sitemap

ゼロから始めるバスフィッシング

しなやかで浮き、伸びのないライン

PEラインは、ポリエチレンの化合物のラインを編みこんだものです。

これはバスフィッシング用に開発されたものではなく、もともとは海の沖釣り用に使われたものです。水深100m以上、時には200m以上もの深場で釣るため、伸びが極端に少ないものを、ということで生まれたものです。その後、バスフィッシングにも対応するPEラインが出てきたというわけです。

このラインの特徴としては、なんといっても前記したように伸びが非常に小さく、伸び率が2~3%しかありません。そのため、今まで感じられなかった微妙なアタリあで手元に伝えてくれるようになりました。

また、摩擦係数が非常に低い(つまり滑りが良い)ことから、キャスト時、抵抗なく飛ぶので飛距離アップにつながります。比重は水より低いため浮きます。このあたり、フロロカーボンラインと対極にあります。この特性を使った使い方を考えると面白いでしょう。

欠点としては、非常にしなやかなので、ロッドティップにからみやすいといったことです。また、滑りやすいので、結びがほどけやすい事もあります。その他、透明でない事から、クリアなフィールドでは使いにくい事や、高価なこともあげられます。ただし、非常に長持ちするので、一度リールにセットすれば、半年から一年くらいは使えます。

スピニングリールの場合もベイトリールの場合も、PEラインは16Lbぐらいのものを使えばよいでしょう。しかし、これも初心者には扱いづらいので他のラインを使いまくってから試してみたほうが無難です。