MBCミニシリーズ

 

ラブレター

 

Story

 

 

 両親をなくしたイウジン(子役・リュスンホ)は、父の妹夫妻に育てられるが、夫妻はウジンの父の財産を使い果たしてしまったばかりか、ウジンに対して労働を強いたり、ろくな食べ物も与えようとはしなかった。そこに亡くなった母の弟だというペドロ(ソンヒョンジュ)神父が訪ねてくる。叔母はペドロ神父がウジンの養育費を払うことを期待して、ウジンへの虐待を隠す。ウジンへの虐待に気がついたペドロ神父は、ウジンに「一緒に行こうと」と声をかける。数年後、真っ直ぐに清らかに成長したウジンは、洗礼名アンドレアを名乗るうようになる。

ペドロ神父の修道院に、チョウナ(スエ)がひきとられてくる。ウナは、父が事業の失敗により自殺し、女優であった母も後を追うようにして病死したことから、今までの裕福な暮らしから急降下した人生にショックを受け、心を閉ざしていた。アンドレアは、そんなウナに「友達になりたい」と声をかける。ウナはそんなアンドレアに対して反抗するが、彼の誠実な優しさに触れるうちに凍った心を溶かして行く。成績優秀で人格もあるアンドレアは高校でも人気者。ウナはそんなアンドレアが誇りでもあり、まぶしい存在となってゆく。アンドレアに恋心を抱いたウナは、彼をアンドレアと呼ぶと遠い存在になるようで、ウジンと呼び続けるが、ウナの気持ちに気がつかないアンドレアは「ウナにもアンドレアと呼んで欲しい」というのだった。

同じ医大を受験して、見事合格したふたり。ウナは、これからもずっと一緒にいられると思うが、アンドレアは高校の卒業式に「神父になる」と宣言するのだった。ウナはショックを受けるが、すぐに神父になるわけではないと自分に言い聞かせてアンドレアを見つめ続ける。

大学に入学したふたりは小さな下宿で共同生活を始める。アンドレアは大学で、大勢に囲まれてケンカをしようとしていたチョンウジン(チジニ)を見かけて加担する。ふたりのウジンは、意気投合し友達になる。

チョンウジンは、有名な医者である父親ミョンウ(チュヒョン)が自分の母を愛さず、初恋の女性ギョンウン(キムヨンエ)を後妻に迎えたことから屈折していた。心の傷から、女性に対して本気で愛情を持たないチョンウジンの心を唯一とらえたのはウナだった。数年前、偶然ウナが母をなくした後に涙しながら歌を歌う姿を見たウジンは、ウナにひと目で惹かれ、ずっと彼女を探していたのだった。ウジンは、アンドレアとウナが共同生活をしていると知ると、ふたりの間に割り込んでくる。

 

 

 

 ウナは、チョンウジンにアンドレアを奪われたような気がして、ウジンを嫌う。ウジンはその様子に、ウナがアンドレアに恋していると気がつくのだった。ウジンはたまりかねて、アンドレアにウナの気持ちを伝える。神父を志すアンドレアは、ウナの気持ちを知ると混乱して、ウナを避けるようになる。

チョンウジンの義母で医師のギョンウンは、ウナの亡き母と親友であり、ウナを支援している。ウナを訪ねた修道院でアンドレアと出会ったギョンウンは、アンドレアが、自分が義妹夫妻に預けた息子と同じウジンという名前であることに胸騒ぎを覚える。

ギョンウンと、その死んだ元夫ジョンスと、チョンウジンの父ミョンウの3人は医学生時代親友であった。ミョンウはギョンウンを愛していたが、彼女はジョンスと結婚する。その後、ジョンスは政治犯を治療したという濡れ衣で警察に追われる身となってしまう。ミョンウはギョンウンを愛するあまり、ジョンスの居所を密告し、追い詰められたジョンスは交通事故で死んでしまう。そんな事実を隠したまま、ミョンウは自分の妻が死んだ後、ギョンウンを後妻に迎えたのだが、心の奥でいつもジョンスへの罪悪感にさいなまれていた。

アンドレアは、死んだと思っていた実の母がギョンウンであると知ってしまう。ギョンウンもアンドレアが自分の息子だと気がつき、ふたりは再会するが、数年間の確執は簡単には埋まらない。アンドレアはウナと一緒に海辺に出かけ、自分を見守るウナの存在が特別なものであると気がつきはじめる。

ウジンは、アンドレアもウナを愛していることに気がつき、ギョンウンもまたアンドレアに気をとられていることにショックを受け、アンドレアに憎しみを抱くようになる。アンドレアはギョンウンに対し素直になり、ふたりは母子水入らずで旅行をしようと計画を立てるが、ミョンウはそれを許さない。旅行の朝、ギョンウンは、無理をしても出かけようとするが、ウジンの妹ユリ(チョユニ)が高熱を出して病院に運ばれてしまう。

アンドレアはユリのことを知り病院にかけつけるが、ウジンは「おまえののためにこうなってしまったのだ」とアンドレアを責める。ショックを受けたアンドレアは、ウナや母への愛情から混乱し、自分の進むべき道を迷い始める。結局アンドレアは気持ちを整理するために、一旦神父になるたの勉強をするためにイタリアへ旅立つことを決心する。アンドレアは、旅立つ朝、ウナへ愛を告白する手紙を残す。それはウナが自分を必要としてくれたら、神父になることを考え直すという内容のものだった。ウジンは、ウナより先にその手紙を読んでしまい隠してしまう。ウナはアンドレアの気持ちを知らないまま、アンドレアはウナからの返事がこないと思ったまま、数年の月日が流れる。

数年後、ウジンは有能な医者となっていた。ウジンは、婚約の約束をしたウナが婚約式直前に南米に医療奉仕に行くために去ってしまったことで傷つき、ウナを恨み、さらに屈折し、有能な仕事振りとは反して、私生活は荒れていた。ウナは、心臓病にかかったことをウジンに隠して韓国を去ったのだった。事情をしらないウジンは、帰国したウナに対し冷たくするが、ウジンを傷つけたことをすまなく思うウナは、ウジンに謝罪する。

意地を張っていたウジンだが、ウナへの深い思いはきえず、結局ウナへ愛を告白する。ウナはそんなにまで自分を想ってくれるウジンに対し感謝し、ウジンの気持ちを受け入れようとする。ウジンは、ウナが想いを受け入れてくれたことを喜び、明るく優しい気持ちを取り戻しつつあった。

アンドレアはイタリアで医者になり、また神父になるための勉強をしていたが、心を傷は癒えず、感情を表さない人間になっていた。心の病にかかっているアンドレアは結局叙階できぬまま、韓国に帰国する。

修道院でアンドレアを見たウナは驚きで声にならず、まだ自分がアンドレアを愛していることに気がつく。アンドレアはウナを見て「どうして手紙の返事をくれなかったのか?」と聞く。ウナが手紙を読んでいないと知ったアンドレアは、ウジンが手紙を隠したことを悟るが、ウジンの気持ちを考えて何も言うことができない。ウジンはアンドレアの帰国に心が穏やかでない。あせる気持ちからアンドレアにウナと婚約したと話すウジン。

アンドレアと一緒にいるウナをみかけ憤慨するウジン。ウナはアンドレアが昔に書いた手紙をウジンの部屋で見つけ、ウジンに対して不信感を抱く。アンドレアは、揺れるウナに「もう過ぎたことだ」と言い自分を忘れて欲しいと話す。

特殊な心臓病の患者の手術のためにアンドレアは春川に行くことになる。ウナは自分の病状と似ているその患者の手術を見たいため、アンドレアに一緒に行きたいと言うが、ウナの病気を知らないアンドレアは自分への未練のためにそんなことを言うのだと思い、ウナに冷たくあたる。

ウナにアンドレアとの関係を早く絶って欲しいと思うウジンはウナへプロポーズするが、ウナはそれを断る。しかし、ウジンはウナをあきらめないと言い放つ。

 

 

修道院の信者たちの間で、アンドレアとウナの関係が噂になり始め、心配したペドロ神父はアンドレアにウナへの気持ちを問いただすと、アンドレアは「ウナを愛しています」と告白する。しかし、ウナへの気持ちをどうしたら良いか迷うアンドレアは心を閉ざすしかない。 一方、ウナは、自分の病気がどんどん進行していることを感じている。

ウジンがウナの病気に気がついた。手術をすすめるウジンに、ウナは「成功の望みがなのはわかっているから、あとの人生をアンドレアと楽しく過ごしたい」というのだった。

葛藤の末、アンドレアはウナのために神父になるのを辞めることを決心するが、ウナはアンドレアの気持ちがうれしくも、死んでいく自分のためにアンドレアの夢を阻んでしまうようで複雑な気持ちになる。神の道へ進むのがアンドレアの決められた道なのだと考えたウナは、アンドレアに「ウジンと結婚する」と嘘をついて姿を消してしまう。

ミョンウはウジンがアンドレアからウナを奪おうとしているのを知ると、自分が過去に犯した罪を感じ、ウジンに「自分と同じ過ちを犯してはならない」と言うが、ウジンは聞き入れない。ミョンウはアンドレアを訪ね、自分がアンドレアの父を死に追いやったと懺悔し許しを乞うが、アンドレアはミョンウを冷たく突き放す。

ミョンウはその夜自殺する。ウジンは父を殺したのはアンドレアだといい、アンドレアは自分のしたことの重大さにショックを受け、酒びたりの生活を送るようになってしまう。ついにアンドレアは修道服を脱ぐことを決意する。

ウジンはウナが地方の病院で静養していることを突き止め、自分がウナの治療をすると言う。

ふたりのウジンの妹ユリは、アンドレアが神父をやめて静養旅行に旅立つことを知ると、最後にウジンに会って欲しいと言う。ウジンの元を訪ねたアンドレアは、そこでウナの姿を見て驚く。ウナが心臓病におかされていることを知らないアンドレアは、姿を消したウナを責める。ウナは何も言えないまま、アンドレアが去ったあと倒れてしまう。ウナが緊急治療室に運ばれるのを見たアンドレアは、ウナが心臓病におかされている事実を知るのだった。意識を失ったのウナの側で、アンドレアはウナに謝罪する。ウジンはそんなアンドレアに、「ウナまで死なせるのか」と言い、ウナがアンドレアに病気のことを知られたくないと思っていることを告げる。アンドレアは、ウナの気持ちを尊重し、イタリアに旅立とうと空港に向かう。

ウナはアンドレアを追いかけて空港へ向かうが、アンドレアは逆にウナに会いに空港から戻ってきていた。やっとお互いの気持ちを伝え合ったふたりだが、ウナはさらに病状が進行していた。アンドレアはウナにプロポーズし、神父にはならないと言うが、ウナはアンドレアに神父になって欲しいと言う。アンドレアは悩み、こんなにも苦悩を与える神が、自にとってどういう存在なのかわからなくなる。ウジンは、そんなアンドレアを見て怒り、ウナを助けてみせると言う。立ち直ったアンドレアは、神の意思を悟り、再び神父になることを決意、叙階の儀式を受ける。ウジンとアンドレアのふたりは、ウナの手術をする。成功の可能性がほとんどないことを知っているウナは、手術の前に、神父やシスターらに最後の挨拶をする。

数年後、アンドレアはウナが眠る海辺の家にやってくる。ウナは生きてこそいるものの、意識を失ったまま長く深い眠りについていた。アンドレアは、ウナに話しかける・・・・すると、ウナの奇跡的にウナの意識が回復。アンドレアはウナに永遠の愛を誓う。

 

 bac