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 いのちは創れない   マロニエ   ハゼラン   ガザニア   タチアオイ
 
ゼニアオイ  ダイサギ  聖徳太子像  オオキンケイギク  ヒモワタカイガラムシ
 
ミツバチその2   ナス   ダチュラ   ハツユキソウ   ダリア   ヤグルマソウ
 
ミミズ   キュウリ   トマト   数学30点にガク   オシロイバナ   カボチャ

いのちは創れない

 「いのちは創れない」は「新・生物多様性国家戦略」の環境省自然環境局のPR誌である。
 四季をもち、四季とともに文化を育んできた日本には多くの動物が棲み、植物がある。名前がついているものだけで9万種、知られていないものを含めると20万から30万種あるという。
 これらの生物を、開発などによって絶滅させないよう定められた「新・生物多様性国家戦略」はただひとつの提案である。
 1992年、リオ・デ・ジャネイロでの地球サミットにあわせて、「気候変動枠組条約」とともに「生物多様性条約」が採択された。
 この条約では、生物の多様性を遺伝子、種、生態系の三つのレベルでとらえ、いずれも保全する必要があるとしている。
 日本は、1993年に加盟し、95年に「生物多様性国家戦略」をつくり、2002年3月27日に計画を根本的につくり変えたものである。
 地球に生物が誕生してから40億年、地球上に存在する生物種は3000万種以上という。
 我が国の生物多様性の危機は次の3つに大別される。
 一つは、人間の活動や、開発が、種の減少、絶滅、生態系の破壊を引き起こしていること。
 二つには、第一の危機とは逆に、自然に対する人間の働きかけが減っていくことによる影響、即ち、里地里山が管理されずに荒れ果て生物多様性のバランスが崩れていることである。絶滅危惧種の5割は実にこの里地里山に生息している。
 三つには、移入種や化学物質による影響である。動物・植物ともに絶滅危惧種には移入種の影響を受けているものが少なくないという。
 そこで、生物多様性の保全を考える4つの理念が挙げられている。
 1.人間という存在にとって欠くことのできない環境基盤を整える。
 2.世代を超えて人間生活の安全性を保障する。
 3.社会、経済、科学に、そしてさらに多様な生物を育む自然は、教育、芸術、レクリエーションなど、人間にとって有用な価値を持つ。
 4.豊かな文化の根源となる。
 そこで、三つの目標が示されている。
 1.各地域固有の生物の多様性を、その地域の特性に応じて適切に保全すること。
 2.とくに日本に生息・生育する種に、あらたに絶滅のおそれが生じないようにする。
 3.世代を超えた自然の利用を考えて、生物の多様性を減少させず、持続可能な利用をはかること。
 とあり、自然のまえには、つねに謙虚に、そして科学的な根拠に基づく柔軟な対処が強調されている。


マロニエ

 キリ、キササゲ、マロニエの花が咲き出した。
 私のキササゲは目通り周囲21cm、マロニエは45cmあるが、枝を毎年下ろしているためか花は咲かない。
 従兄弟の大滝氏の庭先のマロニエは若木であるが紅い花をよくつけている。ベニバナトチノキである。
 マロニエはトチノキ科トチノキ属の落葉高木である。
 トチノキは一般に栃と書かれるが、これは日本製の字である。
 県名にちなんで栃木県ではこのトチノキを「県の木」に指定している。
 マロニエはセイヨウトチノキと言われ、紅い花を咲かせるものをベニバナトチノキと呼んでいる。
 ベニバナトチノキはヨーロッパ原産のセイヨウトチノキと北アメリカ原産のアカバナアメリカトチノキとの交雑種で、トチノキによく似ているが葉や花序はやや小さく、あまり大木にならなくてもよく花をつける。
 この頃よく街路樹に見られる種でマロニエと混同されているが、母種は両種とも花びらが4枚であるが、本種は5枚である。
 マロニエの名はクリのマロンに由来し、マロングラッセにもかつては本種の実が使われたという。
  ヨーロッパ旅行時のマロニエの街路樹はもとより、ジュネーブのバスチョン公園でクリの実に似たやや平べったいいびつなマロニエの実を拾ったことは旅の思い出の一つである。(5/25)  

ハゼラン

 ハゼランは、スヘリヒユ科の一年生草本である。
 とは言っても、今咲き出した花は昨年の株を温室で過ごさせたもので、実生苗はまだ小さい。
 昨年鉢土の中にひとりでに生えたもので名前がよくわからなかったが、ある方は午後に咲き出すのでサンジソウ(3時草)と教えてくれたが、科名などは分からない。
 牧野植物図鑑によると明治年間の初期に花卉として導入され、現在でも庭に栽培され、しばしば逸出、野生化したものが各地で見られるという。
 西インド諸島原産で、インドや南アメリカなどに帰化している。
 全体が無毛、茎は円柱形でまばらに分枝して、花序を含めて80cm程の高さになる。
 葉は先の尖った倒卵形、やや多肉質で全縁、近接して互生する。
 夏から秋にかけて茎の上部に細かく分枝した円錐形の花序を出し、直径6mmほどの紫色の5弁花を着ける。
 ハゼランのハゼは花がはぜて飛び散ったような感じから、ハゼ(米花)に見立てた名であるという説がある。
 花は午前中でしぼんでしまう。
 サンジソウはあからさまな名前であるが面白い。(5/27)

ガザニア

 ガザニアはキク科ガザニア属の多年草である。
 南アフリカ原産で、一年草として扱うことも多い。
 花は朝に開いて夕方には閉じる。
 花色はもともとは黄喝色だが、最近では白や赤系の種もあり花色も豊富になった。
 舌状花のつけ根に黒褐色の斑点をつけるものが多い。
 別名をクンショウギクとも呼ぶ。
 ガザニアは、ギリシアのテオフラステスやアリストテレスの著作をラテン語に翻訳したテオドール・ガザ(Theodor of Gaza)の名にちなんでいる。
 クンショウギクは言うまでもなく、勲章のような花による。
 半耐寒性であるが、この辺では日向の霜のかからないところに置けば越冬してしまう。
 水はけのよい場所を好み、夏の高温と乾燥には非常に強い草花である。
 今年の夏も、元気に咲き続けてくれることであろう。(5/28)

タチアオイ

 小学生の頃、やっとの思いで買ってもらった雑誌「少年クラブ」に浴衣姿の子供たちと、その後ろにタチアオイが何本か咲いている見開きの絵の思い出が今も記憶に鮮明に残り、タチアオイの花を見ると当時のことが蘇ってくる。
 タチアオイはアオイ科タチアオイ属の多年草で、夏の到来を告げる花である。
 2mを超える真っ直ぐに伸びた茎に色とりどりの大輪の花を咲かせる。
 大きく華やかで、色彩も豊富な花は一重だけでなく八重咲きもある。
 別名をホリホック、アルセア、ショクキ(蜀葵)とも呼ぶ。
 学名のAlthaea roseaは、バラの花を咲かせる薬草という意味から来ていると思われる。
 ショツキは中国名で゜、この根を蜀葵根といって利尿薬として用いる。
 英名のホリホックはホリーホック聖地で、かつて十字軍がシリアから持ち帰ったからという説からである。
 原産地はトルコまたは小アジアといわれる。
 暑さ寒さに強く、日当りと水はけのよい場所を好むが、移植を嫌うので小苗を植えるか種をまいて繁殖する。(5/28)

ゼニアオイ

 ゼニアオイはアオイ科ゼニアオイ属の多年草であり、江戸時代に渡来した古い栽培種である。
 現在ではあまり重視されず、人家の近くで野生化しているものもある。
 ヨーロッパ原産で、ハーブとして栽培されるマロウの変種である。
 ゼニアオイは花、あるいは実の形が銭ににていることによる。
 全体に粗い毛があるが、茎には少ない。
 茎は直立して下部で分枝し、高さ1mになる。
 葉は円形で、5―9に浅裂し、鈍い鋸歯があり、長い葉柄で互生する。
 ゼニアオイとウスベニアオイは全体が似ていて区別が難しいが、ゼニアオイは茎が一般的には無毛、葉が大きくほぼ円形で切れ込みが浅く、花は紫紅色である。
 ウスベニアオイは茎にまばらに長毛があり、葉の切れ込みが深く、花は淡紅色か白色であるので区別がつく
 日当りと水はけのよい場所なら土質をえらばない。
 丈夫で耐寒性もあり、栽培は容易であるが、タチアオイほどの派手さはない。(5/29)

ダイサギ

 地域の林や田畑の自然観察で沢山の野鳥を見ることができた。
 セッカ、ホトトギス、シジュウガラ、ウグイス、コゲラ、スズメ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、サシバ、メジロ、ヒバリ、ツバメ、カワラヒワ、キジバト、キジ、ハクセキレイ、ホウジロ、ダイサギの19種が確認された。
 9時から12時までの3時間ほどの観察である。
 写真はダイサギである。
 ダイサギは水中をゆっくりと歩きながら餌を探す大型のシラサギ類である。
 コサギよりも著しく大きく、特に首と嘴が長い、夏羽では嘴は黒く、背中には飾り羽が出る。
 飛翔はゆったりしたはばたきで、直線的に飛ぶ。
 脚はつねに黒い。関東から九州で繁殖する。
 全長89cm、翼開長130cmのサギ科の鳥で、鋭く尖った嘴と長い足をもつ大型の水鳥で、長い首を縮めて飛ぶ。
 日本のサギ類は19種である。(5/28)

聖徳太子像

 水海道市の木崎山金剛院無量寺所蔵の聖徳太子像が話題になっている。
 この頃出版された「茨城彫刻史研究」の中にも、「近年、水海道市無量寺から山本勉氏によって、正安3年(1301)墨書銘がある、聖徳太子立像(孝養太子像)が発見された。現在修理中であり完成後の報告が期待される。・・・」と記されている。
 写真は修理が済んだ太子像である。
 無量寺は後陽成天皇の文禄年間(1592−96)に慶宗によって開基されたというが、火災に遭っているので詳細は不明である。
 文禄年間開基であれば寺歴は401年であり、聖徳太子立像の製作は701年前であり、開基前の不明の点が多い。

 今回の修理で体内納入木片から読み取れる修理記録を見ると、正安3年(1301・鎌倉時代)に作られた。
 179年後の文明12年(1480・戦国時代)に第一回目の修理。(木崎住僧の名もある。)
 その49年後の享禄2年(1529・戦国時代)に第2回目の修理。(下総国北相馬菅生郷木崎大旦那地主の記載もある。)
 218年後の延享4年(1747・江戸時代)に第3回目の修理。(無量寺本施主 寺田七良兵衛貞久 蔵持瀬兵衛正苗の記名がある。)
 さらに47年後の寛政6年(1794・江戸時代)に第4回目の修理。(無量寺学道代本施主 寺田七良兵衛正信 蔵持瀬兵衛正名の記名がある。)
 そして208年後に今回の(株)明古堂明珍昭二師になる修理が完成したわけである。
 元禄15年(1702・将軍綱吉の時代)の無量寺境内の絵図を見ると、本堂の南側に太子山があり、太子祠が描かれている。
 こう見ていくと、文禄年間以前から聖徳太子像が祭られ寺院が存在したことがわかる貴重な記録である。
 
 本像の形状は、像高124.7cm、孝養太子像。髪を美豆良に結い、袍の上に袈裟と横被をかけ、袴を履く、両手で柄香炉を持ち、沓を履いて立っている。

 品質構造は、檜材、素地、玉眼を嵌入する。一木造りではなく寄木造りである。

 太子(?−622)は言うまでもなく日本における仏教伝来と流布を象徴する貴種であつた。
 太子は救世観音、また如意輪観音の化身とされ、あるいは聖武天皇に再誕して大仏を作ったともいう。
 真言宗では、平安時代に弘法大師や聖宝に再誕したという説がうまれ、各宗派にそれぞれの説が伝えられているという。
 本寺に聖徳太子立像(孝養太子像)がある意味もよくわかる。
 今後の保存と評価に期待したい貴重な文化財である。(5/30)

オオキンケイギク

 オオキンケイギクはキク科コレオプシス属の多年草である。
 きぬの里の宅地造成地や道路沿いに大群落を作って黄色に目立ち、風に揺れている綺麗な花である。
 北アメリカ原産の草本で、茎は束生し高さ30―70cm、根生葉は長い柄があり3―5小葉に分裂する。両面とも粗い毛がある。頭状花は直径5―7cm、舌状花は橙黄色で花冠の先は歯状のきざみがある。筒状花も同色で花床に細長い鱗片がある。
 コレオプシスの呼び名もあるが、これは属名からである。
 学名はCoreopsis lanceolata L.で、種名の(lanceolata)は「被針形」の意で、葉の形が被針形をしていることに由来する。
 日本へは明治の中期に導入、栽培されたものが、広く野生化して道路わきなどで群生を見ることができる帰化植物である。
 おなじ仲間にハルシャギク(ジャノメギク)がある。
 今、何処に行っても見ごろの花である。(6/1)

ヒモワタカイガラムシ

 鈴木正巳氏より、5月29日、散歩の途中で発見したということで、メールで左の写真を添付して送っていただいた。
 ネムノキの水面に近い下枝だけに真っ白についているということであった。
 時々見受けるが、あまり見られない奇妙な物体である。
 カイガラムシ科のヒモワタカイガラムシである。
 写真は卵嚢のある雌の成虫で、産卵前の雌成虫はひも状にはならない。誠に奇妙な形である。
 カイガラムシであるから樹液を吸って寄生木に害を与えていることは言うまでもない。
 日本、中国に産出している。
 クワ、イノキ、柑橘類に寄生する害虫である。
 不快を感じるチョツト変わった虫ではあるが、彼らもまた生きている。
 散歩をしながらの自然観察も楽しいものであろう。(6/4)

ミツバチその2

 5/22に退散したミツバチは、鈴木氏宅の梅ノ木に蜂球(ほうきゅう)を作る。
 再び退散して5/28に奥の梅ノ木に蜂球を作る。
 5/30AM11:49蜂の動きが激しくなり、PM12:10飛散し始まり、45秒後にはすべて退散完了。

 そして2分後のPM12:13には元の場所に集合し始め、あっという間に蜂球をつくり、1時間12分後には安定した蜂球に戻った様子が鈴木氏の記録ビデオでわかる。。
 この解散集合の様子は6/5のNHKの「とれたてマイビデオ」で鈴木正巳氏の記録作品が取り上げられ「蜂球」と題して放映された。
 その後もミツバチたちは飛散する様子もなく、5/6PM4:00頃には蜂の巣が作られていることを確認できた。
 PM5:00に見に行った時はもう蜂の塊で巣を見ることはできなかった。

 本日AM10;00に行ってみても蜂の動きはなく巣を見ることはできなかった。
 彼ら働き蜂にも労働基準法があるようで常に働きどうしではないようである。
 冗談は別として、3:00から4:00頃は強い西日が当たるので彼らの動きも変わって巣が見えるようで、PM4:00には上の写真が撮れた。
 巣の発見は昨日が始めてであるが、巣の場所を決めてからの7―8日間の内に巣をここまで作り上げてきたのであろう。
 今後、野外でどう雨風や外敵を凌ぎ、どのように営巣していくのか興味深い。
 ミツバチたちに「がんばれ!!」とエールを贈りたい。(6/7)

 追記 6/8午前中に巣の痕跡を残して北西の数mはなれた梅ノ木に移動し蜂球を作る。あのできかかった巣はどうなったのであろうか。蜂球の蜂の数は半減した感じである。
 やはり永住の地ではなかったのか。(6/8)

ナ  ス

  このところの気温の上昇で、我家の菜園のジャガイモも茎や葉が黄色く色づき始め、収穫の時期である。
 今年は、友人の勧めでキタアカリという新種を作ってみた。
 豊作のようである。
 ところでナスも大きく成長し、花がよく咲くようになり収穫もできるようになった。有機肥料、無農薬栽培で安全でもあるが、何にもまして手塩にかけた新鮮なナスはおいしい。
 ナスはナス科の野菜でインド原産といわれている。
 地温が上がらないと発芽しない。生育適温は22℃―30℃で、8℃以下では生育が止まってしまう。
 漢名は、「茄」 ナスの名もそれに由来し、おそらく茄子から来たものであろうという・
 「親の意見と茄子の花は、千に一つの無駄もない」と昔から言われるように、花が咲けば必ず実になる。
 上の諺は茄子の花に無駄がないように、親の意見にも無駄がないので、子は親の言うことを聞けということのようである。
 時代はどう変わろうとも、親は親としての自覚と行動、子は子としての真摯な陶冶性をもつことは大切なことであろう。
 いろいろと思い浮かべながら、みずみずしい茄子紺の茎と下を向いて咲く紫の花をしばらく眺める。(6/9)

ダチュラ

 ダチュラの花が今朝二輪咲いた。
 昨年茂木氏から頂いたものである。開きかけた蕾は黄色のようであったが、開いてみると薄いピンクで優しさ溢れる清楚な大輪の花である。
 ナス科のダチュラ属の多年生小高木である。
 エンジェルストランペットとも呼ばれ、芳香を持ち、特に夕刻に香る。
 花が下垂して咲く多年草や木本性のものをブルグマンシア属、花が上や横向きに咲く一年草のものをダツラ属と分ける場合もある。
 原産地は熱帯、亜熱帯域で、0.5―5mにもなり、大きく育った株は数百もの花を次々と咲かせる。
 蕾の着いた新梢を挿し木すると小鉢で花を楽しむことができて楽しい。
 花、種子、葉にヒヨスチアミン、スコポラミンなどの有毒なアルカロイド成分を含むので、注意が必要である。(6/10)

ハツユキソウ

 梅雨をまえにハツユキソウとは面白い。
 ハツユキソウはスノーブザマウンテンとも呼ばれる、トウダイグサ科ユーホルビア(トウダテグサ)属の春蒔き一年草である。
 まだ小さいながら花を開き始めた。
 クリスマスに出回るポインセチアの仲間で、花が咲く頃上部の葉が密集して白く縁取りができ、株全体が緑と白の二色に彩られ、雪化粧をしたように見えることからこの名がある。
 小さな椀状の花が咲くが、花には観賞価値はない。
 茎や葉を切るとユーホルビア特有の白い乳液が出て、肌に触れるとかぶれることもあるので注意が必要である。
 北アメリカのミネソタ、コロラド、テキサスが原産地で、耐寒性は弱い。
 十分気温が上がる5月ごろに種を蒔く、直根性で移植を嫌うのでそれなりの配慮が必要である。
 写真は初雪草の「氷河」と呼ばれる種で、これからが見事になり、切花にも用いられる。
 切花は水落しやすいので、「湯あげ(切り口を10秒ほど熱湯につけたあと、すばやく水につける)」をするとよい。(6/11) 

ダリア

 昨日は北海道を除いて梅雨入り宣言があった。
 キョウチクトウ、エゾミソハギ、ザクロ、ポーチラカ、アジサイ、カシワバアジサイ、キンシバイ、ビヨウヤナギの花が咲き出した。
 夏の花の季節である。
 代表的な夏の花ダリアも咲き出した。
 ダリアはキク科ダーリア属の球根(塊根)性多年草である。
 品種分化の最も進んだ植物で、その品種数は3万を超えるといわれる。
 したがって交配種であり、原種はメキシコおよび中央アメリカという。
 ダリアは分類学者リンネの弟子ダール(A.Dahl)の名前を記念してつけられたものである。
 テンジクボタンの呼び名もあるが、漢字では天竺牡丹と書き、江戸期、天保年間に日本に入った頃からの名である。
 小輪の鉢植えから、庭植え用の超巨大輪まで、さまざまな大きさ、花形、花色のある夏の鮮烈で華やかな花である。
 耐寒性がやや弱いので球根は春植えにし、増殖は種まき、挿し木、分球で行う。
 分球は球根上部の芽(クラウン)をつけて分けないと発芽しないので注意が必要。(6/12)

ヤグルマソウ

 ヤグルマソウはキク科ケンタウレア(ヤグルマギク)属の1年草である。
 ヤグルマギク(矢車菊)とも呼ばれる。
 花径3―4cmの花の周辺の花弁が長く伸び矢車状となるのでこの名がある。
 花色も豊富で鮮やかな花である。
 ハーブとしても利用され、乾燥させた花はポプリに、生花はサラダの彩りにも使われる。
 又、別にコーンフラワーの名もある。
 こちらは、種が穀物の中に紛れ込み、小麦などの畑で咲くことが多かったための名前である。
 属名のケンタウレアはギリシア神話に現れる半人半馬ケンタウロスの一人、ケイロンが薬草として用いたことにより名づけられた古代ギリシアの植物の名による。
 原産地はヨーロッパ南部で、日本へは明治中期に渡来している。
 移植を嫌うので9月―10月に直播するが、我家では毎年こぼれ種で繁殖し開花している。
 切花としても楽しんでいるが、茎が中空なので折れやすい。
 生花では折れた茎にワイヤーを入れて補正することもあり、その工夫は面白い。(6/13)

ミ ミ ズ

 ミミズは貧毛網の動物で無害である。
 細長くヌルヌルした体で緩慢に這いまわるミミズに不快感を持つ人は多い。
 しかし、植物質の腐ったものを食べ、畑の土を改良し、地球の腸(はらわた)・雨の虫などともいわれ、古くから人間と付き合い、有益な生き物とされている。
 子供の頃は、釣りの餌にミミズを捕って、菅生沼へ釣りに行った記憶がある。
 関東地方も梅雨入りし今日は小雨が降っている。雨の上がった梅雨の晴れ間にはミミズが芝生から焼けたコンクリートの舗装の上に這い出し何匹も死んでしまうことがある。
 「この減少は、古くダーウィンも記載(1881年)している。集団死の場所は、公園の舗装道路で多く見られ、発生は梅雨の季節に多く、夏期でも日照りに続く降雨の後に見られ、集団死のミミズは環帯をもつ成熟したフトミミズ類が大半で、外見には致命的な傷は見られない。
 こうした観察事実から、きわめて多種多様な原因説が唱えられている。
 有力なのは土中の酸素不足説と溺死説であるが、定説がないというのが実情である。」と農林水産省東北農業試験場の中村好男氏は述べている。
 芝生の中に水がたまり逃げ出したにしても、焼け付くような熱いコンクリートの舗装の上に這い出して日干しになることもあるまいと思うが、なぜなのか不思議な行動である。(6/14)

キュウリ

 菜園のキュウリも収穫できるようになった。
 キュウリはいつでもスーパー等で手に入る野菜であり、旬の季節が何時であるか子供たちには分からなくなっている。
 なんと言っても旬の季節のもぎたてが一番である。
 キュウリはウリ科で、インド原産の一年生つる植物である。
 茎は巻き髭によって他物にからみ、長く延び全体に粗毛がある。
 葉は柄があり掌状に浅裂し、裂片は先が尖った三角形をしている。
 雌雄同株であるが、雌雄異花で黄色の花が咲く。雌花は花下に長い子房があり刺毛がある。
 野菜として出回るのはキュウリは、一日ですぐに大きくなるので適当になったらすぐに収穫することが大切である。
 熟すると黄褐色になる。
 キュウリの名は黄瓜の意味で、熟した時の実の色にちなんでいる。
 野菜として栽培されるので品種も多く、子供の頃のキュウリはなり本が苦かった思い出があるが、今では改良され、苦いキュウリはなくなっている。
 しばらくの間収穫でき、需給自足で我家の食膳をにぎわすことであろう。(6/17)

ト マ ト

 トマトの花が咲き出し、実も止まって大きくなりだした。
 トマトは南アメリカのアンデス山脈のやや高原に野生し、世界中に広く栽培されているなす科の一年草である。
 茎は柔らかく、まばらに枝分かれし、地に接すると何処からでも容易に根を出す。
 茎や葉に白色の軟毛が密生し、葉は互生し多数の小葉に分かれる。
 全体に特有の臭いがある。
 昔のトマトはその臭いが強かったが、この頃は臭いが少なくなっている。そればかりか、湿度の高い高温期にはベト病にかかるので、真っ白になるほど農薬が使われたが、この頃のトマトは人の好みに合わせ、病気にも強く改良され、我が菜園でも手軽に栽培できるようになってありがたい。
 子供の頃はまだアカナスの呼び名も聞かれたが、現在では死語になっいる。
 栽培歴は、南アメリカのペルー、ボリピアなどのインディオたちに栽培され、1550年頃ヨーロッパに広まり、17世紀の初めに日本に輸入された。
 当時は観賞用として栽培されていたが、明治後期以後食用として栽培されるようになったと言う。
 現在では一年中販売され、旬の時期もわからないくらい食生活に欠かせない野菜となっている。(6/18)

数学30点にガク

 ある母親の話から。
 夕方、中学生の娘が疲れた顔で学校から帰ってきたという。
 いつも元気に帰ってくる子である。今日は学校で何かあったなと直感したという。
 よく聞いてみると、数学の確認テストが30点だったという。
 この学校の素晴らしさは、学習の後に必ず確認テストを行い、すぐに採点して生徒に返し間違いを直させるという。フュードバックによる学習の定着を常に取り入れた学習指導を実践して実績を挙げているという。
 疲れた訳はこうである。
 方程式のテストで、テスト監督者が解答用紙には答えだけ書けば良いと指導したと言うことから始まっている。
 指導の通り解答用紙に「14」と書いたら×になったと言う。正答は「X=14」である。先生が答えだけで良いと言わなければそう書いたということであった。
 テストを見ると確かに全問正答であると言う、解答用紙には計算問題の答えは数字だけが写され、みな×になっていて、他の応用問題だけが○で合計点が30点になっていたと言う。
 疲れた理由はもう一つある。
 別のクラスの監督者は「X=をつけないとダメですよ」と指導していたという。私のクラスは沢山の人が計算はできても答えの書き方で×になったと不満をつのらせる。
 自信があっただけにショツクが大きかったようである。
 採点は間違いない、生徒が答えとは何を指すのか確実な指導をされていないこと、テスト監督者の不統一が生徒の不満と、教師への不信を積もらせている。
 挫折感を味あわせることも大切である。それをバネに生きることもまた大切であるが、最初から指導の中に組み込まれたものであれば適切な指導が組まれ問題はない、不用意であれば今後の適切な指導が大切であろう。
 ともあれ、生徒にとっては厳しい貴重な経験であったと思われる。
 確認テストは生徒に序列を着け、偏差値を求めるためのものではない、生徒の学習実態を確認するとともに、教師の指導法研究のための調査であり、生徒の学習改善のための直接的施策であることを忘れてはいけない。
 それにしても、教育とは、公平とはなかなか難しいものである。

 後日談 解答用紙が返ってきた、式計算部分は△で採点され、点数は半分で、合計65点が二本線で消され、全問○に変更され100点と訂正されていた。
 この次からは先生が言わなくてもダメですよとの指導があったという。娘の解答用紙の裏には娘の手で「X=を忘れない」としっかりと書かれていたと母親から後日談が届く。
 生徒と教師の息のあった素晴らしい指導に感銘する。
 これこそ本当の教育であり、したがって実績も挙がっているのであろう。

オシロイバナ

 オシロイバナの花が咲き出した。
 オシロイバナ科オシロイバナ(ミラビリス)属の多年草、寒冷地では一年草である。
 熱帯アメリカ原産で、関東地方以西では多年草になる。
 きわめて丈夫で作りやすく、暖地では野生化している。
 日当りと水はけのよいところを好み、一度作るとこぼれ種で毎年生えてきて種がきれることはない。
 属名のミラビリスはラテン語のmirabilis(素晴らしい、驚異的な)に由来し、花を形容したものと考えられる。
 和名のオシロイバナは、果実を押しつぶすと胚乳が白い粉末状で、おしろい状であることに由来している。
 ちなみに、英名のフォーオクロックは夕方から咲き出し、明け方には閉じることによる。
 和名の別名でユウゲショウの名もあるが、夏の夕方に咲き始め、香りのよい花を多数つける姿を美人の夕化粧に例えたものであろう。
 さまざまな花色が出るので、遺伝学の実験材料にもされる夏の夕方を飾る花である。(6/21)

カボチャ

 カボチャは緑黄色野菜の代表的な野菜で栄養価も高く、一年を通していつでも野菜売り場で手に入る。
 熱帯アメリカ原産のウリ科で、一年生のつる性植物である。
 牧野植物図鑑では、果実が菊座形のキクザカボチャ、ヘチマ形のヘチマカボチャをあげ、ボウブラの名で呼んでいる。
 ボウブラはポルトガル語のAboburaが訛ったものと言う。
 カボチャとしてあげているのは、果実の形がひょうたん型のもので、日本にはボウブラより遅れて輸入されたという。
 カボチャ、トウナスとも呼ばれ、カボチャはカンボジアからきたと言う呼び名であり、トウナスは唐茄子の意で、果形に基づいた名である。
 カボチャと言っても現在では品種も豊富である。
 雌雄異花で写真は雌花であり、下に丸い子房が見いている。
 カボチャは果実にカロチンを多く含み、ビタミンAが含まれている健康野菜の代表格である。
 我家の菜園にもカボチャを筆頭に、キウリ、ハグラウリ、ゴウヤ、スイカ、トウガンなどウリ科の野菜もいろいろ作っている。
 これからが楽しみである。(6/24)

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