マツヨイグサ  キリ  スイバ   アカバナネム   ナギイカダ   ダイミョウセセリ
 
マツカレハ幼虫   ゼンテイカ   ニワフジ   3日見ぬまの桜   ニワゼキショウ
 
自動制御装置   トウグミ   チャドクガ   ルコウソウ   カシワバアジサイ
 
親子個展    青大将   ドクダミ   カンノンチク   イワヒバ

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マツヨイグサ

 マツヨイグサ(左写真)、コマツヨイグサ(右写真)、ヒメマツヨイグサ、エノテラ(モモイロツキミソウ)が咲き出した。
 エノテラはピンクの昼咲き種である。
 マツヨイグサはアカバナ科の越年草である。
 海岸や河原などに生える、チリ原産の植物で、茎は赤みを帯びることが多く、高さ30−100cmになる。
 葉のわきに径3−5cmの黄色の4花弁をつけ、夕方に開花し、翌朝萎むと橙色になる。
 葉は粗い鋸歯のある線状被針形で、中央脈は白いので他の種類と区別が付く。
 我が家のコマツヨイグサは沖縄からはいってきたものである。北アメリカ原産の多年草で、根生葉は羽状に切れ込む、茎は下から枝が分かれ低く広がる。花は夕方に開き、午前中に萎む。
 待宵草の名前の由来は、花が夕方に咲くところから、宵を待つ草本の意味であろう。
 いよいよ自然界も初夏の装いが始まったようである。
 昨日の初夏の陽気と若葉風につづいて今日は若葉雨になる予報で雲が厚くなってきた。(5/8)

キ リ

 葉が茂る前に紫色の花が枝先に集まって咲き、遠目にもキリとわかる。
 キリはゴマノハグサ科キリ属の落葉高木である。
 この頃はキリの木もあまり見られなくなった。
 昭和10年前後にはキリの木は沢山有った。
 我が家でも親父が屋敷や畑の隅などによく植栽していた。
 キリは成長が早く、桐下駄やタンスの材料に業者が買いに来たものである。
 我が家は男兄弟ばかりであったが、「女の子が生まれると、屋敷内に植え、その子がお嫁に行く時に、その木でタンスなどの嫁入り道具を作って持たせられる。」とよく言っていた。
 桐下駄がなくなり、下駄屋が珍しくなり、キリのテグスビョウが広がり、キリの木は見られなくなってきた。
 丈夫で軽く、木目も美しく、湿気を防ぐ材質はタンスなどの家具材として欠かせないが、中国などからの輸入に頼っているのが現状である。
 桐の葉や花を図案化したものに、五三の桐、五七の桐などの紋所がある。
 桐紋は、菊と並んで皇室の紋であったが、後に足利、豊臣氏の間に広まった。
  樹上でりんと立つ高貴な紫色のキリの花は見ていても飽きない。 (5/8)

スイバ

 「土手のスカンポ、ジャワ更紗(さらさ)・・・」と昔を思い浮かべながら、後の歌詞を聞いても若い人たちには分からない。
 ジャーマンアイリスの中に、野草のスイバが一株生えている。秋に種が何処からか入ってきたのであろう。
 スイバは他の畦や草地に普通に見られるタデ科の多年草である。
 茎は高さ30−100cmになり、茎先に総状花序をつける。雌雄異株で、雄花は緑色の萼片からなり黄色の葯が垂れる。
 雌花は3個の花柱からなり、柱頭は房状に細裂し淡紅色である。
 スイバはスカンポとも呼ばれ、茎葉にシュウ酸を含んでいるので、若い茎を噛むと酸っぱい味がする。
 葉は長楕円状被針形で基部は矢尻形である。冬季は大きなロゼットになる。
 和名は「酸い葉」からきている。
 堤防の斜面などにも多く生え、穂が出揃った時、遠くから眺めると赤い絨毯のように見える。先の歌に詠われたのはこのような風景であろう。
 写真は説明するまでもなく雌株である。野草とは言え近くで観察すると写真でも分かるように、ピンクの穂が美しく、他の園芸植物に比べても見劣りはしない。
 若芽は食用になるが、多量に食べると下痢や嘔吐などの中毒を起こすので、多く食べないほうがよい。
 北海道から九州に分布する植物である。 (5/9)

アカバナネム

 アカバナネムは普通に見られるネムの木の西洋種である。
 ネムの木が落葉小高木で晩夏から秋に開花するのに対して、アカバナネムは堅い枝梢が密生する常緑の小低木で、晩春から秋に開花する。
 ネムの木がマメ科ネムノキ属であるのに対して、アカバナネムはベニコウカンと呼ばれ、同じマメ科のベニコウカン属である。
 葉はネムよりも細かい無数の小葉からなっている。
 霜に対しては弱く、最低温度7−15℃が必要と言われる、日向か半日陰で生育し、排水のよい土壌を好む。
 鉢物では生育旺世紀には十分に、温度が低い時には思い切って少なめに潅水し、生長を制限するために花後、茎を2分の1−3分の1に切り戻すとよい様である。
 ベニコウカンは漢字では紅合歓と書く、合歓はネムノキである。
 私のベニコウカンは中島氏が挿し木で繁殖したものを頂いたものである。
 温室で管理をしているので、挿し木2年目で今日一番花が開花した。蕾が沢山あるのでこれからが楽しみである。
 同じ苗を頂いて露地植えにした知人は、今年の数度に渡る降雪で枯れてしまったと残念がっていた。
 学名ではカリアンドラ属(CALLIANDRA)で常緑の高木類、低木類、登攀(とうはん・よじのぼる)、半登攀と種の多い植物である。私の種は根本の直径8mmで、高さ1.6mにもなっているので、半登攀の種と思われる。
 やはり耐寒性はあまりないようである。 (5/11)

ナギカダ

 ナギイカダに沢山の蕾と赤い宝石のような実が着いているのに気づいた。
 ナギイカダは草状に見える常緑の小低木で、鑑賞品として栽培されているユリ科の植物である。
 明治初年(1860年代)にヨーロッパから渡来したもので、地中海地方の原産である。
 濃緑色の葉状の枝が特徴で、先端は刺状に硬く、長さ1.8−3.5cmになる。
 雌雄異株で、夏に白色をおびた細かい花を葉状枝の中脈下部につける様子はハナイカダに似ている。
 今ついている赤い実は昨年の実である。
 葉状枝の刺が鋭いので人畜の侵入を防ぐために生垣状に植栽されることもある。
 和名のナギイカダは葉状枝がナギの葉に似ていて、花をのせた様子が筏のようなのでこの名がつけられている。
 日本には雌株は少ないと言われるがこの株はよく実をつける。 (5/13)

ダイミョウセセリ

 すがすがしい五月晴れ、キアゲハ、クロアゲハ、モンシロチョウが目につく。
 今朝は、ダイミョウセセリが待宵草の花に止まって翅を休めていた。
 ダイミョウセセリはセセリチョウ科の昆虫である。
 翅の地色は黒色で、前翅に白紋があり、この白紋が大名の着る裃の紋のように見えるところからこの名前がつけられたとも言われている。
 開長35mm.、分布はビルマ、中国から朝鮮半島を経て日本に及び、日本では北海道から九州に分布する。
 林の周辺の草地に見られ、幼虫で越冬し出現期は5月から8月である。
 必ず翅を開いて止まり、雄はその周辺に縄張りを作る。
 成虫はウツギ、オカトラノオ、クローバーなどいろいろの花で蜜を吸い、幼虫の食草はヤマノイモ科の植物である。
 ヤマボウシ、カルミヤ、アカシヤの花も咲き出した、今日は最高気温が26℃を超すと言う。これからが彼らの活動期である。 (5/14)

マツカレハ幼虫

 今年は雪が多く、遅くまで雪が降ったので毛虫は少ない。
 梅の木にもオビカレハの幼虫は見られなかったが、梅の新芽を摘めているとアブラムシが今になって発生している。
 スミチオンを散布した。残った薬液をヒマラヤシーダーや松の木に散布しておいた。今年は発生しないかと思ったマツカレハの幼虫が数匹落ちていた。やはり数は少なくても発生していたのである。
 マツカレハは松枯葉と書き、鱗翅目カレハガ科の昆虫である。
 翅の開長は、雄で4−6cm、雌は6−8pある。
 腹部や後翅は枯葉のような赤褐色をしているのでこの名がある。
 日本全国に分布し、年一回夏に羽化する。
 幼虫はアカマツ、クロマツなどマツ属の葉を食べる大害虫でマツケムシと呼ばれて嫌われている。
 老熟すると体長7cmにもなり、中、後胸節背面には帯状に針状の毒毛が密生している。この毛は、繭を作る時に周囲に多数付着するので、皮膚にささると痛みと炎症を起こす。
 招かれざる客である。 (5/17)

ゼンテイカ

 ゼンテイカが今年も咲き出した。
 ゼンテイカ(禅庭花)は先に紹介したように、ユリ科の植物でニッコウキスゲと呼ばれることが多い。
 ニッコウキスゲ群落の開花は7−8月である。この辺で栽培するとこの時期に開花してしまう。環境と言うか、気候の所為であろう。
 しかし、花は当然ではあるが変わらない。
 一足先に鑑賞できるという事になる。
 多年草で、葉は線形で長さ60−70cmになり、2列で上半部は垂れ下がる。
 葉の間から花茎を出し、先で枝分かれして、濃い黄色の花を3−4個つける。
 ニッコウキスゲは高いところの湿原や湿った草原などに群生するが、スゲとは言ってもスゲ類(カヤツリグサ科)ではない。ニッコウと言う頭の言葉は、大群生する名所がある日光周辺にちなんだ名前である。 (5/18)

ニワフジ

 なんと言っても季節の花がよい。今年はノダフジの花つきが記録的に悪かった。
 昨年の雹害のためであろう、柿の木の花も疎らである。
 ニワフジは今見事な花を見せている。
 ニワフジは庭藤と書き、庭園や石垣などに植えられるマメ科の小低木である。
 6−7月に紅紫色の蝶形花を長い穂に密につける。
 和名は生育地とフジに見立てた花の美しさを組み合わせたものである。
 又、イワフジ(岩藤)とも言われる。
 園芸店では、こぶし位の溶岩に根をまたがせての鉢作りがよく売られている。
 おなじマメ科のコマツナギを一回り大きくしたような低木である。
本州、四国、九州、中国、台湾に分布している。 (5/19)

3日見ぬまの桜

 桜ではなく麦の色づき稔る季節、作り上げたHPのページもサーバーにアップロードできずに、発熱で3日ほど病床に臥す。
 記憶では兄弟か自分かは定かでないが、暑い麦秋の季節、母親は野良仕事に追われ、風に当たるといけないから家の中で布団に入って寝ていろと言われて寝ていたことを思い出す。
 麻疹で寝ていた時の記憶であるから、自分のことであろう。3年前の肺炎のこともあり家族の心配も受け、いろいろな回想の中で発熱と闘う、風邪であろうという近くの医院での診察治療で回復した。
 「世の中は 3日見ぬまの 桜かな」 パソコンを立ち上げ、メールを開いて驚いた。
 メール仲間の数通のメールの中にホームページ開設を知らせるものが2通もあった。
 一つは、渡辺氏の薬局のホームページ(thhp://www1.ocn.ne.jp/~sunn94/)である。
 二つめは、アマチュア無線家鈴木氏のホームページ(http://www5.ocn.ne.jp/~ik1lhw)である。
 お二人の目指す方向は同じではない、しかし、考えて見れば不特定多数の全世界への情報発信である。
 早速「ポームページ開設おめでとう」のメールを返信する。
 ところで、日本の中学生の学校外での勉強時間はイラン、マレーシア、シンガポールなど17国よりも少なくなっているという調査報告がある。
 ベネッセ教育研究所の十年前の調査でも7ケ国中6番目である。
 2000年4月の財団法人日本青少年研究所の調査報告では、日本とアメリカでは1時間から3時間までで約半数だが、中国では2時間から4時間以上で7割弱となる。日本の特色は高校生ではっきりすると言う。約6割5分のものが1時間未満に集中し、アメリカの4割5分程度より多い。
 つまり、日本では高校生になると、はっきり学習を放棄した者が多くなることが判ると報告している。
 貧困と人口圧力に苦しんでいたインドが、今、アジアのIT革命の先頭を走っている。
 世の中は常に変化していることを痛感する。

ニワゼキショウ

 五月雨の中で、先に紹介したキイチゴ(クサイチゴ)が真っ赤に熟し、カルミアの白い花とともに今年横島氏より頂いた赤のカルミアが雨に濡れて一段と色鮮やかに咲いている。
 ニワゼキショウは子供の頃「オヒルバナ」と呼んだ覚えがある。お天気のよい日の昼間に咲くからであろうと思っていた。
 アヤメ科の植物で、庭石菖と書き、庭に生えて、葉がセキショウににていることによる名前である。
 日当たりの良い道端や草丈の低い草地や芝生に普通に見られる多年草である。
 北アメリカ原産の帰化植物で、日本への渡来は1887年(明治20)頃と推定されている。
 茎は細く根本から叢生し、扁平で狭い翼があり、高さ10−30cmになる。葉は茎の下部に多くつき線形である。
 ニワゼキショウの仲間は、北アメリカの乾燥地帯に適応して分化しているグループで、約100種類が知られていて、日本には他にアイイロニワゼキショウが帰化しているという。 
 小鉢に植えても楽しめる丈夫な野草である。 (5/23)

自動制御装置

 今、自動制御装置は何処にでもある。
 ここで取り上げたのは、温室の天窓自動開閉制御装置である。
 20年前に導入した昭和56年製の制御装置が動かなくなり、新しい装置に取り替えた時の感想である。
 古い装置も分解掃除で復帰したが、ケースも長い間の使用で腐食していたので、思い切って新しい機種を愛知県の会社から取り寄せた。
 旧型は温度変化をベローズで捉え、その力で複数のスイッチを作動させ、リレー回路でモーターを制御する目に見える回路であった。
 新型は写真のように、左側のリレー回路と、右側扉裏の電子回路基盤からなり、基盤中ほどの黒い長方形の部品が、制御の心臓部であるワンチップマイクロコンピュータである。
 この中に、電子温度センサーからの信号を読み取って、設定された内容で制御する高度なプログラムが書き込まれている。
 形は、機能が格段に良くなっているが一段と小型に収まり、現在温度、開度表示、警報表示などがついていて便利である。
 自動減速機は動力部分であるので形や重量は変わっていない、変化したのは制御器と減速機の機械的結合が、電気信号になったことである。
 お陰で制御器を温室入り口に設置でき管理し易くなリ、電源、信号線の結線11本は少し手数がかかリましたがしばらく振りの頭の体操になりました。


 

トウグミ

 トウグミはグミ科の落葉小高木である。
 実の長さが2cmほどあり、今、真っ赤に色づいてきて見事である。
 グミは特徴的に星状鱗片を密布する木であり、若枝、若い葉は上面に銀白色の星状鱗片(星状毛)を生ずるが、後に脱落して緑色になる。写真は葉面の200倍撮影である。
 葉腋から長い花柄のある淡黄色の花が1−2個垂れ下がって開き、果実は長楕円形でナツグミに似ているが大きい。
 日本名のトウグミは唐グミで、食用になる。外国からの渡来品と考え、昔は外国の代表に唐をすぐに連想したためであると牧野博士は記している。
 よく庭などに植えられ、実が大きいので園芸的にはビックリグミなどと呼ばれ、観賞用に栽培されている。
 今年の実つきは例年になく素晴らしい。 (5/30)

チャドクガ

 チャドクガは鱗翅目ドクガ科の昆虫である。
 自家用の緑茶は、我が家の茶園の生茶を摘んで、村内の製茶工場に納め、その量に応じてお茶を現物で頂いていた。
 我が家の年間のお茶は1斗缶二つから三つで十分に足りていたように思う。
 お茶摘みの季節には小学生の頃は手摘みであったが、後に鋏みで刈り取るようになった。
 手摘みでも、鋏みで摘んでも、気をつけねばならないのはチャドクガ(写真右)の幼虫(写真左)である。毒針毛が皮膚に刺さると、激しい痒みとともに発疹が起こり大変である。よくやられて困った経験が忘れられない。
 翅の開長は2−3p触覚は雌雄とも羽毛状で、翅は橙黄色、前翅外縁の上方に1−2個の黒紋がある。
 成虫は7月と10月の2回発生し、よく灯火に飛来する。
 幼虫は茶の害虫で、この辺ではチャガラムシと呼んでいる。チャガラは「茶枯らし」で茶の木を枯らしてしまう虫の意である。
 ツバキ、サザンカなど他のツバキ科の葉も食べる。
 毒針毛は幼虫、成虫ともにあり、気をつけねばならない昆虫である。
 茶摘をしないために発見がおくれ、茶の木がまるぼうずんなって気づいた始末である。
 危うし、危うし。 (6/2)

ルコウソウ

 昨日は東海地方まで梅雨入り、関東地方も例年より2日早く今日は梅雨入り宣言があり、今朝は小雨模様の梅雨空である。
 夜半からの雨は約20mm、南東の風が吹き込んだ所為かph3.6の強い酸性雨であった。
 小雨の中、真っ赤なルコウソウの星形花が水玉をつけて健気に咲いている。
 今年の第一花である。
 ルコウソウはヒルガオ科イポメア属のつる性一年草である。
 観賞用に栽培され、葉が羽毛状に細裂して繊細な感じがする。
 正しい呼び名はホソバルコウソウ(細葉縷紅草)である。
 緑の繊細な葉と鮮紅色の花は対照的で、夏の時期の花に相応しい。
 原産地は熱帯アメリカで、日本には江戸時代に渡来した花である。
 日当たりと水はけの良い場所を好むが、耐寒性は弱い。
 5月に種を蒔き、鉢植えで、行灯作りに仕立てたが、夏の間、午前中に咲くのでしばらく楽しめるであろう。
 花色は赤、紅、橙、黄、白色と豊富だが、どちらかと言えば、赤い花が私は好きである。 (6/6)

カシワバアジサイ

 昨日梅雨入りして今日は梅雨の中休み、アジサイの花も咲き出した。
 写真は八重咲柏葉アジサイである。スノーフレークとも呼ばれ、ユキノシタ科の落葉低木である。
 アジサイは観賞用に広く庭園などに植栽され、梅雨時の象徴的な花となっている。漢字では慣用として紫陽花と書くことが多い。
 松戸市のアジサイ寺と言われる本土寺に、アジサイの季節、社会教育委員の研修会の帰りに訪れたことがある。
 花の好きなAさんが、この辺では珍しい白花のカシワバアジサイを境内の植木屋で求めてきたことを覚えている。
 その後、何年かたってAさんと会ったときの話では、大きな株に生長して訪れる方々に名前を聞かれ、珍しがられると歓んでいた。
 カシワバアジサイは、柏のような大形で光沢のある葉が特長で、秋の赤紫色から赤銅色に変化する紅葉も見事です。
 アジサイは日本固有の花であるが、カシワバアジサイは北アメリカが原産地である。
 日当たり、水はけの良い場所を好み、耐暑、耐寒性の強い、病害虫の被害をほとんど受けない半日陰でも育つ丈夫な花木である。 (6/7)

親子個展

 世はまさに生涯学習の時代、それぞれに時間を見つけては自分の趣味や興味に合せてなにかに取り組んでいる方々が多い。
 生きる喜びを持つことは大切なことである。
 娘と孫が油絵をはじめたことは既にお話したところであるが、その作品が水海道市の商店街の「絵画の道」に数点展示され、多くの方々の作品と共に道行く人々の足をとめているとか、商店街の活性化につながれば絵の上手下手は別として幸いである。
 絵には人々の興味をひきつけ、歩かせてしまう力があると、提唱者の山崎さんは言う。
 ところで、描きためた油絵も結構たまり、山崎さんの勧めで親子個展を開催すると言う。
 会場は、水海道駅前のギャラリー絵の里・期日は6月11日から30日の20日間で、開場時間は午前9時から午後9時となっている。
 描いた絵は多くの皆様に見て頂き、ご指導を頂くことも良いことであろう。
 お暇の折にご高覧頂きましてよろしくご教示をお願い致します。

青 大 将

 一週間ほど前、インゲン畑で青大将と遭遇、脱皮直後のようで、1.5mあろうかという、明るいグレーがかった藍色で、その名の通り見事な青大将であった。
 アオダイショウは爬虫網、トカゲ目、ヘビ亜目、ナミヘビ科の動物で、日本本州及び北海道では最大のヘビである。
 全長の平均は1.5mで、大きな個体は2mを超える。
 草原、耕地、水辺に普通に見られ、人家の天井や倉庫に住みつくが、無毒で性質は穏やかである。
 ネズミを食べるので、昔から「屋敷まわり」「先祖様」などと呼ばれて保護されてきた。
 写真はアオダイショウの昨年の子であろう、毎年よく見かけるが、親が見られないのが不思議であった。
 生後1−2年までの若い固体は、マムシに似た暗褐色の帯模様が背面に並ぶので混同されるが、尾が短くずんぐりしたマムシに比べ尾も細長く、瞳孔が縦長でないので区別がつく。
 つかまれたり、いじめられると肛腺からいやなにおいを出す。
 まれに見る本種の白化型(アルビノ)は、シロヘビと呼ばれ、神様の使いと言われて大切にされている。
 野鳥や飼鳥の雛や卵を飲んでしまうので、愛鳥家の目の敵とされているのも事実である。 (6/9)

ドクダミ

 ドクダミの花が庭のあちこちに咲いている。
 ドクダミはドクダミ科の多年草である。
 草全体に独特の臭気があり、道端、空地、野原の湿り気のある半日陰によく生え、根茎でふえる。
 葉は心形でやわらかく、白い花びらのように見えるのは4枚の総苞片で、その中心に雄しべと雌しべだけの黄色の花穂がある。
 ドクダミの名前は「毒矯め」あるいは「毒痛み」からとされ、古くから民間薬に利用されている。
 別名をジュウヤク(十薬)とも呼ばれ、多くの薬効があるからという。
 この辺では普通ジゴクソバと呼んでいる、全体に軟らかい草本で、茎が赤く、葉の形も似ていて、白い花を咲かせる蕎麦に似ているが悪臭が有るので「地獄蕎麦」なのか。
 民間薬では、生葉のままと乾燥したものと、それぞれに使い方がある。
 生葉をもんで鼻につめると蓄膿症に効き、腫れもの、痔、水虫には生葉をすりつぶして塗るとよいという。
 乾燥したものを煎じて服用すると胃腸を整え、便秘に効き、利尿、解熱、解毒などの効能があるといわれる。
 ドクダミ茶には、花の時期に全草を採集し、陰干しにする。乾燥すると悪臭はなくなり、煎じてお茶代わりに飲むと風味も有って美味しい。
 市販品はたいていハトムギなどをブレンドしているが、単独でも薬草茶として利用されている。
 特有の臭気はラウリンアルデヒドやカプリンアルデヒドなどのアルデヒドなどによる。
 欧米では観賞用に植栽されることもあるという。この時期ちよっと人目をひく花である。 (6/12)

カンノンチク

 カンノンチクはヤシ科シュロチク属に属し、中国南部の原産であり、沖縄にも自生している。
 徳川時代に沖縄から渡来した観賞用の常緑低木である。
 観音竹と漢字では書くが、リュウキュウシュロチクとも呼ばれる。
 観音竹は漢名ではなく、多分琉球の寺院の山号である観音山から出たもので、同寺院に植えられていたことから名前が付いたものらしいと言う。
 シュロチクに比べて小型で、叢生して株立ち状態となる。
 カンノンチクは葉の形、色彩、斑模様などの異なる変種、品種があり、最も多く観賞用に栽培されている。
 雌雄異株であるが、初夏にしばしば花を開くと言う花が右の写真のように咲き出した。
 カンノンチクとシュロチクをまとめて観棕竹と呼ばれるが、東洋的な年間を通して楽しめる、古くから人気のある観葉園芸植物である。
 園芸種について触れてみると、観棕竹の種類は70種あるという。
 原産地は品種によって異なり、古来から日本にあった、葉が細かく割れ、比較的葉柄の細いものを「在来種」、中国南部から台湾に入り培養された、葉幅もあり葉割れも少なく葉柄も太くて短いものを「台湾竹系」、中国南部広東の方より輸入したものを「羅漢竹」、その他の輸入種の4つに分けられている。
 力感の溢れた豊かな葉ぐり、清新でその魅力的なその縞柄の美しさ、高尚で気品あふれる容姿のすばらしさに惹かれる。  (6/14)

イワヒバ

 ナツツバキの花が落ちている。樹上を見上げると、しとしとと降る雨の中に、真っ白な花が柔らかな枝と緑の葉の間にひっそりと咲いている。
 この時期、雨に濡れたイワヒバの葉色も、見る人を落ち着いた「佗」の世界に誘う優雅な風格をもっている。
 イワヒバはイワマツとも呼ばれ、シダ植物、イワヒバ科の植物で、野生種は九州から東北地方南部の山間に自生している。
 乾燥には非常に強く、乾けば枯れたように葉を内側に巻き、雨が降るまで巻いている、1種独特の植物である。
 イワヒバは観葉植物として、1695年(元禄8年)の「花壇地錦抄」にも出てくる300年の歴史を持つ園芸植物て有る。
 錦葉系、斑葉系、竜葉の変異種など種類も豊富で、葉芸の変化や四季を通じての色彩の変化、特に紅葉種の秋の紅葉は見事である。
 愛好家の間で鑑賞保存され、またシダ植物の変異と遺伝学的にも貴重なもので、長く後世に残したい古典観葉植物である。 (6/15)

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