2000/03/05

オイル漏れについて


以外に勘違いが多いのはオイル漏れがどこから起きているかという事では
無いでしょうか。最近の国産車はオイル漏れを起こす車が非常に少なくなりました。
ガスケットの進歩と共に組み付け精度も上がったからでしょうか、しかし一方では
オイルメンテ不良によるオイルシール等の硬化や熱変形による締め付けボルトの
緩みなどで漏れを起こすことがあります。エンジン形状が複雑になり漏れたオイルも
とんでもない方まで流れ伝わって漏れ箇所の断定に困ることもあります。


オイル漏れ

 今回のモデルはTOYOTA 2JZ-GEでお見せします。これはヘッドカバーのオイルにじみを
見ていただいてますが、ここではわずかな様ですが漏れたオイルは上には上がりません
必ず下に向かいます、ところがエンジンが込み入っているためその下の方がよく見えません。
ここはフロント側でここの漏れはタイミングカバーを通りクランクケースの所に溜まります。
人によってはクランクシールかカムシールと判断しタイミングベルトもオイルでびしょびしょと
判断します。おまけに漏れたオイルは平面を流れるのでは無くブロックとカバーの様な
毛管現象でつたって行きますので勘違いします。


エンジン後部

 こちらはリヤ側です、ここの漏れはミッションケースの隙間を通りますのでミッションのオイル漏れと
勘違いが多いです。


トヨタのエンジン

 特にこのトヨタのエンジン形式で後ろに-GEがつくタイプはDOHCになっておりカムカバーが
左右独立しております。表からはその様に見えないのでカバーにオイルのにじみを見ると
表に見える回りのカバー締め付けボルトだけを締めてしまいます。ところがこれが仇になります。
片側だけ締められたカバーは反対側が浮き上がり余計に漏れを招いてしまいます、そして
その漏れは表面から見えない所で起きてしまいます。


カムカバー

 表面のカバーを外すと左右にカムカバーの締め付けボルトが見えます、まわりを締める時は
面倒がらず必ず全部を同じように締めましょう。


二本のカム

 これはカムカバーを外した所です、漏れのひどい物は左右のカムの間のプラグホールにオイル
がどっぷり溜まることになるでしょう。


カムカバー

 

 著しい漏れが有るときは吸気管の脱着等手はかかりますが必ずパッキンを
取り替えておきましょう。