混声合唱曲集
夢みたものは より

幼 年

作詩 吉原 幸子  作曲 木下 牧子

夕ぐれの道に かぼそくのこる
石けりあそびの ローセキの線
ふしぎなガラスの ボールの中に
ゆめのように ふりつもる雪
白かった
幼い日々は 白く光ってた
雲も 花びらも カモメも
心のように

胸のハンカチに 名前をつけて
王様クレヨン 折紙細工
口にふくむと はかなくとける
祭りのわたあめ カルメラ焼きも
呼んでいる
幼い日々は 白く呼んでいる
遠く 遠くきた わたしを
霧笛のように

いつの間にか 日は暮れて
いつの間にか 迷子になった

「おにのおにぎり」と同様、エリカ混声合唱団の初演によるもの。
メランコリックな雰囲気の漂う曲である。強弱の変化をはっきり付け、
感情を込めて歌うことが大切。