<帰って来た>ちゃりんこ倶楽部

メールマガジン 第22号


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          <帰って来た>ちゃりんこ倶楽部

       自転車でお散歩、ままちゃりサイクリングの勧め
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            第22号(平成23年5月6日)



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               ご近所の剪定
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◇先日、ご近所で庭の植木の手入れが行われました。

◇朝七時頃、近くの駐車場から人の話し声が聞こえます。朝っぱらから何事か
と思って窓から覗くと、植木屋さんらしい人が二人、ヘルメットを被り工具を
挟んだベルトを腰に巻いて身支度を調えています。そして、車から長〜い脚立
やロープ、チェーンソーなど庭の手入れに使う道具をおろして作業の準備中で
す。

◇それから三日間に渡って行われた剪定作業でしたが、そのお宅の庭はすっか
り綺麗になりました。伸び放題だった木々の枝も整理されてスッキリ、風通し
も良くなりました。ただ少し残念だったのは、大きく伸びていた木が数本、根
元から切り倒されてしまったことです。

◇一日目にはハナミズキとハクモクレンが切られ、二日目には、モモとビワが
切られました。三日目は、切り取った木や枝の後片付けです。ビワの木は二階
家の屋根と肩を並べるほどに伸びていたので、主な枝ごとにロープを掛けて切
った枝が倒れる方向を調整しながらの手間の掛かる作業です。

◇大きく育ちすぎて、手に負えなくなったので切ってしまったのでしょうが、
何となく寂しいですね。なかでもハクモクレンは、大振りで純白の花をたくさ
ん付けて実に見事だったのですが。


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■ 昔(最近)読んだ本(気になった本のご紹介)…
                    【日米戦争は終わっていない】■
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◆江藤淳 著
   『日米戦争は終わっていない 宿命の対決−−その現在、過去、未来』
                       ネスコ(日本映像出版(株))

◇本書の主題は「日米戦争は現在も進行中であり、しかもそれは“終わりなき
戦い”である」ということです。以下は「第三講 日米関係の構図」のなかの
「その五 憲法第九条はアメリカに対しての誓約」からの抜粋です。

◇アメリカ側から見れば、警察予備隊、保安隊、自衛隊と発展してきた日本の
軍事力は、あくまでもアメリカの世界戦略上の補完的軍事力であって、北東ア
ジアの日本戦域における現地人を充当した地域的・戦術的部隊である、と規定
されているはずです。ところが逆に日本側から見ると、この役割がよく見えな
いような構造になっている。

◇一方にあってはならないものが存在する、と考える人びとがいます。つまり
憲法九条は、非武装化、戦力不保持、交戦権不行使を定めているのに、自衛隊
の存在はそれに抵触するというのです。この考え方は、朝鮮戦争以前のアメリ
カの考え方と同じですが、この場合、憲法は、日本人が平和を希求して自主的
に制定した憲法だ、という虚構のたてまえに立っていて、日本を再び「脅威」
たらしめないという、アメリカの対日基本政策の存在に目を蔽っているという
特色があります。いわゆる革新勢力の人びとの見解は、おおむねこの範囲を出
ていません。

◇これに対してもう一方の端には、自衛隊を新国軍であると見なそうとする人
びとがいます。しかし、この見解は、自衛隊がアメリカの世界戦略を補完する、
地域的・戦術的な軍事力にすぎないという事実を、故意にか偶然にか看過して
います。

◇つまり、アメリカの世界戦略からいえば、まことに平明に位置づけられてい
る日本の軍事力−−日本人に委ねられている軍事力の意味合いが、日本国内の
文脈に投射されると、にわかに千々(チヂ)に乱れはじめる、つまり乱反射する
のです。…

◇本書は「閉ざされた言語空間 占領軍の検閲と戦後日本」と共に、著者の代
表作とも言える名著です。初版が昭和61年(1986)と古い本で今では絶版になっ
ており、手に入れにくいとおもいます。アマゾンなら手に入るかも。


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■ 今週の風物詩(私の写真館)…【ボタン(牡丹)】■
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●写真はこちら → http://www.fureai.or.jp/~show-ty3/photo22-022.html

◇うちの庭に咲く紅白の牡丹です。四月二九日(昭和天皇誕生日)、大型連休初
日に撮りました。

◇このところ天候が荒れ気味で強風の日が多く、150cmほどに伸びた茎の先端で
大きな花が右に左に揺れています。


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