東京混声合唱団愛唱曲集「島唄」より
島 唄
作詞 宮沢 和史  作曲 宮沢 和史  編曲 若林 千春

でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た

でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た
くり返す悲しみは 島渡る波のよう
ウージの森であなたと出会い
ウージの下で八千代の別れ

海よ 宇宙よ 神よ いのちよ このまま永遠に夕凪を

島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を ラララ・・・

<編曲の若林千春先生の解説>
  原作は”ザ・ブーム”というグループが1992年に発表したウチナーグチ(沖縄の方言による)ヴァージョン
  でしたが、これがまず沖縄で大ヒット。その後オリジナル(いわゆる共通日本語)ヴァージョンが発売され
 ました。現在では多くの国々の言葉に翻訳・編作されて世界中の人々に親しまれています。
  初めて訪れた沖縄は、本当に素晴らしいところでした。日本文化の根幹・核の一つをになう母性的な精神
 幸三のプロトタイプ、ウタキ(御獄)のような”何もない空間”にたちあらわれる”すべての宇宙”(これは本州
 の神社のの、例えば白砂の玉砂利の空間等のあり方に共通しています)・・・・・風・神々の息吹き・自然の
 なかの何者かのささやき・海の彼方からの幸せの訪れの予感・・・・・これらが、原曲のテーマでもある、近
 年の悲惨な戦争の記憶のイメージとともに、曲の最後にある”何も無い、そしてすべて溶け合った音の響き ”に流れ込んでゆきます。