混声合唱曲集空とぶうさぎ 
 〜ボニージャックス「車椅子のおしゃべり」より

6.ゆ  き
作詞 井手 和也  作曲 丹羽 応樹  編曲 西脇 久夫

ボニージャックスが制作してきたCDアルバム「車椅子のおしゃべり」は、すべて
身体に障害を持つ子供たちの詩をもとにした作品群です。



<井手 和也さん>
和也君は○○○の園で実に九年というみじかい生涯を終えてマリアさまのみ胸に抱かれ
ました。臨終に立ち会ったシスターイグナチュア河野君枝さんのお手紙を紹介しましょう。
・・・和也君は明るく素直な子で、色は浅黒く前歯が少し出て、カラカラとよく笑うみんなの
人気者でした。この詩は亡くなる少し前のもので、このころは硬直もひどく、病状はかなり
悪くなっていました。深い昏睡状態からさめた和也君は「ああ、疲れた。遠い処に行ってきた。
きれいな女の人にまだ来てはいけませんといわれた」と私たちに話しました。よく、口ぐせの
ように「ぼくも天国に行けばみんなと同じように歩いたり走ったりできるんだね」と言っていま
した。
いよいよ臨終の迫ったとき、苦しい息の下から、お母さんに抱いて欲しいと、しきりに訴えま
した。お母さんがしっかりと胸に抱きしめてやると、それはそれは美しくにっこり笑い、笑顔
のまま息を引き取りました・・・・・・。
                                        (曲集の作詩者紹介より)

雪はなぜ 白いのかな
ぼくね かんがえた
わかった
マリアさまの心から
落ちているのかな