デージー   シュンラン   シロバナタンポポ   クリスマスローズ   イヌノフグリ
 
キジバト観察記   ユキヤナギ   トサミズキ   ホトケノザ   ヒメオドリコソウ
 
鍵盤カバー   桜開花   サンゴシトウ   アシブトハナアブ   アンドロサケ
 
技術とは   ヤブツバキ   桜の花に雪   初めての仕事   クサノオウ

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デージー

 デージーが咲き出した。
 菅生沼に24年ぶりにマガンが飛来したと言う厳しい寒さの中で、庭先を彩ってくれたハボタンもヒヨドリに啄ばまれ、春の花と植え替えの季節となった。
 この頃は、野菜畑のブロッコリーの葉に始まって、現在はホウレンソウがヒヨドリに啄ばまれ野菜農家も困っている。
 我が家の草花の周期は、ハボタンの後、パンジー、デージー、ワスレナグサ、気温が上がってくる頃にベコニヤ、そしてポーチラカからパンジー、ハボタンと戻る。
 デージーはキク科ヒナギク属で、ヒナギク、エンメイギク、チョウメイギクとも呼ばれ、よい和名が付いている。
 西ヨーロッパが原産地で、ヨーロッパに広く分布し、古くから人々に親しまれてきた花である。
 属名のBellisは美しいと言う意味で、多くの園芸品種がある。
 花の色も白、ピンク、紅色から絞りまで豊富で、舌状花にも平弁と管弁があり花も多様である。
 暑さに弱いので一年草として扱われているが、夏の涼しい地方では多年草となっている草花である。
 写真はデージーの中でも花冠が管状になる品種の”エトナ”である。 (3/15)

シュンラン

 何十年前になろうか、近くの林の中にはシュンランが沢山自生していた。
 子供の頃は、ジジババと呼んでいた。花の姿が年寄りの腰の曲がった形に似ていたからであろう。花を摘んでは、二つの花を引っ掛けあって花相撲をして友達と遊んだものである。
シュンランはラン科の植物で、雑木林などの明るい林内の乾いた場所を好み、コナラなどの大きな根株の元の雨のかからない場所に良く自生していた。
 他のランより早く咲くことから春蘭の名がついているが、漢名の春蘭は本種より香りの強い「中国春蘭」である。
 シュンランは別名をホクロとも呼ぶ、これは唇弁に暗赤紫色のホクロのような斑点があることによる呼び名である。
 本州、四国、九州に分布している。
 築山の南側の半日陰で繁殖しているが、生育条件が良くあっているものと思われる。
 開発と乱獲によって現在では山林では見られなくなった蘭である。 (3/15)

シロバナタンポポ

タンポポと言えば右側の黄色のタンポポである。
 この写真のタンポポも在来の関東タンポポではない。帰化植物のセイヨウタンポポである。
 セイヨウタンポポはヨーロッパ原産のキク科の多年草で、明治の頃に渡来し、今では全国各地に普通に分布している。総苞外片が反り返るのが特徴である。
 花は春が多いが、ほとんど年中見られる。在来種に比べて舌状花の数が多い。
 在来種はこの辺ではほとんど見られなくなってしまった。
 そんな中、市内でも五箇地区に分布していた珍しいタンポポにシロバナタンポポがある。
 関東から西の地方に広く分布し、全体に大柄である。
 頭花の舌状花冠は白色、タンポポ類で黄色でないのは本種のみである。総苞外片はやや開き、先に突起がある。
 写真は我が家で栽培しているシロバナタンポポである。
 見たことのない人が多いようである。  (3/16)

クリスマスローズ

 ヨーロッパ原産のキンポウゲ科クリスマスローズ属の多年草である。
 数十年前に種苗会社から取り寄せて栽培したが、種をきらし、この頃手に入れた植物である。
 12−3月の冬季に開花するのでこの名がある。
 本来クリスマスローズと呼ぶのは、ニゲル種で、12月末頃から開花する。
 日本では春咲きのレンテンローズ(オリエンタリス種)を混同してクリスマスローズと呼ぶことが多いと言う。
 どの種も排水がよく適度な水分と肥沃な土壌で、半日陰での栽培が良い。
 原産地はヨーロッパ南部ー西部、西アジアである。
 クリスマスローズは根にステロイド、ヘレブリンなどを含み強心作用があると言う。
 民間薬としても栽培利用されている。
 クリスマスローズはその黒い根に魔力があると信じられ、古代ギリシア時代には狂気をなおす霊薬の一つに数えられ、また、頭を良くする薬として当時の劇作家や哲学者が服用したとも言われる。
 花言葉は「私の不安を救いたまえ」である。
 あまり派手な花ではないが、花の少ない季節に咲くので愛されている。  (3/16)

イヌノフグリ

 春の日を浴びて陽だまりにオオイヌノフグリが青紫色の花をびっしりと開きみごとである。
 思えば中学生時代、故人となられた生物担当の木村信行先生が、野外生物観察の折、オオイヌノフグリをユーモアたっぷりに教えて頂いた。
 イヌノフグリとはイヌの陰嚢、イヌノフグリの果実はそれとそっくりであることを教えられ、大笑いの中に印象的に覚えた野草である。
 植物に興味を持つようになったのは木村先生との出会いがあったからで忘れられない。
 イヌノフグリはゴマノハグサ科の植物で、在来種である。
 写真はオオイヌノフグリでヨーロッパ原産の越年草である。茎は根際で枝分かれし、地表をはって四方に広がる。長さ10−40cmにもなる。
 花は花径8−10mmで一個づつ付け、花期は3−5月である。
 道ばた、空地、野原で見られる可憐な花である。 (3/16)
 

キジバト 子育て観察記

観察記 タイトル 雛に給餌の時間 健やかに巣立った雛鳥
 
 キジバトはハト目ハト科の鳥で、デデッポッポとのんびり鳴く中型のハト類でヤマバトの呼び名もある。
 ウラルおよびパミール以東のアジア大陸に広く分布し、日本では北海道から沖縄の先島諸島まで分布し、ヒヨドリとともに日本では最も分布の広い鳥である。
 家の周りの木蓮や月桂樹など、庭木にもよく営巣して雛を育てている。
 温帯産の鳩は1腹2卵で、雌雄交代で14−30日ほど抱卵する。
 繁殖期は2−11月とほぼ一年中繁殖し、年3回の繁殖を行うものも少なくない。
 ここに紹介する「キジバト 子育て観察記」は常総広域フィルムライブラリー主催のビデオ講習会修了者の有志で、自主構成された常総ビデオクラブ員の鈴木正巳氏の作品である。
 キジバトの一番子であろう、今年は雪の多い年であるが、雪の中での育雛まで細かく撮影し、16分の作品にまとめている。
 2台のデジタルビデオカメラを駆使し、長期間に渡る撮影から、コンピュータで高度な処理を取り入れ、デジタル編集した力作で、見事な出来栄えである。
 たかが鳥の子育てと簡単に片付けられない、雌雄の親鳩の雛鳥にそそぐ愛情、細やかな配慮までが画面いっぱいに溢れている。
 「子育て」の大切さを、是非多くの人たちに見て頂きたい貴重な感動の記録ビデオである。
 山鳩についての俗説を一つ紹介する。
 「鳩不幸」の昔話によると、かつて人間であったとき、山鳩は親不孝な息子であった。
 飢饉の折に食物を届ける途中で道草をし、父親を餓死させてしまった、それで悲しさのあまり山鳩となってデデコッケー(父よ粉食え)と鳴くのだと言う。悲しくも面白い話である。

ユキヤナギ

 暑いも寒いも彼岸までと言われる。
 明日は春分、四月半ばの陽気となり、池の錦鯉も冬眠から覚めて池の中を泳ぎまわっている。
 ユキヤナギも咲き出した。ユキヤナギはバラ科の落葉低木である。
 漢字では雪柳と書き、細いしなやかな枝が柳のように弓なりに曲がり、その枝いっぱいに純白の花が咲いて見事である。
 遠くから見ると柳に雪が積もったように見えることからの名前であろう。
 貝原益軒の「花譜」(1694)にも載っているので、そのころから園芸植物に利用されていたようである。
 別名をコゴメバナ(小米花)とも呼ばれる。俳句などではこの名を使っているようであるが、八重咲きの良く似た植物にシジミバナがあり、この古名にもコゴメバナの名があってまぎらわしい。
 葉は花が満開になる頃伸びてくる、質は薄く、縁に鋭いぎざぎざがあり、秋には紅葉する。
 関東地方以西、西日本にはかなり自生しているが、耐寒性のある樹性の強い木である。実生の苗が庭のあちこちにひとりでに育っている。
 わずかの暖気で開花する性質をもつことから、12月から3月の室温を17−18度に2週間も保ってやれば花を早く咲かせることが出来るのも面白い。 (3/19)

トサミズキ

 さきにヒュウガミズキを紹介したが、同じマンサク科のトサミズキ属の落葉低木である。
 本州の福井県から京都府、兵庫県にかけて分布するヒュウガミズキは本種に比べて全体に小型で、花の「かんざし」も短くヒメミズキとも呼ばれている。
 トサミズキは土佐水木と書き、早春、新葉が出る前に、淡い黄色の花を稲穂のようにたらす。下向きに咲く香気のある花は7−8個集まって「かんざし」のようであるが、花びらは開ききることはない。
 原産地は日本で、土佐(高知県)高知市付近の蛇紋岩や石灰岩地に自生するので、この名がある。
 葉はやや厚く卵円形で、つけ根は心形、葉の裏や柄などに毛が多い。
 性質が強く、成長が早いので、庭木や生花用に利用されている。
 我が家では最近になつて植栽した木である。
 花期はヒュウガミズキより少し早いようである。 (3/20)

ホトケノザ

 暖かさに誘われアセビ、ヤブツバキ、ヒイラギナンテン、スイセンの花が目立つ、そう言えばサクランボの蕾も膨らんでまもなく開花であろう。
 愛犬と朝の散歩の道端で、綺麗に咲いているホトケノザと出会う。
 見慣れた野草であるが、よく見ると園芸植物に劣らない魅力を秘めている。
 ホトケノザはシソ科の越年草である。茎は根ぎわで何本にも分かれて群って立ち、葉は対生で、上部では柄がなく段状に茎を抱くようにつく。
 節ごとに唇形花を輪生するが、閉鎖花もある。
 ホトケノザは春の七草に入っているが、牧野博士は「植物記」(1943年発行)に次のように記している。
 「唇形花(シソ科のこと)にホトケノザという草があるが、これが七草でいうホトケノザではない。また小野蘭山という学者はムラサキ科のタビラコ(キュウリグサのこと)をホトケノザに当てているが、これも間違いである。試しに食べてみたがなんともマズい。
とても摘み草にするようさ代物ではない。では本物は何かというと、それは田に見られるキク科のタビラコ(コオニタビラコ)である。
 根生葉を広げた形(ロゼット)から田平子といい、また仏の台座にたとえたのであろう。」
 いまは、この説が一般的になっている。
 いろいろと話題があるものである。  (3/20)

ヒメオドリコソウ

 ヒメオドリコソウはシソ科の野草である。
 ゲートボール場の空地や道ばたでよく目に付く。
 オドリコソウが花の様子を輪になって踊る踊り子に見立てたものから、小さなオドリコソウの意味で名づけられたものである。
 ヨーロッパ原産の越年草で、茎の上部の葉が赤みを帯びる。
 葉は小じわが多く、上部の葉の脇に淡紅色の唇形花を輪状につける。(写真左)
 田の畦にはタネツケバナが白い花を咲かせている。
 タネツケバナはアブラナ科の野草で、水辺に生える越年草である。
 若い葉はゆでて食べると、辛味があって美味しい。
タネツケバナの名前の由来は種漬花で、苗代を作る前、種籾を水につける頃に花が咲くことによるという。
 北海道から沖縄に分布し、稲作文化の中でつけられた名前である。(写真右)
 春先の散歩道はいろいろの花々と出会えて楽しいものである。(3/21)

鍵盤カバー

 ピアノカバーに続いて、鍵盤カバーの刺繍を藤代の奥さんから戴いた。
 図柄はダックスフントの二匹のお友達か、長い胴に素晴らしい刺繍の胴着をつけている。
 二匹の間には綺麗な木の葉が円を作って舞い、上の方から数片の木の葉が舞っている。
 ピアノカバーと対の鍵盤カバーである。
 孫たちは大喜びで、部屋の中が一段と明るくなった。
 細かな刺繍で材料は言うまでもなく、仕上げるための技術と努力は並大抵ではあるまい。
 出来上がるまでに三ヶ月かかったという。
 勤めの傍ら、暇を作っては制作に没頭しての成果である。
 一針一針に精魂と愛情がこもり、出来上がった作品は手放したくないという、その心情は制作したものでなければ本当の気持ちは分からない。
 そのために人にあげる場合は同じものを二つ作るという。
 またしても感謝の念が湧き立つ。
 ありがとうございました。大切に使わせて頂きます。
 世はまさに生涯学習時代、好きなものに打ち込んでいれば、疲れを忘れられるという。幾つになっても、本当に打ち込める何かを持つことは生きる喜びと若さを保つ秘訣のようだ。

桜開花

  5月中旬の陽気とか、気温の上昇とともに桜前線が動き出したことをTVは報じている。桜といっても染井吉野で愛媛県宇和島の桜開花基準木の話である。
 東京の開花基準木は靖国神社にあり、26日頃の予定である。
 しかし、我が家の桜も咲き出した。桜といっても、染井吉野ではない。サクランボの桜である。
 サクランボの花は小ぶりであるが開花の時期は早い。
 山形のサクランボのようには大きくならないが、見事に桜桃が稔る。
 実は小さくてもサクランボはサクランボ結構美味しくいただける。
 毎年一、二度収穫するとそれで終わりである。
 大半は、色づき始めたのを目ざとく見つけて、集団で襲来するヒヨドリとムクドリのつかの間の食料である。
 白木蓮も沈丁花も木瓜の花も咲き出した。ボタンの赤い芽も伸びだし、蕾を覗かせている。
 寒い厳しい冬から開放されて、自然は一斉に活動し始まった。 (3/22)

                        

サンゴシトウ

 夏から秋にかけて珊瑚のような色鮮やかな南国的な花が咲くサンゴシトウ、今年も温室で咲き出した。
 サンゴシトウはマメ科デイコ属の落葉低木でヒシバデイコとも呼ばれる。
 サンゴシトウは漢字では珊瑚刺桐と書き、珊瑚のような真っ赤な花と刺のある枝を見れば名前の意味がわかる。
 落葉低木といっても、温室内では落葉しない。
 アメリカデイコとエリスリナ・ヘルバケアの交配種である。
 花びらは蝶形花であるが、花の旗弁が筒状になり、開ききらないのが特徴である。
 デイコよりやや耐寒性があり関東南部以西ー沖縄で栽培されている。
 南国ムード溢れる花である。 (3/23)

   

アシブトハナアブ

 3月26日(月)、天気曇、pm1:00、気温16℃、湿度70%。雨のph5.4(酸性雨)。
 暖かい陽気にサクランボは満開、レンギョウ、ヒュウガミズキ、ユキヤナギ、ボケの花も咲き揃い、ツバキも色とりどりの花を見せている。
 昨日からの雨も上がったが、気温は少し低めである。
 何処から来たのか、廊下のレースのカーテンにアシブトハナアブが羽を休めている。
 双翅目、ハナアブ科の昆虫である。
 ハナアブ科は小型から大形まで、細長いものから太いものまで種々の形状のものを含む大きな科で、亜科の数は21にも及んでいる。
 幼虫はすこぶる変化に富み、生活様式もいろいろで、形の上から四つに分けられていて興味を引く。
 アシブトハナアブは体長12−14mm、翅長10−12mm。黒色。顔面の中央隆起部は裸体で、光沢ある黒色である。
 写真は雌であるが、雌雄とも後肢脛節は著しく太い。
 日本全土から中国に分布している。
 ハナアブ類は、花に集まり、花の蜜を吸うので花粉の媒介に有用であるばかりでなく、幼虫時代にアリマキやカイガラムシを捕食する種類もあって、人生とは深い関係のある科である。
 花の季節、これからハナアブたちの季節である。  (3/26)

アンドロサケ

 昨年家内が鉢花で購入した植物である。
 名前はスターダスト(星屑)と言う、確かに満天の星を思わせる白い花につけた名前は良く当たっているが、この花には失礼に感じる名前である。
 秋に種を取り、蒔いたところ良く発芽し、戸外でロゼットで越冬して花を咲かせている。
 正しい名前はアンドロサケ・カルネア・ブリガンティアカである。
 アンドロサケはアンドロサケ属(サクラソウ科)である。
 この属はヨーロッパを中心にアジア、北アメリカの温帯に100種が分布する多年草であるが、1年草や2年草もある。
 葉は単葉で、ほとんどが根出するか、茎葉をつけ単生する。萼は5裂し、花冠は漏斗状か高盆状で先は5裂している。花冠裂片の先端は円形であるものが多いという。
 カルネアはサクラソウ科の中でもっとも変種が多く、アルプスからピレネー山脈まで分布が広く変種がいくつかあると言う。
 その一つが、アンドロサケ・カルネア・ブリガンティアカである。
  この種はコティエンヌ・アルプス原産で、葉の幅が基本種よりやや広く、花色は通常白色である。
  今年もこれからしばらく観賞できる花である。  (3/27)

技術とは

 「技術とは」ものの溢れる時代とない時代では変わってくるのだろうか。
 使い捨ての時代の附けが廃棄物処理の大きな問題として人々の生活の上に圧し掛かっている。
 集落センターのコロンビア製のレーザーデスクが故障してしまった。コロンビアのサービスセンターに修理を依頼したところ、部品保存期間も切れているので交換基盤はなく、基盤の部品を交換して修理をして頂いた。
 一方、孔版印刷機のメーカーに印刷機の修理を依頼したところ、ローラーが減っているので交換すればよいが、部品保存期間が過ぎているので部品がなく修理できないと言う。
 我が家のピアノは娘、孫2代に渡って使っている。
 八重洲ピアノで購入し、地元での調律が出来るようになったので調律を依頼した。
 調律師、曰く、「ピアノも古く、弦も錆びているので、無理にやると切れてしまう。」と使用の限界を宣言された。
 その後、同じ地元の田岡ピアノ調律師にお願いしたところ、特に心配もなく長年に渡って定期に調律を戴きながら使用している。
 ピアノ教師も、知人も、他のメーカーの上位機種より音が良い、グランドピアノのような音がする、当たったピアノだなと言う。
 技術者とは、いろいろな条件を乗り越えて、そのものの能力以上の力を発揮させることも出来る人を言うのではないかとつくづくと思う。

ヤブツバキ

オトメツバキ ホトトギス アラジシ ヒカルゲンジ
 
 今年はツバキの花つきが良い。
 冬の寒さが厳しく、彼岸頃から急に暖かくなり、4月から5月の気温になる日が続いたためか、木々の蕾は一斉に膨らみ咲き出した。
 リンゴも桜もではないが、桃も桜も一緒に咲き出した感じである。
 左のツバキはヤブツバキである。別名をヤマツバキとも言う。
 ツバキを分類すると、変種としてヤブツバキとユキツバキがあり、その中間的なユキバタツバキがあって、さらに品種としてリンゴツバキがある。
 5種の写真は一重咲き、八重咲き、千重咲きと異なり、色も違い、斑の入ったものもあるが、どれもヤブツバキに分類されるものばかりである。
 ツバキは日本書紀に、豊後で土蜘蛛を征伐したときにツバキの木が出てくる。古くは海榴と書き、海石榴市すなわち椿市の名が出てくる。
 万葉集には多く詠まれており、当時は都婆枝、都婆吉と書かれている。
 椿の字は、のちに日本で作られた和字であり、春に咲く木として椿という字が生まれたという。  (3/29)

桜の花に雪

 桜が三分咲きになった常総環境センター隣の白寿荘に、朝からの小雨の中地域の婦人部の皆さんで花見に出かけた。
 雨は霙から雪に変わり、午後4時ごろには芝生の上は真っ白になった。
 花冷えとよく言われるが、雪の中の花見はめったにあるものではない。
 7−8年前4月1日に雪がぱらつき、桜の花びらかと思った経験がある。
 東京では、桜の満開の時期の降雪は25年ぶりだという。
 中学時代、英語の教科書にエーブリル・フール(April Fool)と言う教材があり、朝、兄弟を起こすのに「雪が降っている」と嘘をつくところがある。
 4月に雪が降ることはないと思っていたが、この地方でも雪を見ることは珍しくなくなった。
 4月1日には、正午まで罪のない嘘をついても良いと言う風習があり、「四月ばか」とも言われる。
 起源については諸説があるようだがここでは触れない。
 桜の花に降り積もるボタン雪の中の花見も又格別なものである。
 明日は寒気も去り、暖かい日にもどると天気予報は告げている。エーブリル・フールでなければ良いが。(3/31)

初めての仕事

 年度がわり、4月は進学、就職、職場の異動と、喜び、希望、闘志、不安の入り混じった出発の時である。
 「初心忘るべからず」は、世阿弥の「花鏡」にある言葉である。
 能楽で、若年の頃に学んだ芸や、その当時の未熟だったこと、また、時期時期での初めての経験を忘れてはいけないと言う教えである。
 この頃、ノンリニア編集に興味を持ち、物好きにはじめてみた。
 デジタルビデオで撮影した作品を初め、アナログ撮影の記録をデジタル編集してみようと考えたからである。
 パソコンのハードデスクが大容量となり、クロック周波数が大きくなったことと、デジタルムービーが普及してきたことによる。
 始めてみると、大変である。新しい用語、初めてのソフト、180ページに渡るマニアルを読み取るのは大変なことである。
 この道での先輩鈴木氏の援助を受けながら、一つ一つ難関を攻略しながらデジタル編集を試みている。
 頭で分かっているほど簡単なことではない。過ぎてみれば何のことはないが、初めての取り組みには勇気と根気がいる。
 撮りためたVHSのテープやHi8のテープをデジタルに変換して編集してみよう。
 それにしても、習い始めた頃の、謙虚なはりつめた気持ちを、常に失ってはいけない。
 最初に思い立った一念を忘れないように駄馬に鞭打っていこう。

クサノオウ

 クサノオウはケシ科の草本である。
 日当たりの良い草地や道端などに生える越年草で、全草が粉白色をおび緑色で軟らかい。葉は互生し、羽状に切れ込んでいる。
 茎は中空で傷をつけると黄色の汁が出る。
 枝先に径約2cmの黄色の4弁花をつける。
 この頃あまり目に付かなくなっているが、近所の野草愛好家から戴いて栽培していたものを鈴木氏から昨年戴いたものである。
 北海道から九州に分布し、花期は4月から7月である。
 クサノオウという名前は、瘡(くさ、丹毒のこと)への薬効があることから「瘡の王」と言う説があるが、黄花だから「草の黄」と言う説もある。
 有毒植物で、昔は痛み止めなどに使われたが、現在は内用しない。
 昔、身の回りにあった滅び行く野草の美しさを忘れられず、家の周りで野草を栽培しながら、季節の移り変わりを楽しみ、自然との触れ合いを求めている野草愛好家の心のうちがわかるような気がする。
 一緒に戴いたアオイスミレも伸び出しているので、まもなく花が見られるであろう。 (4/3)

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