なるほど! なっ得! 音楽講座

この講座は友人から寄せられた興味ある情報をお伝えするものです。


暗譜の方法

該当するA,B,Cにしるしをつけて、そこの点数を合計して最高点になったところが最適パート
です。
Aが一番多かった人 → みきちゃんパート
Bが一番多かった人 → すうちゃんパート
Cが一番多かった人 → らんちゃんパート  が最適のようです

 1.先ず、デモ演奏(CD、MD、テープに録音されたものやMIDI等)があったら、それを、楽譜を
  見ないで聴き、音楽全体を自分に吸い込むのです。この時にみながよくやる間違いに、
  「楽譜を見ながら聴く」というのがあります。これをすると、実は聴いているようで、楽譜を
  読む方に力が行過ぎて、音楽を感じられないのです。理性が沢山働いてしまって、感覚的
  に音楽を感じていないのです。

 2.そして印象に残ったところを、何も見ずに繰り返してみて、どれだけ自分に入っているかを
  知るのです。

 3.それを踏まえた上で、もう一度音楽を聴きます。今度は楽譜を見ます。でも音はまだ追わない 
  のです。歌詞を読みます。自分が感じた音と、実際の歌詞の差を知るのです。

 4.次に音を読みます。でもまだ歌いません。これが大事です。読みながら不安定なまま、歌い
  出すと、間違った音で覚えてしまいます。

 5.そして楽譜を見ながらもう一度聴きます。この時も歌いません。鼻歌さえも歌いません。
  とにかく耳に集中して音を吸い込むのです。目は歌詞のみをおいかけます。

 6.(特に外国語の歌詞の場合は)知らない単語を調べて発音をチェックします。

 7.歌詞全体を書き出します。これによりメッセージをつかむのです。また、フレージングを確認
  するのです。

 8.もう一度音楽を楽譜を見ながら聴きます。小さい声を出してみます。

 9.音がとれなかったところのおさらいをします。

 10.実際の音量で歌ってみます。

 11.そして、イントロ部、エンディング部、中間部、キーチェンジ部、サビ部と、各箇所に区分けを
   して、楽譜を見ないで歌う、というのを繰り返します。
   これをすると、大抵は覚えてしまいます。

歌うのに、暗譜に皆が苦しむのは何故でしょう?歌詞?音程?進行?聴く時に集中して聴いてお
けば結構覚えられるものです。
楽譜を見ながら歌うというのを長くすればするほど、楽譜は手から離れません。自転車に乗れる
ようになるのとは少し違います。自転車なら両方のコマあり、片コマ付き、そしてコマなしと少しずつ
離れますが、暗譜は楽譜なしの状況を強制的に作ることで出来ていくのです。
1日1ページですよ。スキャナーで読み取ったPDFファイルあるいは画像のように、頭に入るのです。
そして、それを頭の中でめくっているのです。どの楽譜のどのページにインクのしみがあって、コー
ヒーをこぼしたしみや、ビスケットの汚れがあったり、ブレスのマークや、書き込みがあって・・・・・
を全部覚えられます。それに耳の力もこれを助けているようです。

効果的な方法として、自分の声を吹き込んで聴く、音取りのCDやMIDIや実演奏を聴きながら、
実際に歌詞を歌って、それを録音します。そして自分の歌声を聴くのです。すぐに覚えられますよ。
耳は意外に有能なんです。目で楽譜を追いかける行為が脳を甘やかして覚えられないこともあります。