2000/01/18

TOYOTA 1G-GEのタイミングベルト交換


以前にもタイミングベルト交換は載せて有りますがエンジンタイプの違うものはこれからも参考のため載せていきます。
作業前のエンジンルーム  GX81 H3年 現在85390キロ走行、車検で入庫、10万キロを目安に
 タイミングベルト交換を推奨してますが、登録年数から数えても9年目、
 さらに有効期間更新で次期車検までに10万キロを超える可能性があるので
 ここで換えておいた方が安全です。
 万が一高速走行中にでもベルトが切れたら エンジンストップ、
 再始動不可、ブレーキも利き悪く、ハンドルも重くなってしまい
 追突される危険性が大です、車検と同時なので比較的安価にあがります。
 写真は整備前の汚れた状態です。

 それではこの1G−GEエンジンのタイミングベルト交換を見てみましょう。
洗浄後のエンジン   車検と同時なのでエンジンルームもきれいに洗浄するので汚れず
  また合いマークなども確認しやすいので組み付けミスも防ぐことが
  出来ます。
左側(走行時)から見る  助手席側のエンジンルームですが上の写真とともにこのエンジンの
 構成部品をよく見て下さい、何処と何処を外せば良いのか、また
 どうすれば取れるか考えます。
エアークリーナーケース脱着  エアークリーナーケース及びレゾネーター、ホースを脱着します。
 デスキャップも外してありますが、プラグも交換するので外したものです
 ベルトだけならここまでは外さなくても大丈夫ですが、ついでですので
 写真左上のスロットルボデーもエンジンコンデショナーで綺麗に掃除
 しておくとアイドリングが安定するのでぜひやっておきたい作業です。
脱着中  バッテリー、ファンシュラウド、LLCを抜いてアッパーホースを外し
 冷却ファン、Vベルト類を全て外します。 
合いマーク  カムシャフトの合いマークを確認するとともに、この位置でベルトを
 外します。
クランクプーリー  クランクプーリーの合いマークとタイミングベルトカバーの上死点マークを
 合わせた位置でプーリーを外します。
 プーリーロックボルトを緩めるにはSSTが必要ですが、無くても緩める
 方法はあります、メールで問い合わせ下さい。
 プーリー及びタイミングカバーを外した状態です。
 水漏れ、オイル漏れ等の確認をします。
 右側のアイドラープーリーと左のベルトテンショナーを外して
 ベルトを取ります。
 アイドラーとテンショナーも交換です。
工具 プーラー 
 タイミングベルト交換でこれだけの工具と右の写真にあるプーラーが有れば自分で交換も可能ですが車をリフトアップする必要があります。
外したボルト類  外したパーツ類
  タイミングベルト交換で外されたボルト類と脱着した構成部品です。
クランクの合いマーク  いよいよ組み付けに入ります、まずクランクシャフトのキーとケースの
 合いマークを合わせます。
テンショナー  アイドラーとテンショナーを取り付けます、この時テンショナーは左側に
 目一杯スライドさせて仮止めしておきます。
 アイドラーは規定トルクでキッチリ止めます。
ベルトを掛ける  ベルトを掛けていきますが、クランク、オイルポンプ、アイドラー、
 カムシャフトと掛けて最後にテンショナーに掛け、山ずれが無ければ
 仮止めしたテンショナーの締め付けボルトをゆっくり緩めるとテンショナー
 スプリングの力でベルトが張られます。
 ベルトを掛けるのにコツが要りますが、外れないよう、ずれないように
 洗濯ばさみを利用すると良いです。
 タイミングカバーの下側とクランクプーリーを取り付けてエンジンの
 回転方向(時計回り)に2回転させて、クランクプーリーの合いマークと
 カムシャフトの合いマークがずれていないか確認後、クランクプーリーを
 上死点前15度位の位置にもってきて、左矢印のテンショナーボルトを
 2回転程緩め、次にクランクプーリーを上死点マークに合わせた所で
 テンショナーボルトを締め付けて張りの調整は終わりです、この時
 けっしてドライバーなどでテンショナーを余計に張らないで下さい。
クランクロック  そしてクランクプーリーホルダー等を使い、確実にクランクボルトを
 ロックします、締め付けが弱いとあらぬトラブルを招きます。
組み付け  外したパーツをドンドン取り付けて行きます、閉め忘れ等無いように
 確実に。
完成  エンジンを駆けて完成です、ここまで大体2時間ちょっと、という所で
 しょうか、ご自分で出来そうな方は挑戦してみては如何ですか、
 万が一山がずれててもこのタイプのエンジンはかからなくなるだけですから
 キチンと合わせれば大丈夫です、只どの車もそうですがタイミングベルトを
 交換するときは必ずエンジンの冷間時に行うようにして下さい、そうでないと
 正しいベルトテンションが取れませんから。