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 サルヴィニア   ヤマザクラ   アゲハ   ウラシマソウ   シジュウカラ
 
タンチョウソウ   本離れ    スズメノヤリ   バンダ   アカキンギョツバキ
 
アメリカヤマボウシ   ミカヅキネックレス   こだま西瓜   カイウ  プリムラ
 
別雷神社   カザグルマ   セラスチウム   新緑   ハマナス   潮干狩り
 
オダマキ
 


サルヴィニア

 サルヴィニアはサンショウモ科サンショウモ属の水生シダである。
 サルヴィニア・ナタンスの和名はサンショウモで、こちらの名前のほうがよく知られているかもしれない。ムカデモの名もある。
 姿がサンショウの葉に似て小型で、水田や池沼に雑草として浮遊する一年生の水生シダである。
 本州、四国、九州の各地に分布するので、子供の頃は水田でよく見られたが、農薬を使うようになってからはアカウキクサなどは見られてもサンショウモの自生は見られなくなった。
 茎はまばらに分枝し、葉は3枚ずつ輪生するが、2枚は浮遊葉、1枚は根のように水中に沈む水中葉である。
 浮遊葉は緑色、楕円形、表面には毛をつけた短い突起が密につき、裏面にはやわらかい毛がある。人工の光で越冬していたため、葉が枯れたような色になっているが、温室に移したので緑の葉が伸び出している。
 水中葉は根のような細糸に裂けて細毛をつける。その基部に小さい球状の胞子嚢群が群ってつく。
 栽培は栄養豊富な水の入った水槽で、18―24℃の水温が最適、十分な太陽光を当ててやると、旺盛に繁殖する。
 世界には10種が分布し、主に熱帯、亜熱帯の広い地域で見られ、そのうちの何種かは温暖帯へと広がっているという。
 此の頃珍しい、懐かしい植物である。(4/4)




ヤマザクラ

 桜満開、花見日和である。
 花見と言えばソメイヨシノ、しかし、花が赤味をおびた新葉とともに開くヤマザクラも、若緑の新芽が動き出した雑木林の中に咲き出した。
 ヤマザクラはバラ科の落葉高木である。
 古い歌に詠まれている桜は本種であり、日本の野生のサクラの代表である。
 万葉集には梅を詠んだ歌が120首近く、サクラは40余首、新古今集では100首を越え、紫宸殿の前庭の「右近の橘」に対する「左近の梅」がサクラに代えられのも平安時代のことで、サクラはしだいに花木の代表になってきている。
 
  さざ浪や志賀の都は荒れにしを
                昔ながらの山桜かな   平忠度

 葉が全く芽吹かないうちに一斉に花を開くソメイヨシノと違って、ヤマザクラは葉が開くとともに花も開き始める。
 赤みを帯びた芽吹きの色と、淡いビンクの花の色が調和した風情はソメイヨシノの派手さと違った落ち着いた美しさを持っている。
 材は緻密で、かつては浮世絵の版木、干菓子の型どりなどに使われた。現在も家具材、床材、建築材などに利用されている。
 良い季節になった。(4/5)

アゲハ

 気温18℃、暖かさに誘われて羽化したばかりのアゲハが弱々しく飛んできた。
 今年のアゲハ一番である。
 ユズの木の近くであるから、ユズの木で越冬した蛹からの羽化であろう。
 アゲハは鱗翅目アゲハチョウ科の1種で、ナミアゲハとも呼ばれる。
 開長は春型で80mm内外、夏型は少し大きくなり120mm内外で、黄色の地に黒斑がある。
 幼虫は、カラタチ、ミカン、サンショウなどのミカン類やサンショウ類を食草とする。
 成虫は花の蜜を吸う、特に赤や紫の花が好きで、春はツツジ、初夏はフジウツギ、夏はヒャクニチソウ、秋はヒガンバナに良く集まる。
 越冬は蛹でし、3―10月に3―6回発生する。日本を含む東アジアの特産で熱帯には分布していない。
 山中より人間の生活している場所でよく見かけ、雄は木立や生垣、日陰に沿って飛び、蝶道を作る。
 湿った地面で吸水する姿も良く見られる。
 これから彼らの天下である。(4/6)

ウラシマソウ

 ウラシマソウはサトイモ科テンナンショウ属の球根植物である。
 さきに「旅立ち」のページでその名前の謂れなども紹介した通りである。
 3月27日に、鈴木氏が散歩の道筋で一箇所ウラシマソウが仏炎苞を伸ばしていたという話を聞き、我が家のウラシマソウの鉢を探してみた。
 探し当ててみると雑草の中に2本ほど真っ白なタケノコ状の鱗片葉が5cmほど出ていた。
 現在芽は10本ほどになった。
 この鱗片葉の中には花茎や葉柄になる偽茎と花や葉が包まれていてニョキニョキと急激に伸びてきた。伸び終えた鱗片葉からは写真のように細かく折りたたまれた葉や花が展開されてきて、誠にその巧妙さにく感心する。
 花には雄花と雌花があり、花軸(肉穂花序)の基部に小さな単性花を密集させて咲く。
 仏炎苞に包まれているので外からは見えない。
 付属体と呼ばれる花軸の先の部分は最初はふくらみ、次第に細くなって糸状に伸長し、40―60cmになる。
 この部分がウラシマソウの名前の所以である。
 雌雄異株であるが、地下茎が肥えると雌、やせると雄へと栄養状態によって性転換することが知られていて面白い植物である。(4/8)

シジュウカラ

 ときどきシジュウカラが庭木にやってくる。今日も姿を見せてくれた。
 松の木からナツメの木に渡り、ナツメの木の幹にある洞に興味がある様であるが営巣はしない。梅の木、柿の木と虫を探しているのか、活発に渡っていく。
 シジュウガラ科の鳥で、翼長7cm、頭と喉から腹に走る線が黒く、頬の白色が目立つ、翼に細い白線がある。。
 ユーラシア大陸中・南部に広く分布し、日本では全国の低地から山地の林で繁殖する留鳥(一年を通して生息する鳥)である。
 市街地の公園や庭園にも多く、樹洞、石垣の隙間等にコケを用いて巣を作る。
 主に昆虫、クモ等を食べる。
 地鳴きはツーツーチージュクジュクなどと鳴き、ツツピーツツピー、ツピツピツーと繰り返してさえずる。
 ウォッチングの対象として代表的な可愛い鳥の一つである。(4/9.)

タンチョウソウ

 うららかな春の日となった。タンチョウソウが芽を出し花を開いた。
 タンチョウソウはユキノシタ科の一属一種の落葉性多年草で別名イワヤツデの名で「芽吹き」のページで紹介した通りである。
 朝鮮半島、中国東北部原産で、日本には自生していない植物であるが、広く栽培されている。
 別名イワヤツデは、たしかに葉の切れ込み具合はそのようにも見える。
 愛好されるわけの一つには、長年栽培した株の太い根茎は地表に現れ、写真でも分かるように鉢いっぱいに盛り上がり、あたかも古木の根のような風格さえ感じられる。
 二つには、この時期、その先端から太い花茎を立て、新葉の展開に先駆けて白色花を開き、やわらかい春の日の中で、その姿はいかにもみずみずしく趣がある。
 岩場などに群生して生育するため、数年間、植え替えなくても枯れない丈夫な植物で、芽吹きから花時の姿は愛らしく素晴らしい。(4/10)

本離れ

 算数の文章題が苦手なのは国語力がないからである。計算力はあっても読解力がないことに大きな要因がある。
 
今の子は漫画、劇画、ハソコンやテレビの動画に囲まれて生活し、文字文化が軽視されていることの現れが本離れ、文字離れである。
 あちこちに「読み聞かせ」の会が設立されているのも、「本離れ」「文字離れ」への心配からであろう。
 ある市の図書館で「読み聞かせ」の会を企画し、実施したところ、ボランテアの4名のスタッフに対して集まったのは地元の方は一人もなく市内の遠方や他町村からの4名であったと言う。
 市報や学校にも案内はしたようであるが、寂しくなったと言うことである。
 もっとも、図書館員も自分の図書館で今日「読み聞かせ」の催しがあることを知らなかったと言うから図書館の意識もうかがえる。
 この会が図書館の企画に参加したのは図書館長の依頼によるようであるが、会員は県西地区や県南地区の市町村の方々である。ボランテアとは言え自家用車で一時間も掛けてこられる方を考えると何とかしなければと思うと言う。
 すでに英語でボランテアの「読み聞かせ」が始まっているようであるが、出席していないので図書館職員もその状況は分からないと言う。
 如何に仕事が忙しくても、自分の職場の情報は共通認識しておくことが大切ではないだろうか。
 学校五日制に対する反対意見もある。休日2日の受け皿もいろいろ話題になったことであるが、5日制の目的を達成するためにも、休日の子どもの生活充実のために学校でも種々の情報受け取りが定着するまで、子供や家庭に確実に提供することが大切ではないだろうか。
 というのも、ある学校で「読み聞かせ」を長年に渡って実施している方の言葉の中に「校長や、担当者が認識の薄い方に代わると参加する子どもの数が極端に少なくなる」と言う。
 子ども達のために、学校・役所・家庭、地域全体が連携していくことが大切なのではないだろうか。
 なにごと本筋に乗るには、忍耐と努力を覚悟しなければならない。(4/11)
 

スズメノヤリ

 「春に三日の晴れなし」と言われるが、ここしばらく高気圧が続き晴れの日が多い。
 今日は気温27度、夏日である。
 木の芽も日一日と緑を増し、雑草もよく伸び出した。
 庭の草取りをしていると、スズメノヤリが花を咲かせていた。野草でもよく見ると可愛く見事なものである。
 スズメノヤリはイグサ科の草地や丘陵にふつうに生える多年草である。
 よく築山の日向の斜面に自生している。
 茎は高さ10―30cmであるが、日当りの乾燥する斜面では7−8cmの小形にまとまっている。
 先に赤褐色の球形の頭状花序をつける。
 根生葉は長さ7−15cmの線形から広線形で、縁には長い白毛がある。茎葉は小さい。
 別名スズメノヒエとも呼ばれ、日本全土、東アジアの平地や山麗などに分布している。
 スズメノヤリの名は、穂をつけた様子を江戸時代の大名行列の時に使った毛槍に見立てた名前で、スズメは小さいことを意味している。
 スズメノエンドウ、スズメノカタビラ、スズメノテッポウなどもあり、スズメは物持ちで面白い。(4/12)

バンダ

 バンダの花が咲いている。
 バンダはラン科ヒスイラン属のランである。
 インド、東南アジアからオーストラリア、ニューギニア、日本の尖閣列島にかけて原産するランで、約40種がある。
 太い気根を出して樹上に着生し、帯状葉を持つ種と、写真のような棒状葉をもつ種がある。
 長い花柄に総状に美しい花を十数個つける。一般に花弁と萼片は同形だが唇弁は小さい。
 花色は白、黄、赤褐、紫紅、淡青色など、それに混合した斑点模様などがあって色彩も豊富である。
 写真はV.エンデであるが、温室内で管理している、光線を十分に与え、乾燥には留意が必要。
 英名で「ブルー・オーキッド」と呼ばれるバンダ・セルレアは、ランには珍しい澄んだ青色の花を咲かせる野生種で有名である。(4/13)

アカキンギョツバキ

 サクラは葉桜となり、鯉幟が大空に泳ぐ良い季節となった。
 シロヤマブキが満開となり、家の周りの花を探索するとヤエヤマブキ、トウグミ、ライラック、ハナミズキ、ムレスズメ、ヒトリシズカ、ウグイスカズラ、シャガ、フジ、エニシダ、カリン、ブルーベリー、アカキンギョツバキが開花していた。
 アカキンギョツバキは赤錦魚椿で、鉢植えで今年初めて一花つけたものである。
 花は赤色、中輪、筒咲きが特徴である。
 赤は花の色をあらわし、錦魚は魚の金魚で写真で分かるように葉の先が金魚の尾のように三つに分かれていることによる、この葉の形が椿の中で珍しい種類となっている。
 ツバキはツバキ科のツバキ属であり、その仲間は現在80余種が知られている。
 ツバキ属はカメリアと呼ばれ、マニラで東アジアの植物を紹介したドイツの宣教師ゲオルグ・ジョセフ・カメルの名を記念してつけられたものである。
 ツバキは日本産で本州、四国、九州の日本各地と、韓国の南部から中国の南東部の一部に分布している。
 ツバキ属の多くは暖地に分布し、照葉樹林帯のなかの常緑高木で、ツバキは青森県の野辺地、さらに秋田県の男鹿半島にも分布が見られ、どちらも北限地として天然記念物に指定されている。(4/17)

アメリカヤマボウシ

 アメリカヤマボウシはハナミズキと呼ばれ、北米原産のミズキ科の落葉小高木である。
 大正初期に渡来、東京市長がアメリカに贈ったサクラの苗木の返礼に東京市にアメリカから贈られた話は有名である。
 このときの苗木は白花種ばかりであったと言う。
 葉は対生し、広楕円形、4−5月、葉に先立って4枚の大きな総包片の中心部に黄色をおびた小さな4花弁を密につける。
 総包片は花弁状で白、淡紅、紅色がある。
 紅色はもうすでに開花しているが屋根の上のほうに咲いているので気づきにくい。白花は、今、開花し始まったところである。
 2階の窓から家内が「ハナミズキが咲いているよ」という、「もうしばらく前からだよ」というと、「こっちのだよ」とピンクの花を数輪つけたハナミズキを指す。
 「あれ、ほんとだ」と言うことで側に行って眺める。
 この木は今年大学を卒業して就職、社会人となった上の孫娘の小学校卒業記念樹である。
 木は大きくなったが、小さいうちは日陰になる場所であった所為か花がつかなかった。大きくなって日が当たるようになったのではじめて花をつけたのであろう。よく辛抱したね、心から労う気持ちである。
 考えて見れば、娘の就職を祝って今年開花したようにも思える。有難う。
 赤花、白花はあったが、今回の花は淡紅色で新入社員の娘の若さを表しているようにも取れる。
 親馬鹿ならぬ、祖父母馬鹿か?。(4/18)

ミカヅキネックレス

 ミカヅキネックレスはグリーンネックレスと同じキク科セネキオ属の宿根性多肉植物である。
 学名はSenecio.radicansである。
 別名を弦月、田毎の月とも呼ばれる。
 原産地はアフリカで、三日月型の多肉質の葉が沢山連なる特徴がある。
 多肉状の葉が紡錘形となり、三日月のような形をして、細い糸状の茎に連なり、ミカヅキネックレスの名がある。
 「田毎の月」の優雅な和名は、山腹の棚田のひとつひとつに映った月を連想している。
 葉を土の上に置くと容易に発根し繁殖できる。
 グリーンネックレスの耐寒温度が7−10℃であるのに対してこちらの耐寒温度は0℃と寒さに強い。私のところでは冬季も屋外で丈夫に越冬している、どちらかと言えば春から夏は明るい半日陰を好む多肉植物である。(4/19)

こだま西瓜

 昨夜は雨、今朝は天気が回復して天気予報は、7月初−中旬の気温になると言う。
 
家内は鈴木さんと「読み聞かせボランテア研修会」に出かけた。
 数日前、寝込むほどではないが風邪をひいて医者通いをしていたので、交際の深い鈴木さんから果物をお見舞いに頂いた。お陰さまで今日は元気に二人で出かけていった。
 ところで、頂いた果物の中に「こだま西瓜」も入っていた。
 西瓜と言えば、子供の頃は夏にしか食べられなかった。今では季節に関係なく値段を気にしなければいつでも手に入る。
 こだま西瓜は文字通り小玉で冷蔵庫に入り、手ごろな西瓜として人気がある。
 ところで産地を見ると、JA北つくばと記されている。同じ県西地区の真壁郡協和町の産である。
 協和町は米作を主体とする農業地帯であるが、近年ビニルハウスによる施設園芸が盛んで、本県第1位のこだま西瓜の産地となっている。西瓜の出荷は2月から始まっていると言う。
 他にもイチゴ、トマト、キウリなども栽培されている。
 こんな近くに産地があることを忘れていた。
 それはともかく、贈り主の温かい心のこもった美味しい西瓜を家内とともに頂戴し、早く体調も回復した様である。
 有難うございました。
(4/20)

カイウ

 45年間の長期に渡って珠算教育に携わった家内も、今年度から引退した。考えて見れば、太平洋戦争の後、この地方にはあまり珠算教育が行われていない頃から、水海道地方珠算教育振興会の会員となり、初代太田会長の後を受けて振興会長を務めるなど、県内でも一時、全国一の珠算検定受験者数を出すなどの振興会となった。
 現在ではコンピュータに押され、学習塾に熱が入り、珠算教育は小学校の算数には含まれるものの、珠算の勉強をする子は年々少なくなっている。
 それでも現在、珠算1級や段を取る子も小学校で出ている。暗算一級(3桁10口のたし算20題・3桁×2桁30題・6桁÷3桁30題で500点満点で400点以上が合格となる。制限時間は80題全問12分である。)大人顔負けの素晴らしい能力を持った子どもたちである。
 珠算を学ぶ子が少なくなったと言っても、その教育効果の素晴らしさが認められ、海外で、又東京の小学校でも特に力を入れて指導しているところがある。今日のテレビでも報じていた。
 岩井地方の珠算振興会にも所属して活動していたが今回退会し、教え子を含む後進に道を譲った。
 カイウは海芋と書き、サトイモ科オランダカイウ属の塊茎性多年草で普通カラーと呼ばれている。
 カイウは海を渡って来たサトイモ(里芋)の意であり、カラーは花の形「えり(Collar)より転じた名前である。
 珠算振興に共に仕事をした友人が来訪し、家内にプレゼントしてくれた心のこもった一鉢である。
 高級切花としての人気も高く、ブーケなどにも多く使われ、白のイメージが強いが、黄、橙、桃など色も豊富で美しい。心から感謝申し上げます。(4/21)

プリムラ

 過日、友人宅でサクラソウがひとりで生えて花が咲いているという、案内してもらうと植え込みの木の下に、プリムラマラコイデスが一本いっぱいに花をつけていた。
 種から発芽し、越冬してこの春開花したもので、除草されずに上手く残ったものである。
 我が家でも、しばらくマラコイデスは栽培していないが、何処から種が入ってきたか、コンテリクラマゴケの中に2本ほど花を開いているのを見つけた。
 株が小さく、数輪しか花をつけていないが、まさしくプリムラマラコイデスである。
 秋に落ちた種から発芽し、苗で越冬したものと思われる。
 花は少なくても、精一杯生きる姿は素晴らしいものである。
 プリムラマラコイデスはサクラソウ科の1年草、多年草である。
 日本原産のサクラソウに対し、外国原産で常緑性の種類をプリムラと呼んでいる。
 プリムラには豊富な花色のポリアンサスやジュリアン、ソフトな花色のオブコニカ、紅色の小さな花をつけるロゼア、そして今日取り上げているサクラソウに似た清楚な花のマラコイデスがある。
 いずれも日光を好み、光線不足では花つきが悪くなる。
 プリムラマラコイデスでも、この種はフジザクラ系で耐寒性が弱いので、室内や温室の明るい場所で管理することが良いようである。
 もともとは中国原産の小輪多花性種で、花つきが良く、華やかで、本来は宿根草であるが、日本では1年草として扱われている愛らしい花である。
 花言葉は「自然体」である。(4/23)

別雷神社

 ここで紹介する別雷神社は、雷神様と呼ばれている平松地区に祀られ、水海道市の有形文化財に昭和63年9月19日に指定されている社である。
 享保17年(1732)の創建で、祭神は別雷神である。
 現存する本殿は、明治初期に再建されたもので、一間社流造である。
 拝殿は戦後菅生小学校の奉安殿を移して造られた。
 本殿の三面羽目板には素晴らしい彫刻が施されている。
 東側には「酒呑童子」、北側には「源頼光」、西側には「坂田金時」の彫刻である。
 写真は根本岩男氏撮影になる「源頼光」の彫刻である。
 これらの作者は後藤縫之助で、現在の岩井市猫実の野口弥左衛門の次男として文政8年3月3日に生まれている。
 15歳で笠間の宮大工後藤茂右衛門の弟子となり、24歳で独立分家し後藤縫之助の姓を受け社寺彫刻に従事する。
 32歳で成田山新勝寺の彫刻、34歳で笠間稲荷神社の彫刻、47歳で神田山新田八幡神社、菅生日枝神社、水海道報国寺の彫刻、48歳で金村別雷神社・菅生別雷神社の彫刻、51歳で大洗磯前神社の彫刻・第3回内国勧業博覧会に獅猊を出品して花紋章受賞・縫殿之助の称号を受ける、55歳で西金神社、56歳で太田原市福原常敬寺、65歳で取手小文間の白山神社、69歳で那珂湊戒珠山華蔵院、71歳で八郷町板敷山大覚寺や年代は不明であるが取手八坂神社の彫刻などがある。
 明治34年(1901)77歳で笠間の自宅で亡くなっている。
 菅生町の日枝神社の彫刻で2年間滞在した大滝はるいさん宅、別雷神社の彫刻で1年間滞在した鈴木顕一さん宅には恵比寿・大黒の彫刻が残されている。
 大事に守り受けついて行きたい素晴らしい郷土の文化財である。(4/25)

カザグルマ

 カザグルマは日本原産のキンポーゲ科のつる性多年草で、観賞用に栽培されている。
 写真の花は、柘植の生垣の中に自生したカザグルマである。3年程前に気づいたが、開花したのは始めてである。
 種を蒔いた記憶はないので、風かなにかの折に種が散ったのであろう。それにしても強いものである。
 茎は細く、木質で2−3mに伸び、1−2回3出複葉を対生する。
 普通6−7月に葉腋から出た長い柄に、径5−8cmの花を単生する。
 8枚の萼片を花弁状に開き、紫紅色花をつける。
 同じ仲間の中国原産のテッセンの萼片は普通6枚で花柄の中央より下に広卵形の包が2個対生している。
 テッセンやカザグルマは園芸品種のクレマチスの重要な交雑親でもある。
 クレマチスは全世界の温帯に広く分布し、200種以上ある。日本に自生するカザグルマや中国産のテッセンなどの原種と、種間交雑によって作り出された多数の園芸品種を合わせてクレマチスと呼んでいる。
 花弁状のものは萼で4−8枚あり、中央に集まった雌しべのまわりに多数のおしべがあり、花弁は普通ない。花期は晩春から夏で、萼片の色は白、黄、ピンク、紅、紫、青等豊富である。
 クレマチスは巻きひげ、または蔓を意味するギリシア語に由来し、茎の形状に因んでいる名前である。(4/26)

セラスチウム

 ナンジャモンジャの花が今年は特によく咲いている。この花の咲く様を雪がかぶった様とよく形容されるが、同じように言われるセラスチウムも咲き出した。
 セラスチウムはナデシコ科ミミナグサ属の多年草である。
 セラスチウムの名は覚えにくい。
 和名はナツユキソウ、シロミミナグサという、こちらの名前であればなじみがあって覚え易い。
 ヨーロッパ南部の原産で、草丈は15−20cmになる。
 株全体が白い毛で゜覆われているので、英名はスノーインサマーである。
 花壇の縁取りやグランドカバー、ロックガーデンなどに使われることが多い。
 もともと産地の裸地のような場所に生えている植物なので、肥沃な土壌より痩せた土壌でよく育ち、葉もより白くなる。
 銀白色の葉の上に真っ白な花を咲かせた姿は、英名通り株全体にうっすらと粉雪が積もったようで見事である。(4/29)

新緑

 今年は芽吹きも早く、新緑もいつもの年より早い。
 萌える木々の若葉の中に赤や紫のツツジやフジの花が際立って見えるさまは誠に素晴らしく、良い季節になった。
 写真は袋田の四度の滝で久慈川支流滝川の上流に架かる、高さ121m、幅76m.の滝である。
 4段に落ちる壮大な景観が特色である。
 これまた根本氏の半切の力作で、氏に言わせれば「下の滝壷まで入れるべきだった」と満足はしていない。
 テーマに沿って飽くなき追求があり、その努力と撮影の工夫はやはり並大抵のものではない。
 松の新芽の立った緑、ドウダンツツジの明るい緑、梅の黄緑、モッコクの赤みを帯びた光沢のある緑、サンショウの濃い緑、ヒマラヤシーダーの白い粉を振ったような緑、ノムラカエデの暗色を帯びた赤、ベニガナメの緑と言うよりは真っ赤な萌える新葉と、それぞれに微妙に違い個性があって面白い。
 それらの木々の中に咲くツツジ、ヤマブキ、フジ、エニシダの花は一段と際立って美しい。
 足元にはシャガの花が咲き、シラン、ジャーマンアイリス、ペチニア、ヤグルマソウなどの花が色とりどりに咲く。
 誠に良い季節である。
 黄金地区の水田もゴールデンウィークの終わる頃には、水の張られた焦げ茶色の水田が、田植えも済んで緑一色に変わることであろう。
 昨年は冷夏によって稲作指数は非常に悪かったが、今年は豊作となってもらいたいものである。(5/1) 

ハマナス

 「潮風にゆれる花びら」と言う見出しで、鹿嶋のハマナスが朝日新聞に紹介されていた。
 ハマナスについては「若葉」のページで先に紹介しているので参照されたい。
 県内の海岸線を南限とするバラ科の植物ハマナスが、鹿嶋市角折の大野潮騒はまなす公園駐車場わきのハマナス園で咲き始めたという。
 このハマナス園は2年程前まで公園北側にあったが、生育が悪いため、昨年から公園南側の現在地に移し、新たに若木1500本を栽培している。
 移設後2年目になる今年は木も大きくなって、花芽も多く、ピンクや白の一重咲きの可憐な花びらが潮風に揺れていると言う。
 見ごろはこれからである。
 ところで、我が家のハマナスも期せずして写真のように咲き出した。
 緯度が同じくらいで、海岸線と内陸部の違いはあるが、気候的にはあまり変わらないのかもしれない。
 学名はRosa rugosaで、ローザはケルト語のrhod,rhodd(赤色)に由来し、バラの基準花色が赤、桃であることによる。
 種名のルコザはしわのあるの意で、葉がちちれていることによる。
 北国の浜辺を代表する夏の代表花である。(5/2)

潮干狩り

 連休の今日、娘夫婦と孫たち4人で潮干狩りに行った。
 2ー3日前、干潮時刻を暦で調べていたが、5月1日は干潮がam9:03と言うことで、2日のam5:00出発で千葉県木更津方面に決定し、京葉道路まわりで目的地に向かった。
 8:30に中3の孫から久津間海岸の潮干狩り場についたという電話が入った。
 昼近くには、高2の孫から携帯電話で大漁の報告とメールを送ったよという電話があった。
 ハソコンのメールを開いてみると、大漁の文字と左の写真が添付されていた。
 便利な世の中になったものである。携帯電話から伝言と写真がメールとしてパソコンに簡単に送られてくるのである。
 比較的大きなアサリを、入漁料についている既定量を2倍も上回って捕獲し、大漁だったよと東京湾アクアラインを通って3時頃には帰ってきた。
 交通渋滞にも巻き込まれず、余裕を持った楽しい潮干狩りであったようだ。(5/2)

オダマキ

 松の根本に鮮やかな紫のオダマキの花が咲いている。花が開くまでは気づかなかった。
 昨年の実生の株であろう。
 オダマキは古くから観賞用に栽培されるキンポウゲ科の多年草である。
 おそらく北海道、本州中北部の高山に自生する矮性のミヤマオダマキを育成したものと言われる。
 葉は3出葉で、小葉は3深裂し、粉白色を帯びる。
 5月頃30−40cmの花茎に萼片、花弁各5枚の青紫色の花をつける。
 花は径4cm、花弁には長い先の曲がった距があり、萼片の間から後ろに突き出る。
 日本をはじめ、北半球の広い地域に多くの種類が分布しているが、特にヨーロッパで改良されたものは、多くの花形と花色の変化に富んでいる。
 名前の由来は、麻糸を紡いだおだまき(苧環)と呼ばれる手巻き状のものに花の形が似ていることによる。
 花つきの良い園芸種は西洋オダマキとかアキレギアと呼ばれる。
 趣のある花である。
 花言葉は「努力の勝利」である。(5/5)



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