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イチビ スイカ スモモ エリゲロン トウモロコシ ミツバチその3
ノウゼンカズラ ゴマダラカミキリ アメリカシロヒトリ アオギリ
今年も水没 ボタンウキクサ ホテイアオイ 生きている化石
ニガウリ ハゲイトウ ボダイジュ ナナフシ コマツナギ
夕焼け 数学五輪 モロヘイヤ スジモンヒトリ
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城山の西の酪農家が耕作しているトウモロコシ畑一面に、イチビが繁茂し、黄色の花を咲かせ始めた。
イチビは牧野植物図鑑には二つある。
一つはツナソ(イチビ)でシナノキ科の植物で、菜園で食用に栽培しているモロヘイヤである。
二つめは、アオイ科のイチビ(キリアサ)である。
ここで取り上げたのはアオイ科のイチビである。
インド原産の一年生草本で、世界の亜熱帯から亜寒帯にかけて広く帰化している。
高さ1.5mに達し、全体は密生した軟毛によっておおわれ、茎は円柱形で緑色、直立し上部で分枝する。
葉は互生し、長い葉柄がある。両面、特に裏面に軟毛が多くビロード状の感触がある。
かなり強い異臭をもち、乳牛が食べると牛乳に異臭がつき酪農家から嫌われている。
夏から秋にかけて黄色の5弁花をつける。
強靭な茎の皮から繊維をとるために古くから栽培されていた。
別名のキリアサは桐麻の意味で葉が広いことを桐の葉に見立てた名前である。
これとは別に、近年輸入飼料などに混入して侵入しており、全国の飼料畑に広範に発生し、最も強害な雑草となっている。
トウモロコシの飼料畑のイチビの繁茂ぶりには驚く、周囲の畑の道端にもいくらか見受けられ歓迎されない帰化植物である。(6/25)
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一番花のスイカは大きくなった。
手前の花は雌花で花の下に子房が着いている。
近所の農家からカボチャの台木にスイカを接いだ苗を頂いたものである。
小玉のスイカと黒皮のスイカを頂いた黒皮の方の写真である。
スイカはウリ科のつる性一年草である。
熱帯アフリカ原産で、エジプトでは4000年以前に栽培されていたことが、現在残っている壁画から明らかになっている。
匍匐性のつるは4−6mにも伸び、多数の切り込みの深い葉をつける。
基部数枚の葉の葉腋からは側枝を出し、それより先端よりの各葉腋に巻きひげと1個ずつの花をつける。
花は淡黄色で雌雄異花であが、同株上に開く。
江戸時代から明治時代中ごろまでは黒皮の在来種が栽培されていたが、その後、欧米や中国から多数の品種が導入され、品種改良も進んでいる。
我家のスイカの黒玉は近年栽培され始めた人気のある品種である。
スイカの果肉の90%以上は水分で、果汁は糖質7.9%と、少量のリンゴ酸やアルギニンを含み、紅色の色素はリコピンとカロチンである。
果汁には利尿作用があり、むくみ、のどの渇き、二日酔いに効果があると言われる。
盛夏のスイカは自給自足でき、これからが楽しみである。
「君子は瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず」の格言もある。(6/28)
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大学4年の孫娘が小学校卒業記念に植樹したスモモである。
もうあれから十年立つ、月日の経つのは早いものである。
なかなか実が着かなかったが、今年はいくつかつてている。
これからはなり出すであろうと楽しみである。
スモモはバラ科スモモ亜属スモモ区の落葉果樹である。
英語のプラムはスモモ亜属スモモ区に属するものの総称である。
中国の華中地方、長江流域が原産で、日本でも多くの品種が分化している。
春に長い花柄を持つ白い花をつける。
果実はやや強い酸味を持つことからスモモ(酸桃)と呼ばれると言う。
今、中学1年の孫娘が小学校卒業記念に植樹したのはプルーンである。
プルーンはセイヨウスモモと呼ばれ、アジア西部の原産で、二培体と四倍体の交雑から生まれた六培体と推定されている。
スモモは自家不結実性が強いので受粉樹の混植が必要のようである。
結実しなかった理由はこの辺にあったのか。
「李下に冠を正さず」の格言を思い出す。(6/30)
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この頃見かける花の中には新しいものが多く、名前も分からないものが多い。
この花も家内が近所から株分けして頂いたものであるが、名前は知らないと言う。
キク科であることはすぐに分かるが、種名は植物図鑑や花の図鑑でも分からないものがある。
写真はキク科エリゲロン(ムカシヨモギ)属のエリゲロン”セレニティ”(Eregeron ”Serenity”)である。
和名があるであろうが分からない。
茂みになる多年草で、夏、ヒナギクに似た中心の黄色い紫色の頭花が、一輪づつ多数、何週間も咲いている。
高さは60cm内外で、日当りと排水のよい土地を好む。
耐寒性は強い。
切花にも向く、花もちのよい紫色の爽やかな感じの花である。(7/1)
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中学1年の孫娘が、小学校卒業の時、担任からトウモロコシの種を頂いてきた。
仕立て鉢に蒔いて苗を育て、畑に移植したものが、今、開花している。
思い出のいっぱい詰まったトウモロコシである。
トウモロコシはイネ科の一年草である。
原産地はアメリカ大陸であると考えられ、そのうち、南米説、中央アメリカ説などがあって明らかでないが、南米とくにアンデス山麗地帯とするのが有力である。
写真左は雌穂で茎の中央部に着生する。
雌穂は葉鞘の変形した包葉で包まれ、めしべの花柱と柱頭は非常に長く伸び、包葉の先から出て、束になって垂れる。
これを絹糸と呼び、この絹糸の抽出をもって雌穂の開花とする。
右の写真は雄穂で茎の先端につき、雄穂が雌穂より早く開花する。
風媒花で、他花受粉を主とする。
栽培しているのはスイートコーンであるが、他にデントコーン、フリントコーン、ポップコーン、ソフトコーン、ワキシーコーン、ポットコーンなどの種がある。
子供の頃にはトウキビの名も聞けたが、今は、そう呼ぶ人はなくなった。他にナンバンキビ、コウライキビの呼び名もある。
15世紀コロンブスによってヨーロッパに伝えられ、アジアには16世紀初期、日本には16世紀末期に導入されたと言うが、名前はその伝来を物語っている。
その栽培が普及したのは明治初年にアメリカからフリントコーン(硬粒種)が導入されてからである。
トウモロコシは我が国農産物輸入品目のうち、小麦や大豆をしのぎ第一位の輸入金額である。
孫娘は自分の手で育てたトウモロコシの、収穫を楽しみにしている。(7/2)
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さきに「麦秋」で紹介したミツバチは養蜂家の手によって、蜂球を作った梅の木の下にミツバチの巣箱を設置し、蜂球のミツバチを移して頂いて一件落着となった。
その後、ミツバチの巣分れについて鈴木成美氏より「ミツバチ記・岡田一次 著」のコピーを頂いたので、内容を要約してみる。
春の繁殖期に巣板上にいくつかの王台ができ、新女王蜂の羽化が近づくと、女王蜂は自ら貯蜜を飲んで体が縮まり、飛行型になるという。
巣分れ(分蜂)は多くは新女王蜂の出房の前日に起きるという。
最初、少数の働き蜂が、巣門から飛び空中で騒ぎ、引続き多数の蜂が流れ出るように出巣し、巣箱から10mくらいの空中を乱舞する。この時の羽音は相当に大きい。
ものすごい乱舞が1−2分間続いている内に、群の全体がひとつの方向に動き、多くは付近の木の枝に集まり、蜂球となり始める。数分から10分も立つと静まって安定する。
女王蜂はあちらこちらを歩き、蜂球の表に姿を見せることもあると言う。
蜂球は1−3時間は静かに過ごす、表面にいる働き蜂の中にはどこかに飛び立つものが居り、この数は時間とともに増える。
蜂球の表面でダンス蜂が見られる。引越し先を仲間に知らせる行動である。
この段階では、蜂球の蜂は動揺し始め、瞬間的に引越し飛行が起きる。
分封生態にはさまざまな事例があり、蜂球が数日に及ぶこともあり、蜂球の中に自然の巣を作ることもあると言う。
鈴木正巳氏のビデオには、このすべてが納められていて貴重な記録であることを再確認する。
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夏空によく映えるオレンジ色のノウゼンカズラの花が咲き出した。
十数年前まで道路拡張でなくなった樫ぐねに這い登って咲いていた木は今はない。
当時の根が残っていてあちこちに今も芽生えてくる。そのうちの一本が大きくなって花を咲かせている。
ノウゼンカズラはノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ(カンプシス)属の落葉つる性木本である。
中国中部原産で、茎の節ごとに細い気根を出し、他物に張り着いて登っていく。
中国名は凌霄または凌霄花で、「霄」は空の意味で、つるが天空をしのぐほど登っていくことからの名であろう。
平安時代には既に日本でも栽培されていた。
古くはノショウと呼ばれ、中国名の音読みである。
またノショウカズラとも呼ばれ、このノショウカズラが転じてノウゼンカズラになったものと言われている。
北米にもアメリカノウゼンカズラと言う同属があり、その交配種と共に園芸店では売られている。
属名のカンプシスは、ギリシア語の曲がっている(Kampsis)に由来し、雄しべが湾曲していることにちなむ。
花の名前も調べてみると面白い。
直射日光が当たらないと、花が蕾の内に落ちてしまうなど、日当りを好む木本である。(7/5)
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ヒグラシの声を、早朝、家内が寝床で聞いた。
夕方には庭先で鳴き声を確認することができた。ヒグラシの出る季節になったのか。秋のセミと思われているが、アブラゼミよりずっと早く発生するセミである。
ゴマダラカミキリも姿を見せ捕獲した。
カミキリムシ科の昆虫である。
庭木のカエデの枝をかじって加害し、幹に卵を産み、幼虫が幹に穴をあけるなど歓迎されない虫である。
北海道から沖縄に分布し、6月から9月に出現する。
動きが速く撮影しにくいが、瓶に入れて冷蔵庫で冷やし、動きを鈍くして撮影した。
カミキリムシの仲間は、どれも触覚がオスはメスより長い。写真はオスである。(7/6)
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ゲートボール場のプラタナスの木に、今年も多数のアメリカシロヒトリが発生している。
ヒトリガ科の昆虫で無害である。とは言っても、葉脈を残して食い荒らされ、老齢期には蛹化の場所を求めて、あちこち這い回る不快な害虫である。
体長は30mm内外、円筒状の体はヒトリガ類の中では細身のほうである。年2回の発生であるが、3回目の成虫幼虫を見ることもある。
体毛を混ぜた繭を作り蛹化して越冬する。
5−6月に羽化した雌は300−800卵を葉裏一面に産み付ける。
幼虫は3齢までは糸を張って集団生活を送り、葉肉のみを食べているが、4齢以降は次第に分散して葉を蚕食する。
食性は広く、プラタナス、サクラ、ミズキなど百数十種が記録されている。
日本では本州全域と九州北部に分布している。
北米原産で、第2次大戦終了時の1945年秋に東京のプラタナスで幼虫が確認され、その後急速に分布が拡大した害虫である。(7/7)
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ゲートボール場のアオギリが花を咲かせている。
木陰にプラタナスがあったがアメリカシロヒトリにゲートボール仲間が悩まされ、その本数も減り、木陰の憩いの場所がなくなってきた。
10年ほど前になろうか、年寄り達が、市当局にお願いしてアオギリを植栽して頂いたものが今のアオギリで素晴らしい木陰を作っている。
アオギリはアオギリ科の落葉高木で、中国南部の原産とされている。
大きな掌状の葉の形がよく、緑陰樹として優れ、街路樹にも使われている。
和名は葉がキリを思わせ、樹皮が緑色であることによる。
漢名は梧桐である。
この時季、大型の花序に沢山の花をつける。花には雄花と雌花があり、花の蜜を求めてハチたちが沢山集まる。
実は、初めはマメ科の鞘のような形をしているが、やがてこれが裂けて船形になる。
この船の縁には小さな豆粒が数個着いていて、晩秋に船ごと四方に飛散する。
アメリカシロヒトリのような害虫もつかず、ゲートボール仲間を喜ばせている。(7/8)
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7月11日の大型の台風6号が房総半島を通過、雨台風となり、利根川も警戒水位を超え、遊水地となっている黄金地区の水田20haは水没した。
昨年に続く水田の水没は、遊水地とは言っても農家にとっては大きな痛手である。
今年は8月の収穫期を前にして稲が穂孕んできた大事な時期の冠水である。
写真に見える橋桁はつくば野田線高架橋工事現場で、昨年の水位よりは低いが、それでも黄金地区全体が水没している。
ところで、昨年の水ではタヌキの生息地が水没したと見られ、この周辺でのタヌキの交通事故が頻発した。我家東の県道でのタヌキの交通事故もその一つか。
キツネの生息もこの地域では昔から伝えられているが、この頃確認した話はなかった。
今回の水で、利根川の溢流堤西側の堤防上に避難したキツネを確認したとの佐賀氏の話を聞くことができた。
動物たちもまた自然との戦いである。被災された農家の皆様に心からの御見舞いを申し上げます。(7/12)
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ボタンウキクサはサトイモ科の多年生草本である。
学名をPistia stratiotes L.と言い、英名はウォーター・レタスと呼ばれる。
南アフリカ原産と考えられ、水草として栽培されるほか、熱帯から亜熱帯にかけて広く帰化している。
葉は短縮して、扇形の葉を重ねてつけ、水中に根をのばして浮遊する。
葉はビロード状で水をはじき、葉ボタン状になるのでこの名がある。
夏から秋にかけて葉腋に長さ5mmほどの黄白色の仏炎苞に包まれた花序を多数つけるが、小さくて目立たない。
昭和初期に水草として輸入され、沖縄、小笠原で逸出、野生化した。
1990年から関東地方以南の池や河川でもみられるようになった。
九州地方北部の水路では、しばしば大発生して困った水草となっている。
この辺でも、谷和原の用水掘りでは自生しているのが見られる。(7/14)
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ホテイアオイはミズアオイ科の多年生草本である。
英名をウォーター・ヒヤシンスと言う。
熱帯アメリカ原産で、熱帯、亜熱帯、温帯に広く分布する。
茎は水中にあり、葉を叢生する。葉は無毛で光沢があり、葉柄の基部は丸くふくらみ浮きの役をしている。
布袋葵はふくれた葉柄を布袋の腹に見立てた名前である。
英名は、淡紫色の花がヒヤシンスに似ていることによる。
根本からつる枝を出して子株を作り、短期間に大群落を作る。
日本には明治中期に観賞用に渡来し、現在では南関東、北陸以西にみられ、観賞用として栽培もされるが、暖地では水路の害草として嫌われてもいる。
谷和原の用水掘りでは自生しているのが見られる。
異常繁殖が問題となったのは、1960年以降で、水域の富栄養化に関連するようで、これを利用して霞ヶ浦では水質浄化の実験にも利用されている水草である。(7/17)
写真は生きているオウムガイの写真(「時を超える生き物たち」より)である。
茨城県自然博物館では7/13−9/29まで、第25回企画展「時を超える生き物たち」が開催されている。
早速見学してきた。
生きている化石として、我家にもあるメタセコイア、イチョウ、ソテツ、トクサ、マツバラン、イワヒバ、タニワタリ、そしてゴキブリと身近の植物や動物に親近感を覚え、シーラカンスの剥製を見たり、鱗に触れる体験ができた。
水槽の中にウミユリやオウムガイが展示されていて、その動きを見ることもでき感動的であった。
オウムガイはオオベソオウムガイである。
これもまた生きている化石の代表格である。殻の巻き込む部分が黒くなっていて、オウムの嘴に似ることに由来した名前である。
貝殻から見ると巻貝のようであるが、アンモナイトやイカ、タコの仲間の頭足類であることが生きている姿を見ると理解できる。
からだ(軟体部)のつくりが胴、頭、足の順になっていて、イカ、タコと共通している。
しかし、腕に吸盤がなく、約90本の触手となっていて、餌をとらえると口に運び、顎で噛み砕いて、歯舌ですりつぶして食べると言う。
移動は足の下方にある漏斗から水を噴出することで後ろ方向に進む。
オウムガイは古生代カンブリア紀後期までさかのぼり、アンモナイトは、古生代シルル紀後期にオウムガイから枝分かれして進化したものである。
現在はオウムガイのわずか数種が生き残り、アンモナイト類は中生代末期に絶滅している。
これらの生きた化石は、、「過去と現在を結ぶ語り部であり、語り部たちの無言の雄弁に耳を傾け、しっかりと未来を推し量り、人と自然の共生の方策を探れれば」と言う中川館長の言葉に思いをいたす。(7/20)
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この頃ブームとなっているニガウリの苗を頂いて栽培してみた。
写真はニガウリの雄花と、着果した雌花である。
ニガウリは苦瓜、ツルレイシ、ゴーヤとも呼ばれるウリ科ニガウリ属のつる性一年草である。
原産地は熱帯アジアである。
東南アジアでは重要な果菜で、日本では沖縄や九州で栽培されてきた。
ビタミンCやミネラルの含有量が極めて高いので、健康野菜として人気が高まり、最近では沖縄の呼び名であるゴーヤとして全国に出回っており、また栽培している人々も多くなった。
今、思えば子供の頃、軒先に竹で棚を作り、観賞用にレイシを作っていたことを思い出す。熟して実が割れるとその中身の種をしゃぶった記憶があるが、ウリを食べることはなかった。調理法を知らなかった為であろうか。
ニガウリは独特の苦味があるが、豆腐や豚肉との相性がよく、炒め物に向く果菜で食べつけると美味しいものである。
これからの収穫が楽しみである。(7/22)
昨日は大暑、暑さも日に日に更新し、暑い毎日が続く。
ポーチラカ、ネム、リョーブ、ハマユウ、サワギキョウの夏の花も咲き誇っている。
ハゲイトウも鮮やかに色づき始めた。
ハゲイトウはヒユ科アマランサス属の1年草である。
原産地は熱帯アジアで日向を好み、耐寒性の弱い植物である。
ケイトウとごく近縁だが、花ではなく葉を鑑賞する植物である。
8月頃から茎頭の葉が黄色や紅色に色づき、秋が深まるにつれて色が冴えて美しくなる。
先日水海道の弟が発砲スチロールの箱に種を蒔いて育てた一箱を持ってきたものである。
日当りと水はけのよい肥沃な土地を好み、直根性なので移植を嫌う。うまく空き箱を利用して育てたものである。
アマランサスはギリシア語の「萎れない」または「花期が長い」と言う意味のamaranthosに由来している。
これから晩秋にかけてしばらく彩りを楽しめる。(7/24)
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日枝神社社殿左側にボダイジュがある。
今、実をつけて、あまり見たことのない木に訪れる人の目を引いている。
中国原産で、よく寺に植えられる木である。境内にはムクロジの大木もあり、この木が神社にあることで、神仏分離以前の神仏習合の実態が窺われる。
ボダイジュは菩提樹と書かれ、シナノキ科シナノキ属の落葉高木である。
臨済宗を伝えた栄西が持ち帰ったとされる木である。
釈迦がこの木の下で悟りを開いたと言うが、菩提樹はクワ科のインドボダイジュで、この木は熱帯産なので、中国や日本では代わりに本種を寺に植えたとも言われる。
ヨーロッパでいう菩提樹は同属のナツボダイジュとフユボダイジュ、およびこれらの雑種であるセイヨウシナノキで、男女の愛を結ぶ木とされている。
市内豊岡町の報恩寺にも菩提樹の大木がある。
6月に葉腋から8−10cmの集散花序が下垂し、淡黄色の香りの良い花が10−20個下向きに咲く。
花はシナノキに似るが、基部のへら状の苞はごく短く、球形の実は径7−8mmと大きい。
葉は長さ5−10cmのゆがんだ浅心形で、裏面には灰白色の星状毛が密生している。
樹皮は紫色をおびた褐色で縦に裂ける。(7/26)
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今朝、裏庭でナナフシを見つけた。
ナナフシはナナフシ目ナナフシ科の昆虫である。
エダナナフシとも呼ばれ、前足を伸ばして、枝にぶら下がっていると、枝そのもののように見える。
体長7−10cm体色は緑色であるが、褐色型もある。
雌は頭部に一対の刺がある。翅はない。
名は体全体が細長く7つの節で区切られているように見えることによる。
4月ごろに孵化した幼虫は 6回脱皮し、7−8月に成虫となる。
幼虫、成虫ともにケヤキ、クリ、サクラ、エノキなどのさまざまな植物の葉を食べる。
活動は鈍く、夜に活動する。
本州から九州に分布し、平野部を中心に分布するが数は少ないと言う。(7/27)
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愛犬の散歩の折、第四保育所の崖に朝露に濡れてコマツナギが花を咲かせていた。
野草でも季節の花はよいものである。
マメ科の日当りのよい道端や草地に生える草のような小低木である。
茎は細く、細い枝を分ける。
葉は奇数羽状複葉で互生する。
葉や枝には伏毛が生えている。
葉の脇に総状花序を出し、淡紅紫色の蝶形花を多数つける。
果実は長さ約3cmの黒熟する豆果である。
コマツナギの根や茎は大変強靭なので駒(馬)をもつなげるとたとえてこの名がある。
本州から九州に分布し、ごく普通に見られる種である。
このような自然との出会いも、朝の散歩の功徳の一つか。(7/28)
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ネムの花が咲き出した夕方。部屋の中まで赤い光に染まった。
気温34℃という今日も暑い一日であった。
戸外に出てみると、西の空一面の夕焼けで、すべてのものが赤く輝き見事であった。
夕焼け小焼けで、日が暮れて、山のお寺の鐘がなる。・・・の童謡が頭をよぎる。
朝焼けは雨、夕焼けは晴れと言われる。明日もまた暑い一日になる予兆であろう。
空気が澄み、地平線上に厚い雲のない日が美しい。
夕焼けが起こるのは、青空と同じく、大気と太陽光の働きによる。
地平線より斜めに差し込む光は、昼の光に比べ通り抜ける大気の層が厚い。空気中を進むうちに紫や青い光はよけいに散乱され、黄色や赤の光が進んできて、地平線近くの空を赤く染める現象である。
刻々と色が変わる空を見ていると見飽きることがない。(7/30)
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84カ国・地域の高校生以下の生徒が参加して英国で開かれた第13回国際数学オリンピックで、日本は16位だったことを、数学オリンピック財団(東京)が2日発表した。
優勝したのは中国で、二位がロシア、三位が米国、アジア勢ではベトナム、韓国、台湾、インドもベストテン入り。日本は14位のトルコ、ベラルーシに次ぐ、カザフスタンと同位だったという。
「学力低下」を唱える人たちは、彼らが必要と思う学力のデータだけの各論であると位置付ける方もあるが、そう決め付けることもどうであろうか。
新しい学習指導要領になり、基礎基本の学力は確実に上がる。習熟度別指導などで、各自にあった進度で教える。下がる理由がないと文科省はいう。
誠に最もな話であるが、それは、各学校で方針通り実践できた時のことであり、その保障はない。
文科省の前官房審議官は「日本特有の受験学力は近く化石化する。これまでの入試では、グローバル化した社会に通用しない・・・」と朝日新聞のインタビューに、明快に話したと言う。大切なことである。
しかし一方では、1月に文科相が宿題や補習の充実を促す「学びのすすめ」を出し、5月下旬には全日本中学校長会の総会で「公立中学校で学力の低下が起こるというようなことは、決してあってはなりません」と話したと言う。
細かいことにも触れなければならない文科省の表看板とは裏腹の焦りを感じる。
現実としては、ある公立中学校長は「九九ができない入学生が目立つのが気になる」と言い。「学力低下の危惧があるから土曜日に補習を始めた」と言う公立中学校長。「授業数が減った分、点数化できる学力は明らかに落ちてしまう」と言う公立小学校長の声もある。
いずれにしても、子供たちに確かに届く教育の実践が「学力低下」の懸念を払拭することになる。(8/2)
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今日は立秋、今年の厳しい暑さも今日からは残暑か。しのぎやすい季節が待ちどうしい。
モロヘイヤは孫娘の大好きな野菜の一つである。
植物学的な和名はシナノキ科コルコルス(ツナソ)属タイワンツナソであり、学名はCorchorus olitorius L.である。
インド原産で繊維作物及び野菜として世界中で広く栽培され、また野生化している一年生草本である。
全体ほぼ無毛、茎は直立して分枝し、高さ2mにもおよぶ。
葉は長楕円形、縁には鋭鋸歯がる。葉面はざらつく。
近年、栄養野菜として瞬く間に普及した新顔の野菜になった。
日本に本格的に導入されたのは1980年代で、最初は家庭菜園で栽培される程度であった。
中近東地域では古くから大切な野菜とされ、エジプトでは5000年以上も前から作られている。
若葉を細かく刻んでつくるスープは、伝統的家庭料理である。
モロヘイヤの名は、エジプト名のムルキイヤ(王家の野菜)からきたもので、茹でて刻んで、とろろのようにしたり汁の実や炒め物、和え物など料理の幅は広い。
ビタミン類、ミネラル類のきわめて豊富な野菜となっている。(8/8)
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コウショッキの葉に4cmほどの変わった虫がついていた。
周りの葉を見ても、食害された跡形はない。
触って見たらポロリと地面に落ちて驚かされた。
拾い上げて写真にとったものが左の写真であるが、雌雄が交尾中の姿であり、羽を少し広げたところである。
右の写真は少し動かしてみたので、交尾中であることが分かる。
奇妙な虫の正体はヒトリガ科スジモンヒトリであった。
ヒトリガ科は大きな科で、世界中に分布するが、大部分は熱帯に生息する。ほとんど夜行性で、灯火によく飛んでくることから、燈取蛾(ひとりが)の名がつけられている。幼虫は毛虫である。
スジモンヒトリの成虫は、黒褐色の斑紋が筋のように並ぶ。
幼虫は全身に黒く長い毛が密生し、クマケムシとも呼ばれる。
毛に毒性はなく、食草はクワ、サクラ、ケヤキ等で、日本各地に分布している。(8/11)
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