童謡・唱歌 四季のメドレー
夏のメドレー
たかしま あきひこ 編曲

◇茶つみ
夏も近づく
    八十八夜
野にも山にも
    若葉が茂る
あれに見えるは
    茶摘じゃないか
あかねだすきに
    菅の笠


◇夏は来ぬ

卯の花の
    匂う垣根に
時鳥
    早も来なきて
忍音もらす
    夏は来ぬ


◇かもめ水兵さん
かもめの水兵さん
ならんだ水兵さん
白い帽子 白いシャツ 白い服
波にチャップチャップ
うかんでる

◇とんぼのめがね

とんぼの めがねは
水いろ めがね
青い おそらを
とんだから
とんだから

◇たなばたさま
ささの葉 さらさら
軒ばに ゆれる
お星さま きらきら
金銀 すなご

◇お星さま
お星さま ぴかり
お話してる
小さな声で
かわいい声で
お話してる

◇海
松原遠く
    消ゆるところ
白帆のかげは 
    浮かぶ
ほしあみ浜に
    高くして
かもめは低く
    波にとぶ
見よ昼の海
    見よ昼の海

◇われは海の子

われは海の子
    白浪の
さわぐいそべの
    松原に
煙たなびく
    とまやこそ
わがなつかしき
    住家なれ

◇砂 山
海は荒海
向うは佐渡よ
すずめなけなけ
もう日は暮れた
みんな呼べ呼べ
お星さま出たぞ

◇椰子の実
名も知らぬ 遠き島より
流れ寄る 椰子の実一つ
故郷の 岸を離れて
汝はそも 波に幾月

実をとりて 胸にあつれば
新たなり 流離の憂い
海の日の 沈むを見れば
激り落つ 異郷の涙

思いやる 八重の汐々
いずれの日にか 国に帰らん