SWリプレイ 第七話
「吸血鬼の住居に住まう籠の中の姫」

ハークス 精神力バカ。人間魔力の塔
ジン ラーダの鉄の椅子
ウィン 魔法の武器により弱点克服。正に武神
パリス  今回いいところない主戦力

GM さて。前回の経験店は1000点でした。成長申告してくださいな。

ウィン ファイターレベル4。魔法の斧とあわせてダメージが+2。

パリス う〜む…シャーマン上げるか…いやこのままでイイヤ。

ハークス オレも成長なし。

ジン ボクもな〜し。

GM オッケイ。さてさて、またもやあれから2D6日たちました。

ハークス またか(笑)

ジン ハークス兄者。今度は大きい目出さないでね。

GM ちなみにゾロ目は振りたし。

(一同笑)

ハークス 
6ゾロが出た時点で半月以上決定!?

パリス キャラ作成後の最初のシナリオでこれやったら最低だね。

GM 
仕事もなく、所持金も底をついた冒険者は「これが現実か…」とつぶやくとそのまま夜の闇に消えていった…

(一同爆笑)

ハークス 
シュールすぎるわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

ジン 借家とか借りない?

パリス あるのか?

GM そりゃあるさ。長屋とか(笑)

ウィン 「冒険者長屋」とかあったら嫌だね。全員武器を携帯してうろついてるの。

GM そりゃ冒険者は街中でも筋力MAXの殺傷武器を携帯しているけどさ…

パリス 時たまバトルアックスを「護身用です」とか言って持ち歩く奴もいるけどね。

GM バトル(=戦闘)と名がつくもので身を守るとのいうのだから世も末だな。

ハークス さて、2D6で…「6」か普通だな。

GM チッ!!

ハークス 今なんか言ったか?



GM いいえ、別に〜。さて、6日ほどゆっくり休養を取っていると扉を開けて一人のグラスランナーが入ってきます。

グラスランナー
「にゅう。乗って来た狼って馬小屋につないでいいのかにゅう?」

ハークス 
いいわけあるかぁぁぁぁぁぁぁ!!(笑)

パリス 
馬が食われるだろぉぉぉぉ!!(笑)

ジン 朝になったら骨になってたりして。(笑)

ウィン 
狼の方が骨になってるの?

(一同爆笑)

ハークス 
この馬小屋にはどんな馬がおるんじゃぁぁぁぁぁ!!

パリス 
狼を食べてる時点でもう馬じゃねぇぇぇぇぇぇ!!。(笑)

グラスランナー 「わかったにゅう。入り口の前につないでおくにゅう」

ハークス 裏につなげ裏に。客に噛み付かれたらかなわん。

グラスランナー 「やれやれ、あれこれとこまかいにゅう」

ハークス 
こまかくねぇぇぇぇぇ!!

(一同笑)

ウィン あれ?このグラスランナー狼に乗ってきたの?

GM うむ。どうもそうらしい。ゴブリンだって乗れるダイアーウルフに乗ってきたんだ。

パリス よく街に入る時に撃ち殺されなかったものだよ。

GM まあね。さて、戻ってきたグラスランナーは店のオヤジに羊皮紙の束を渡すと代金を受け取って出て行く。

パリス 羊皮紙の束?

GM どうも手紙のようだね。うち1つを見て親父は顔を上げる。

オヤジ 「おいハークス。お前に手紙がきているぞ。」

ハークス オレ?誰から?

オヤジ 
「差出人は……『黒き刃』だとよ。」

ハークス どこの暗殺者だそれは。

ウィン&ジン ジーーー(パリスを見る)

(一同爆笑)

パリス 
オレじゃねぇぇぇぇ!!

ハークス 何でパリスから手紙もらわにゃならないんだ。開けてみるよ。

GM うむ、中には簡潔にこうかかれている。

(BGMの曲をもっと暗そうな曲に変更している)

ウィン なんか雰囲気出してるよ。(笑)

GM 手紙の内容はこうだ。

「 お前が冒険者として真面目に暮らしていると聞いている。それを見込んで頼みがある。大至急帰ってきてくれ。                
 
父:ディア・ホーネイ より

追伸。お土産は食べ物でね。」

(一同爆笑)

ハークス 
誰が『闇の刃』なんて大層な二つ名じゃぁぁぁぁぁぁぁ!!

ジン もしかしたらハークス兄者のお父さんは凄腕暗殺者かも。

パリス あ、オレの師匠かも!?

GM いえいえ。ハークスの父親はラーダの高司祭にして導師級魔法使い。ラムリアース北のヤスガルン山脈にあるドワーフ村で私塾兼神殿を経営している普通の人だ。ちなみに現役時代の二つ名は
「無限の精神力」とか「人間魔力の塔」です。

(一同爆笑)

ウィン 息子にもしっかり受け継がれたんだね。(笑)

パリス ついでに食欲もな(笑)

ハークス (わざとらしい咳払い)おっほん。「皆、実は私の家族から仕事の依頼があるようなんだが。行ってみないかい?」

ジン あ、という事はそこにはボクの両親もいるんだ。

GM 無論生きていればな。

ジン 死んでるの!?(笑)

GM 生きてるんじゃない?行って見れば。

ジン うっし。じゃあ行く。

パリス まあ、行ってもいいか。仕事あるんだし。

ウィン そだね。仕事なくてもドワーフと腕試しが出来る。

パリス …エルフとドワーフの戦士としての腕ためしか。壮絶だ。

GM ちなみに、ドワーフの村はルーエンから片道3日の距離です。

ハークス 4×3人分で……
420ガメルっと。

ウィン 
…4×3×21でどうやってその答えが出るの?(笑)



GM さて、何事もなくハークスとジンの故郷「バリエン」に到着します。人口1000人のドワーフ族の中ではかなり大きな町となります。当然、鉱山が近くにあり鉱石の採掘・加工を主な産業としています。人間の出入りも激しくドワーフ工芸品を求めて連日行商人が来ています。

ハークス 食料は全部消していいね。

パリス 余剰食糧は残らなかったのか…(笑)

GM さて、どうする?

ハークス 実家に行くよ。ラーダ神殿だしすぐわかるでしょ。

GM おいおい、ドワーフの村でラーダを信仰するのは常に
圧倒的少数だよ。

ジン 圧倒的少数……

GM そう、突然
変異に近い(断言)

ジン 突然変異…

パリス 
見世物小屋に売り飛ばされたりして。(笑)

ハークス 
そいつはホントに神官か?(笑)

GM まあ、聞けばすぐに分かるけどね。

ジン それを早く言ってよ。さっさと行くことにしよう。

GM まあ、簡単にはしょるけど。ラーダ神殿にディア高司祭はおらず、ドワーフのブリムロン・カルバリ氏の家に行っているそうだ。

ジン ほうほう…

GM ……ジン?

ジン ほえ?

GM ジンの名前は?

ジン ジン…カルバリ…ああ!!ボクの家だぁ!!

ハークス 
気づくの遅せえええええ!!(笑)

ウィン よ〜し、んじゃさっさとジンの家に行こう。

ジン オッケイ。ボクが道案内するよ。…
多分こっちだよ。

ハークス 
自分の家を「たぶん」で案内するなぁぁぁぁぁぁ!!(笑)



GM 当然だが、ジンの家に着く。なかなか立派な豪邸だ。庭も広く手入れも行き届いている。

ウィン ジンってもしかしてお嬢様?

ジン ふっふ〜ん。さあ、みなの者、わらわにかしずくがよい。(笑)

ハークス 
おい、なんか鉄の椅子が威張っているぞ。どうする?(笑)

パリス (さもかわいそうに)
…哀れんでやれ。

(一同爆笑)

ジン ふんだ。んじゃ家に入るね。

GM うむ、当然だが普通に入れるね。守衛とかもジンの顔を覚えている…って、ドワーフ500年の寿命から見れば2、3年なんてほんの2、3ヶ月程度だよね。まあいいや、普通に通してくれるよ。

ジン 見たかボクの実力。

ハークス お前は何もしてねぇだろ。(笑)

GM するとだ、向こうから執事を連れたドワーフがひとり歩いてくる。

ジン え、もしかしてパパ?

GM ほほう。呼称はパパか。なら向こうから来るドワーフは
金髪の巻き毛で、ついでに名探偵ポワロみたいなヒゲを蓄えている。

ジンのパパ 「おおジン。おかえり。(クリンクリン)」

パリス あえて聞くがその「クリンクリン」というジェスチャーは何?

GM もちろん
自慢のヒゲをなでまわす音に決まっているだろう。

ウィン あの〜ごめん。イメージ湧かないんだけど?

GM 
音楽家の「バッハ」とか「モーツアルト」の髪の毛に「すごいよマサルさん」の『ヒゲ』を加えたドワーフだ。

(一同爆笑)

ジン パ…パパ。どっかで頭でも打ったの?(笑)

GM 何を言う。これがジンの父親「ブリムロン・カルバリ」氏だぞ。ちなみに呼称が「オヤジ」なら、頭髪「一本毛」の波平(BY サザエさん)カットであった。

(一同爆笑)

ジン ……パパでイイや(笑)

ウィン どうやら妥協したらしい(笑)

プログレフ 「おお、これはこれは皆さん。いつもワシの娘のジンがお世話になって」

GM と挨拶するね。ついていた執事は「お食事の用意を…」とか言って退く。

パリス おお、性格はまともそうだ。

ハークス 今までどれほど一見まともな性格異常者が現れたことか…(笑)

パリス 何で外見も性格もまともなのがいないんだ?

GM 
(虚ろに笑って)お前らが言うな。

ジン じゃあボクは感動の再開を果たしたの?

GM ドワーフ感覚だと『ちょっと旅行のために家を出た程度』だよ。

ハークス そうだな。オレとは面識在るんだから聞いてみよう。ブリムロンさん。オヤジが来てるって聞いたけど。

ジン あ〜あ。オヤジって言っちゃった。ハークス兄者のお父さんは「波平カット」に決定だね。

(一同爆笑)
ハークス あ!!!!しまったぁぁぁぁぁぁぁ!!

パリス いや、さらにレベルアップして「三本毛」かも!!

ウィン 「Qちゃん」カット!!!(『お化けのQ太郎』)

(爆笑継続)

プログレフ 「ディア殿か。うむ。いま少し出かけているが…ああ、ちなみに聞くがディアからの手紙を見てきたんだよな。」

ハークス はい。

パリス 見なきゃ来ないな(笑)

ウィン でも見ないでも来て見たいね。(笑)

ジン 
ボクの親は見世物かい(笑)

プログレフ 「ふむ、依頼の内容と関係のあることででかけている。まあ、内容は他言無用なことでな。内密に話そうと思っている。まぁ食事でもどうだ?」

ハークス 喜んで(笑)

プログレフ 「はっはっは。ハークス君も昔からよく食べるからねぇ。」

ハークス 何のこれでも小食ですよ(笑)

ウィン アレで小食…

パリス 
ドワーフは大地に穴を掘りまくり、大量の食料を消費する。アレクラスト大陸と言う家の柱を食い荒らすシロアリだな。(笑)

GM さて、食事をしながらジン達の今までの冒険談を話聞いたり、ブリムロン氏の武勇伝を聞かされたりしつつ食事は終わった。

ウィン 武勇伝?

GM うむ。数多くのゴブリン、コボルトを打ち倒したり、発掘中に掘り出した古代遺跡からあふれ出たモンスターを叩き伏せたりと色々在るね。

ジン ちなみにボクはもう聞き飽きてる。(笑)

パリス このジンのパパって強いのか?

GM 無論。この村きっての戦士だ。銀のバトルアックスを使って縦横無尽に敵を切り伏せる高レベルファイター。この近隣のドワーフでも上から何番くらいの腕前だ。

パリス おお、すごい。この前のロバート卿とどっちが強いかな?

GM まぁ同じくらいかな。さて、食事も終わるとブリムロン氏の馬車で館を出ます。むかうはどうやら鉱山の1つのようだ。 でもって、馬車から降りて鉱山の奥へと案内される。ちなみにお供の衆はいない。

ジン 何か在るんだね。

ハークス あたりまえだろ。そのために呼ばれたんだから。(笑)

GM そのまま鉱山を奥へと進むとやがて『ドワーフ語』で「立ち入り禁止」をかかれた看板が見える。ブリムロン氏はかまわず中に入る。

ウィン ほうほう。地図とか書かなくていい?

GM そんなもの用意してないからいい(笑)。さて、そのまま進むと小さな小川にぶつかる。地下水脈の一本だろう。ただ、それほど大きくも早くもない。で、その水脈の真中に中州のようなものがあり、そこに穴が開いている。

パリス まだ奥が在るのか。

GM と、君らが見ているとその穴から人影が現れる。ハークスの父親「ディア・ホーネイ」だ。

ハークス 親父か。やはり波平カットなの?

GM 
いや、スキンヘッド。

(一同笑)

パリス 髪型以前の問題か。(笑)

ジン 強く生きてねハークス兄者。(笑)

ハークス ワカメでも食べるよ。(笑)

ディア 「おお、来たか。早かったな。まぁ入れ。」

GM というと中に招く。

ハークス オヤジ。依頼ってなんだよ。

ディア 「うむ…それは、依頼人本人から聞いたほうがいいだろう。」

ウィン 水脈は渡れるの?

GM うむ。深さは君らの膝あたり、ジンでも腰あたりだ。流れも穏やかだから簡単に渡れる。無論ブリムロン氏も渡るね。

ハークス へいへい。ついていきますよ。

GM 中洲の洞窟に入ると、明らかに人工の通路へと様相が変わる。きれいに掃除され洞窟独自の湿気などもなく快適だ。

パリス 古代遺跡か?

GM (間違っちゃいないよ。最も現在使用中を遺跡というかは別だけどね。)ディアさんの先導で迷う事無く進んでいくとある一室にたどり着く。

ディア 「はいるぞ。」

GM という扉を開ける。扉の向こうは結構豪華な一室だ。ふかふかのソファに上品なテーブル。もちろん棚などもちゃんとおかれている。そして、君たちが入るとソファに座っていた人物が立ち上がって迎えてくれる。

ソファに座っていた人物 「ようこそ。お客人。」

ウィン どんな人?

GM そうだな。病的なまでに血の気のない肌をした金髪碧眼の紳士だ。

パリス 性格破綻者か?

GM そこ。偏見に満ち溢れた言葉は慎むように。(笑)

ディア 「紹介しよう。
バンパイアのレオニード君だ。」

一同 は?

ディア 
「(拳を握りしめ力説)実は今、彼の身に大変な事が起こっているんだ!!」

ハークス 
大変なのはお前の頭じゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

(一同爆笑)

ディア 「いきなり何をキツイツッコミをするんだ息子よ。」

ハークス 
あんたはし・ん・か・ん!!わかるか!?アンデットモンスターを率先して浄化、破壊、消滅する職業なんだよ!?

ディア 「いいかハークス。ラーダの教えは冷静に分析し、理解し、分かり合うことだ。
同じ知的生物同士話し合えば…」

ハークス 
バンパイアは生物じゃねぇぇぇぇぇ!!立派な化け物だぁぁぁぁぁ!!!

(一同爆笑継続)

レオニード 「まて、君がアンデットに偏見を持っているのは分かる。」

ハークス 
じ・じ・つだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

レオニード 「まぁ、アンデットが回りに及ぼす悪影響も十分考慮して、私はこの場所に隠れ住んでいるんだ。」

ウィン でも、吸血鬼って血を吸わないと生きていけないんでしょ。

レオニード 「うむ、血を吸わないと一日に1点精神力を失う。が、ようは失った精神力を得られればいいのだよ。精神力回復の呪歌を歌ってくれる歌姫がおってな。」

ウィン 歌姫!?アンデットに呪歌が効くの?

パリス まあ「レクイエム」なんて呪歌があるからな。

レオニード 「実は、その歌姫が何者かにさらわれてしまったのだ!!」

パリス 何処の化け物だよ。レッサーバンパイアをさらう物好きってのは…

レオニード 「
いや、歌姫はレッサーバンパイアではない。ジャック・オー・ランタンのベティちゃんだ。

(一同爆笑)

パリス ベティちゃんとな!?

レオニード 「そうだな。さらわれる経過を話す前に、私の生い立ちから話さねば状況を理解できまい。そう、私が無害な吸血鬼であるという事を知ってもらうにはな。」

ハークス 
「無害な吸血鬼」って言葉には矛盾があるように思えてしょうがないのだが

レオニード 「まあ、話を聞いてくれ。そもそも、
私は血を見るのが苦手でな…

(一同爆笑)

ハークス 
ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!

パリス 
何処の世界に草食動物を嫌う肉食獣がいる!!!!!

ウィン エフッエフッ(笑いすぎてむせてる)

レオニード 「しかたあるまい。
生理現象というやつだ。

ハークス 
だ・か・ら生きてねぇだろおがぁぁぁぁ!!!(笑)

レオニード 「まあ、それは嗜好の問題だ。私は血を吸わず生きる…まぁ、存在するための方法を模索し、ようやくその方法と、それを可能にしてくれるベティちゃん(=ジャックオーランタン)を手に入れた。それから幾百年…平穏で怠惰な生活を続けてきたのだ。が、先日この平穏をやぶる事件が起こった。
 事の発端は、鉱山夫と思われる妖精が、このささやかな住居の出入り口を発見した事だ。しかも、間の悪い事にちょうど水を汲みに出た私とその大地の妖精が目を合わせてしまったのだ。知ってのとおり、我々吸血鬼と目を合わせると彼らは恐怖に体が麻痺する。私はすぐに洞窟の奥へと戻ったが、その大地の妖精はさぞ驚いた事だろう。」

GM ここで、ディアが話しを補うね。

ディア 「うむ。で、知らせを聞いた私とブリムロン殿とで吸血鬼退治に出たのだ。」

ハークス へぇ、戦ったんだ。

レオニード 「私も驚いたさ。何せ私を傷つける事の出きる銀の斧を携えた戦士と、恐るべき魔法の使い手のラーダ神官がいきなり現れたのだ。」

ジン 
で、死闘が繰り広げられたのね。

レオニード 「いや。」

一同 ????

レオニード 
彼等が飛びこんできた拍子に、ベティちゃんが目を回して気を失ってしまったんだ。不運な事にベティちゃんの倒れた先には薬品棚が…

(一同爆笑)

パリス ちょっと待てぇぇぇぇ!!!!

GM 特にアンデットが気絶しないとは書かれてないよ。(注意:アンデットは毒物(薬)にも犯されません。これは酸による融解だとでも思いましょう。)

パリス 
そうじゃねぇぇぇぇぇぇぇ!!

レオニード 「まぁ、そんなわけで、気を失い薬物に犯されたベティちゃんを介抱しながら私達は打ち解けたわけだ。」

ディア 「
何せ、涙ながらにジャック・オー・ランタンの介抱を懇願する吸血鬼だ。邪悪ではないだろうと分析したんだ。

レオニード 「はっはっは。あの時は恥ずかしい姿をさらしてしまった。」

ハークス そりゃ邪悪じゃねぇだろうけどさ…

パリス 他の吸血鬼なら泣き叫んで昼日中に青空ダイブ(=自殺)している醜態だよ。(笑)

レオニード 「そして事態は切迫している。ベティちゃんがいなくなった今、精神力の補給が出来ず私は日々衰えていくだろう。そうなると、
無害な私でも、やがて飢餓から理性を失い、そのまま食欲の命ずるがまま周囲の人を…

ハークス 
んな物騒な奴の何処が「無害」じゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!

レオニード 「君は10レベルモンスターの恐ろしさを知らないのか。もはや天災に等しいぞ」

パリス 
自分を災害と認めるなぁぁぁぁぁぁぁ!!

(一同爆笑)

GM ディアさんが言うね。

ディア 「まぁ、こんな理由でジャック・オー・ランタンを探してもらいたのだ。おそらく、好奇心にかられて我が住居から抜け出た時にさらわれたのだろう。<ロケート>の魔法では地上にいるといぅ事しかわらん。地理が分からんからな。」

ハークス 親父が毎日<トランスファーメンタルパワー>でもしに来ればいいじゃないか。

ディア 「応急処置としては可能だが、そう毎日ここに来ると彼の存在がばれてしまう。それだけはなんとしてでも避けねばなるまい。」

ハークス ううむ。じゃあ、そのさらった相手の目星はついているのか?

ブリムロン 「ああ、この鉱山のスポンサーでもあるディスター商店の一団が当時視察に来ていたのだ。しかも怪しいことに視察も予定の半分で切り上げてしまっている。」

パリス そりゃ怪しいな。

ブリムロン 「だが、いくら怪しいといっても大事な後援者。こちらが無理に詮議するワけにはいかん。で、『我々とは関係ない』人間として調査してもらいたい。」

ハークス で、報酬は?

ディア 「酷い。実の父から毟り取る気か!!」

ハークス その実の父が、殺されるかもしれない犯罪の調査をしろと言ってるんでね。慈悲はねえよ。

ディア 「ちっ。まぁ、仕方がない。ワシが一人1000ガメルほど…」

GM という所でレオニードが間にはいる。

レオニード 「いや、これは私の個人的なものだ。私の持ついくつかの魔法の品を差し上げよう。魔晶石か古文書か…ささやかではあるが護符でもいいぞ。」

ジン 護符って?

GM まあ、『ダメ−ジ減少+1』か『精神抵抗+2』の護符だね。後は『キュアウーンズ』や『ヒーリング』を無効化する護符とか…

ウィン 無効化するの?

GM アンデットモンスターには必須アイテムだよ(笑)

パリス 武器はないのか?魔法の武器とか。

GM 時たま思うんだよ。10レベルモンスターが魔法の武具で身を包むのって反則じゃないのかなって…

パリス つまりは持ってないというのね。

GM うむ。まあ護符とか便利アイテムとかならあるよ。

ハークス 悪くはないな。でも最近実入りが少なくってねぇ。

ディア 「わかった。それとは別に私から2000ガメルほどだそう。」

ハークス (ガッツポーズ)おっしゃ。

ディア 「ただし。実はお前達に先立って一人の冒険者に『ディスター商店』の監視を頼んだんだ。が、昨日から定時の連絡もない。大した事がなければいいのだが、もし何かあったのなら助け出してくれ。」

ハークス ほぉ。どんな冒険者?

ディア 「うむ、大怪我をして神殿に運ばれてきたシオンと名乗る戦士だよ。治療費が払えなかったのでね、日々コキ使っている。流石に一人でこの誘拐を解決できるとは思ってないのでね。監視だけにとどめておいたのだが…
おっと、そう言えば彼の支払いが2000ガメルほど増えてしまったな。地道に返し続け後少しで完遂だったのに…

(一同爆笑)

ハークス 
お前は神官ではなく商人かぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

ジン この親にしてこの息子ありだね。(笑)

ハークス お前に言われたかねぇよ。(笑)

パリス あの親父にしてこの娘あり…か。

ジン しみじみ言わないでよ(笑)



GM さて、どうする?何かする?

ハークス 飯を食う。

GM その間にベティちゃんやシオン君は酷い事になったりして…

ハークス 腹が減っては戦は出来ぬと言うではないか。

GM 誰だよ。レオニード君の家に行く前にしこたまドワーフ料理を詰め込んだのは…

ハークス あれを世間では「ブランチ(=遅い朝食)」と言う。

一同 いわない、いわない。(笑)

パリス あ、一応盗賊ギルドで話を聞いてくるか。

GM OK。ここのギルドはラムリアース盗賊ギルドの一部だからお金さえ払えば情報を教えてくれるよ。

パリス (敬礼しながら)失礼します。自分はルーエンギルド所属のパリスといいます。今回、『ディスター商店』の事を聞きたく思いまいりました。

盗賊 
(呆れたように)「…ああ、あんたが噂の…」

(一同爆笑)

パリス どんな噂だぁぁぁぁ!!

ウィン マイリ−の暗殺者。(笑)

ハークス 
戦士系盗賊。(笑)

ジン 
誠実な殺戮鬼(笑)

(一同爆笑)

パリス 
(ジンを指して)なんか変なのが増えてる!!

ジン なんせうちのパーティーで一番撃墜ポイントが高いんだもんね。(笑)

パリス ぐぅ…言いかえせん…

GM 話しつづけるで。

盗賊 「『ディスター商店』か…それは渡りに船だな。あそこは前から胡散臭くてマークしているんだ。今の所、怪しい点は見つかっていない。とは言ってもまだほとんど手をつけてないからな。大通りに鉄鉱石の商店を一つ。倉庫を三つ。出資している鉱山や小店は総計で10個ほど。盗賊ギルドへの金払いにも問題はない」

パリス (再度敬礼)それで、怪しいと思った理由はなんでしょうか?

盗賊 「…ハァ(敬礼を見てため息)…時折、見かけない奴らが倉庫や商店に出入りしている。店頭には出てきたと言う報告はない。が、仲間の尾行を巻くような奴もいたらしい。こいつは間違いなく素人じゃねぇ。」

パリス 倉庫と商店か…

盗賊 以上だ…

パリス ハッ。ありがとうございました。

盗賊 100ガメルな。

パリス ……ハッ。



GM んで?どうする?

ハークス 倉庫か商店だよね。今の時間は?

GM まァ、昼過ぎ。夕方前だな。

ハークス 様子見るだけ商店か…

GM ほいほい、では「ディスター商店」につきました。どうやら鉱物と食料をメインに輸出入をしているようだ。

パリス なにか怪しい所は?

GM 
あいにく怪しい店構えで長続きする商店はないと思うが…(笑)

パリス いやいや、ギルドでし入れた情報にあった見なれない人とかさ…

GM あんたは、この街の住人の誰を見なれてるんだ?(笑)

パリス うっわ〜。意味ねぇぇ…

GM 一応、用心棒みたいな巨漢の男が一人いるよ。もちろん店の奥に誰かいるかはわからんがね。

ジン 店の奥ってどのくらいあるの?

GM ん?まあ、店の半分が店で奥は休憩所とか簡単な生活空間くらいだよ。

ハークス 倉庫とかじゃないのか?

GM あいにく鉄鉱石を店頭で買う奴は商人じゃないよ。普通は倉庫近くで搬入するのさ。(笑)

ハークス なるほど…

ジン …となると、何かあるとしたら、秘密の地下室かな。覗くには忍びこむしかないね。

ハークス なら、倉庫のほうじゃねぇ?秘密の地下室なんて作るのも使うのも人気のない方がいいだろ。

ジン だね。んじゃ今度は倉庫のほうヘ行こう。

GM (うむうむ。誘導は成功だ。まあ、商店に忍び込んでも、中の用心棒から倉庫に行くように誘導するんだけどね。)OK。んじゃ、倉庫のある地区へつきます。もうそろそろ夕方で人足の人達もボチボチ帰っていくね。

ジン ふ〜ん。

パリス 少し待った方がいいね。

ジン うん。夜まで待とう。

ハ−クス んじゃ酒場で腹ごしらえするか。(笑)

ウィン 一日何食食べるんだ。

ハークス 
「一回三人前」とだけ言っておこう。(笑)

ウィン 
それ一人の一日分だよ。(笑)



GM さて、夜になりました。あたりに人けはありません。

パリス うっし。んじゃ早速倉庫の扉を調べます。『12』

GM 罠はないけどカギがかかっている。

パリス カギ開け「3」…『8』

GM 開かん。

ハークス んじゃ<アンロック>発動「5」。OK。

GM うむ、では倉庫が開いた。中はまあ倉庫らしい倉庫だよ。木箱が一杯詰まれてる。

パリス <捜索>するね。おお、6ゾロ。

GM おお、それは怪しい隠し扉をみつけたね。

ウィン 怪しくない隠し扉ってあるの?(笑)

GM 
そりゃあるさ。『隠し扉注意』とか張り紙あたら怪しくないでしょ。(笑)

(一同笑)

ジン そっちの方が怪しいよ(笑)

GM さて、床の一部がはずれて地下への階段になっている。

ジン またこので入り口ふさいだらダメかな?(笑)

ハークス ココ以外に出口があるかもしれねぇだろ。

パリス んじゃ。さっさと入るか。ランタン誰が持つ?

ハークス オレ。どうせ杖でなぐんないし。

GM 殴れば十分戦力だろうに…

ハークス ところがだ。この精神力を<エネルギーボルト>に換算すると13回も撃てる。最低ダメージでも5点。これは十分戦力になると思うよ。ああ、5レベルになれば27回も7点ダメージが…

GM この精神力バカが古代語魔法を取った時点でこうなる事は予想で来たさ。(泣)

パリス 隊列は前列にオレとウィン。後列がジンとハークスね。

一同 ほ〜い。

GM んじゃ進むね。階段を降りるとそのまま通路になっていてまっすぐ伸びている。

パリス んじゃまっすぐ進むよ。

GM OK。まっすぐ20mも進むと十字路になってるね。

パリス 常道ではこのまままっすぐ行くとボスがいる。

GM (大正解。でもね…)その前に、右側の通路から明かりがこっちに向かってきてる。

ハークス 考えてみれば、オレ達バッチリ明かり持って不意打ちもないよな。(笑)

GM まあね。と、向こうから来るのはたいまつを片手に皮鎧の男が向かって来る。で、君達を見るとこしからファルシオンを抜いた。

ウィン やっと出番?

ハークス 先生。願いします。(笑)

ウィン ど〜〜れ。(笑)

GM (ゲストキャラだ。1ラウンドは持ってくれよ…)



さて、どちらも味方とはわからないでの戦闘ですが。GMひやひや。ゲストキャラのシオン君。囚われの身であったため、防具来てないんだもん…第2ラウンドにかけつけた本物の悪者(アザービースト&暗黒入信者)により、誤解は一気に解決。はっきり言えば入信者さん。あんた出てこなかった方がきっとPCの被害大きかったよ。
シーン7‐1 「シオマネキは庭駆けまわり〜」



GM さて、改めて紹介しなおそう。冒険者のシオン君だ。

シオン 「もしかして、貴方があのディア司祭の息子さんですか?」

ハークス 何故そう思う?

シオン 「体型がウリ二つだ。」

ハークス 嫌な判断方法だ。(笑)

ジン 大丈夫。闇夜でもうっすら輪郭でわかる判断方法だよ。

ハークス 嫌な判断方法だ。(笑)

パリス で、なんで見張りの君がこんなとこまで来てるんだ?

シオン 「こっそり見張っていたんだけどオレって戦士じゃん。見つかってさ。牢屋に押し込められたけど自力で抜けてきたんだよ。」

ハークス 
オヤジ…なんで戦士に盗賊の真似事をさせたんだよ。(笑)

シオン 「まぁ、ココであったのも何かの縁だ。実はこの先の牢屋に他にも何人か捕まっているんだ。手を貸してくれないか?」

ジン 武器持ってるなら自分でナントカすればよかったじゃん。

シオン 
「いやぁ(頭を掻きつつ)。扉のカギが開かなくって。」

ハークス 
知識神の神官の父上様。聡明なお前は何故こいつに捜査なんかさせたんだい。(笑)

パリス 見張りはいないんだな。

シオン 「さっきのアザービーストを連れた奴ら以外はいないはずだ。」

ウィン じゃあシオン君はどうやて抜けて来たの?

シオン 「尋問しようと連れ出したところで一撃さ。後は手地かな武器を引っつかんで逃げてきたのさ。」

ウィン なかなか行動的ですねぇ。

シオン 「フッ。高司祭様への寄付金ももう少しで返還できる。これで晴れてオレは自由の身」

ジン 
あ、シオン君の借金2000ガメルほど増えたよ。(笑)

シオン 「へ?」

パリス 君の救出に冒険者を雇っちゃったからな(笑)

ハークス (おもむろに自分を指差す)

シオン 
「……なんで元金より増えた金額の方が大きいんじゃあああああ!!」

GM 
ちなみに借金は600ガメル。

(一同爆笑)

ウィン 
3倍以上になってる(笑)

シオン 「いや、まだだ。この先に他にも誘拐されている人がいる。彼らを助けて礼金でなんとか…」

ハークス 5人で頭割りか。

シオン 「へ?」

(一同爆笑)

シオン 
「あんたら鬼かぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ハークス フッ。冒険者は公平分配が基本だよ。

シオン 「グウの音も出ん。」

パリス うっし。誘拐された人を助けに行こう。

GM うむうむ。左の通路を行くと小部屋につく。小部屋には木の机と椅子。それに空だが頑丈な檻がある。君達が入ってきた扉のほかに頑丈な木製の扉が三つ。うち右側の扉は半開きになり中が見える。誰もいないけどね。

パリス 檻?

GM うむ。アザービーストが入っていたんだろう。床に抜け毛が…

ハークス 
『毛髪活性アポ○カ煤x

パリス 
そんなの気にするアザービーストいやすぎ。(笑)

GM 
そんな悪魔に殺されるのも浮かばれねぇだろ。(笑)

ジン この開いてる部屋にシオン君はいたのね。

GM うん。ちなみに三つの扉には君達から見えるように大きな南京錠がついている。

パリス オッケイ。残りの二つカギ開け。「4」「7」で『9』と『12』。

GM ふむ、すると中央の扉ははかなかったが、右端の扉は開いた。

パリス 中に誰がいる?

GM うむ。明らかに人間じゃない化け物が君を見つけて襲い掛かって来るよ。

(一同笑)

パリス どこのバカだこんな化け物さらったのは。(笑)


 実はこっそりダミーを混ぜた監禁室。物の見事に引っかかった一行。(ちゃんと誘拐された人の情報聞けば、ダミーに引っかからなかったりしたんだけどね…)
 さて、GMもすっかり忘れていたが、ウィンの魔法のバトルアックスの威力は思いの他強力で、次々と薙ぎ倒されるワイト達。

 戦闘シーン 7-2「亡者から精神点のキスを」


パリス この部屋には何もないのね。ワイトの死体だけだね。ワイトは元から死んでるけど(笑)

パリス ヘイヘイ(笑)んじゃハークス。中央の扉お願い。

ハークス オッケイ。<アンロック>「3」あぶねぇな。まぁ、成功。

GM ガチャッと開いた。

ハークス 中は?

GM ワイトのいた部屋と同じ大きさの部屋だ。女性が二人。子供が一人捕まっている。

パリス オッケイ。助けに来たぞ。

GM 話を聞くと。この街の人みたいだ。いきなりさらわれたんだって。なんでも暗黒神の生贄にするとか言ってたそうだ。

ウィン じゃあどうする?連れて行くのは危険だし、このままってわけにも行かないでしょ。

GM ふっ。大丈夫。シオン君が上に連れていくって言ってるね。

ハークス またNPCを同行させないつもりか。

GM NPCは永遠にNPCだよ。

ジン まあいいんじゃない。どうせベティちゃん助けないといけないんだから。

ハークス だな。んじゃシオン。後は任せたぞ。

シオン 「おう…って、どうせ通路一本行くだけだぞ。チョロイって。」

パリス 普通の店を監視するのをものの見事に失敗してよく言うよ。(笑)

シオン 「ふっ。アレは些細な失敗って奴さ。」

ウィン それで借金が増えてりゃ苦労はないわね。(笑)

シオン 「まあ、地道に返すさ。んじゃね。」

GM てな事言ってシオン君は人質連れて行っちゃうよ。

ハークス んじゃ例の十字路まで戻ってどっち行くか決めるか。

ジン まっすぐ行くとボスだから。もう片方の道を行こう。

パリス そだな。

GM えっと、そっちをまっすぐ行くと部屋になってる。そこには木箱がぎっしり。

パリス ほうほう。1つ開けてみるか。一応罠感知「5」で『10』。

GM 罠はないと思った。

パリス 中身は。

GM うむ。「鉱石」だね。

ジン ???ココって倉庫なの?他の中身は?

GM 他にも「調味料」「宝石の原石」とかが入ってる木箱もあった。

一同 ????なんだこりゃ?

GM (まあ、密輸品だなんて事は普通わからないよな。いっておくが密輸は税金逃れのためにもするんだぞ)さあね。どうする?一応金目のものって感じだけど。

パリス いらない。かさばるし。

ウィン 魔法の武器ならよかったのに。

GM (そんなもん密輸入するのは武器商人かなんかか?)

ハークス 面白くねぇな。まあいいや。んじゃ先に進んでボスのとこ行こうか。

GM うい、まっすぐ進むと行き止まりだ。でそこに大きな扉がある。結構頑丈そうな扉だね。扉の隙間から明かりが漏れてる。

パリス 覗いて見よう。

GM OK。んじゃ『聞き耳』判定ね。

パリス 『13』だ。

GM ふむふむ。すると、君は扉のスキ間から2つのかぼちゃが並んでいるのが見える。

ハークス 2匹!!

GM しかも。よく見ると一体がもう一体に言い寄っているのだ!!

ジャック・オー・ランタン 
「なんて素敵なんだ。その虚ろな目。切れ上がった口元。ああ、全てがボクの理想だ。」

(一同爆笑)

ハークス (穏やかな口調で)マスター…

GM ん?

ハークス 
貴様はそこに何か疑問を覚えんのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

(一同爆笑)

GM ちなみに話の内容はこんなかんじだ。

カボチャ(仮) 「さあ、ボクたちで好き勝手に暮らそうじゃないか。」

ベティちゃん 
「え…でも…」

カボチャ(仮) 「他の事なんて、全部忘れて自分の好き勝手に生きるのがイイってファラリス神様も言ってる事だぞ。皆もそうあるべきなんだ。そう君も!」

ベティちゃん 
「でも別にお父さんと、のんびり暮らすのが私好きだなぁ。」

かぼちゃ 
「君の意思は関係ない。ボクが一緒にいたいからボクといるんだ。」

ハークス 
お前さっきと言ってる事が違うじゃねぇかぁぁぁぁぁ!!!

カボチャ 「はっ。誰だ!?」

(一同爆笑)

パリス 
今のツッコミでばれたのか!!!

ハークス 
しまった、ついツッコミをいれてしまった!!!

(爆笑中に付き一時プレイ中断)

ジャック・オー・ランタン 
「人間!?そうか、ボクの恋路を邪魔する悪の手先か!?」

パリス 
悪の手先は貴様じゃぁぁぁぁぁぁ!!!

(一同爆笑)

GM 一応<モンスター知識>ね。本当はレオニード君のところですれば良かったんだけどね。

パリス 『11』

ハークス …『8』

ジン 『10』

GM パリスだけ知ってる。『ジャック・オー・ランタン』6レベルモンスターだ。暗黒魔法の使い手だ。

パリス 暗黒魔法!?ハークス。<カウンターマジック>お願いね

ハークス (<モンスター知識>失敗)
魔法使いのプライドがぁぁぁぁぁぁ!!

パリス そんなもの、これから挽回しろ!!(笑)

ジン でもさ、ベティちゃんが手助けしてくれない?同じ6レベルでしょ?


ハークス 
バカな。ベティちゃんがそんな気の効いた事してくれるわけないだろ(笑)

GM うむ。君等武器を構えて入って来たのを見ると
目を回して気絶してしまったよ。

(一同笑)

ハークス 
見ろ、このGMの出すあの吸血鬼の同類だぞ!!

GM やたらその前置詞が引っかかるな。まあいいや。状況だけ教えるね。部屋は10m四方正方形の部屋で、奥にファラリスの祭壇がある。で、その祭壇の前に木製の机があって、その上にベティちゃん&ジャックオーランタンがこんもりと乗ってる。

ウィン なかなか可愛い風景なんだね。

GM まあね。でも、机の上に皿も乗ってて、そこには腐った豚の丸焼きがのってる。

ウィン 
なんで!?(笑)

GM ジャック・オー・ランタンは腐肉を食べるそうだ。

ウィン 
いいえ、違うの。なぜ腐ってるのに焼いた事が分かるの(笑)

(一同爆笑)


一応ラストバトル。6レベルモンスター「ジャック・オー・ランタン」。
なんかパワーバランス崩れてパリスの攻撃じゃあ命中しない事が判明したが、ウィンの5レベル戦士並攻撃が炸裂!!暗黒魔法に<キュアウーンズ>がない事を始めて知りました…(完訳版の改訂)

 シーン7−3「武神降臨!!」

ハークス さて、んじゃ部屋を漁るか。

ジン ベティちゃんはどうする?

パリス 帰りに拾ってけばいいだろ。

GM まぁ、探索判定はいいや。この祭壇のある部屋の先は闇司祭の私室になっていたのか、机や椅子がある。いくつかのファリス神殿発禁本(ファラリス聖典)とかあるくらいだね。

パリス え〜。金とか魔晶石は?

GM 魔晶石なんて持ってたらさっき使ってるよ。歩いて5分で街中なのに、何でお金を置いておくのさ。そう言った物はもっと生活している所にあるものだよ。まあ、小銭ぐらいあるかな…(コロコロ)…12ガメル。

パリス 使えねえな。


GM 
別に君に使ってもらうために闇司祭がお金を貯める義理はないよ。

ウィン まあね。(笑)

ジン んじゃ。ベティちゃん連れてさっさと帰ろうか。どの道こっちで報酬がもらえるよ。

パリス だな…でも、ベティちゃんどうする?このまま持ってたら街中大パニックだよ。

ハークス 背負い袋にでも詰め込んどけ。

パリス …途中で気がつかないことを祈るよ。



GM さて、特に移動中にベティやんが目を覚ます事無く、無事レオニードさんの居住区まできました。

ジン たっだいま〜。ベティちゃんを取り返してきました。

レオニード 「何、それは本当か!!」

GM ドカーーーーン!!

ウィン 何その音?

GM うむ、ちょうど薬の調合中に勢いよく振り返ったせいで、いらぬ振動を劇薬に与えてしまったのだ。煙でモクモクいってる所からちょっと焦げたレオニード君が現れる。

パリス じゃあベティちゃんを出す。

レオニード 「おお!!それは見まごうことなき、
我がプリンセスベティちゃん」

ウィン プリンセス(笑)

GM と抱きついて頬擦りする。

ハークス ああ…気絶しているだけだから、少ししたら気がつくでしょう。

レオニード 
「ありがとう。君たちは命の恩人だ。」

ハークス 
よもやバンパイアから『命』云々という言葉を聞こうとは思わなかったよ(笑)

パリス まあ、依頼は果たしたし、報酬をもらおう。

レオニード 「わかった。」

GM そういうと、レオニード君はベティちゃんを
近くの大きな鳥篭に入れる。

ハークス ちょっと待て!!

レオニード 「ん?」

ハークス 今、さらっと何かおかしなことをしなかったか?

レオニード 「…別に。」

ハークス 
何で『プリンセスベティちゃん』を鳥篭に入れる?

レオニード 「変なことを言うな。ココが彼女の居住区だ。そう、彼女の
プラベートルームという物だよ。」

ジン 
格子で中がバレバレのどこにプライベートが?(笑)

ハークス どう見てもペットとか愛玩動物としての扱いにしか思えないのだが。

レオニード 
「おかしなことを言うな君も。古来より、姫というのは牢屋に閉じ込められるものだぞ。」

ハークス 
一部の特定的例外を一般常識にするなぁぁぁぁ!!!!

(一同爆笑)

レオニード 「何をいう。彼女はそれで満足しているんだぞ。『お姫様の義務だもんね』って言って、毎日ここに入っているんだ。」

ハークス 
だ・か・ら。デマを信じたからってそれを常識にするなぁぁぁぁぁ!!!

(再度プレイ中断)



GM さて、君たちは別室に連れて行かれるその部屋は簡素な部屋でいくつかの棚と箱が壁際に並び、中央には石の机が置かれている。

レオニード 「君たちの報酬だが、めぼしい物をいくつか探してみた。あいにく私は知識畑の人間で、魔法の装飾品は少ないのだ。蔵書などは専門蔵書ばかりで売るくらいしか使えず、そうなって足がついては私も困る。生活用品用の魔法の品は除外し、君たちの役に立つ物を見繕ってみた。」

GM といって、箱の中からいくつかのアイテムを机に上に置く。

レオニード 「まずこの手袋だ『解読の口』と呼ばれている。コレをはめて文字の上をなでると、手袋の甲に付いている口から言葉にしてくれるんだ。ただし、原文の言葉だがね。」

ウィン ???

レオニード 「つまり、ドワーフ語の文字はドワーフ語で、エルフ語の文字はエルフ語の発音で言葉になる。まあ、古代魔法の<タング>との組み合わせだな。」

ハークス ふむふむ、今使えないからパス。

レオニード 「コレは『真実を移す杖』。コレはあるコマンドワードを唱えると、その杖から半径5mの風景すべてを記憶し、次のコマンドワードを唱えると、その記憶した風景を周囲の空間に幻として現すものだ。所詮は幻である事と、コマンドワードを唱えた瞬間の静止風景しか記憶できないのが欠点だ。」

ハークス 微妙だな。

ジン 面白そうだね。

パリス 所詮は幻だろ。

レオニード 「うむ。幻の照射も半透明で、すぐに幻覚とわかる代物だ。」

パリス 残りは?

レオニード 「後は『安眠の目隠し』。この目隠しをして寝ると、4時間の睡眠で精神力が全快する。」

ハークス ほう。

レオニード 「後はダメージ減少+1の『保護の護符』。精神抵抗が+2される『対抗の魔除け』。後は<フォーリングコントロール>が自動でかかる『浮遊のマント』だ。」

ハークス んじゃ皆、欲しい物を言え。

パリス 精神抵抗低いんで『対抗の魔除け』。

ウィン 防護点ないんで『保護の護符』。

ジン ラーダの神官としては『解読の口』。

ハークス おれは『安眠の目隠し』って…
お前らには協調性ってものはないのかぁぁぁ!!

パリス 
それはお前もだぁぁぁぁ!!

(一同爆笑)


 さてこの後、色々あったあげく、1D6で一番大きい目の人が欲しい物をもらえるという事となった。

パリス 「6」。ブイ

ジン えい!!「1」…

ウィン お『6』。

ハークス 「4」か。じゃあパリスとウィンで振り合いだな。無難なアイテムになったな。

GM オリジナルアイテム考えるGMっていつも報われないねぇ。

パリス …「3」。むむむ…

ウィン 「5」勝ち〜(笑)

パリス またマジックアイテムとられたか…

ウィン 悪いね。変りに現金の方は私要らないから。

ハークス って事は…2000から1100を共同財産へ。一人300ガメルずつだ。あれ?シオンの礼金は?

GM その辺は次回って事で。ではお疲れ様〜

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