東京混声合唱団愛唱曲集「島唄」より
いつも何度でも
作詞 覚 和歌子  作曲 木村 弓  編曲 若林 千春

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心踊る 夢を見たい
かなしみは 数えきれないけれど
その向こうできっと あなたに会える
くり返すあやまちの そのたびひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道は続いて見えるけれど
この両手は 光を抱ける
さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる
生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも何度でも 夢を描こう
かなしみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとうたおう
閉じていく想い出の そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される
はじまりのあさの 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ
海の彼方には もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのなかに 見つけられたから

<編曲の若林千春先生の解説>
 
 その
 渚から
 幾千もの
 血が生れる
 なくしたもの
 かえらないこと
 ねこそぎに奪われ
 掘り返される光の闇
 やさしい釘を刺す
 そのかさぶたに
 引き返せない
 時間の頂に
 密やかに
 微笑む
 闇の
 光
 (2001年に制作された宮崎駿監督のアニメ作品「千と千尋の神隠し」の主題歌)