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オミナエシ クラマゴケ ホウライシダ タニワタリ ヤブソテツ イノモトソウ
ヒメワラビ イヌワラビ シノブ スグリゾウムシ ひまわり畑 奥只見湖
ナガバノモウセンゴケ キクイモ ヒメアカタテハ ロボット タカサゴユリ
セイボウ ビカクシダ ツチスガリ キマダラセセリ 絵手紙 ベニバナサルビア
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秋の七草の一つオミナエシが咲き出した。
野山で自生のオミナエシは見られなくなった。
2−3年前栽培したことはあったが、種切れになっていた。
昨年の春、フウセントウワタの実を割って箱播きした。ところが一向に発芽しない。発芽をあきらめたころ、芽を出してきた植物がある。
もしかしてフウセントウワタではと大事に育てたが、どうも違うようである。
仕立て鉢や畑に植えて大事に育てたが、なんであるか分からず、花も見ることができなかった。
冬には地上部が枯れてロゼットで冬越しをしていた。
この春からの茎立ちによってオミナエシであることが分かった。
何処からどう種がこの箱の中に入ったかは不明で、いまだに釈然としない。
予期せぬ植物が何であるか長期間にわたって観察する結末となってしまった。
オミナエシはオミナエシ科の多年草で、日当りのよい山野の草地に生えていたが、今は見当たらない。
茎は高さ60−100cmに伸び、茎上部で分枝し、黄色い花を散房状につける。
湯浅氏によると「万葉集」に14首。その表記は娘子部四、美人部師(何れも「おみなえし」と読む)など様々である。
女郎花は見られない、『古今和歌集』で女郎花の表記が定着、20首も詠まれ、サクラ、ウメに次ぎ、マツと並ぶほどであると言う。
ただし、花の香りがたたえられるなど虚像化も進んでいる。
漢名の敗醤(はいしょう)が示すように、花には異臭があり、芳香とはほど遠い。
名前は姿がやさしいので、女の人(オミナ)にたといられたもので、エシの語源は不明である。
いずれにしても、咲き誇る鮮明な黄色の花は見事である。
淡けれど 黄は遠くより 女郎花 大久保橙青 (8/1)
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クラマゴケは日本全土の林地などに生えるイワヒバ科の常緑シダである。
「みつかいどうの自然」によると、水海道では坂野家の屋敷だけで確認されていると言う。
弘経寺の境内でも自生しているのを見ることができた。
坂野家の管理事務所の片岡氏は坂野家の庭園に繁殖を試みている。
私のクラマゴケは、東京池袋の重林寺庭園から頂いたものである。
天文24年(1555)建造の庚申板碑が客殿正面の庭にあり、その前にはクラマゴケが見事に生えて古い歴史を持つ板碑と対照的である。
クラマゴケ属は世界に700種とも言われ、常緑、根茎の宿根草である。
半砂漠地帯から熱帯雨林まで様々な場所に自生しているが、ほとんどは熱帯地方に見られ、いくつかの種は温帯や高山帯に分布している。
園芸植物としても、この仲間はグランドカバー、吊り鉢などに利用されている。
クラマゴケは鞍馬苔で、京都の鞍馬山で最初に発見されたことからの名前であることは先に述べた通りである。
園芸種は普通、冬季は加温が必要であるが、クラマゴケは自生地から分かるように越冬できる苔である。(8/3)
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ホウライシダはウラボシ科の常緑性多年草本である。
アディアンタムと園芸店では呼んでいる。
学名はカピッルス・ウェネリスである。
常緑性で、気温が−2℃になると落葉する。
根茎は短く匍匐する。葉は三角形で2又は3回羽状複葉、淡緑色で長さ70cm。扇形の小羽片が光沢のある黒色の葉柄につく。
高さ30cm、幅40cmである。
世界中の温帯、熱帯地方に広く分布している。
日本では伊豆諸島、四国、九州に自生する。
我が家では何時の頃からか温室内に居着いてしまったシダである。
学名のカビッルスは「髪の毛」ウェネリスは「美の神ヴイナス」の合成語で、葉柄の艶のある黒い美しさをヴイナスの髪の毛にたとえたものである。
和名の蓬莱羊歯は、台湾に自生が多いので台湾の雅名高砂に関連して蓬莱の名がついたものという。
名前に恥じない見応えのある羊歯である。(8/4)
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オオタニワタリはウラボシ科の常緑性多年草本である。
温室の中でもう何年生息していることか、環境が上手く適応しているようである。
オオタニワタリはタニワタリ、ミツナガシワとも呼ばれ、伊豆諸島、紀伊半島以西で九州までの温帯の湿った山林中に生える。多くは樹上又は岩上に生育する。
観葉植物としてもよく温室で栽培されている。
葉は単葉で、塊状の根茎から、放射状に出て、ごく短い葉柄を持っている。長さ40−120cm、葉面は長楕円状皮針形、基部はくさび形で先端は尖り、全縁で革質、表面は鮮緑色で強い光沢がある。
オオタニワタリは大谷渡りで、谷川や沢等の低湿地によく見かけ、しかも谷の中の樹上に多く、谷を越えつつある感じがするからであろうという。
ミツナガシワは御綱柏で、古名であり、古くこの葉を神事に使用したものである。(8/4)
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ヤブソテツはウラボシ科で、各地の樹林下、道端の石垣などに生える常緑の多年生草本である。
何時の頃からか、池の周りの石積みを初め庭のあちこちに生えている。
根茎は短く斜上し葉を束生する。
葉柄の下部の鱗片は長楕円状皮針形で先が鋭く尖り、黒褐色または、光沢のある黒色で、葉柄の上部に向かうにつれて小形になっている。
葉は洋紙質の革質で光沢はなく淡暗緑色である。
1回羽状に分裂し、長さは30−90cmある。
ヤブソテツは藪蘇鉄と書かれ、藪地に生えるソテツの意味で、生育地と外形がソテツに似ていることによる。
こじんまりと纏まっているので、来客が良く持っていく常緑の羊歯である。(8/5)
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イノモトソウはウラボシ科の常緑多年草である。
関東以西の人家の側、石垣の間、土塀の下、崖面などに良く生える。
根茎は短く横に這え、黒褐色の鱗片を密生する。
葉には2裂があり、根茎から束生し、高さは栄養葉が20−40cm、胞子葉では少し高く40−60cmになる。
葉柄は細長く、葉身とほぼ同じで、3稜があり、黄褐色で光沢を持つ葉身は乾いた洋紙質で、特徴のある羽状に分裂している。中軸には翼がある。
葉は集まって出て高さ10−25cm、数対の羽片からなる複葉で、羽片は狭い線形となる。
胞子嚢群のついたものは羽片の縁が折れ返って更に狭くなっている。
イノモトソウは井の許草で、井戸の付近に生える草の意味で、もと、井口辺草の漢名を当てたのでできた名前であるが、漢名は鳳尾草の方が正しいと言う。
近縁にオオバイノモトソウがあるがやや大型である。(8/6)
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ヒメワラビはウラボシ科の宮城県以南の山野に生える、落葉性草本である。
根茎は短く斜上し、接近して葉を出す。
ヒメワラビとはいっても葉は大型で長さ80−150cmと大きい。
葉柄は葉身よりも短く、粗大で淡緑色、滑らかで光沢がある。
基部には少数の褐色で三角状皮針形の鱗片がある。
葉は三角状長卵形、先が鋭く尖り、3回羽状複葉で葉質は柔らかい草質で淡緑色である。
和名のヒメワラビは姫蕨で、葉はワラビに似ているが細裂し、しかも薄くて弱々しい感じであるから姫の字が冠せられたのであって、小さいとか可愛いという意味でつけられた名前でないことは注意が必要である。
シダ植物は、葉に胞子嚢群をつけ、胞子で繁殖する植物である。
胞子は地面で発芽し、前葉体というごく小さい体になる。前葉体には卵と精子がつくられる。
周りに水があると精子は泳いで卵に達し、受精する。
受精した卵が成長してやがてシダの体になる。
花の咲かないシダ植物の面白い生態である。(8/6)
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イヌワラビはメシダ科の夏緑性のシダである。
庭のあちこちに生えて大変困っている植物である。
根茎は地中を横に這い、葉柄の基部と共に赤褐色で皮針形の鱗片をもち、ややまばらに葉を出す。
葉は長い柄があり、柄の長さは30−50cmぐらいで柔らかい。
葉身は草質、2回羽状複葉である。
イヌワラビは犬蕨であって、犬の字が冠せられている植物は多い。
犬には気の毒であるが、犬の字は普通にあって利用価値がないことを意味している。
したがって、何処にでもあって利用価値のないワラビの意である。
個体数が少なければ観葉植物として価値が出るのかもしれないが、あり過ぎること、繁殖しすぎることによって雑草として処理される哀れな植物である。(8/6)
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シノブもシダの仲間である。
茎をしんに巻きつけて「しのぶ玉」を作り、風鈴を下げて軒下に飾り、涼を求めるのも江戸時代からの夏の風物のひとつであった。
クーラーに涼を求めるようになって味気なくなった感がある。
シノブは本州から沖縄の山地の岩や樹幹などに生えるシノブ科のシダである。
ふつう夏緑性で、淡褐色の鱗片を密生した径5mm内外の根茎が長く這い、葉をまばらに出す。
葉は厚く、光沢があり五角状卵形で数回羽状に細かく切れ込む。
シノブの名は、忍ぶ草の略であり、これは、このシダが土がなくても生育するため、土がないのに耐え忍ぶというわけで、植物は土を必要とするという前提に立って付けられた名前である。
そう言えば、家のシノブも二十数年に渡って黒木(溶岩)の石組みに張り着いて生育している。(8/7)
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衣服についてスグリゾウムシが室内に持ち込まれたのを見つけた。
スグリゾウムシはゾウムシ科の昆虫である。
体長6mm、黒色で、体表は褐灰白色鱗片におおわれ、上翅の中央直前と直後に暗色鱗片による横帯がある。
上翅は長さと幅が等しい。吻は短く、触覚は吻の横につく。
成虫は雑食性で、スグリやミカンの葉等を食害する。
雌のみで繁殖し、雄は知られていない。
幼虫は土中で根を食べる。
日本全土に分布している。
写真は10倍の顕微鏡での撮影である。
昨日はナナフシが家の壁に止っていた、身近にいろいろな昆虫がいて、それぞれの生活をしていて面白い。(8/7)
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台風10号が四国に上陸し、本州縦断の予報の9日、新潟県魚沼郡津南町のひまわり畑を訪れた。
関東は朝からときおり強い雨があり、風も強い。
台風の進路に近づくのであるからひまわり畑を見るのは無理であろうと考えていた。
しかし、新潟に近づくにしたがって風も雨もなくなってきた、午後一時現在の台風は岐阜県あたりにある。
3時ごろ新潟沿岸の予定というのに雨も風もなくひまわり畑を見ることができ、その上迷路に挑戦できた。
観光客で込み合うこともなく、雲は多く雲あしも速いが暑くなく絶好の条件であった。
津南高原ひまわり畑は約4haの広さで、30万本と言われる大人の背より高いひまわりが満開であった。
畑の中には迷路が作られていて、中に入るとひまわりの太い茎と、バリバリした毛のある大きい葉と、大人の顔以上もある黄色の大きな花のほかは何も見えない。
ただよく見ると、ひまわりの花は全部同じ方向をむいて咲いている。太陽も見えずしかと確認することはできなかったが、たぶん南を向いているのだろうと推測する。
行き止りは作ってなかったが、それでも通路以外は太く粗い毛のある茎が隙間なく立っていて通路以外は通れない。一瞬、上手く出られるかなという不安がよぎる。
ひまわり畑の迷路は上手い取り合わせであることを体験した。
宿について台風らしい雨と風があったが、台風が弱まっていたのでそれほど気にかけないですんでよかった。(8/9)
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今朝は台風一過、静かな夏空が戻ってきた。
あきらめていた奥只見湖に向かった。
天気は上々、夏の日差は強く、家内は日傘をさして歩いている。
奥只見湖一周の遊覧船も運航されていて、湖上から秘境の山々を望むことができて、しばし、世俗を離れて自然と対峙することができた。
奥只見湖は只見川本流が奥只見ダムにより堰き止められ、銀採掘で知られる銀山平が湖底に沈んで生まれた日本一の人造湖である。
ダムは1960年に完成した直線重力式コンクリートダムである。
総貯水量6億トンで、有効貯水量4億6千万トンである。
最大出力56万kWの地下水力発電所がダムの右岸川底から約40mの地下にある。
ダム建設のための工事用資材運搬道路は、現在改良されて全長22kmの奥只見シルバーラインとなっている。
そのうち18kmがトンネルで、以前は舗装も悪く有料道路であったが、今は県道で舗装もよく、その上無料となっている。
台風禍もなく、ダム水位も上がり遊覧船も運航され、観光客もまばら、ゆとりを持ってダム見学ができてありがたかった。
その裏側で、10号台風の被害、そして、被災者も報道されている。心からお見舞い申し上げます。。(8/10)
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立秋も過ぎたいま、我が家のコウショッキ(紅蜀葵・モミジバアオイ)が真っ赤な花を咲かせ始めた。夏の太陽に映える花であるが今年は遅れて咲いた。
オミナエシやシュウカイドウも満開である。
ヤクシマススキの花も出揃っている。
食虫植物のアフリカナババノモウセンゴケの花も咲き出した。
南アフリカ原産の食虫植物の代表であるが、湿地帯に生育する植物なので、鉢の受け皿に水を張って日の当たる戸外で管理してきた。
ゼンマイの様に巻いた花茎の先についた花穂の下の部分から、濃いピンクの花が開き出したのである。
まだ数本の花茎が伸びつつある。
しばらく珍しい花を楽しめる。
ちなみに、葉は虫を捕まえると逃げられないように、とてもゆっくりと丸まります。酵素で虫のたんぱく質を分解して栄養としているため、食虫植物には肥料はいらない。(8/12)
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キクイモの花が道端に見られる。
キクイモはキク科の多年草である。
北アメリカ原産で荒地や山麓などに生え、茎はざらつき、高さ1.5−3mになり、枝先に径6−8pの黄色の頭花をつける。
舌状花は頭花の周りにつき、中の方は管状花をつける。
ヒマワリの仲間であるが、地中には芋ができる。
寒地でもよく育つ。
日本には明治のはじめに渡来したと言われ、第2次大戦時代に栽培され全国に広がり、現在では野生化している帰化植物の一つである。。
戦争末期航空燃料の不足を補うため、キクイモからアルコールを造った。芋の炭水化物にはイヌリンが多く、漬物にするとコリコリとして美味しい。
芋は北アメリカ先住民が利用した野菜で、家畜の飼料や煮物、天ぷら、漬物などに使われるが、戦時中を除き栽培は盛んでない。
キクイモの名は、菊に似た花で芋ができることによる。(8/17)
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8月も半ばを過ぎようとしているのに梅雨のような気圧配置で、気温も20度以下、しばらく太陽を見ることもなく東北をはじめ冷夏の心配が本当になってきた。
アブラゼミもようやく鳴きだした感じで、庭先にはカブトムシが落ちて逆さになってもがいていた。
ブルーサルビアの花にヒメアカタテハが止って吸蜜していた。
比較的近くでカメラに収めることができた。
ヒメアカタテハはタテハチョウ科の蝶でアカタテハよりひと回り小柄である。
ヒメアカタテハは世界中に分布するが、日本ではアカタテハより少なく、秋に数を増す傾向がある。
アカタテハが提督なら、ヒメアカタテハは貴婦人である。
暖かい色ばかり織り込んだ美しい羽根をもっている。
幼虫はハハコグサ、ゴボウ、アザミなどのキク科植物を食草としている。
暖地では特定の越冬態がないが、東京以北の寒地では越冬できず、成虫が毎年暖地から飛来する。
ヨーロッパでは北アフリカから地中海を渡って飛来してくるので有名である。(8/19)
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日本科学未来館では技術革新と未来の分野で、様々なロボットを紹介している。
日本のロボット研究は世界の最先端を走っている。産業用ロボットは勿論、人間の形をした「ヒューマンノイド」の分野においてもその成果は著しい。
ロボット展示ゾーンでは、画像認識のための「画像処理の仕組み」、誤差を抽出して必要な修正を加える「ロボットが動く仕組み」、「ロボットの知能と学習」などの最先端技術に触れられる。
右の写真は「大江戸からくり人形」である。
中二の孫娘が上野の科学博物館で求めてきて組み立てたものである。
1796年に土佐のからくり師・細川半蔵が書いた唯一のからくり指南書「機巧図彙」に基づいて復元されたものである。
お茶を運び、空の茶碗を下げていく、ゼンマイ動力の自動人形である。江戸時代のロボットである。
組み立てながら、その機巧に、弾性、回転運動、回転運動から平行運動への変換、制御機構、摩擦力、振り子、様々な運動の伝達方法などの組み合わせ利用で出来上がっていることを学んだようである。
忘れられがちな、いろいろな物理の法則が実際に上手く取り入れられていることを体験したに違いない。大切なことである。(8/19)
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ユリはユリ科の植物で、北半球に100種が分布している。
日本には15種自生するが、観賞価値の高い種が多く、園芸品種の大多数は日本産のユリの血をひいている。
写真は昨年種を蒔き、今年開花した一株である。
種類はタカサゴユリで、原産地は台湾である。
葉は多数からなり、長さ8−20cmの濃い緑色で直線的な幅の狭い槍形でまばらに散在し、頂芽に向かって上向きに配列する。
非常に細くしなやかな印象を与える花は長さ12−20cm、強い芳香を持つトランペット型の白い花である。
花弁はアサガオ型に展開して先端を多少反り返らせる。
晩夏から初秋に開花するユリである
子供の頃は、よく林の中で山百合が咲いていたのが印象的である。
今は林の中に山百合を見ることはできない。林の手入れがされず環境が変わっていること。乱獲などによって種がなくなっていることによるようである。
庭先に白いユリの花が見えることもあるが、カサブランカ(オリエンタル・ハイブリット)やテッポウユリであることが多い。
あの山百合の花が懐かしく思われる。(8/23)
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セイボウは膜翅目セイボウ科の昆虫である。
セイボウと言うと何かと思われる。
セイボウは青蜂と書かれる。こう書くとおおかた見当がつくであろう。
小さく綺麗な蜂の仲間である。
処暑になって初めて今年は夏本番になった感じである。
35度の暑さに負けたのか、カブトムシ、シオカラトンボ、セイボウが庭先に落ちていた。
ミドリイツツバセイボウもその一つである。
体長9−11mm、緑または青緑色で光沢が強く、頭頂単眼の付近・頚部・中背・中胸中央部は紫黒色で、第2背板基部側は緑、第3背板の周縁と中央部はすみれ色。第2背板後方の両側には金銅または金紅の斑紋を有する。尾端に5歯を備える。
我が国では、ルリジガバチに寄生する蜂である。
セイボウ科は他に日本では数10種あり、赤、青、緑、紫など金属光沢が強い美しい種類ばかりで、単独生活をするハチ類の巣に寄生することが多い小さなハチである。
普段はあまり気付かないこんな蜂が身近で活動していることに気ずく。(8/25)
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ビカクシダは麋角羊歯で鹿の角状の羊歯の意である。
ウラボシ科のビカクシダ属の常緑着生シダである。
15種以上あり、短い地を這う根茎をもっている。
ほとんどの種はアフリカ、アジア、オーストラリアの温帯雨林や熱帯雨林に自生する。南アメリカに自生するものも数種ある。
主に優美で繊細な人目を引く葉のために栽培される。
コウモリランとも呼ばれ、観葉植物として温室で栽培される。
裸葉(栄養葉)は緑色で、根茎を覆うように皿状で樹幹に重なり合って密着し、そこからシカの角状の先の分岐した、胞子をつける実葉(胞子葉)を束生する。
裸葉は緑から茶色の鹿の頭のような色に変化する。
実葉はやや白色を帯びた緑色、裏面に綿毛が密生している。
非耐寒性で、最低2℃または7℃の温室で栽培する。
温室では寒冷しゃを通した光で育てる。
私は直射日光の当たらない、温室の下段に置いて栽培しているが生育は順調である。(8/27)
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ツチスガリはカリウドバチの仲間でジガバチ科の昆虫である。
北海道から奄美に分布し、体長は7−14mmと小型である。
コハナバチ類を専門に狩る。
日当たりの良い芝地の土の中などに巣を作る。
庭の芝の中で生活しているのであろうか、
本題はツチスガリではない。
先に「木陰」のページで紹介したサラセニアの食虫植物としての虫を消化する様子を話したかったのである。
午前9時ごろサラセニアの根出葉の先端が一部ふた状に広がる筒の中にツチスガリが落ちて這い出そうと筒の内面を登るが滑って登れない。
昼近くには筒の底に動かなくなっていた。(写真はサラセニアの筒の中のツチスガリ)
午後4時ごろに見ると筒の底に虫の頭ぐらいの黒いものしか見えない。
底にたまった酵素を含む液で消化吸収されてしまったようである。
13mm程度のツチスガリであったが、こうも短い時間で消化されてしまう事は知らなかった。驚きの一語につきる。
湿度が高く、痩せた土壌で日当りのよいところに育つ食虫植物は、葉緑素を持ち、炭水化物栄養については光合成を行って独立栄養を営み、窒素、リン、カリの栄養素を虫に依存すると考えられている。
それにしてもすばやい消化能力である。
食虫植物を育てる時に虫の代わりにチーズの小さなかけらを与える事もあるが、虫がいなければ彼らの栄養源として必要なことであろうとうなづける。(8/29)
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菜園のウドの葉にキマダラセセリが止っているのを見つけた。
早速カメラに収めた。
キマダラセセリは鱗翅目セセリチョウ科のチョウである。
セセリチョウは全世界では3000種、日本には40種近くがいると言う。
キマダラセセリは黄色っぽいまだら模様のチョウである。大きさは13−17mmで、北海道から九州に分布している。
平地の林の周辺に生息し、山地には少ない。
年2回発生し、6月と8−9月に見られる。
花から花へ敏速に飛び回り、暖かい地域では普通に見ることができる。
幼虫の食草はススキなどのイネ科植物である。
キマダラセセリは羽を半開きにして写真のように止るので、羽の模様もよく見える。(9/4)
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S氏から残暑見舞いを頂いた。
表下段には残暑見舞いと用件が手短に温かくしたためられている。
この頃絵手紙を始まったようで、和紙の狭いはがきの紙面一杯に茗荷が溢れて書かれている。
緻密な観察、色彩も含めた描写力共に素晴らしい。
絵の空間を埋めた短い文章、共感を呼ぶありのままの高い感受性、朱色の落款を交えた紙面全体の構成、ぬくもりと厳しい目を感じさせる。
市の生涯学習センターでも絵手紙講座が開かれている。
先日、横浜の従兄弟を訪ねた時、奥さんが絵手紙を描いていて、沢山の作品を見せて頂いた。
周囲の皆さんが、見事な趣味をもち、それに打ち込んでいる姿に敬服する。
私にもあんな絵が描けたらと羨ましくなる。
生涯学習の時代、思うだけでなく、何かを始めることが大切であることを感じる。(9/5)
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ベニバナサルビアを昨年栽培したため、今年は、こぼれ種でひとりでに生えて花をつけている。
栽培した昨年より、こぼれ種で発芽し開花した花は、一段といじらしく可愛いものである。
サルビアは熱帯、亜熱帯を中心に900種以上が分布している。
以前はサルビアといえば、真っ赤なスプレンデンス種をさしたが、今では非常に多くの種や品種が出回っている。
今日紹介した種はサルビア コクシネア種で普通コッキネアと呼ばれている。和名はベニバナサルビアである。
直立性、低木性一年草または宿根草で、葉は円形から心臓形、きょ歯縁、有毛、濃緑色で長さ6cmである。
夏から秋に柔らかい桜紅色の長さ2cmほどのほっそりした花弁の花を、頂生する尾状花序に開く。
原産地は熱帯アメリカである。
写真は赤色花のベニバナサルビア”レディイン レッド”である。
スプレンデンス種より可憐さを漂わす花である。
花それぞれに個性があって見る人を飽きさせない。(9/7)
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