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 モッコク   アメリカリョウブ   八重咲きポーチラカ   ルリヤナギ   TX開業間近
 
ムクゲ   ウーパールーパーの冒険   梅干   堂なぎ   聖徳太子像その3
 
ジネンジョ   ヒメクロイラガ   青いカーネーション   プルーン   アオスジアゲハ
 
ジャコウアゲハ  シコンノボタン  ラジコン飛行機  白菜  オオモンツチバチ   メカルカヤ
 
月下美人   オオミズアオ幼虫   もったいない   ジャコウアゲハ幼虫   ナツアカネ
 
ヒガンバナ   

 

モッコク

 しとしとと降る梅雨の中、ネム、キキョウ、ランタナ、ノウゼンカズラ、ヒメヒオオウギズイセン、オシロイバナ、サルビア、モナルダ、ハナスベリヒユ、ヘメロカリス、ホテイアオイ、そしてモッコクの花が満開である。
 モッコクはツバキ科モッコク科の常緑高木である。
 ブロック塀に沿って10数本自然仕立てで植栽しているが、品格のある樹形、一年中照りを失わない葉は良いもので、秋のつややかな実も見ごたいがあり、「庭木の王」と言われ、古くから珍重されている。葉は枝先にまとまってつく。
 今、花が満開で、白色で香りが良い、盛りを過ぎるとクリーム色になる。
 秋に実は赤紫色に熟して裂け、赤色の種を出す、材は堅く、床柱、器具等に、樹は庭木としてその樹形が利用されている。
 素晴らしい木ではあるが、葉巻き虫がつきやすく、数回消毒してやらないといけないのが難点である。
 写真はモッコクの花で、あまり取りざたされる花ではないがよく見ると見事なものである。(7/14) 

アメリカリョウブ

 アメリカリョウブが咲き出した。リヨゥブについては「ひまわり」のページで紹介しているので参照されたい。
 今咲いているのは、アメリカリョウブ’ロゼア’で、学名は、クリセラ アルニフォリア ロゼアである。
 アメリカ東部原産のリョウブの仲間で、基本種が白花なのに対し、本種は淡紅色の優雅な花をつける。
 アメリカ東部原産のリョウブは、香りが良い、優雅な淡紅色の花穂が魅力である。
 株立ち状になり、沢山の細い枝から、一面に穂状の花を咲かせる様は見事と言うほかはない。
 日当りのよい場所を好むが、極端な乾燥には注意が必要である。
 鉢植えで育てているが、寄せ植えや地植えにしても楽しめる灌木である。
(7/18)

八重咲きポーチラカ

 今年は八重咲きポーチラカが咲いている。
 ポーチラカはスベリヒユ科ポーチラカ属の園芸植物である。別名ハナスベリヒユの名があるように、草本そのものはスベリヒユそっくりである。
 スベリヒユと同じく乾燥に強く強健で、松葉ボタンのような大きな花を色彩も豊に長期に渡ってつけるので毎年植栽している。
 人によって、雑草のスベリヒユの強情さに困り果て、ポーチラカに手が出ない人がある。確かに花の咲く前の草本の区別は難しい。
 しかも、ポーチラカは種ができにくく、スベリヒユは種がよく出来るためよく生えてくる。
 しかし区別の方法はある。花をもつ頃の芯の葉が尖り気味になっていればポーチラカ、丸まっていればスベリヒユである。このことを目安に除草すれば100%完全である。
 何十年か栽培して身につけた区別法である。
 ポーチラカはスベリヒユの改良品種といわれているが、その起源については不明で、花色の種類は突然変異(芽状変異)による。八重咲きはおしべか花弁に変化しているので種はできないが、一重種でも種は殆どできないと言われる。
 しかし、毎年栽培していると、結構種からあちこちに生えてくるので、スベリヒユとの区別に悩まされるのである。
 八重咲きは勿論、普通、挿し芽で繁殖させている。(7/22)

ルリヤナギ

 島根県松江市の小泉八雲史跡旧居を訪れた際、玄関先にルリヤナギの大株が繁り見事な瑠璃色の花をつけていたのはこの頃か、今も鮮明に印象に残っている。
 我が家のルリヤナギは今花盛りである。柳の名はついているが、葉は柳に似ているが柳ではない。
 ルリヤナギはリュウキュウヤナギとも呼ばれる。
 南米原産のナス科の低木である。
 草質で全体に蝋質物があり、しろっぽい。地下茎は周囲に広がり、茎は高さ約2mになり、長楕円形の葉を互生する。
 夏に茎頂または葉腋に淡紫色の花が房状に咲く、花冠は5深裂している。
 関東以西の暖地では戸外で越冬するが、冬季は落葉し枝先が枯れこむので、春先に枝を切り詰めると良い。挿し木で容易に繁殖できる植物である。(7/23) 


TX開業間近

つくばエクスプレス(TX)の開業は8月24日、1カ月弱となった。V字カツトガラスにシルバーボデー、側面ボデーに走る緋色のライン、スピード感に溢れた電車が毎日、写真のように試運転を続けている。
 上り電車が小貝川鉄橋を渡る手前、谷和原村下小目の左側車窓の水田につくばエクスプレスの開業を祝う稲の絵文字がくっきりと描かれている。
 「筑波山、TX電車、やわらの文字」が写真のようにくっきりと緑の水田の中に見える。
 横約120m、縦約50mで、今年の5月地元のNPOが企画、住民有志によって赤米や紫稲、黄稲、コシヒカリなどの苗を植えて描いたと言う。
 現場で見ると谷和原3万石の水田の中ではそんなに大きくは見えない。
 図案の素晴らしさ、稲の種類によってこんなにも見事に色分けできるのかと感心させられた。
 地元に住む弟の案内で現場を見ることが出来たが、道路を走りながらではチョツトわからない貴重な体験であった。
 TXがつくばに、そして茨城に新しい時代をもたらすことを願う。(7/24)

ムクゲ

 今朝直径12cmのムクゲの花が二つ咲いた。
 ムクゲは夏の花で、もうすでに沢山咲いていて珍しくもない。今日紹介したのは、実生のムクゲで、園芸店から他の植物に小さな芽の状態でついてきたものである。どんなムクゲになるか興味があって数年に渡って育ててきたもので今年が初花である。期待にはずれ新花にはならず、種類は写真のような紫盃であったが大輪の花を咲かせたムクゲに思わず拍手を贈った。
 ムクゲは木槿と書かれ、アオイ科フヨウ属の落葉低木で、韓国の国花にもなっている。
 夏から秋まで大形の花を次々と咲かせる。
 幹も枝も真っ直ぐに伸びて樹形が整っている。葉の先は浅く3っに裂け、縁に粗いぎざぎざがある。
 園芸品種が豊富で花色も多く、八重咲き品種もある。
 原産地は中国で、日本には奈良時代に渡来したと言う。花は朝開いて夕方にはしぼむ一日花、多数のおしべがくっついて筒状になるのが特徴である。(7/25)

ウーパールーパーの冒険

 ウーパールーパーについては先に「紅梅」のページで紹介しているので参照されたい。
 夏休みになって又、ウーパールーパーが高校生の孫より先に家に来たことによる騒動である。
 昨夜遅く6匹家に来た。それぞれ水槽に移し変えたが、10cm程の1匹は高さ5cmほどの弁当箱程度の浅い水槽に入れたという。
 今朝の6時、起床してみると姿がないという。さては逃げ出したと言うことで騒ぎとなる。
 水槽を置いた居間を探してもいない、隣のキッチンを探しても見当たらない。
 死骸もない、持って来たのは5匹ではなかったのかと孫に電話で確認をとろうとしても電話がつながらない。八方手詰まりとはこのことか。
 半ばあきらめていた10時ごろ、隣の応接間のドアの影にウーパールーパーがいたのを母親が見つけて一件落着。
 写真のように目も飛び出し、鰓呼吸から肺呼吸に変態していたので陸上動物と同じだったのか、それにしても、昨夜から都合12時間水気のない部屋の中で:元気にじっと耐えていたようである。かれこれ壁伝いに最短距離で5mはあろうか。床上を歩く速度はなかなかすばやいもので、どんな気持ちで人間の住まいを探検して歩いたことか、よくぞ無事保護されたものである。彼にとっては命がけの大変な冒険であったろう。
 お蔭様で、思わぬ部屋中の大掃除が出来ました。(7/28) 

 

梅干

今日は土用の丑の日、ウナギを食べる日である。ウナギと言えば、昔はウナギと梅干の食べ合わせはいけないと言われたことを思い出す。
 季節外れの台風7号も被害を残さずに通過し、夏空の元、梅の土用干しを行った。
 先に紹介したように、午前中に干し上げて瓶詰めに出来た。
 梅酢も1升ほど取れカビが発生することもなく共に上々の出来具合で満足である。
 この頃は、口当たりのよい、蜂蜜とか、鰹節味とか色々工夫したものが多くなっているが、減塩の昔ながらの梅干は飽きないで好きな食品の一つである。
 夏を乗り切るスタミナ食品として毎日頂いて健康を維持しよう。
                     (7/28) 

堂なぎ

 明日は8月1日「堂なぎ」の日である。
 この辺では盆は月遅れで実施している。
 この辺では盆の月の初日に天候にかかわらず雨でも風でも墓掃除をして盆さま(祖霊)を迎える準備をする。
 これが「堂なぎ」と呼ばれる行事である。
 共同墓地が主であったが、今は個人の墓も多くなっている。けれども親類内が早朝(5時頃)墓地内に集まり、みんなで、草取り、石塔のコケを落とし、石を洗うなどして墓掃除をし、今年生えた竹で線香立てや花立て、盆棚を作ったものである。
 それ以前は、お墓の盆棚が出来上がるとその年の新仏のある家庭に盆棚を作りに訪問していたこともある。
 近年は廃棄物の処理の問題なども関係して、ビニルパイプによる簡易組み立て式のものに全体が変わってしまったようである。これもまた時代の流れか。
 形はどう変わっても「堂なぎ」の行事は昔と変わらず人々の心の中に受け継がれている。(7/31)

聖徳太子像その3

 先に「紅梅」のページで山本勉氏の論文を紹介しているが、今回は、地元菅生小学校の永久保存となっている「郷土誌」の中から聖徳太子像の記録を紹介してみる。
 聖徳太子像は記録に残る太子堂に安置されていたものの様である。
 太子堂 所在 大字菅生西郷 敷地坪数360坪 棟札拓(文明12・享禄2・延宝2の記録あり)
 延宝2年(1634)の記録は
 「 願満至福 之至法界 開眼文殊院、別当無量寺
 一、奉太子堂屋根替供養為二世安楽也 堂施主=寺田八郎左衛門 倉持瀬兵衛 
    行於修道   平等利益  外百余人    延宝二寅年二月」
 とあるので、約370年前まで太子堂が存在したことは確実である。

 他二つの記録は体内納入木片の記録と同一である。
    
 現在写真のように修復され、水海道市の指定文化財となっているが、「郷土誌」の記録には坐像と誤記されている。
 以下郷土誌より抜粋
「往昔当所にマンセウ寺という寺(禅宗)ありきという、この寺荒廃せし後相馬郡高野海禅寺是菩提寺なりしという説あり。
 太子堂に安置せる坐像本尊は、もと、マンセウに奉置しありけるが同寺荒廃より茲に移座したる者なるとの伝説あれども、マンセウ寺に対しては遺物として一もみゆるものなし、其真義は詳ならず。

幾年前なるや知らざれども、当所の菩提寺として海禅寺なりしこと是信じおくに似たり。左に
 「武蔵国東京浅草大雄山海禅寺〔臨斎宗〕もと江戸四箇寺の一、往時平将門、下総相馬郡にて草創する所の佛刹なりと伝う。後年荒廃に帰したるを、慶長の頃覚印和尚再興して寺を江戸湯島の地に移す。
 徳川家康覚印和尚を尊敬せしより、寺院また輪奐として宗流盛んなり。
 明暦三年正月一九日江戸火災後今の地に移されたり」と史書に見えたり、
 是、相馬郡高野村海禅寺ならんか(山号寺号同じ)


以上郷土誌より、ここでも又将門とのつながりが出てきて興味深い限りである。
 守谷市高野町の海禅寺には将門の位牌があり、7人の将門の影武者の墓がある。
 影武者の墓は様式から推定して江戸時代に造られたものと思われるが、其の中の1基は室町様式と考えられている。将門の位牌も江戸時代の作と見られている。
 守谷町史によると海禅寺は臨済宗の寺で、承平年間に将門が王城を守谷に建てたとき、紀州の高野になぞらえて建立した寺と伝えられているという。菅生町妙見神社の将門寄進のご神体も承平元年(931)の寄進であり、当時の将門の活躍が偲ばれる。(8/2)

ジネンジョ

 ジネンジョは自然薯と書かれ、ヤマノイモ科ヤマノイモのことである。
 日本に栽培自生する。根を食用とする。
 一般に栽培されているものをナガイモといい、自生しているものをジネンジョと呼ぶことが多い。
 今が花盛りである。
 地下には食用になる多肉根があり、茎はつる性で長く伸びる。雌雄異株、雄花序は写真のように白色の花をつけて直立し、雌花序は白色の花がまばらに垂れ下がる。葉は長卵形ー長心形で、基部は心状みみ形である。葉のわきにむかごをつける。
 アジア、アフリカ、米国、太平洋諸島に広く分布し、ヤムイモとも称されている。
 ジネンジョはナガイモより粘りが強くとろろ汁などにして人気があり、高値で取引されている。
 近頃は品種改良が進み、短茎自然薯なども店頭に並ぶようになっているが値段は高い。
 ちなみに、山芋の食用部分は茎か根かどっちなのでしょうか。実はどっちでもない茎と根の付け根部分(担根体)が肥大したものなのです。(8/9)

ヒメクロイラガ

 明日から月遅れのお盆の入り、帰省客で空の便は満席、高速道路は渋滞のようである。
 ところで今朝、カエデの緑の葉が数枚落ちていた、なぜなのか気になって周囲を見回すとヒメクロイラガの幼虫も数匹落ちていた。
 ヒメクロイラガはイラガ科の蛾で幼虫は毒棘を持っているためそちらを先に気にした。
 イラガ科の幼虫は見事な肉質突起や棘を持つものが多く、毒棘を持っているため、触れると電撃的な痛みを覚える。この痛みは数時間続き、発疹して赤くなる。痛みが消えた後でも摩擦や刺激でまた強い痛みが来るのが特徴であるが、短時日で治る。
 毒成分としてはヒスタミンと2種類のタンパク性発痛物質が知られている。
 ヒメクロイラガは年2回発生し、地表近くの浅い土中や地際の繭の中で前蛹状態で越冬し、5月頃蛹化する。第1回成虫は5−6月に羽化する。
 第1回の幼虫が老齢幼虫となって蛹になるために地上に落ちたものが、こともあろうに舗装された路面で隠れることも出来ず見つかってしまったようである。
 カイデの葉のつけ根を食い切り葉に乗ってグライダー宜しく滑空して降りてきたのであろうか。
 面白い習性を持っているものの様である、何時の日か見定めたいものである。(8/12)

青いカーネーション

 カーネーションと言えば右の赤と白のカーネーションが頭に浮かぶであろう。
 ところが左のような青いカーネーションを高校生の孫娘が持ってきた。
 平成17年度バイオテクノロジー体験研修に参加して帰りのお土産である。
 花の色に関する遺伝子を他の花の青色の遺伝子に入れ替えることによって初めて実現した色である。
 花の色を変えるには交配か、突然変異、この頃花屋の店頭でみられた変わった色のカーネーションは好みの色素を吸水させて色づけさせたものなどもあった。遺伝子組み替えは植物そのもののつくり替えである。
 このような生物の遺伝子の一部を種の異なる生物の遺伝子に組み込んで、本来もっていない性質をもたせることによって、又本来持っている性質を変えることによって、ウイルス耐性、除草剤耐性、害虫に対する毒素の生産能力、日持ちのよさ、草丈の短縮などの性質を作物に付与することが出来るし、生まれながらに遺伝子に組み込まれていると言う病気も遺伝子組み替えで治療することができると言う。
 生物の創り変え、それは大変なことである。その為に安全に対する研究も万全を期して行われ法的にもいろいろと規制されている。
 技術の進歩は留まるところを知らない。(8/13)

プルーン

 プルーンはバラ科サクラ属の落葉小高木の果樹である。
 今年は我が家のプルーンも大豊作である。
 スモモの一種でスモモは「古事記」の頃から親しまれていたが、「酸っぱい桃」で、あまり食用にされなかった。
 明治時代にアメリカで改良され、里帰りした品種が多い。
 スモモ類の果樹にはアメリカスモモ、セイヨウスモモがあり、栄養食品として人気のあるプルーンは、セイヨウスモモの乾果用品種群の呼び名である。
 生食しても良く、桃と同じく果肉との種離れがよいのが特徴である。
 それにしても、高校生の孫の小学校卒業記念樹であるが、結実や収穫には大きな喜びをあらわすが、食べることはあまり好きでないようである。
 今の子は一般に、新鮮な果実と言うよりは、口当たりのよいスナック菓子に嗜好があっているようで、季節の旬の物にも興味が少なく、まして手のかかるものは敬遠する傾向がある様で寂しくなる。(8/14)

アオスジアゲハ

 昨日は「つくばエクスプレス」が開通。
 
今日は台風11号が今夜あたり茨城を縦断するのではと言う状況で、ときおり雨の降る中アオスジアゲハがシュウカイドウの花に飛来した。
 例によって捕獲し、冷蔵庫で仮眠させて記念撮影後お引取り頂いた。
 元気のよい蝶でなかなか捕獲できない蝶である。
 鱗翅目アゲハチョウ科の1種で、開張80mm内外、黒色で淡青色の縦帯がある。
 年に2−4回発生し、春型は縦帯の幅が広い。

 幼虫はクスノキ科植物の葉を食べる。関東以西では普通に見られるが、東北ではまれ、北海道には産しない。
 ヤブガラシ、トベラ、ミカン、ソバの花などで吸蜜、白や紫色の花を好む。
 小柄なアゲハであるが、はねの面積の割りに胴体が大きい、飛翔力は抜群である。
 アオスジアゲハの安泰と台風の無事通過を祈る。(8/25)

  追記  ニッケイの木があるので、彼らはどうも産卵のために訪れるようである。よくぞ見つけるものである。 

ジャコウアゲハ

アメリカを襲った史上最大の被害をもたらしたハリケーンと同等の大きさと言われる台風14号が九州地方を縦断しようとしている。
 関東地方は台風の影響はまだないが秋雨前線の雨が降っている。
 午前10時ごろ大根畑でジャコウアゲハを捕獲した。
 アゲハチョウ科のチョウである。
 捕まえると麝香のような香気を出すことから、この名がついている。
 幼虫は有毒成分のあるウマノスズクサ類を食草とするため、毒のあるチョウとして鳥に襲われることが少ないためか、日本にすむ黒いアゲハの中では一番緩やかに低く飛翔するので捕まえやすい。
 我が家の周りには食草であるウマノスズクサがあるので繁殖しているのであろうか、暖地では年に3−4回発生し、蛹で越冬する。南西諸島ではほぼ1年中発生すると言う。
 白菜や大根には恵みの雨であるが、台風通過は日本海から北海道に抜けるようである。大きな爪あとを残さなければよいが。(9/6)

シコンノボタン

 残暑は厳しいが、アオマツムシがやかましく鳴きだし、タマスダレの白い花も咲き出して秋の気配は濃くなってきた。
 シコンノボタンの花の紫にも秋の光に冴えた濃い深みをあらわし、一段と美しくなってきた。
 一般的にノボタンと言われているが、ノボタンの名前で出ているのはテイボウキナ属のシコンノボタンやその園芸品種である。
 シコンノボタンはブラジル原産で高さは5mにもなる。
 日向で高温多湿を好み、冬越しは5℃以上が必要で、
 花後にきり戻し剪定をしてコンパクトに仕立てることが大切である。
 花期は7−11月である。
 ノボタン科メロストマ属の低木で、属名のメロストマはギリシア語の「口」に由来し、果実を食べると口の中が暗紫色に染まることにちなんでいる。
 日本には1844年沖縄から渡ってきたという。
 一日花ではあるが、見事な花である。(9/13)

ラジコン飛行機

 今日は「老人の日」今年は「敬老の日」は祝日法で第3月曜日の19日である。「老人の日」は老人福祉法で決められた9月15日である。
 話は変わって、ビデオ作品でよく紹介している鈴木正巳氏、今年のお盆に娘夫婦からラジコン飛行機をお土産に頂いたと言う。
 氏は、アマチュア無線、インターネット、ビデオ撮影、ハソコン編集と見事な腕を持っている。
 この頃、ラジコン飛行機操縦端末で、パソコン上の飛行機を操縦していることは聞いていた。
 いよいよ本格的操縦を始ったわけである。
 翼長1mというから結構大きい。発泡スチロール製で重量は385gと超軽量である。動力は電池であるが、ポリマー電池でフル充電20分の飛行ができると言う。
 従来のようなガソリンエンジンでないので爆音はなく軽量で扱い易いようである。
 飛行機の名前は「悠々号」ラジコン飛行機操縦を記録したDVDを頂きじっくりと見せて頂いた。
 飛ばした後は「張り詰めた緊張感とスリルで心地よい疲労感を覚える」と言う。
 シュミレーターで操縦の技を磨き、秋の澄みきった大空にラジコン飛行機を実際に飛ばし、離陸、着陸、旋回と自由に操れることは、この上ない爽快なことであろう。
 それにしても、難しい操縦技術をシュミレーターそして実践と教育の過程を正しく辿っていることに教えられるものが多い。
 9/15−9/20は老人週間、親思いの娘さん夫婦の心配りに私の心の中まで熱くなってくる。
 健康のためにも、共に新しい物にも挑戦して行くことの大切さを知らされる。(9/15)

白菜

 我が家の菜園の白菜も順調に生育しているようである。
 今年も、8月上旬に聖護院大根、長大根を蒔いたが成績良く生長している。この時期の大根は心食い虫対策が大変である。
 白菜も8月上旬に苗を仕立て、天気予報を見て8月中旬の雨の降る前に畑に本植えした。60日白菜とキムチ白菜の2種を作ってみた。
 暑さと乾燥に耐えて根ずき、生育し始まった頃、バッタが飛来して食害し始まった。しかたなくハクサップを散布して駆除する。
 追肥、乾燥、風、除草と結構気を使うことも多いが、自然に打ち勝って生育していく姿に喜びを感ずることが多いものである。
 今も、レタスの苗を育てているところであるが、本植する畑は堆肥を入れ、酸性土壌にレタスは弱いので石灰を撒いて土壌を中和して準備している。
 作る、生み出すと言う生産活動は前向きで楽しいものである。(9/16)

オオモンツチバチ

 芝生の上をかすめる様に飛び回っている蚊よりずっと大きい虫の群れがある。
 早速捕虫網で捕獲してみる。オオモンツチバチの群れであった。
 オオモンツチバチはツチバチ科のハチで、体長♀19-34mm、♂13-21mm.で、黒色で光沢あり、灰白色または黒色の長毛を有する。雌雄で著しく差異がある。雄は細形。頭胸部及び腹部の斑紋は変異にとみ、地域によってきわめて退化する。日本全土に分布する。
 寄生生活を営み、雌は地中のコガネムシ類の幼虫に産卵、幼虫はこれを食べて発育する。
 カリウドバチの習性の原始的なタイプともいえる。 
 考えて見れば近年、4月頃にヒラタアオコガネが一度に大量羽化して困っていることは先に「日進月歩」のページで記した通りである。
 このコガネムシの幼虫に寄生しているオオモンツチバチの群れなのであろう。コガネムシにとっては天敵であり、私にとっては人に危害を加えることもなく、頼もしい助っ人芝生の番人である。(9/17)

メカルカヤ

 今夜は中秋の名月、素晴らしい秋の行楽日和で、何の心配もなく名月が鑑賞できそうである。
 秋の七草も咲き揃っている。
 秋の七草とはご存知のように秋に咲く草の中から代表的なものを七つ選んだものである。
 万葉集の山上憶良の歌「萩が花尾花葛花撫子の花女郎花また藤袴朝顔の花」による。
 ハギ、オバナ(ススキ)、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、アサガオであるが、このアサガオは今のアサガオという説と、ムクゲ、キキョウ、またはヒルガオと言う説もある。
 又七草の一つにカルカヤが入ることもある。
 ススキ、オミナエシ、フジバカマ、ハギの花は今我が家でも咲いている。
 この頃あまり見られなくなったメカルカヤが一株庭先に生えて写真のように花穂をつけている。
 カルカヤはイネ科の多年草で、メカルカヤとオカルカヤがある。メカルカヤを指す事が多いようである。
 メカルカヤは本州ー沖縄の山野に生える。茎はやや太く高さ0.7-1m 葉は広線形で、基部に白毛がまばらに生える。秋、上部の葉腋から総状の花穂を出す。
 小穂には雄性と両性の2種があり、両性小穂には長いノギがある。
 カルカヤは刈萱で、刈萱は屋根を葺くために刈る草の意味で、もともとはそのような草に一般的に使われた。メカルカヤは雌刈萱、オカルカヤは雄刈萱である。
 近年北米原産の帰化植物のメリケンカルカヤが関東以西に広く分布していると言われるが、まだここでは確認していない。時間の問題か。(9/18) 

月下美人

 月下美人の今年3回目の花が咲いた。先回の2回は野外で咲かせているので見逃してしまい、朝になって昨夜は見るのを忘れたと悔しい思いを味わった。
 今回は5個の蕾がつき、昨夜2個が開花し、同じ思いをした。
 今夜は又2個か開花の予定で、今夜こそはと待っていた。前線の南下で驟雨、7時50分に径20cmほどの見事な純白な花が芳香を漂わせて開花した。まさに月下美人である。
 明日の晩も残り1輪が開花してくれる。楽しみである。
 月下美人は中南米原産のサボテン科の温室鑑賞植物である。
 枝葉緑色、扁平でとげがなく縁は波状を呈する。夏から秋に直径20cmほどの芳香のある大きな白い花が夜開き、美人薄命と言われるが、2時間ほどで萎んでしまう。気温が低いと翌朝まで開いていることもある。
 花筒は細長く花被片より長い。花弁とおしべの数が多い。
 一夜にして燃え尽きる花の命の美しさと芳香にしばし魅せられる。(9/20)

オオミズアオ幼虫

 今年は気温が高く雨が少なかった所為かオオミズアオの幼虫が多い。
 写真はナナカマドの葉を食べるオオミズアオの老齢幼虫である。
 鱗翅目ヤママユガ科のガの1種である。
 開張100mm内外、青白色の優雅な大型のガで後翅は長く後方に突出する。
 幼虫はウメ、サクラ、カエデなどの木の葉を食べると言うが、今年はカエデ、ライラック、サンシュウ、カルミア、ナナカマドの葉を食べているようである。
 蛹で越冬し、成虫は年2回、春と夏に出現する。
 招かれざる客の一つである。
 ところで、台風17号が南方洋上にある様である。今後の進路は関東東方洋上通過の予想が立っている、秋雨前線とあいまって雨台風となるのか。結球し始まった白菜はどうなることやら、被害のないことを祈る。(9/24)

もったいない

 高校生になった孫娘が、夏休み妙義山に出かけ、秋の文化祭に向けて20号の油絵に挑戦した。
 小学校時代から孫達が使っていた二段ベットを個々のベットに買い換えたが、古いベットの処分に困った。
 と言うのも、ただ廃棄してしまうのはもったいない気がしたからである。そこで、分解して脇板は孫の油絵の額縁に再生することにした。
 油絵の額縁は二重になっているので面倒であるが、このたび完成した。
 孫にとっては20号の油絵は初めての大作、其の絵を入れる額縁は祖父自作の自分を育んでくれた忘れられない思い出のいっぱい詰まったベットの材料で、これ以上の記念品はあるまい。
 話は代わって、「もったいない」はプラネット・リンク編 マガジンハウス (本体952円)の本である。
 2004年ノーベル平和賞受賞者でケニア共和国環境副大臣のワンガリ・マータイさんが日本で見つけた言葉「もったいない」である。
 日本人が忘れていた精神とも言われる。
  私ども昭和一桁派にとっては染み付いて離れない言葉と言うより行動でもあるのだが、物の豊な時代に育った人々にとっては消費は美徳の錯誤があるのであろう。
 資源は無限ではない。
 ご飯は最後の一粒まで「ありがたく頂く」。 一台の放置自転車を処分するのに、一万円以上の税金が使われている、この「もったいない事実」。 「おさがり」は「ケチ」とは違う日本人のリュース慣習。 割り箸の使用量は、年間250億膳。其の木材の量は、家1万7千戸分に相当。・・・・・・
 一読に価する本である。(9/26) 

ジャコウアゲハ幼虫

ジャコウアゲハについては先に紹介した通りである。今回照会するのは誠にグロテスクな写真のようなジャコウアゲハの幼虫である。
 昼頃玄関脇の明り取り窓の防犯格子に黒に白い帯があり、体中に黒い突起のある奇怪な虫が這い上がっていた。
 アゲハ属の幼虫に比して背が高く、顕著な肉質突起を多く有し、いずれも斜め後方に向かう。
 臭角は橙色でアゲハ属のものより短い。
 食草はウマノスズクサ類であるので、なぜここに居たのか分からないが、それにしても滅多に見られない幼虫である。
 こんなグロテスクな虫にも、其の素姓が分かればなんとなく愛情が湧いてくるものである。(9/27)
 追記 (やはり、玄関より約20m離れた道路際のウマノスズクサに幼虫が発生していた。ここから蛹になるために来たものと確認できた。)

ナツアカネ

 9月10日頃から時々真っ赤なトンボが見られるようになった。
 水海道で見られる赤蜻蛉は4種居る。
 はねの先端が茶褐色に染まっている赤くならないノシメトンボが水海道で一番多いアカトンボです。4種の中で一番小さいのがマイコアカネです。アキアカネとナツアカネは良く似ていて共にアカトンボの代表です。
 アキアカネは夏の間は山地へ移動して過ごすと言うのがナツアカネと違う点です。夏に現れるのがナツアカネ、秋に現れるのがアキアカネと言う区別は誤りです。アキアカネは晩秋に赤く成熟して山から平地にもどってきます。
 ナツアカネは大人になると赤くなります。特に雄は全体に赤くなって目立ちます。秋に卵を産みます。顔まで赤くなり、アキアカネより小さい、下唇がクリーム色などの特徴があります。
 写真はナツアカネの雄で、現在ノシメトンボの飛び交う中で真っ赤に目立つアカトンボはナツアカネのようです。
 アキアカネの渡りの帰りは9月中・下旬ごろが最も盛んと言われるので、まもなくアキアカネの大群が見られるようになるのではないだろうか。(9/28)

ヒガンバナ

 ウメモドキの実が真っ赤に色づき、ムラサキシキブの実が宝石のような紫の光を放っている。この時期の実は緑の葉をつけているのでことに対照的で見事である。
 昨日は10月に入っての夏日と言うことで記録的であった。今年は暑かった所為かススキの穂が今出始めたものが多く、ヒガンバナの開花が珍しく彼岸を過ぎ、今も満開である。北極圏の氷の面積も観測史上最小になっていると言う。地球温暖化現象によるようである。
 ヒガンバナはマンジュシャゲ、ショウキズイセン、キツネノカミソリ、ナツズイセン、リコリスなどとも呼ばれ、ヒガンバナ科リコリス属の球根性多年草である。
 本州から九州の、田の畦、堤などに生える真っ赤な花のヒガンバナは古く中国なら渡来したといわれ、鱗茎は広卵形で黒い外皮がある。葉は線形で花の終わった後の初冬に出、4月に枯れる。
 秋の彼岸頃花茎を立て、数個の朱紅色の花を開く。
 6枚の花被片は細くそり、6本のおしべは長く突出する。
 日本に分布するものは3倍体で結実しない。
 球根にはリコリン、ガランタミンなどのアルカロイドを含み有毒であるが、去痰薬としても利用される。
 昔は救荒植物として鱗茎を水でさらして有毒成分を除き、食用としたとも言う。
 原種をもとに改良された色彩豊な花色の園芸品種も誕生している。これらは主としてリコリスと呼ばれているようである。
花言葉は「悲しき思い出」 (10/3)

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