2000/03/04
3S-GEタイプのエンジンは年式によって随分違いがありますが、今回とりあげるエンジンは
MR-2に搭載された物と同じタイプです。車種はカルディナ、フルタイム4WD、平成7年
97300キロ走行してます。今回車検で入庫ですがタイミングベルトとウォーターポンプの
交換を取り上げて見ましょう。

作業前のエンジンの様子ですがさすがに目一杯詰め込んでありますね。
これからエンジンルームの洗浄から初めていきます。

とりあえず洗浄してリフトアップ、しかし面倒くさそうですね。
以前のタイプの3S-GE もかなり手間をくいましたがこのエンジンもその様ですね。
登録後5年を経過し10万キロの声を聞くとやはりやるべきことをしっかりやって
おかないと何のための車検かわからなくなります。ただ受かればいいではよくありません。

バッテリーの端子は必ず外しておきましょう。そしてエンジンの冷めた状態で始めます。
まず、ラジエターのリザーブタンクとウォッシャータンクそれとダイナモ、ベルト2本を取り外し。

タイミングベルトカバーの上側を取り外しますが非常に狭いです。でも旧型と違いエンジンマウントを
取り外す必要が無いので大きな工具はいりません。でもネジ類を緩めるのになるべく小さな工具を
使用しないと外すことが難しいです、それと手が細く無いと隙間のネジ外せないですよ。

上死点の所でプーリーを取りますがプーリープーラーを使わないと外れないかも

右側が下になりますが非常にベルトレイアウトがきついです。この曲げと反りが強いほどベルトの
痛みが早く切れやすくなりますが、このタイプ、ベルトの張りが自動で張られるオートテンショナー
になっているためその割でした。ただいかんせん隙間がないのでベルト脱着するにも、ベルト合いマーク
も非常に見づらい。特にクランクの合いマークはクランクケースには付いておりません、プーリーに
有るだけです、取り付けるときはベルトの方にマークが有りますからそこに各プーリーを合わせます。

オートテンショナーとベアリングはこんな感じで取り付けられてます。テンショナーの
中にはスプリングと液体が封入されてその力でベアリングを押しつけてます。

真ん中の光っているのがテンショナーロッドで油漏れ等が無いことを確認して
取り付けるためにプレスでロッドを縮めます。このロッドとボデーには小さな穴
が空いておりそこに細くて丈夫な棒を差し込んで縮んだ状態が保てるように
しておきます。

テンショナーをセットしておいて次にウオーターポンプを交換します、これは絶対ベルトと一緒に
交換しておきましょう。そうでないとその後すぐに漏れるようになりますし工賃も倍になります、
なんせ同じ事をしますので。

このポンプの脱着には次の物を外さないと取れません。ファイルが大きく成りすぎるので省略。
電動ファンシュラウド、エアコンコンプレッサーはボルトを外し浮かすだけ、エアコン&ダイナモ
ブラケット。

そしてベルト取り付けですがこの様にベルトのマークとプーリーと合わせて着けます。

とにかく隙間が無いので取り付けの際ベルトに無理な力や曲げが加わらないように掛けて行きます。

タイミングカバーの取り付けも慎重に、カバーにはパッキンが付いているのでそれが
外れたり切れたり噛んだりしないように取り付けます。

外した補器類を取り付けて完成。このエンジンの輝きからはそんなに走っているように
見えませんね。以上ざっと紹介しましたがファイルの関係で細かくお見せすることが
出来ませんでした。元になる画像は一杯撮ってありますが作業が多岐にわたるもので
こんなところでお許し下さい。
なお、この車種のベルト交換は有る程度の知識を持った方なら出来るでしょうがやはり
プロにまかせたほうが安心だと思います。
今回の作業時間はダイナモ等の点検も入れて実質3時間位かな?
間にいろんな事してるのでつかみきれません。