女声合唱とピアノのための
たおやかな詩(うた)
作詩 牛尾 良子  作曲 松下 耕


くちなし

梅雨の夕暮れ
(雨戸をしめようと) ガラス戸を開けると
くちなしの甘酸っぱい香りが
庭いっぱいに ただよっていた

身を乗り出した私のからだを
高貴な香りが 包み込むように
また一年が過ぎたのね

この香り 天の川を借りて
天国の父母に届けたい
         (  )は作曲されておりません

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