私が在住する横浜市保土ヶ谷区は10月1日に区制施行80周年となった。この80周年記念事業は様々な催事が計画されているが、そのひとつ「区民大合唱」が昨日横浜みなとみらい大ホールで行われた。
これは作詞・作曲・演奏・合唱全てが区民によるものである。2006年に詩が公募され、89点の作品から3曲が選定され、「交響詩 保土ヶ谷」〜混声合唱と管弦楽のために〜として、1.祝典序曲 2.私の宝物 3.わがまち、保土ヶ谷 4.やさしい心、やさしい町 の4楽章の作品に作曲され、300人の公募合唱団と保土ヶ谷コミュニティオーケストラにより演奏したものである。
私は公募合唱団に申し込み、結局、経験者、初心者、未経験者、小学生から86歳の高齢者まで様々な人達300人が集まった。
4月から毎月1,2回づつ練習が行われた。私は2回目から参加したが、正直これだけのいろいろな人達、楽譜の読めない人や、合唱初体験という人も多い中で、どのようになっていくのか不安を感じたが、練習用CDも用意された他、指導方法が大変良く、指導者自身が歌いながら指導をして誰でも歌えるようにしてきたことが一番効果を生んだと感じている。
そして老若男女が一堂に会して、目の見えない方が、毎回二人必ず練習に来られ、点字の楽譜で練習していたのは特に印象に残った。また障害を持つ方の会の方々も別枠で一生懸命練習し、昨日の演奏会ではP席と呼ばれるパイプオルガンの前の椅子席から合唱に参加したのも区民合唱ならではの演奏会だったと思う。
前日の練習までオケの指揮者から合唱に対して注文がついたが、当日のリハーサル等ではうまくいき、本番が最良の演奏になったと確信している。
そして、この合唱のために練習の受け付けや欠席者への連絡、当日の細かい手配まで全面的に支えてきてくれた区役所の職員の方々には本当に頭が下がった。
これでひとつの行事が終わったが、これを機会に何か合唱の輪が出来そうな雰囲気である。
満足した一日であった。
尚、写真左は9月の広報紙に掲載された合唱に対する記事で、インタビューを受けた私の発言が掲載された。右は当日のプログラムである。
第一部の合唱に続いて行われた区内4つの中学校の吹奏楽は、人数も多く、音もそろい、とても見事な演奏で、中学生がここまで演奏できるのか、とびっくりしてしまった。
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