OPELヴィータ

1999/12/28


年末近くになると日頃忙しくてなかなか愛車を持ち込めないユーザーが突然見てくれと飛び込んで来ますが、すでにディーラーも
部品商も休みになっておりパーツが無いためアウト、あるいは応急処理になってしまうので、ちょっとおかしいと感じたら、はやめに
点検して貰いましょう。
今日はOPELヴィータ、96年型、アイドリングで後ろの方がゴトゴトうるさいので診てほしいとの依頼でした。


ヴィータ

確かにその状態で異音がしてます。マフラーをおさえると止まるのでマフラーのつり下げゴムの摩耗かと思いリフトアップしてマフラーに
振動を与えるとマフラー内部で何かが外れ踊っていることが判りました。
テールパイプからペンシルライトで中を覗くとテールパイプの一部が折れて転がっているのが見えました。


マフラーの継ぎ手

本来なら、そくマフラー交換でしょうが、何とか出来る物なら何とかしたい。簡単に外せるなら外して太鼓の部分をめくって中の物を
取り出して傷口を溶接すればいいでしょうが、この車のマフラーは継ぎ手の所がはめ込み式で簡単にとれそうもありませんでした。


マフラー

そこで、用は中のパイプが踊らなければ良いわけで、マフラー下部の凹んだ部分に3ミリ程の穴を2カ所開けてステンレスの針金を差し込み
テールパイプからライトで覗きながら中のパイプを縛り付けて、開けた穴と針金ごとシール剤で埋め完了です。これで充分。
只、マフラー内部には結構水が溜まるので穴を開けるときは外部から見て必ず凹んだ所に、そうすれば内部では高い所になるのでシール剤
もすぐ乾きます。シール剤には日産純正のベンガラ色のシリコーン系液状ガスケットを。これはラジエーターの穴やオイル漏れ、ボデーの穴あき、マフラーの漏れ、本来の使用箇所以外にも使える優れ物です。


本当は邪道の修理でしょうが、これで出るゴミも無いし、マニアル通りに直すだけが良い修理となるのでしょうか、簡単に安価に出来る様
常に考えるのが修理屋だと思いますが。