こけしの唄(宮城) |
<デユークのジョッキー にほんのうたによせて> 「能面」の雄弁な動かない表情。「ひょっとこ、おかめ」のこっけい、ハッピネス。「はにわ」の純朴。そして「こけし」の哀しいほどの幼さ、可憐さ。 何百年も生きて来た伝統。尊敬したり、ほゝずりしたり、質問したり、軽口をたたいたりそうゆう対象にしたくなる。おじいさんや恋人や兄弟や子供に接するみたいに。 |
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みちのくの 名もない村に 生れたこけし こけし お前は 無理に笑ってる 北国の ひなびた村に 生れたこけし 淋しいこけし こけし お前は 友達がない ただ ポツンと ただ だまって 立ってる こけし ひそやかな しあわせな 夢みる こけし みちのくの わびしい村に 生れたこけし 小さなこけし こけし お前は 俺に似てる |