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 麦刈   ホザキナナカマド   太陽光発電   環境を守る   アガパンサス
 
ゼラニューム   水海道の仏像   ベアグラス   プラチーナ   グロキシニア
 
カメムシ   モウセンゴケ   ウツボカズラ   ミミカキグサ   ハエトリソウ
 
サラセニア   工作船   ハグロトンボ   ジオーコスモス   ブルーサルビア
 
妙見像その2   ゴマダラチョウ   オモダカ   アカウキクサ   白桃

麦 刈

 家の裏の小麦畑の麦刈りが午後5時ごろから始まった。
 梅雨の晴れ間の乾燥しているときでないと、コンバインでも脱穀が上手くないようだ。
 昔と違って、今は大型のコンバインで麦刈りを行っている。運転手は外界と遮断された、冷房つきの運転室で機械を操作している。
 塵も暑さの心配も無く一人で麦刈りが出来るのである。
 20aの畑を20分ほどで刈り上げ、奥さんの運転するトラックに小麦をばら積みにして、トラックを先頭にコンバインも引き上げていった。
 昔と比べると大きな違いである。腰も痛めず、汗もかかず、汚れることも無く、大きな仕事を短時間で済ませてしまうのである。
 収穫した小麦は、私が子供の頃は、農家の広い庭一杯に筵で天日乾燥したものであるが、今はベルトコンベアで乾燥機に入れ、天候や昼夜の別なく水分を検査しながら乾燥してしまう。
 昔とは違って機械化農業の時代である。
 しかし専業農家であっても、機械や修理費、燃料等の消耗品費を考えると外で見ているような訳にはいかないようである。ご苦労様です。(6/24)

ホザキナナカマド

 キンシバイ、ビヨウヤナギ、ギョリュウ、ネムの花と共にホザキナナカマドの花が咲き出した。
 ホザキナナカマドは「穂咲き七竈」で、本州、北海道、シベリア、中国を原産地とする落葉低木である。
 山地に生えて、北海道では普通に見られる樹木である。
 バラ科ホザキナナカマド属で、仲間にはニワナナカマド(チンシバイ)がある。
 名前は、花序が穂状で、葉がナナカマドに似ていることによる。
 ナナカマド属よりシモツケ属に近く、実は袋果で腹縫合線にそって裂開する。
 花径は8−10mmで、花弁はほぼ円形、雄ずいは40−50本あり、長さは花弁の2倍あって花外に突き出ている。
 中国原産のニワナナカマドは雄ずいが20本で、花弁と同長なので区別がつく。
 陽地を好み、栽培しやすい落葉低木である。公園、庭園樹、切り枝としての用途がある。(6/25)

太陽光発電

 梅雨の晴れ間、雲の切れ間から照りつける太陽の光は容赦なく強い。湿度も高く非常に蒸し暑い日となった。
 しかし太陽光発電にとっては恵みの光である。
 午後1時、発電表示を見ると、2.3kW/hで60%の効率で発電している。
 2.3kWと言えば家庭内の電気器具で23アンペアの電流が使えるわけで大変なものである。
 この夏、原子力発電が停止しているため、電力不足が心配され、節電の対策も立てられている。
 我が家では平成9年12月から太陽光発電を取り入れている。実質6年何の故障もなく稼働している。
 その発電総量は今日現在で17,364kw/hである。
 勿論太陽が出ている時だけの発電であるから、昼間の電気は使いきれないで余ってしまう、その余剰電力は東電で買って頂いている。
 ここ6年間で、4,367kw/hを東電で買い上げて頂いている。
 これだけでは、どれくらい役に立っているかは分かりにくいが、1kw/hのエアコンを6年間毎日8時間使い続けた電力に匹敵する分けでたいしたものである。
 設備費を取り返すのは大変であるが、銀行に預金しても利子はないに等しい今、手を掛けずに良く働いてくれる。
 しかも、今問題になっている二酸化炭素の排出もなく、環境問題にも役立っていることは嬉しい。(7/2)

環境を守る

 環境問題で野焼きが規制されている。
 農家にとっては難しい対応である。
 子供の頃の農家では、麦藁、タバコの殻(タバコの葉を収穫した後の木)、里山の落ち葉などは竈の薪であり、苗床の発熱材であったり、堆肥の材料であった。
 現在では、肥料は化学肥料、熱源は電気、ガス、石油と変わり、苗床の熱源も電気である。
 昔は生活のための大事な資源であったものが、邪魔にされ野焼きにふされ、二酸化炭素の排出を増加させている。
 私は庭木の手入れなどで出た枝や葉、落ち葉など、ガーデンシュレッダーに掛けて粉砕し、EMボカシを混ぜて堆肥に積んでいる。
 シュレッダーの電源は勿論太陽光発電の電気である。
 お陰さまで、有機肥料の使用で菜園の出来もよく満足している。
 ささやかな試みでも、みんなが心がければ大きな力となるのではないでしょうか。
 理屈より先ず実行である。(7/3)

アガパンサス

 純白のクチナシの花が咲き出した。クチナシ、大輪の花クチナシ、小輪の花クチナシと種類はいろいろであるが、濃い緑の葉に白い花は清楚であり、強い芳香を放っている。
 ところで、従兄弟の連れ合いから頂いたアガパンサスも鉢植えにして置いたら、2年目で開花した。
 待ちに待った花をつけてくれるのは待ちどうしかった。
 ユリ科アガパンサス属の多年草で、ムラサキクンシランとも呼ばれる。
 原産地は南アフリカなどである。
 名はギリシア語で「愛の花」と言う意味である。
 日本には明治の中期に渡来している。
 涼感あふれる花姿が初夏の花材として人気があるが、切花では、花茎の切り口から粘液が出るので、切り口を流水で洗い流すと良い。また水が腐りやすいので頻繁に水を替えると良い。
 日当りがよく、水はけの良いところを好み、分球、又は播種で繁殖させる。
 数年間は植え替えせず、大株に育てると花も見事である。(7/4)

ゼラニューム

 ゼラニュームはフウロソウ科ペラルゴニウム属の常緑多年草である。
 原産地は南アフリカであるが、テンジクアオイと言う和名もある。
 枝や葉に独特の香りがあり、好みは分かれる。
 花が咲き続けることから、窓辺を飾るウインドーボックスに良く利用されている。
 いろいろ種類もあるが、写真はゾーナル種で、最も一般的なゼラニュームであるが、普通丸い葉に、特徴的な色の濃い帯状模様が見られる。
 この種は水海道の弟が挿し木で繁殖させたもので、帯状の模様と色彩の変化が素晴らしい変わり葉(モミジ葉)の種類でバンクーバー センテナルである。
 花も咲いているが花つきは良くない。
 花よりも葉の形と色を楽しむ観葉植物で、秋から冬季の変化に見応えがある。
 コンテナに植え込むために、この頃人気のあるゼラニュームである。
 観賞用の植物であるが、毒性を持った植物でもある。
 年間楽しめるが、冬季は室内か温室で越冬させると良い。(7/6)

水海道の仏像

 「水海道の仏像」がこの3月刊行された。
 教育委員会にお世話になっていたとき、市内26箇所の寺院等に仏像の悉皆調査を御願いした。その調査報告書である。
 調査は水海道市教育委員会が主宰して、平成8年度から12年度にかけて実施した。
 調査は水海道市仏像彫刻調査団が行った。
 団長には東京国立博物館企画部情報課 山本 勉 室長があたり、調査補助員を含め7名で行われた。
 調査対象となった仏像彫刻は208件で、山本 勉 氏によって調査報告書は上梓された。
 私の菩提寺である無量寺の平成14年9月に水海道市指定文化財となった「聖徳太子像」もこの調査によって文化財として発掘されたものである。
 A4版、122ページ、1冊 800円で水海道生涯学習センター、水海道公民館で販売されている。
 内容は、日本彫刻史の研究書である。興味のある方はどうぞご一読ください(7/7)

ベアグラス

 ベアグラスはオリズルランに似ているが葉は硬く細い、同じ名前でユリ科のクセロフィルム属にもベアグラスはある。
 写真のベアグラスはカヤツリグサ科の園芸品種でカレックス モロウイーである。
 「ベアグラス」の名前で切り葉や鉢物で流通してもいる。
 細長い葉に白い斑がライン状に入り、涼しげなイメージを与えるので鉢物で楽しむのも良い。
 室内だけでなく、コンテナーガーデンなどのガーデニング素材としても楽しめ人気がある。
 寒さには強いが、過湿には弱いので生育期には2−3日に1度の水やりなど管理に注意が必要である。
 株分けで簡単に増やすことができ育てやすい。
 日光を好む観葉植物でもある。(7/8)

プラチーナ

 プラチーナはキク科オーストラリア西部原産の多年草である。
 正しくはカロケファルス’プラチーナ’と呼ぶ。
 銀青色のヒジキのような細い茎に同じ色の小さな葉が張り付き、こんもりと茂ることから「クッションブッシュ」の英名がある。
 日当りを好むが、夏の高温多湿に弱い。
 耐寒性は強いので、室内だけでなく、グランドカバーやコンテナガーデンとしても楽しめる観葉植物である。
 小鉢で楽しむのも良い。
 繁殖は挿し木で出来る。
 水はけの良い土に植え、表面が乾いたら水をあたえると良い。
 夏の管理に気を使うが、ちょっと変わった面白い植物である。(7/9)

 

グロキシニア

 温室の中でグロキシニアが咲き出している。
 長年に渡ってよく花を咲かせてくれて有り難い。
 グロキシニアはイワタバコ科シニンギア属の多年草である。
 イワタバコはよく筑波山の弁慶岩のあたりで岸壁に張り着いて花を咲かせているのを見た。今もあるだろうか。
 グロキシニアはイワタバコ科でもブラジル原産の球根植物である。
 葉は大型でビロード状、タバコの葉には及ばないがよく似ている。イワタバコの名はここから出ているのか。
 グロキシニアは、命名者の名にちなんでいる。
 シニンギア、オオイワギリソウとも呼ばれる。
 エキゾチックな花容から「温室の女王」とも呼ばれる。
 繁殖は実生で出来るが、葉ざしでも良い。
 高温多湿の半日陰でよく育つ植物である。
 温室の中でも彼女の席はいつも指定席である。この場所が彼女の生育環境に良くあっているものと思われる。(7/9)

カメムシ

 梅雨明けも間近、鬱陶しい小雨の中、キキョウ、シュウカイドウ、ギョリュウ、リョウブの花が咲き出した。
 菜園のニガウリにカメムシが着いている。
 クサギカメムシである。半翅目(カメムシ目)に属する昆虫である。
 カメムシ目は、我が国で約800種、世界で約25,000種報告されている。
 多くは植物の汁を吸う食植性であるが、中には昆虫を捕らえて体液を吸う捕食性の種もある。
 クサギカメムシはカメムシ科で、体長14−18mm。暗褐色で、黄褐色の不規則な斑紋がある。
 本種は多色性で、多くの実のなる木の上で見られる。
 カメムシの方言はいろいろで、ヘフリムシ、ヘッピリムシ、ヘッコキムシ、ヘックサムシ、クサムシなどと呼ばれている。
 カメムシは不快な臭いを出すのでこの名がある。
 カメムシは掴むと臭いを出す、これは敵の攻撃に対する防御用の「化学兵器」と考えられてきたが、本当のことは分かっていない。鳥は勿論、少し大きな捕食者にとっては効果が無い。
 しかし、密閉した容器で臭いを出させると、皮肉なことに、当のカメムシも死んでしまうという。
 カメムシ類は保護色を持っているが、先ず敵から身を隠すことを第一義とし、自分にとっても有害な「化学兵器」の使用は、一次防衛が突破された時の捨て身の「伝家の宝刀」なのであろうか。
 カメムシの多くは、後胸の腹面の左右に一対の分泌口があり、ここから液体を放出する。
 この身を棄て放出した物質(ヘキセナール・オキソヘキセナールといった不飽和のアルデヒド)は、結果的に他の個体に危険を知らせる警報フェロモンとしての役割を果たしているようでもある。
 身を守り、果ては種を守る秘められた仕組みに驚く。(7/10)

モウセンゴケ

 モウセンゴケは食虫植物の代表でよく知られている。
 つくばの高層気象台付近の湿地や日光の戦場ヶ原等で見られたが、つくばでは環境が変化し全く見られなくなった。
 モウセンゴケ科の多年草で、葉は根生し、円形で基部はくびれて長い柄となる。
 表面には紅紫色の腺毛が多数生える。
 モウセンゴケの葉1枚には約200本の腺毛が生え、毛の先端から美しく光る粘液を出して虫を待つ。
 群生すると赤い毛氈を敷き詰めたようになるのでこの名がある。
 モウセンゴケの類は、虫を粘着すると葉の運動を起こし、虫を包み込むようにする。
 腺毛から消化液を出して虫を分解し、養分を吸収する。
 北海道と尾瀬の高層湿原には、葉が細長いナガバノモウセンゴケが分布している。
 写真は南アフリカ原産のアフリカナガバノモウセンゴケで、花は赤色である。(7/11)

ウツボカズラ

 ウツボカズラはウツボカズラ科の常緑のつる植物である。
 東南アジア、−ニューギニアが原産地の食虫植物としてよく知られている。
 日本では温室栽培植物である。
 葉の先に捕虫袋を付け、獲物を誘い込み、袋の底に消化液を出して虫を捕食する。
 ネペンテスと呼ばれ、ウツボカズラは和名で靭葛と書き、うつぼは矢を入れて腰につける武具で、袋状である。葉の袋をこれになぞらいてつけた名前である。
 草姿が可愛らしいのが魅力である。
 本来湿度の高い地域に生育する植物なので乾燥させないよう管理することが大切である。
 日照を好む植物でもある。(7/11)

ミミカキグサ

 ミミカキグサも食虫植物の仲間である。
 こちらはタヌキモ科の湿地に生える多年草である。
 タヌキモは子供の頃菅生沼で見た。ミミカキグサは守谷市の新守谷付近が開発されないころ、山林の間の湿地で観察できたが、今では絶滅して面影もない。
 ミミカキグサ類の捕虫嚢は非常に小さく、顕微鏡で見ないと構造が分からない、地下茎や葉の基部について透明である。
 この捕虫嚢で湿地に住む微小動物を水と一緒に吸い込んで捕らえる。
 ミミカキグサ類は花の後、がくが大きくなり、果実を包んだ形が「耳かき」に似ていることによる名である。
 写真は南アメリカ原産の桃色ミミカキグサである。春から秋にかけて鮮やかな桃色の花を次々と咲かせる。
 ミミカキグサの花色は黄色である。
 湿原に泥の中から線形の小さな葉を出し、伸びた花茎の先に黄色の花をつけた草姿は今も目に焼きついている自然の風景である。(7/12)

ハエトリソウ

 ハエトリソウはモウセンゴケ科の常緑の食虫性多年草である。
 原産地はアメリカである。
 学名はディオネア ムスキプラで、普通ディオネアと呼ばれている。
 捕虫葉は6個かそれ以上の蝶番によって開閉し、内側が桃色を帯び葉縁に堅い剛毛のある葉が、ロゼットを形成する。
 捕虫葉はすばやい動きで虫を捕らえる。
 夏に、小さい白い花を房に咲かせる。
 高さ10cm、広がり30cm、最低温度5℃で、半日陰で湿った土を好む。
 食虫植物は、虫や小動物を捕まえて消化し、それを栄養の一部としている植物である。
 したがって、自生地はたいてい養分の乏しい湿地である。
 そういう環境で生き抜く智慧として、葉などを捕虫器に作り変え、ひたすら獲物を待つ環境に適応した面白い植物である。(7/12)

サラセニア

 サラセニアはヘイシソウ(瓶子草)とも呼ばれる。
 北アメリカ東部原産の食虫植物である。
 サラセニア科の一属で8種あり雑種も多い。
 多年草で地を這う茎から放射状に出た根出葉は筒状になり、先端の一部がふた状に広がる。
 筒の内面には逆毛があり、虫が落ち込むと出られず、底にたまった酵素を含む液で消化吸収される。
 花は花茎の先に下向きに1個付く。
 湿地帯に生える植物なので乾燥させないよう管理することが大切である。
 日当りを好む植物でもある。
 これまでに、食虫植物5種を紹介してきたが、それぞれに環境に適応した生き方は面白い。
適応できなかった植物は滅び、彼らは上手く適応して生き延びた植物たちである。
 大事に育ててやろう。(7/12)

工作船

  平成13年12月20日の九州南西海域での工作船事件で沈没した船体が引き揚げられ、東京・青海の船の科学館で今公開されているものを見学する機会を得た。
 工作船は、高速航行に適したV字型の船型で、全長約30m、幅約5m、3枚羽根のプロペラ4基がエンジン4基と各々長いシャフトで連結された特殊構造の船舶である。
 百トンクラスの一般的な漁船の約10倍の馬力で30ノット(時速約55km)以上の高速で航行することが出来ると推測されている。
 船尾には、観音開きの扉がありその中に小型舟艇が格納されていた。
 また船尾に「石浦」と記載のある工作船は、中国漁船に偽装していたと見られていたが、日本漁船にも容易に偽装できる構造・仕組みであることが判明し、工作船は犯罪目的のために特別に建造されたものと思われる。
 この船体は水深90mの海底から引き揚げられたもので、その技術に感心すると共に、合計1,032点に及ぶ武器を含む証拠品を回収し、それらが展示公開されていて驚きを隠せない。
 捜査の過程で、同船が北朝鮮の工作船であったこと、薬物の密輸入に関与していた疑いが濃いことが判明したと言う。
 あらためて船体や証拠品を見て、驚異と怒りを感じ、考えさせられた1日であった。(7/14)

ハグロトンボ

 我が家にハグロトンボが年に数回姿を現す。
 菅生沼に行くと水辺の笹薮のあたりをふわふわと集団で乱舞しているのを子供の頃に良く見た。
 オハグロトンボとかヨメサマトンボと呼んでいた。
 全体が黒く、弱々しく飛ぶトンボである。
 ハグロトンボはカワトンボ科のトンボで、腹部が緑と金に光っているのが雄である。
 北海道を除く日本各地、朝鮮、中国に分布していて、体長は55mm内外である。
 今日捕獲したトンボは雄で腹部の色彩は綺麗だった。
 冷蔵庫で冷やして仮眠させ、記念撮影を済ませて野外に戻してやった。
 2002年のトンボ調査では市内の11ケ所で確認されている。
 幼虫は、緩やかな流れのある水を好み、流水性のトンボと言われている。
 幼虫期は水中植物にしがみつくように生活し、羽化も水辺の植物等に定位して行うことが多い。
 成虫は羽化後しばらくは薄暗い林の中で生活し、その後、成熟すると明るい水辺でひらひらと飛ぶようになる。
 ハグロトンボの水環境が水海道にはまだ残っているものと思われる。(7/16)


ジオーコスモス

 東京・青海の日本科学未来館を見学した。
 館長は毛利 衛(宇宙飛行士)で、自分自身で触れ、楽しむことができる参加体験型の展示や科学者・技術者、展示解説員等との交流を通して、科学を一つの文化としてもっと身近に感じてもらうことを基本の考えとしている。
 また、最先端の科学技術に関する情報発信拠点としても活動を展開している。
 6階まで吹き抜けた巨大な空間に、青く輝く地球の姿(ジオーコスモス)が浮かんでいる。
 これが、100万個のLED(発光ダイオード)で構成された世界初の球形ディスプレイである。
 直径6.5m、重量15tと言う、このディスプレイに一酸化炭素濃度、地表面温度、海表面温度、雲の画像等衛星データを現在は1時間に1回更新のペースに引き上げられ、準リアルタイムで地球全体を表示できる様になっている。
 「宇宙から見た今の地球」が映し出されていることに驚く。
 5階から3階へのスロープはジオーコスモスの周囲を回りながら観察できるようになっていて楽しい。
 1階は地球環境とフロンティア、3階は技術革新と未来・情報科学技術と社会、5階は生命の科学と人間のテーマで展示されている。
 これからも訪れて最先端の科学知識を身につけ、体験を通して科学への認識を深めたい高度で身近な施設である。
 入場料 大人500円・18歳以下200円、 火曜休館、 祝日、春、夏、冬休みは開館、 電車 新交通ゆりかもめ(新橋駅―有明駅)「船の科学館駅」下車、徒歩5分。 TEL03-3570-9151。 (7/18)

ブルーサルビア

 サルビアと言えば、あの真っ赤な花をつけるヒゴロモソウ、子供の頃は金魚草と呼んでいた花を思い出す。
 サルビアはシソ科の植物で、キンギョソウはゴマノハグサ科に別にある。
 どちらも金魚のような形の花で赤が目立つ。
 この頃よく青い花のものを見かける。
 サルビア属は熱帯、亜熱帯を中心に900種があり、1年草、2年草、多年草、低木など種類も多い。
 以前はサルビアと言えば、真っ赤なスプレンデンス種を指したが、現在では非常に多くの種や品種が出ている。
 写真の種はブルーサルビアで、昨年開花した根株から春先に芽を出したもので、今年もよく花を咲かせている。
 目の覚めるようなブルーが目を引く。(7/22)

妙見像その2

 菅生の日枝神社には、ご神体として妙見像が祀られている。
 寛永元年創建の日枝神社となる前は妙見様と呼ばれていた。
 したがって、この神社には妙見菩薩も祀られている。日枝神社に伝わる妙見大菩薩縁起によると、妙見像を平将門が彫刻して寄進したことによると言うことは先に紹介したところである。
 しかし、平将門像は2体祀られている。
 先に紹介した15cmほどのご神体は将門寄進かと思われるが、何の記録もなく不明確である。
 この像が将門寄進のものであれば1100年前のものであり、昨年、市文化財に指定された無量寺の「聖徳太子像」は700年前の制作であるから、それよりはるかに古い文化財と言うことになる。
 今回、紹介するご神体は高さ20cm程で、極彩色の彫刻であり、亀の彫刻の上に立っている。
 台座も彫刻が施されていて、先に紹介したものよりは豪華である。
 こちらの像も記録は見当たらない、先の像彫刻の後年のものと思われるが、その辺の経緯も分かっていない。今後の調査に期待したい。
 中世の武士の守護神として将門が信仰した神で、北方守護神の玄武(蛇と亀の合体した架空の動物)にあやかった亀の上に立っている像であることは2体とも同じである。
 とは言え、この像は武神としての臭いの濃い彫刻である。
 もっとも、妙見菩薩としての形像は一定していないようである。
 ところで、日枝神社には大きなムクロジやボダイジュがある。古いものであることは間違いないが、樹齢は分からない。
 どちらの樹もお寺に縁のある木で、近くの無量寺では見られないが、こちらの神社には植栽されていて奇異に思われる。これは、明治初年の神仏分離以前の神仏習合の実態を語るものであろうか。(7/23)

ゴマダラチョウ

 23日は大暑であったが今年は梅雨がまだ明けない。
 夏休みだと言うのに海の家はガラガラ、農作物も冷害が心配されている。
 夕方、犬の散歩に行きながら、舗装された歩道の上に落ちていたゴマダラチョウを見つけた。
 死んでいるものと思って家に持ってきてテーブルの上に置くと、かすかに動き出す。
 だんだん元気が出てくる。たぶん気温が低いために動けなくなったようである。
 中学生の孫が動き出すのを観察しながら、アッおかしい、足が4本しかないことに気づいた。
 昆虫の足は6本であることからの驚きである。
 ゴマダラチョウはタテハチョウ科のチョウで、2本の前足がとても小さくて、役に立たないので、4本足のチョウとも呼ばれている。
 チョウ類の中では最も進化した一群で、静止する時に翅を立てる種類が多いのでこの名がある。
 前足が退化して歩行や静止には役立たないが、感覚毛が集中し、甘味に鋭く反応する。
 花、熟果、樹液によく来る。
 樹液、腐果、獣糞にも集まり、地上で吸水する。
 幼虫はエノキの葉を食べ、エノキのある場所ではよく見られる。
 成虫はクヌギ、コナラなどの樹液に集まり、本種を間近かで観察する良い機会になる。
 花を訪れることはない面白いチョウである。(7/24)

オモダカ

 いよいよ夏本番か、梅雨明けの兆しも見えてきた。
 シペラス、ボタンウキクサ、ホテイアオイも分けつして伸び始めた。
 稲も穂を出し始めた所もある田んぼの中に、オモダカの白い花が目につく。
 オモダカはオモダカ科の多年草で、ハナグワイとも呼ばれる。球茎は食用になり、八百屋などで売っているクワイはオモダカの変種である。
 田や沼、湿地に生える多年草で、花茎は20−70cmで、上部に径1.5−2cmの白色花を輪生させ、花序上部には雄花が、下部には雌花が着く。
 写真下部の花茎につく緑の球が雌花である。
 葉は根生する矢尻形で、裏面葉脈は隆起している。
 基部は鞘となって互いに抱く。
 オモダカの名は面高であり、人面のように見える葉が高く伸びた葉柄につくことによる。
 北海道から沖縄に分布し、花期は8月から10月である。
 雑草としては困り者であるが、それだけを鑑賞すると、水草として夏の暑さを忘れさせる涼しげな草姿でよいものである。(7/29)

アカウキクサ

 ホテイアオイかボタンウキクサについて我が家に来たものと思われる。
 アカウキクサはオオアカウキクサが1.5−3cmあるのに比べて、アカウキクサは全長1−1.5cmで根には長い根毛がある。
 ヒノキの小枝を浮かべたような形で沢山の根を垂れる。
 葉の縁は薄い紅色を帯びる。茎の先端の若い葉では特に紅色度が強い。冬には紅色度が更に強くなる。
 サンショウモ科の浮遊性の水生シダで、葉は長さ1.5mm。
 本州の南西部から沖縄に分布し、池、沼、水田などの水面に生じ、密に繁殖して水面を真っ赤にするのでこの名がある。
 分布から見ると、オオアカウキクサは東日本に多く、アカウキクサは関西地方に多いと言われる。
 ホテイアオイなどに付いてきたとすれば、関西から出荷されてきたことを物語っていて面白い。
 植物の移動によっても、いろいろ珍しい植物が運ばれてくるものである。(7/30)

白桃

 福岡の知人から素晴らしい桃が送られてきた。
 桃の主産地は、山梨、福島、長野、山形、岡山で、この辺に出回る桃は福島か山梨、長野のものとばかり思っていた。
 福岡の桃は新田原名産の清水白桃で、肉質は緻密で、甘く多汁、岡山県の白桃の主力品種と同じである。
 家族みんなで旬の味を美味しく頂いた。
 桃はバラ科サクラ属の果樹で、原産地は中国である。
 孫悟空や桃太郎など、中国の伝説や日本昔話にも登場する歴史の古い果実である。
 日本には弥生時代に伝わったとされている。
 明治以降に外国品種が導入され改良が進んでいる。
 日本の桃は白肉品種が多く、主として生食である。
 シロップ漬缶詰、ネクター、ジャムなどの加工原料は、缶桃と呼ばれる黄肉の加工用品種である。
 ご馳走様でした。(7/31)


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