2000/02/05

3S-GEエンジンのタイミングベルト調整


3S-GE搭載のセリカ H3年2月登録のST183C セリカコンバーチブル     
走行は39990キロとまだ少ないです。
車検整備でエンジンルームも綺麗に洗浄、乾燥。
タイミングベルトもまだ交換時期ではないですが年数と
エンジン音から調整だけ行います。
この車に搭載してある3S型は他の型のエンジンと比較
するとタイミングベルトの取り回しで曲げ、反りが非常に
きつく、ベルト及びテンショナーベアリングの痛みが早く
メンテナンスをキチンとしておきたいです。
ここでは簡単な点検方法と調整の仕方を説明します。
下から覗く 車両を持ち上げてエンジン下部のアンダーカバーを
外します。
クランクプーリー クランクプーリーがむきだしになったところでプーリー
ボルトにボックスレンチ、或いはメガネレンチを掛けて
エンジンの回転方向(このエンジンは時計回り)にゆっくり
回して行き、クランクプーリーの一番上死点マークと
タイミングカバーの点火時期マークの0度を合わせます。
上死点マークに合わせる 時計回りに回転させて零度に合わせた後、今度は
軽く反時計回りに戻しますが、この時強く戻しすぎない
ことがコツです。
5度位の遊び クランクシャフトの動きだけでカムシャフトが動かない
感じをつかんで、いわゆるバックラッシュを計ると、
大体4度から5度近くのベルト遊びがあるのが解ります。
普通このくらいなら大丈夫ですが車検ついでに調整
します。
調整ボルトはこの奥 調整するにはテンショナーの締め付けボルトを緩めて
しますが、このエンジンマウントの陰のゴムのグロメット
を外さないと出来ません。
それにはエンジンマウントを取り外します。
エンジンハンガー エンジンマウントを外す時、この様なエンジンハンガーを
もちいてエンジンを吊っておかないと外すことが出来ません
でも、一般の人がこの作業をする場合この様なツールが
無いのでここではあえて違う方法でやってみます。
手持ちのジャッキを使う この様にオイルパンの下に木ぎれとパンタグラフジャッキ
を掛けてエンジンが下がらないように保持します。
2個のナット 下から覗きながらマウントの二本のナットを外します
マウント パワステのオイルタンクをブラケットから外しておいて
フレームに取り付けてあるマウントをボルトを緩めて
マウントをそっくり外します。
この時外し辛い様なら、エンジンを支えているジャッキを
上下させてみます。
外れたパーツ これが外れたパーツです。
サービスホール ボルトを緩める
丸いゴムを外すとサービスホールになって
そこに調整するボルトが有ります。
クランクプーリーを上死点前15度位の位置にしてから
このテンショナーボルトを緩めます。でも2回転以上は
戻さない様に、テンショナーが斜めになり、締め付けたときに
張りすぎの状態になってしまいます。
上死点に合わせる テンショナーボルトを緩めたままクランクプーリーを上死点マークにあわせます。
この時逆回転は絶対させないように、また回転方向にいつまでも力を加えて
いないように、張りすぎたり、緩みすぎたりしてしまいます。
そして素早くテンショナーボルトを締め付けます。
締め付け マウントを元通り取り付けて終了です。
この調整で大体遊びが無くなりますが、ベルトの山が摩耗してくると
プーリーの歯との間にクリアランスが生じるのでベルト張りは正常でも
遊びが詰まらないときも有ります、その時は早めのベルト交換を。