあったのかと扉を開けると、小さな背をして顔にズタ袋を被った連中が、いきなり押し入って来たんです。」

(一同爆笑)

代官「驚いた私を押さえつけ縛り上げ、ワイン倉庫の場所を言えって言われ……私も抵抗はしたんですが…
だけど、脇の下だけは!」

タリュウシン 
わかったわかった、痛くするっていうから、言っちゃたのね。

ダムド/代官 
(三下ヘタレ風に)「やつら痛くするっているから〜。ゲロッちまった〜。」(笑)

(爆笑継続)

タリュウシン 「はい、いいから行くよ。早く行かないとズタ袋軍団が埋もて壊滅するから」(笑)

ジョルジュ (笑い過ぎて)……首のこの後ろが痛い(笑)

ケイブ (笑い過ぎで)……頭が痛い(笑)

ダムド 取りあえず、その話を聞いてワシは頭を抱えながら「あいつらは、何と馬鹿な事をしたんじゃ〜」と。(笑)

ジョルジュ 俺、もう泣くよ。取りあえず、現場に行く前に、ちょっと精神的にプレイヤーが限界を(笑)



※プレイヤーの精神が限界を迎えたので一旦休憩。以下が、休憩中の会話の一部である。



GM 
俺ちゃんと、SNE様ごめんなさいって言ったも〜ん。ちゃ〜んと言ったも〜ん。制作会社に謝ったも〜ん。ちゃんと、最初に(一同笑)

ジョルジュ 
メールで謝れ、お前(笑)

GM 
俺ちゃんと言ったよ〜、ごめんなさい言ったよ〜。文句だれにも言わせないよ(笑)

ジョルジュ プレイヤーには?(笑)

GM プレイヤーにはシナリオ教えちゃいけないもん(笑)

タリュウシン 一言だけいっといてやろう。ごめんですんだら警察いらねんだ。(笑)

ジョルジュ 
俺もうまともにドワーフ見れないかも(笑)



※さて、閑話休題



GM じゃ、キミ達が用意をして坑道を進んで行くとだ。案の定、素晴らしい手並みで出来た通路が出来てるね(笑)

タリュウシン 早(笑)

ジョルジュ 「何故、その労力を他の事に使えないですか…」とうな垂れながら、ワイン倉を目指そう。

GM バカだな〜、一つのことを集中してやるというのはドワーフの特技の一つじゃないか。

ケイブ 暗いなら、ライト使った方がいいかな?

ジョルジュ/タリュウシン カンテラ〜。

ダムド ドワーフ・アイ。

GM では、キミ達が進んで行くと道が二股に分かれてるね。

ジョルジュ ワイン倉に行くのはどっちだっけ?

ケイブ 
案内板を見るに、右に行って、左にいけばワイン倉ですね。

ジョルジュ じゃ、右に……。

GM ところがです。
左側の方からガッツンガッツン。と何かを掘る音が聞こえる。(爆笑)

ジョルジュ 
……よし、耐えたぞ(笑)

タリュウシン 
……代官さん、間違って教えたべ(笑)

GM 違う違う。代官さんは発掘する場所を教えたのだよ。わきの下を攻撃される恐怖に彼らの言いなりになった代官は


〜〜〜〜〜〜〜(シュミレーション)〜〜〜〜〜〜〜〜

犯人「ワイン倉庫へ行く道は何処の道なんだ」

代官「(MAPを指して)ここです。」

犯人「よし、行くぞやろうども」

犯人達「お〜」

〜〜〜〜〜〜(シュミレーション終了)〜〜〜〜〜〜〜



GM と…(笑)

タリュウシン 俺、皆に提案する。あの音スルーして、ワイン倉に行こうぜ。あいつらぜってー、二班、三班に分かれてるから(笑)

ケイブ GM、ここって崩れそうですか?

GM いや、ここはちゃんとなってるよ。

ジョルジュ よし、じゃあ左に行こう。


タリュウシン 助けに行っちゃう?

ダムド 「……もう、行きましょう」って感じだな(笑)
「ワシは同族として恥ずかしい……」

ジョルジュ 
「僕、兄さんを心の底から尊敬しそうです」

GM 
ちゃんと言ったよ、彼が過労で倒れたって(笑)

ジョルジュ/ダムド 
そういう事か……。(笑)

タリュウシン ではGO!

GM で左に行くと行き止まりの広間のようです。天井が崩れたのか床には土砂が積もっており、そこには、大きな穴が三つ開いてる。

タリュウシン じゃ、穴に向かって「ばーか、そっちじゃねーよ!」

GM すると、カツーンって音がピタッって止まる。

ジョルジュ 後ろにこっそり近づいてムンズと掴む。
(すごく低い声で)「あなた達、何をしているんですか?」

ダムド ワシはモールと掴んで後ろから
(すごく低い声で)「のう、おぬしら…ワシが昨日なんと言ったか覚えておるか?」

タリュウシン 三人目の所に行って、弓を構えて(すごく低い声で)「戻ってこーい」

ケイブ (後方で行動不能中)

GM/仮名ドワーフ 「わ、わしはここに優良な鉱石があると聞いてだな」

タリュウシン 
やっぱズタ袋被ってるの?

GM 
勿論、ズタ袋被ってるよ。しかも上半身裸で汗だくだけど(笑)

ダムド 
やべー、カ○ダタ状態だ(笑)

ジョルジュ 「ワイン倉に行こうとした訳ではないんですね?」

GM/カ○ダタ1 「勿論じゃ、わしらは…」

ジョルジュ メキッメキッメキッ

GM/カ○ダタ1 「…ご、ごめんなさい。あのワインを一口飲むためなら、ワシらなんでもしますんじゃ。」

タリュウシン 「昨日代官さんを襲ったのはお前達か?」

GM/カ○ダタ1 「違います。私は外で見張りをしていただけです」(笑)

タリュウシン 「…お前達の他に協力している連中はいるのか?」

GM/カ○ダタ1 「そうです! 我々、ワイン大好き結社の皆が」(笑)

タリュウシン 「……そうか、そうか。他の連中は反対側の道に行ったんだな」

GM/カ○ダタ1 「そうです。あっしらはここを発掘する組でして」

ジョルジュ 
俺は斧ずりずり引きずりながら「僕帰る、お家帰る……」(笑)

ダムド 
まてまて領主様(笑)



タリュウシン じゃ、さっさと反対側の道を行こうか。この道の左記の分かれ道も右左から掘る音聞こえませんか?

GM 勿論、その通り両方から聞こえます。バキバキッ。とかズシャとか、どうやら瓦礫などをどかしているようです。

タリュウシン 
…左に行くか。

ケイブ 
…左かな。

GM 暫くするとね。右側から、「ぬぉ〜なんか変なもんが出てきたぞ。よし、やっちめー。うぉ〜。ぎゃー。噛まれた〜」とか聞こえてくる。

タリュウシン 「よし、左に行くぞ」(笑)

ジョルジュ 「あの…一応襲われている可能性があるので…助けにいきましょうよ」(笑)

ケイブ 
ここのドワーフ達ってジハドにでも掛かってるのかな?

ダムド 
ワイン教教祖からジハド掛けられた。「コレは聖戦だ!!」(笑)

タリュウシン 右助けた後だと、絶対ワイン七、八本消えてまっせ〜。

GM あえて私は何も言いませんが。

ジョルジュ 「もうちょっとだけ、彼らを信じてあげましょうよ」

ダムド 「と、いうかな」と言いながらワシはモールをゴスッゴスッと地面に叩きつけながら……ワシ、声する方に走っていっていいか? 走って行くよ。「こら、おぬしら何やっとるか!」

タリュウシン 分かった。右、行くよ(笑)

GM 右側に行くとね、二人のドワーフが奇怪な化け物三匹と戦っています。

タリュウシン どんな感じの化け物?

GM セージ判定どうぞ。二種類いるから、二回振ってください。

ジョルジュ 平目で4と5。

ダムド 一回目、12。二回目が…お、13

タリュウシン 一回目、4 二回目11

ケイブ 一回目、13。二回目、9。

GM 一匹目の方は12以上で分かるね。アンデットでワイトというモンスターです。人間の身体に黄色の靄がかかっていて、通常武器攻撃は無効です。

ダムド 幽霊系のモンスターだよね。

タリュウシン 惜しいね、一文字違いだね。ワインと(笑)

GM 後の二匹はグールです。麻痺毒があって、二人が頑張って戦ってるけど、向こうで一人でピクピクしてる(笑)

ダムド ワイトが一匹とグールが二匹ね。

タリュウシン で、村人2名が必死で戦って1名麻痺っと…

GM そう。で、必死に戦っているドワーフが「おぉ〜、この黄色奴は武器がきかねー」と言っている。ちなみに両方とも裸。

ジョルジュ 全員カン○タスタイルでいいんだな(笑)

GM 
勿論、ズタ袋を被って額の所にはワインと書いてある(笑)じゃ、敏捷度順で始めるよ。


村人を守るために戦う領主様。
の割りに、村人が集中的に狙われてますが、ドワーフなので聖m利欲と精神力が膨大で、なかなか危機になってるという感覚がありません。
「ワイト戦」


ダムド んじゃ、ワイトにやられたドワーフに<キュアウーンズ>を掛けるか。精神力じゃなくて生命力が0になった気絶だからね…『8』点回復。

ケイブ ついでに、精神力を5点ほど回復してください。

ダムド オッケイ

GM では、ズタ袋をかぶったドワーフ(仮)達は、戦闘が一段落して君達に気がつくと、壮絶に誤魔化し始める。

GM/カン○タ2 (わざとらしく)
「は、ここはどこじゃ? わしは悪い夢を見ていたようじゃ」

ジョルジュ 
じゃ、ガシッと掴んで「帰りましょうか、皆さん」頭を掴みながら、ズリッズリッズリッ。

GM 後倒れているのは麻痺毒で一日経てば勝手に直るから。

ジョルジュ 怪我人はさっきの三人に運ばせておけばいいか。「皆さんは怪我してますので、ちゃんと家に帰って寝てくださいね」とにこやかな顔で笑ってるけど、目は笑ってねーからな。「じゃ、行きましょうか皆さん」

GM では、倉庫の方に行くと「うほ〜」とか歓喜の声が聞こえる。

タリュウシン えと、ドアの入り口の前で……。

GM ドアは無いよ。

タリュウシン こっちはまだ気づかれてないよね?

GM いや、キミ達は明かりを持ってるから。

ダムド ついでに言うとガシャコンガシャコンと音してるから(笑)

GM キミ達がワイン倉庫の方に行くとだ。
「…む、いかんぞ! 皆逃げろ〜!」って声が聞こえます。

ジョルジュ
 (地の底から響くような声で)「に〜が〜す〜か〜!」

GM すると、ズタ袋を被った4人がこっちに向かって走ってきます。両手にワインを持って(笑)

タリュウシン 撃つ。

GM キミが弓を構えた時に気づく。ドワーフ達の後ろから何かでっかいモノが追いかけてくる。ちなみにキミ達よりデカイ。セージでチエックしてみて。

タリュウシン 11。

ケイブ セージ判定だけは良いみたい、14。

ダムド 8。ちっとまって、ゴーレムじゃねーだろーな。

ジョルジュ 8。

GM 10以上なら分かる、ロックウォームだ。でっかいミミズだと思ってくれ。視覚聴覚はないけど光を見ると凶暴化する。

一同 …

タリュウシン 光消したら、オレたち逃げられないじゃん。

ダムド つまり、倒さないといけないのか。

GM (内心:ボスですから(笑))

ずた袋の小人 「大変じゃ〜でかい奴が来る〜」

タリュウシン 逃げないの?

GM お前ら二人の間をすり抜けるスペースがないだろ。人間バリケード(笑)

ダムド しかたない、「お前ら下がってろ」と下がらせる。

ジョルジュ 
(すっごい静かな声で)「あなた達はなにをしてるんですか?」

ズタ袋の小人 
「りょ、領主様。今はそんなところでは、早くアイツを…」

ジョルジュ 
(すっごい静かな声で)「あ・な・た・達は、な・に・を・してるんですか?」

(一同爆笑)


そして、ミミズ戦。有り余る防御力に反省したGMはロックウォームの酸攻撃で一行を苦しめます。
しかし、そのとき意外な援軍が!?
「Vs ロックウォーム」


GM では、戦闘が終わると謎のマーファ神官はスチャっトてをあげて、

GM/仮名マーファ神官 
「ワシは放浪のマーファ神官『マーファ仮面』。なに、礼はいらん……ではっ!」

ジョルジュ 
ガシッ!

GM/仮名マーファ神官 
「うおぉ!まちたまえ、領主殿。謎の正義の味方の正体を現すのは、よく……」

ジョルジュ 
メキッメキッメキッ。

GM/仮名マーファ神官 
「ご、ごめんなさい……」(笑)

タリュウシン 駄目だ、そいつ。

ジョルジュ 「まあ、少しお話していきませんか」

ダムド 「お主屋敷にいたマーファの神官じゃよな?」

GM/仮名マーファ神官 
「いや、あれは私の双子の弟で、いやこんな所であえるとは……」

ダムド 
「のう!」と言いながらズタ袋を取る。

GM 
はい、ベットの横にいたマーファの神官です(笑)

タリュウシン 
「そうか弟さんですか、じゃ弟さんにも同じ罰を受けてもらうという事で」

GM/マーファ神官 「いや、弟は昨日の夜の内に旅に出たので」(笑)

ダムド 「一つ聞きたいんじゃが、マーファは盗み許しておるのか?」

GM/マーファ神官 「違うんだ、これは皆で飲もうと思って…」

タリュウシン GM、ワイン倉って大丈夫なの?

GM うん。話を聞くとだ、ワイン倉庫に入ったらそこにロックウォームが転がってたんだ。ロックウォームは光を見ないと凶暴化しないって知ってたから、そのままワインを回収してたんだけどキミらがランタン持って来たから、「いかーん!」となったの。この部屋には扉がついてないから、キミ達のランタンの光が入ってきてね。

ダムド そっか、ミミズは耳ないからな。

タリュウシン じゃ、奥行くか。一旦、奪ったワイン戻さないと。

ジョルジュ じゃ、皆で行きましょう。

GM ワイン倉庫の中は大樽や瓶が並んでいて結構広いね。ロックウォームがいたみたいだけど特に荒れた様子はないよ。

タリュウシン 戻したついでにシーフ技能で一本盗んでも良い? 

GM 誰も見てないなら、判定無しでいいよ。

タリュウシン ばれない様に一本鞄の中に隠していきます。

ジョルジュ それを外に売りに出したら、本気で首を刎ねに行くからね(笑)

タリュウシン じゃ、持てる分持って帰ろう。「お前らも持てよ〜」

GM/マーファ神官 
「一本貰ってもいい?」(笑)

ジョルジュ 「駄目です」

タリュウシン 「どうせ、皆で飲むんだからいいだろ」

ダムド 「お主は罰として…」

GM/マーファ神官 
(すがりつきながら)「飲みたかったんじゃ〜!」

ジョルジュ 「戻りますよ」

タリュウシン GM、ワインってどれ位あるの?

GM 結構な量あるよ。少なくてもこの村の全員に行き渡る分位はあるね。大樽がいくつもあって、瓶も棚に並んでる。

ジョルジュ ちなみに実行犯の連中の顔は全員覚えてるからね。で、振舞う時は実行犯に参加しないで
真面目に働いていた人達にはちゃんとジョッキ一杯、俺らは普通にジョッキ一杯ずつね。で、実行犯はジョッキ半分ね。主犯の連中はコップ一杯な。

タリュウシン あ、ちょっと問いただした事が。「代官さん、襲ったの誰?」

GM 
「はい!」っと、正直者のマーファの神官と他数人が勢い良く手を上げるよ(爆笑)

ジョルジュ 
そいつらの前に置かれたコップを下げるぞ(笑)

GM/マーファ神官 
「正直に話したのに!?」

ジョルジュ 「まあ、ですがワインを心底待ち望んでいた貴方達の清き心も分かります……ですので、そうですね。
(お猪口位のグラスにワインを注ぐ)さあ、どうぞ。心行くまでお飲みください」

GM/マーファ神官 「……これだけ?」

ジョルジュ 「いえ、一人一杯しか行き渡りませんでしたので」

GM じゃ、それをちびちび飲んで無くなったら、舌でべろべろ舐め始める。(笑)

ジョルジュ 
いと哀れ(笑)

ケイブ 「ジョルジュ兄さん、それはいくらなんでも可哀想ですよ。私の分を」って言って、
ワインの入ったジョッキを主犯の数人の前にドンッと置く。

ドワーフ 
「おお…お前…」

ケイブ 
「これを争って飲め」

GM 
お前は鬼か(笑)

ジョルジュ さすがに可哀想なので、少し分けておくよ。

ダムド 
「……同族として恥ずかしい」(爆笑)

ジョルジュ 「いえ、ダムドさんは立派です。神官の本分を全うしているダムドさんは、僕は大変立派だと思います」(爆笑継続中)

ダムド 「……ありがとう」(爆笑継続中)

タリュウシン 騒ぎは終りかな。じゃ、騒ぎ終わって部屋に戻った後にPTのメンバー集めて「さあ、飲むか」(笑)

ダムド 「お・ま・え〜!」

ジョルジュ 「まあ、この位の報酬があっても良いでしょう」



GM さて、これは後日談になりますが、キミ達が一週間の契約期間が経った頃、一通の手紙が届きます。

前略、エリーク・ハルバルエスです。そちらの近況は代官からの手紙で聞いております。実は、もう一週間ほど滞在することにしました。」(笑)

タリュウシン ……勘弁してくれ。

GM/エリーク 
「養生して、身体を万全にして私は帰るつもりです」(笑)

タリュウシン
 このまま雲隠れしそうで嫌だ、この人。

ジョルジュ すぐに返事を書こう!!律儀な文章で……。

GM そうすると、ドタッドタッドタッ「領主様! 大変です!」(笑)



ジョルジュのペンを持った手が、パタっとため息をつく様に静かに倒れた



GM と、いった所でこのシナリオを終わりたいと思います。お疲れ様でした。

一同 お疲れ様でした。(笑)

GM 
なお、このシナリオはフィクションです。登場するドワーフは公式のドワーフとは一切関係はありません

(一同爆笑)