No.36  2003.6.10
                            発行 守谷市国際交流協会広報委員会


今年MIFA(守谷市国際交流協会)は15周年
2000.9われら地球人 1989.7国際交流協会設立総会
外国人のための日本語講座 英会話講座
1993.11 イスラエル大使講演会 2001.11 ラオスデイin守谷
1998.2 青木元ペルー大使講演会 1996.9 MIFAコンサート
青年交流委員会募金活動 200.10 マインブルガーとビールを飲もう
   
1997.9 われら地球人 2000.12 イヤーエンドパーティー


人道的支援
守谷市国際交流協会会長 小川一成

 青年海外協力隊を育てる会のスタディツアー第4回を学生を加えた14人で、昨年に続きラオス人民民主共和国に行って参りました。
 首都ビエンチャンに在る日本大使館で、昨年もお会いしている橋本大使と会談、話の中で途上国への援助の在り方について考えさせられる事がありました。
 ラオスは150億円の国家予算で、その3倍が援助という事です。援助を当てにして国家予算を組むのも変ですが、これなくしては国家が成り立たないのも事実です。しかし、橋本大使は、国家、国民が自助努力をもっとする必要がある、安易に援助する方も受ける方も問題があるのではないかという事を言っておりました。
 そんな折り、先日、曾野綾子さんの記事が新聞に掲載されておりました。―人道援助は善意と受け取られるとは限らない。日本人は謝れば多くの場合許してもらえると考えるが、多くの国や文化圏では、謝るという事は、つまり金を出すという事だから、お金がない場合は悪いと思っても決して謝らない。国家でも個人でも謝ったが最後、金を出さねばならないという事だ。それが出来ないから謝れないのだ。日本人の中には謝罪は言葉だけで済むと思っている人が今でも多いから、平気で謝罪外交を口にする。昔、パレスチナ人の難民キャンプに行った時、戦闘的な女性教師がさんざんアメリカの悪口を言った。パレスチナの援助はトップがアメリカだったから「どうして金をもらいながらそんな悪口を言うのか。悪口を言うような相手からは金などもらわなければいい」と言ったら、彼女は烈火の如く怒り、「アメリカは自分が悪い事をしたと思っているから金を出すのだ。もっと取ってやればいいのだ」と言った。日本人は戦後の混乱の中にある国に金を出すのは人道だと考える。しかし、この地球上には金を出すことは「身に覚えがあるから」であって、それなら取れるだけ取って当たり前だ、という考え方が極めて多い事も事実である―と書いていました。
 日本が核兵器を持つ大国・中国に、これまで6兆円の経済援助をしている事を考え合わせると、何だかこれで良いのかと気になるのは私だけではありますまい。

     2003年度総会

新役員・2003年度事業決まる

 5月18日、ログハウスで守谷市国際交流協会2003年度総会が行われました。
 会長の挨拶、来賓として出席された会田市長の挨拶の後、議事に入り、2002年度活動報告および決算、役員改選、2003年度事業計画および予算の5つの議案が全て原案のとおり可決、承認されました。役員改選では、新しい理事24人、監事2人の案が承認され、ただちに開かれた理事会で、会長に小川一成氏、副会長に浅川和広氏、山田清美氏を選出しました。
 また、今年度から専問委員会に「日本語講座委員会」を設けること。2003年度の青少年海外派遣事業についての報告がありました。  総会終了後、青年海外協力隊に参加した二人のOV(オーバー・ボランティア)の講演会が行われ、、雨谷恵氏からはブルガリア、笠原純氏からはエチオピアについての講演がありました。その後茶話会で親睦を深め、閉会しました。
今年のMIFAはこんな活動を予定しています。
◆MIFAフェスタ「われら地球人」
◆イヤーエンドパーティー
◆MIFAサロン
◆ホームステイ(JICA研修員・筑波大学留学生)
◆英会話講座 ◆中国語講座
◆ドイツ語サークル
◆外国人のための日本語講座
◆MIFAニューズレターの発行
◆MIFAコンサート
◆大使講演会
◆海外の恵まれない子どもたちへの支援
総務委員会
 各専問委員会の連絡調整、ほかの団体との交流窓口、協会運営についての計画・管理などを行っています。
都市交流委員会
 JICA研修員や筑波大学留学生にホームステイの機会を提供し、国際相互理解を深めています。また、近隣在住外国人との交流を目的としたMIFAサロンの実施、姉妹都市との市民交流事業を行っています。
語学研修委員会
 異文化への理解と関心を深めていくことを目的に、語学講座の企画運営、通訳・翻訳の援助、在住外国人との交流を行います。
広報委員会
 ニューズレターの発行を中心に、ホームページの更新をしています。国際交流に関する原稿や写真をお待ちしています。
ログハウス委員会
 「世界を知るシリーズ(大使講演会)」「MIFAコンサート」の二本柱を中心に会員相互の交流を目的とした事業を行っています。こんな国の話、こんな音楽が聞きたいという希望のある方、一緒に活動しませんか。
青年交流委員会
 学生委員会の名称が変わりました。年齢制限もなくなり、活動の範囲をますます広げます。学生が主体となった若い世代で、ボランティア活動を行います。
日本語講座委員会
 在住外国人に、生活に必要な言葉を習得する場を提供するとともに、異文化交流の場としての機能を果たします。

※毎月1回定例の専問委員会をログハウスで行っています。国際交流に関心のある方はぜひ参加してください。

MIFAコンサート サルサの夕べ

 3月15日、ログハウスでMIFAコンサートが行われました。
 今年お呼びしたのは、キューバ人ユニット「アフロクバーノス」。中南米でことあるごとに、家庭で、地域で踊られるというサルサ。アフリカから渡ってきた旋律とリズムが中南米やニューヨークの音楽と混ざりあってできたと言われています。
 今回はただ聞くだけでなく、アフロクバーノスの要望に応え、踊りたい人は中央で踊れるような会場に設営しました。「きっと体が勝手に動きだすよ」という予想どおり、演奏が始まると初めはその場でステップを踏んでいた人たちが、一組、二組と中央に出ます。最初はおずおずと踊っていたのが、だんだん人数が増えていきます。演奏者の前で、子どもたち7、8人が手をつなぎ踊る姿は、きっと中南米もこんなふうなんだろうな、と思わせる光景でした。
 なぜかフィナーレは前の人の肩に手をかけステップを踏み、渦巻き状に中心に向かいます。アフロクバーノスの人に「最後はこうなるんですか」と聞いたところ、返事は「?」。
 でも、MIFAらしい終わり方だと思いませんか。
   

目の当たりにしたスリランカの現状
青年交流委員会のメンバーが発展途上国体験
守谷市国際交流協会青年交流委員会副委員長 栗山雄介
   

 守谷市に事務局を置く「スリランカの子供達の就学を援助する会」では、今年1月4日から13日まで、第3回スリランカ訪問団を派遣しました。この訪問は、援助対象の学生との交流、学習参考書や文房具の寄贈を目的としたもので、5人が参加しました。
 今回寄稿してくれた栗山君は、守谷市青少年海外派遣の第10期生で、以来、国際交流協会青年委員会(旧学生委員会)に所属し、活動を続けています。


 2003年1月のスリランカのツアーから、私はさまざまなことを感じ取って帰国した。そのことを少し紹介しようと思う。
 まず、スリランカの町のなかの状態は、あまりいいものではなかった。市場は人がたくさん集まっていたが、けしてきれいなものではなく、ごみがあちたこちらに転がっていて環境状況は最悪であった。また、町のいたるところでは、やせ細った子供を連れた人や手のない人が旅行者にたかっていた。助けてあげたい気持ちになったが、自分では何もできることがなく、とても悔しい思いをした。
 次に今回の目的であったバンダギリアの子供たちとの交流は、一番思い出に残っている。子供たちのなかには積極的に話しかけてくれる子もいたが、シャイな子も多く、こちらから話しかけないと反応してくれない子のほうが多かった。交流のためのバス旅行では、子供たちと同じバスに乗り、日本の話やスリランカの話、これからの夢や勉強の話等、さまざまな話ができて有意義な時間を過ごすことができた。彼らは本当に勉強することが大好きで、ボロボロになったノートを持ち歩き、なかにはびっしりと勉強したことが書き込まれていた。こういうところを見ると、奨学金を寄付している意味があると感じることができた。
 今回のスリランカツアーを通して、戦争の傷跡など日本では考えられないことが当たり前のように生活している人々を見て、さまざまなことを感じることができた。また機会があれば、今回見ることができなかった細かなところまで見ることができればいいと思う。

編集後記
     グリーリー市との姉妹都市締結10周年記念式典も無事終わりました。平成4年にグリーリー市で調印して早くも10年。一昨年からはグリーリー市高校生のホームステイ受け入れも始まりました。今年の訪問団が持参くれたグリーリー市民からの寄せ書き=写真=は何よりの贈り物です。
 今年、MIFA(守谷市国際交流協会)は設立15周年を迎えます。大きな事業は予定していませんが、念願だったMIFA旗ができました。青空を背景に翩翻と翻るMIFA旗を想像して、今からワクワク、ドキドキしています。
 MIFAは、これからも着実に交流事業を進め、設立趣意書にある「世界に拓かれた守谷」「平和を愛する守谷」実現を願って活動を続けていきたいと思っています。