風が消してゆく (鳥取)
<デユークのジョッキー  にほんのうたによせて>
10年前砂丘に行きました。広々とした砂漠のイメージを感じました。
2年前また行きました。カメラをどの方向に向けてもフェンダーにホテルやタワーや御土産屋がはいってきました。
日本のうたシリーズをうたって全国をまわっていますが、このうたは特にどこでも深く、
長い拍手をもらってます。
永さんの奥さんが特にお気に入りのうたです。
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波うちぎわをかけて 手を取りあった
春の二人 春過ぎて 夏過ぎて
足重く 砂山を登る二人
二人の足跡を 風が消してゆく

波しぶきの中で 頬を寄せあった
夏の二人 夏過ぎて 秋過ぎて
海も荒れ 心もすさむ二人
二人の思い出を 風が消してゆく

風が知っている 愛の言葉
波が知っている 愛の言葉

砂山の屋根をつたい 別れようとする
秋の二人 秋過ぎて 冬過ぎて
衿をたて さまよい歩く二人
二人の足跡を 風が消してゆく
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