セイタカアワダチソウ   大山咋神   人を育てる   木の実   ツルウメモドキ
 
ムクドリ   この花 なんの花   七五三   キヅタ   ヒサカキ   メキシカンセージ
 
獅子座流星群   イロハモミジ   これ総合的な学習   ペディランサス   航空ショー
 
アエロバティックスとは   イワナンテン   ノースポール   シクラメン   ノゲシ
 
アリッサム
                   
                       
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セイタカアワダチソウ

 セイタカアワダチソウが満開である。
 キク科の多年草で北アメリカ原産の帰化植物である。
 セイタカアキノキリンソウとも言う。
 第一次世界大戦の前に、北アメリカから観賞用に持ち込まれたが、戦後京阪神、九州北部を中心に急速に広がり、一時関東まで悪名をとどろかせ、その侵略が各地で下火になったというが、休耕田の増加で、その勢いを復活させている。
 根から他の植物の生長を押える物質(cis−DME)を出し、病害虫にも強い。この種だけになると自家中毒を起こして衰えるが、新しい休耕田に生息地を見出し、現在繁茂して大きな群落をつくり、黄色一面に彩られている。
 晩秋の蜜源植物として養蜂業者に利用され、また、一時期、花粉病の原因と騒がれたが、虫媒花であり、現在では関係がないとされている。
 地下茎を縦横に伸ばして繁殖し、冬はロゼット状で越冬し、春から夏に茎が150−250cmに成長する。
 秋に黄色の頭花が密生して、全体が大きな円錐状の花序をつくる。(10/12)

大山咋神

 大山咋神(おおやまくいのかみ)は先に紹介した日枝神社の祭神である。
 京都市西京区嵐山宮町の松尾神社には、大山咋神を主神とし、市寸島姫命(いちきしまひめのみこと)の2神が祀られている。
 松尾大社に2神を祀ったのは秦忌寸都理(はたのいみきとり)と言う人で、この社は大宝元年(701)に立てられたと言う。
 大山咋神は比叡山延暦寺の守護神であり、日吉大社にも鎮まる神であり、明らかに山の神である。
 この山の神は、日本に弥生人が渡ってくる以前にこの国を支配していた縄文人の神であり、狩猟採取の神であろう。
 大山咋神とともに祀られている市寸島姫は、宗像三女神(むなかたさんじょしん)を代表しているのであろう。宗像三女神は、九州から朝鮮半島にかけての島々に祀られる神である。
 この海の道を通って稲作文化は日本にやってきたのであろうが、この地を開拓したのは明らかに秦氏である。
 秦氏は治水に長けていて、桂川を治めてこの地を豊穣の地にした。さらに秦氏による稲作農業の最も素晴らしい産物は酒であった。
 松尾大社の入り口には、大理石の大きな徳利が飾られている。これは先祖の栄光を示すものであろう。
 しかし、秦都理はただ先祖の功名のみを残そうとしたのではない。秦氏がここに来る以前に支配していた氏族の先祖である大山咋神をもここに祀り、これを自分たちに深い関係のある市寸島姫と合わせ祀ったのである。
 つまり、新しい氏族が彼の地にやって来て支配しようとする時、必ずその土地の古い神を祭るのである。
 おそらく土着の縄文の神である賀茂氏の祖先神である大山咋神と、渡来の弥生の神である市寸島姫を同じ御殿に合わせ祀り、夫婦とすることによって土着民と渡来民の融和を図ったのであろう。
 松尾大社の宝蔵庫には三体の神像が坐す。女神像一体と男神像二体である。男神像一体は老人の像であり、もう一体は若者の像である。
 女神像は神社では市寸島姫と伝える。胸幅の厚いふっくらとした丸顔の堂々たる女神である。老人の方は大山咋神と伝える。もう一体は摂社・月読神社の御祭神・月読命と伝えられるが、別雷命(わけいかづちのみこと)とも考えられる。
 この若い像が別雷命だとすれば、「山城国風土記」に、玉依姫(たまよりひめ)が川遊びをしていた時に、丹塗りの矢即ち赤く塗った矢が川上から流れてきて、それを拾って床の傍らに置いたところ、男子を産んだ。それが別雷神であると言う。この赤く塗った矢の御正体は大山咋神とも伝えられる。
 別雷神の父は大山咋神であり、母は玉依姫と言うことになる。つまり、女神像は市寸島姫であるとともに玉依姫であると言うことになる。
 この話は梅原猛の「地霊鎮魂」による。記紀神話の神々も調べてみるとなかなか興味のあるものである。

人を育てる

 一人前に育て、育てた結果を重視した言い方が育成である。現在の仕事から新しい仕事についての広い能力を身につけることは大切であるが、忙しいからそれができないと思っている。
 育成、教育、学校という。連想で特別の教育を受ける施策を考えているのであろうか。育成と言うのは、仕事の中で人を育て、仕事をしている内に相手の能力や態度が向上してくることをいっている。
 例えば、人事の都合で分担を変え、相手に未経験の仕事をやらせると、結局それをやっている内に仕事をマスターし、新しい能力を身につけるという「変化」を起こす。
 この場合、未経験の業務を分担させることは、仕事そのものであると同時に育成したことになる。つまり、仕事即育成なのである。
 仕事とは厳しいものであるが、時として当たりの柔らかいナアナア主義に陥り易い。
 「憎まれ教務に鬼教頭、それにいるのが仏の校長」という言葉で組織や仕事の厳しさと纏まりを言い表すことがある。
 大事なことである。
 それに加えて、経営に携わるものにとって宮大工西岡家の口伝には教えられるものが多い。
 「木を買わずに山を買う、堂を立てずに伽藍を建てよ、塔組は木組み、木組は木の性組、木の性組は人組、人組は人の心組、人の心組は棟梁の工人への思いやり、工人の非を責めず己の不徳を思い。
 仏法を知らずして堂塔伽藍を論ずべからず、天地神祇を拝さずして宮を口にすべからず、法隆寺大工は太子の本流たる誇りを心奥に持て。」
 人を育てるとは難かしく厳しいものである。」

木の実

夜香花 瑠璃柳 ランタナ 百両 白山吹
千両 南天 ウメモドキ ウド 紫式部

 ツワブキ、ホトトギス、サザンカの花が咲き出した。
 一雨ごとに気温が下がり、温室の暖房もそろそろ動き出している。
 木の実もそれぞれの個性を持って見事に色づき宝石のような光を放ってきた。
 今年は、牧野博士によると東京当たりでは実がつかないという瑠璃柳(ルリヤナギ)の実がついている。気候が温暖化している所為であろうか。
 千両も昨年当たりから椎の木の根元で越冬し、赤い実を付けるようになってきた。植物が環境に慣れたというよりは、環境が植物の生態にあってきたと考えるのが正しいだろう。
 気をつけて観察してみるといろいろと変化があって面白いものである。(10/22)

ツルウメモドキ

 ツルウメモドキが葉を落とし黄緑の実から赤い実を見せ始めた。
 ツルウメモドキはニシキギ科ツルウメモドキ属の落葉つる性低木である。
 鉢植えで観賞用の盆栽にも仕立てられるが、雌雄異株で雌株でないと実をつけない。
 市内高野町の沼尻氏宅のツルウメモドキは他所で見たことのない年数物で見事である。
 道路に面した板塀の上を十数mに渡って這っている。先端でも手首ほどの太さの蔓と言うより木になっている。根本は直径20cm程度はある。
 天然記念物クラスであろうと思われるが、他にもっと古いものがあるのだろうか。
 この時期、実は黄色く熟すと3つに割れ、中から黄赤色の仮種皮に包まれた種子が現れる。
 つるの面白さと実の美しさで、生け花の花材としての人気も高い。
 漢字では蔓梅擬で、つる性でウメモドキに似た木の意味である
 実は、野鳥の重要な食料となっている。(10/30)

ムクドリ

 ムクドリが夕方電線に見事に並んで止まるようになった。その光景を撮ろうとカメラを向けると危険を感じてか大半が飛び立って行く。
 普通は追い払おうとして手をたたいても平然として逃げる様子もない。
 こんなに沢山のムクドリが電線に並ぶのは珍しい。
 今年は昨年の降雹で柿の新芽が痛めつけられたためか、数えるほどしか実は着いていない。
 近所の柿も不作なのか、少ない柿の実を求めてやってきているようだ。
 ムクドリはムクドリ科の留鳥である。
 夕焼け空をバックに、ねぐらに向かう数千羽の群れが黒雲のように見える鳥である。
 体長24cmで大きさの基準になる鳥で、九州から北の地域で繁殖する数の多い鳥である。
 体全体が灰色ぽい黒で覆われており、特に頭と翼は黒が強い、顔の一部と腰、尾羽の先端が白くて目立つ。
 顔の白い部分は個体差が大きく、雄の成長ではくっきり白いが、若鳥ではぼんやりしている。
 クチバシと足は橙色である。
 雑食性の鳥で、耕地などで昆虫を捕食するほか、柿などの木の実を好んで食べる。虫を食べるので益鳥となっているが、果樹などへ大群で押し寄せ、その被害は大きい。
 我家でも柿をはじめ、サクランボ、ピラカンサなどの実は、色づくとまもなく綺麗に食べ尽くされ、ジャージャー、ギュルギュルと騒々しく鳴いて好感のもてない鳥である。(11/1)

この花 なんの花

 「この花 なんの花」は常総ビデオクラブ会員の鈴木正巳氏のビデオ作品名である。
 下のスチールからも分かるように、カラスウリの花である。
 約1年を懸けての夕闇の中に咲くレースのような繊細なカラスウリの花の開花の観察記録ビデオである。
 種取やダリヤの球根のようなカラスウリの球根の植付けに始まり、時間を短縮しての開花の様子の撮影に成功している。
 純白の花と暗闇の取り合わせの中で、細部の色彩や構造を飛ばさないように撮影することには苦心があったようである。
 夜間に花の蜜を求めて飛来するスズメガの様子も捉えている。
 また、撮影のための被写体準備の手順も短い時間で取り上げながら、全体を6分と言う見やすい時間の中にまとめ、解説の音声とバック グラウンド ミュージックを付加して編集している。
 カラスウリの白い花、縞模様のある緑の実、真っ赤な実、を提示しての花の名への誘い、「この花 なんの花」のタイトルは上手い。
 闇に咲く花の神秘に迫り、長期間の準備と撮影の技術・根気に敬服する。
 

七五三

 F氏の媒酌人を務めた関係で七五三のお祝いの席にご招待を頂いた。
 二人のお子さんは羽織袴の正装で、近所の神社にお参りし、祝宴の席に両親と出席し、父親のご挨拶の後、兄、弟の順でしっかりした元気な挨拶をしてお客様の大きな拍手を受ける。
 幼児期を無事に成長し、これから少年期に入る一つの節目、両親はもとよりおじいちゃん、おばあちゃんにとって、ここまでの日々のお骨折り、ご心労は並大抵ではなかったろうと思う反面、逞しく聡明に育つた姿に目頭が熱くなる思いであろうと推察する。
 おめでとうの言葉がひとりでに口を出る。父親のご挨拶の中に「ご近所、地域の皆様のお陰で・・・」という感謝の言葉があったが、これからの活動範囲の広がる少年期、家族は勿論、地域の皆様のご指導を頂きながら益々立派に成長されることを見守りたい。
 ところで、七五三は三歳、五歳、七歳の子供の成長を祝って11月15日に氏神参りをすることで、子供の成長を承認し祝う通過儀礼の一つであるという。
 七五三と称して現在のように華美を競うようになったのは、多分に都会の商業政策によるもので新しいものである。
 しかしながら、基礎となる伝承的な習俗は古くから各地で行われていた。
 三歳の髪置、五歳の袴着、七歳の帯解などがあり、この辺でも帯解(おびとき)紐解(ひもどき)と七歳の祝いを呼んでいた。
 オビトキ、ヒモドキとは着物の付紐を取り、はじめて三尺(帯)を結ぶことによるようで、身の回りのことができる年齢とされていたのであろう。
 七歳の祝いは男女ともに幼年期の最後の祝いとして、宮参りをさせ、幼児期から少年少女期への節目として重要な年齢とされている。
 「七つまでは神の子」といって、七歳までに死んだ子には本葬を営まなかった。七歳の宮参りによって改めて氏子入りをすることになり、神からも社会からも一人前の社会的人格として承認されたと言う。
 11月15日が選ばれたのは、霜月の祭りの日にあたり、家々の生業に関系深い神々を祭る日であったことによる。(11/3)

キヅタ

 庭木の椎の木にキヅタがからんで幹肌が見えなくなってしまった。
 キヅタを植えた覚えはない、小鳥の糞によって持ち込まれたものであろう。
 キヅタはウコギ科キヅタ属のつる性常緑低木でヤツデの仲間である。
 ブドウ科のツタに似るが、より木質であることからキヅタの名前がある。
 別名はフユヅタで、ツタに比べ冬も葉があることによる。
 一年中、みずみずしい緑を保ち、茎から気根を多数出し、木の幹に付着してはい登る。
 葉の表面は艶があり、縁は滑らかである。
 秋に黄緑色の小さな5弁の花がかんざし状にかたまった咲き、翌年の春に黒く熟す。
 原産地は本州以西、朝鮮半島、中国で北海道南部から沖縄で栽培できるという。
 壁面のカバーや窓辺に垂らして緑を楽しめる植物である。(11/6)

ヒサカキ

 7日の立冬も過ぎ、今年は冬の足並みが早いようだ、昨日は一日雨、12月上旬の陽気とか、それで゜も今日は快晴で小春日和の暖かい日となった。
 朝日新聞の「花おりおり」にサカキが紹介されていた。神道に欠かせない木、神道に関心がなくても、人生の節目で、この枝を手にする人は多い、結婚式をあげる際、新郎新婦は玉串を祭壇に供える。その玉串には葉のついたサカキの枝を使う。と記されていた。
 サカキは関東地方・東北地方では自生がなく、サカキの代わりにヒサカキを使っている。
 暖地性のサカキもヒサカキもツバキ科サカキ属の常緑小高木である。
 ヒサカキは神社に植えられるサカキと混同されるが、サカキはより葉が大型で、縁に全く鋸歯がない、ヒサカキの葉は小形で縁に鋸歯がある。この辺では神社にもヒサカキが植えられている。
 サカキの名は常緑なのでサカエキ(栄木)、神の鎮まる地のサカヒ(区域)の木、サカイキ(境木)、サキハキ(幸葉木)、マサシクカシコキの転訛など諸説がある。
 ヒサカキの名の由来にも諸説があるが、サカキに似て小さいので姫サカキ、若葉が赤いので火サカキ、そしてサカキに似て違うので非サカキ説などがある。一般に非サカキ説が優勢である。
 この辺ではヒサカキをサカキと呼んで同じに使っている。
 雌雄異株で、雄花は紫色を帯びたものが多く、つぼ形の花で先がつぼまり、中に沢山の雄しべがある。雌花はやや先が広がり、一個の雌しべがよく見える。
 我家のヒサカキは直径4−5mmの黒い球形の実を、今、ぎっしりと着けている。
 小鳥の好物で、そのうち食べ尽くされてしまうだろう。(11/11)

メキシカンセージ

 娘がPTAの研修会で朝早くからバスで出かけた。
 帰りにメキシカンセージを2鉢、私への土産に買ってきた。
 メキシカンセージはシソ科アキギリ属の多年草でハーブの仲間である。
 学名はSalvia leucantha 、英名はアメジストセージとも、茎が木質化するためメキシカンブッシュ(低木)セージともいう。
 学名のサルビアはラテン語salveo(健康である。健在する)の意で、本属のある種のものに健康増進の薬効があることによる。
 原産地は名前で分かる通りメキシコである。
 耐暑性は強く、耐寒性は弱い。
 管理のポイントは、水はけの良い肥えた土を好み、夏期はできれば半日陰で風通しのよいところが良い。水やりは、表土が乾いたらたっぷりと水を与えるのが良い。
 ビロードを連想させる質感の花が、9月から11月に次々と咲き続ける。
 花は長さ2−3pで、花は白く、花びらのように見えるのは赤紫色の萼である。
 葉はミントのような香りがする。
 観賞用に鉢花、ガーデニング、切花として利用されるが、乾燥しても花色が残るため、ドライフラワーとしても利用されている。(11/17)

獅子座流星群

 11月19日午前2時から4時にかけて獅子座流星群の流星雨が見られるという。
 18日の夕方は雲が出ていて期待は持てなかったが、午前2時に目覚時計の音で起きだして見ると移動性高気圧のお陰で一面の星空、2階の窓から見える北の空に流星が走る。
 孫娘に声をかけて、カメラと三脚を抱えて家内と庭に出て、東の空のしし座を見る。
 今夜は一時間に3000個とか、イギリスの学者によると日本では8000個とかいわれている。肉眼ではそんな流星群は見られなかったが、結構次々と現れ見事な天体ショーであった。
 しし座の頭部の当たりの放射点付近より、遠く離れた全天に長く尾を引く明るい流星が見られ、それらの流星の光跡を辿っていくと、しし座の放射点が確認できた。
 流星は普通、一時間に2−3個は飛んでいると言う、流れ星が消えない間に願いごとを唱えると、その願いごとが叶うと言われたりしている。
 流星は年に何度か普通の晩よりたくさん飛ぶ日がある。流星群の出現が活発になるときである。
 獅子座流星群は毎年10/16−11/20に出現し、いちばん多く見られる日は今年は11/19に当たる。
 一晩に沢山の流れ星が飛ぶ流星群は、彗星がその軌道上にばらまいた無数のチリの中に地球が突っ込み、小さなチリが秒速数十kmの猛スピードで地球大気の中に飛び込んできて、激しく空気と摩擦して燃え光を出すからである。
 流星が光り始めるのは地上高100km付近、雲の高さの何十倍だが、それでも地球の直径の100分の1にしか当たらない。
 獅子座流星群も星空を飛びかうスターダストか。
 寒さを忘れて、しばらくぶりの天空の妙技を満喫できた。(11/19)

イロハモミジ

 小春日和の中、柔らかな光に包まれてイロハモミジの園芸品種ノムラが真っ赤に色づき輝いている。
 イロハモミジはカエデ科の落葉高木である。
 秋に色づく木々の中でも最も美しく紅葉するのは、カエデ類であろう。カエデはモミジとも呼ばれている。
 モミジとカエデはもともとは別の意味の言葉である。モミジは、赤、黄の色をもみだす、「もみずる」という動詞が名詞化したものだといわれる。これが転じて、特に美しく色を変えるカエデ類をモミジと言うようになった。
 カエデはイロハモミジのような一般的なこの仲間の葉の形、カエルの手のような形「カエルデ」からきたものである。
 イロハモミジの名は普通この葉は七裂し、イロハニホヘトと数えられることによる。
 真っ赤に紅葉するのは、葉の緑の色素クロロフィル(葉緑素)が秋になると分解しやすくなり、分解のさい、同時に、葉で作られ残された糖分が主体となってアントシアン(花青素)という赤い色素の生成が行われることがあり、これが赤く色づく原因である。
 アントシアンの生成は植物の種類によってほぼ決まっている。そのためにカエデ類でもイタヤカエデなどは黄葉で赤く色づかない。
 アントシアンの生成は日光の強さ、夜間の冷え込みの厳しさなどが大きな条件で、我家のノムラでも植えてある場所によって色づき具合が異なっている。
 季節風が吹いて紅葉を散らす日も間近であろう。(11/20)

これ総合的な学習

 ある小学校での話である。
 総合的な学習の時間に野焼きで土器をつくることにしたという。どんな経過があったかは知らないが、粘土でそれぞれに壺等を作ったという。
 子供たちは焼きあがった土器に期待をかけて、野焼用の木屑などを集めた。
 日曜日に朝早くから子供たちも集まって火入れをした。
 用務員も出勤して薪割などを手伝ってくれたと言う、担当の先生は「○○さん上手ね」というだけで゜手伝いもしなかったという。
 夕方、火の始末をしなければならないことは当然である。間違っても火種を残してはいけないことは分かっているが、先生は火の中に土器が入ったまま水をかけて火を消した。
 せっかく焼いた土器が割れてしまうことを知ってか知らずかそうしたと言う。焼きあがった土器は大半割れてしまった。子供達の無念さ残念さが推測できる。
 それでも何とかできた土器で料理をしようという話になったが、「先生は一日つぶしたのだからもう遣れないからね」「あとは学校ではやれないから家でしなさい」ということで、友達の家で焼くことになったという。
 ある保護者は、「学校でできないことを、何で家庭で遣らせるの」という。
 それはそれとして、移行措置として行っている総合的な学習の時間である。来年度からは完全実施となる。
 体験学習や、子供たちが課題を見つけ、計画し、解決していく学習と言っても、学習が成立するための指導は必要であろう。「後は先生の責任はないからね」と言う学習があるだろうか。
 教師ができなければ、指導できる人に聞くとか、指導を受ける人を紹介するとかの援助と学習の見守りがなければ教師はいらない。
 野焼きも遣ったことがなく、何一つ勉強もしないで、子供任せで総合的な学習の目的を達成できるのであろうか。 「遣ってみたがだめだった」学校でなく「別のところで勉強しよう」と思う学校不信の子供たちが育てばよいのであろうかとも考えさせられる。
 多くの教師の中の、たまたまひとりの教師によって起こったことと片付けてよいだろうか。
 少なくとも、その学校全体として捕らえ、解決していかなければならない問題ではなかろうか。

ペディランサス

 ペディランサスはトウダイグサ科の多肉植物である。
 この科の植物には乳管組織があり、茎を切ると乳液が浸出する。乳液からゴムを取るパラゴムノキも同じ科である。
 大銀竜とも呼ばれ、彩雲閣、花麒麟とも同じ仲間の多肉植物である。
 熱帯アメリカ原産で乾燥には強いが、過湿には弱く水は控えめの管理が必要である。
 茎がジクザクに伸びて、葉を交互につける低木で、その容姿が面白い。
 葉には黄色の斑が入り、日当たりが良いと色が冴えて美しく観葉植物としての価値が高まる。
 挿し木で繁殖でき、育てやすい植物であるが、寒さにやや弱く、日照を好む植物である。
 冬は温室で管理しているが、植物それぞれの生育条件がある。性質を知って育てていくのも興味を引かれ楽しいものである。(11/22)

航空ショー

’01アエロバティックス 日本グランプリ が11月4日、栃木県茂木町「ツインリンクもてぎ」で行われた。 
 上の写真はビデオテープの一コマである。
 例によって、鈴木正巳氏のビデオ作品で、デジタルビデオカメラでの撮影、そして、映像をパソコンに取り込み、トランジションエフィクトや文字による説明を適切に取り入れて高度な編集をしている。
 航空ショーが茨城との県境の、こんな近くで行われていることも知らなかったが、2時間を越える撮影の中から、7分間にまとめ挙げた技術にも敬服する。
 遠く、近くと、動き回る飛行機を捕らえることは難しかったようであるが、カメラを三脚に固定しないで、手持ちで撮影したと言う。
 いつもの事ながら見る人の興味をひきつけ、飽きさせない素晴らしい作品である。
 ドイツ、チェツコスロバキア、イギリス等の機体で、操縦士は音楽を聞きながら、それにあわせて飛んでいるという、見事なアクロバット飛行を短い時間の中で満喫できる優れたビデオ作品である。
 ちなみに、作者は前作品「この花 なんの花」で常総ビデオクラブの作品コンクールに優秀賞を受賞するなど、趣味で精力的な作品制作活動を続けている方である。。

アエロバティックスとは

 
 航空ショーの紹介で、アエロバティックスとはなにかと聞かれた。
 早速、鈴木氏からパンフレットを見せて頂いたので、紹介してみる。
 アエロバティックスとは、飛行機で行う曲技飛行のことで、専用に設計された高性能な機体をパイロットが操り、どれだけ美しく、そして正確な飛行をできるかを競う、3次元の世界で繰り広げられる究極のモータースポーツである。
 競技であるから採点の上、技を競うわけである。競技空間にも規定があり、地上30m上空の高さ900m、幅1km、奥行1kmの直方体の空間の中で行われる。
 エアショーでのフライトと似ているようであるが、全く違う純然たるモータースポーツである。
 音楽にあわせてサーキットの空を鳥のように舞い飛ぶ姿は、空の舞踏会」と呼ばれるに相応しい。
 この大会は、世界最高峰の選抜選手権であり、世界トップクラスのパイロット達が超一流のテクニックで、空中停止、宙返り、横転、きりもみなど多彩な曲技飛行を披露してくれる。
 茂木で行われるグランプリは、アジアで最大のアエロバティックス大会であり、日本でも唯一であるという。
 飛行機のイベントのほとんどは飛行場で行われるが、この場合、観戦するための設備がないが、観戦設備の整ったサーキットで行われる茂木の大会は、世界で最も贅沢に飛行機を鑑賞することのできるイベントであると言う。
 日本人のパイロットも選手権に出場しているが、別に仕事を持ち、余暇を利用して出場するため、シリーズ全戦に出場できずランキングの上位に食い込むことは難しいと言う。
 また、日本には練習できる機体が存在しないため、思うように練習できないと言う。
 「ツインリンクもてぎ」の秋を彩る一大イベントとして、すっかり定着していると言う。興味のある方は来年どうぞいらっしゃって下さい。

イワナンテン

 師走も間近になり、北国の雪の便りも届き、寒い日が続くようになってきた。
 玄関脇の小鉢のイワナンテンは寒さが迫っている中で、蕾を着け出した。
 夏の暑さにも負けず、冬の寒さにもめげずに長年元気に生き抜いている丈夫な植物である。
 イワナンテンは岩南天と書き、ツツジ科イワナンテン(レウコトエ)属の常緑低木で、別名をイワツバキとも呼ぶ。
 原産地は東アジアや北アメリカなどである。
 長楕円状または披針状の葉で、白またはピンクの壺状の花を着ける。
 花屋ではメギ科のホソバヒイラギナンテンをイワナンテンと呼ぶこともあるが、それとは違う。
 よく色鮮やかな山野草と組み合わせて植え込まれることが多い。
 我家のイワナンテンはアメリカイワナンテンの園芸品種で、枝が下垂し、葉に黄、ピンク、白の斑の入るレインボーである。
 水だけきらさなければ、季節季節にそれぞれの変化のある樹姿を楽しませてくれてありがたい。(11/30)

ノースポール

 ノースポールが寒さに負けず元気に可愛い花を咲かせている。
 春菊に似た葉の植物であるが花は白く、鉢植えで9月から5月に出回る花である。
 キク科クリサンセマム属の1年草または多年草で、正しくはクリサンセマム・パルドーサムと言う。和名ではヌマザワギク、ノースポールと呼び、流通上はノースポールが使われている。
 原産地は北アフリカで、半耐寒性の花である。
 日本には1770年代ごろ輸入され、花壇用として使われていた。
 園芸品種としてノースポール(North pole)が本種の代名詞となっている。
 一度つくると、毎年こぼれた種子から発芽し、なくなることがない花である。
 比較的耐寒性が強いため、日だまりでは、冬から春の花として鑑賞できる。
 真っ白な花のイメージからか、花言葉は「清潔」である。
 クリサンセマムの黄色花をムルチコーレと呼んでいる。
 アブラムシがつきやすいので良く見て防除してやることが大切である。(12/1)



シクラメン

 庭ではヤツデの花が咲き出し、室内ではシャコバサボテンも花を開き始め、本格的な冬の訪れである。
 正月に向けて出回るシクラメンも沢山の花を開いた。
 シクラメンはサクラソウ科シクラメン属の球根性多年草である。
 和名はカガリビバナ、ブタノマンジュウと呼ばれる。躍動感のある花や、球根のイメージからつけられた名前であろうとうなづける。
 シクラメンは2000年前から知られていたが、用途はいろいろである。
 ローマのプリニウスはヘビ毒の解毒や魔除けの効用を記し、中世のヨーロッパではほれ薬に。花の改良は20世紀になってからという。
 原産地は地中海沿岸や中近東で、日本には明治初期に導入され、現在でも新しい品種が次々と生まれている。
 栽培されている品種は普通種、小輪系、原種系に分けられ、近年、耐寒性の強い原種系の人気も出てきている。
 シクラメンの名は、ギリシア語のkiklos(円形の)で、受粉すると花梗がゼンマイのように丸くなること、または球根が球形であることに由来すると言う。
 花を長く楽しむには、冬の花なので、少し寒い程度の場所に置き、特に夜間温度の高いところでは光線不足による葉の黄変が起こりやすい、終わった花は花茎ごとねじりながら引っ張ると簡単に取れる。
 水やりは、葉や花のつけ根にかからないように、また、やり過ぎないよう注意が必要である。
 これからしばらくの間、室内に彩りを添い華やかな雰囲気を楽しむことができる。(12/2)

ノ ゲ シ

 暖かい日向ではもう気の早い春の花が咲き始まっている。
 鉢植えのシロバナタンポポが開花し、霜で茶色に枯れかかったジンジャーの茎の間に背だけ1mの高さに育ったノゲシが黄色の花を咲かせていた。
 ノゲシはキク科タンポポ亜科の越年草で、茎は直立、多数の稜が走り中空で切ると白い汁が出る。
 葉は不規則に切れ込み、縁には鋸歯がある。葉の質は柔らかく、基部は茎を抱き両端は尖っている。
 ノゲシは帰化植物のオニノゲシよりもずっと古い時代に、中国大陸から渡来したと思われ、世界的に広まっている雑草である。
 ノゲシは春に咲くことが多いのでハルノノゲシとも呼ばれる。
 ノゲシの名は葉がケシの葉に似ていることからこの名がある。
 寒さに向かうこの季節、ほっとさせられる花たちである。(12/3)

アリッサム

 春にポットに植えたアリッサムがしばらく目を楽しませてくれた。
 夏には暑さによって衰えたが、秋になって元気を取り戻して再び花を咲かせ始めた。
 アリッサムはスイートアリッサムと呼ばれ、アブラナ科ロブラリア(ニワナズナ)属の多年草である。
 アリッサム属の植物は別にあるので混同しないようにしたい。
 耐寒性がやや弱いので園芸上は一年草として扱われている。
 原産地は地中海沿岸で、スイートアリッサムは英名、和名はニワナズナ、学名はLobularia maritimaである。
 属名はラテン語のlobulus(小裂片)に由来し、分岐した毛にちなみ。種名のmaritimaは海岸地帯の意で、海岸地帯に自生することによる。
 花言葉は「大きく飛ぼう」で希望をもてる花である。
 花壇の植え込み、鉢植え、寄せ植え、ハンギング、グランドカバーと利用法の広い草花である。
 寒さにやや弱いので越冬は温室でさせてやろう。(12/4)



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