2000/07/08

ベンツ190のエアコン


ベンツ190

ベンツ190、いわゆる子ベンツ。エアコンの効き不良修理。
エアコンスイッチを入れたときはいくらか冷たくなるが、やがて冷えが悪くなり
だんだん水温も上がりオーバーヒート直前までいってしまうと言う。
とりあえず点検してみると。


エアコンの配管

太いのが低圧ホース、青いのが高圧ホース。サイトグラスを覗くとガスは
入っているようだ。ところが低圧ホースは生ぬるく、逆に高圧ホースは
触るとやけどするほど高温に。コンプレッサーは回っているので
原因はエキスパンションバルブのつまりでガスが循環出来ない状態の様です。
このまま使用するとコンプレッサーの焼き付きも誘発します、とりあえず
バルブを点検。バルブのついてる所は普通国産車では室内のユニットをそっくり
外し、その中にあるので外からの確認は容易に出来ませんが欧州車では
以外と簡単な所にあります。


カウルトップ エキスパンションバルブ

ボンネットをガバッと開けて網状のトップカバーを外すとエアコンパイプの先にエキスパンション
バルブが確認できます。取り外しも簡単。


エキスパンションバルブ 外したバルブ

パイプを取るとすぐ確認できるバルブ、右は詰まりを起こした高圧側の汚れ。

今回交換するパーツ、バルブとレシーバは
必ず交換して置いた方が。

このレシーバの中の乾燥剤等が詰まりの原因を
起こすことがあります。


ヒューズボックス

長期在庫のヒューズ

オーバーヒート気味はファンモーターの
ヒューズが切れていたので交換

もう20年以上前から在庫のヒューズ、以前は
よくつかったものでした。ワーゲンなどに。


 組み上げてガスを充填しているとヒューズボックスの中でバチッと音と共に
光が、見ると換えたばかりのファンのヒューズが切れている。
とりあえずガスを充填し、エアコンの効きを確認してから今度はヒューズ切れの
原因を捜します。


 どうやらこのコンデンサーファンが原因の様、そこでハーネスを点検しようとしたが
バンパーを外さないとエンジンルームからの点検は不可能。バンパーを取り外すと。

噛みこまれたハーネス バンパーステー

なんとファンハーネスがバンパーに挟まれて被覆がむき出しに、しかも樹脂バンパーの間の
金属部のステーに挟まれていたためにショートしていた。被覆して今度は挟まれないように
ハーネスの取り回しを変えてバンパーを取り付け。

結露する低圧ホース

今度は定期的に電動ファンも回るし、低圧ホースには結露した水滴が沢山、ルームからの
水もドンドン滴って快調に。
自動車の修理というものは本当に奥が深いものだと考えてしまった。