サマータイムとスポーツ(2010年4月4日)


4月3日(土曜日)の真夜中にサマータイムが終わり、翌日4日(日曜日)からは、時刻が一時間遅くなった。この為、日曜日の朝は家中の時計の針を一時間遅らせた。携帯電話やパソコン、HDDレコーダーなどは自動的に時刻が訂正されるようで、正しい時刻になっていた。オーストラリアでもクイーンズランド州や西オーストラリア州は夏時間を採用していない。もっとも西オーストラリア州では昨年までの3年間夏時間の試行したが、今年からは止めている。

夏時間の間は午後4時過ぎにゴルフ場に出かけて、18ホールを回った事もあったが、これからはそうも行かない。日没は12月下旬の日照時間がもっとも長い頃で午後8時45分頃であるが現在は午後6時頃である。

サマータイムの採用については日本でも過去の一時期サマータイムを導入した時があったが、何故復活しないのだろうか。米国や欧州では殆どの国がこのサマータイムを採用している。こちらでサマータイムを経験していると時計の時刻変更などの不便さより、日照時間が長い夏の昼時間を有効に使えるというメリットのほうが大きいのでは無いかと思われる。

処で、オーストラリアは先にバンクーバーで行われた冬季オリンピックでウィンタースポーツにそれ程人気が有るとも思われないにも拘らず、金メダルを2個(スノーボードとスキーのエアリアル) も獲っていたのには驚いた。オーストラリアは人口(約2,100万人)が少ない割にオリンピックでのメダルの獲得数が多く、最近のオリンピックではシドニー大会、アテネ大会でいずれも第4位、北京大会では第5位であった。

これは政府がスポーツ振興に十分な予算を取り、エリートを養成していることも背景にあるが、国民がスポーツを好み、手軽にスポーツを楽しむ環境が充実しているからだと思う。サマータイムの間は会社の就業時間から日没までの時間が長いために、平日就業後にジョッギングやゴルフ、ボート漕ぎなど各種のスポーツを楽しむ人が多い。

政府予算や環境に恵まれたオーストラリアに比べて日本はこの点が劣っていると思う。民主党によりう昨年の事業仕分けでもスポーツ関連予算は削減が検討されていたように記憶している。オリンピックなどでの日本選手のメダル獲得は国威の発揚に繋がり、国民のモラルも向上すると思われる。有望選手の強化の為に国はもっと予算を増やすべきだと思う。

このところ、日本はオリンピックだけでなく色んな分野で地位が低下している。アジアでも日本は中国や韓国に追い越された分野も多い。海外に住んでいるのでより強く思うのかも知れないが、日本がスポーツでももっと活躍して国際的な地位の低下に歯止めをかけて欲しいと思う。

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