昨日は月一度の渋谷へ行く日でした。21:20頃には渋谷で横浜へ戻る電車に乗るのですが、いつもタイミングが悪く、通勤快速の電車が停車中ですでに乗客が乗車している状態になっていて、座ることは出来ないのです。
大半が会社帰りの人たちで朝の通勤ラッシュに近い状態で出発し、途中で段々人が減って横浜へ着くとドッと下車するため社内はガラガラ状態になるのです。私もそこで下車するのですが。
考えてみると、私は社会人になって地方の工場勤務になり、家を建てた時も毎日のことだから車を使わずに会社に近い所が良い、と判断して会社から徒歩で1,500歩程のところに建てたこともあり、また市内には鉄道が全くないところでしたから、通勤に電車を使うことはもちろん、定期券も忘れたくらいであり、通勤ラッシュの経験は学生時代で終わりでした。
横浜へ38年ぶりに戻ってもフリーの状態ですから、まずラッシュの時間帯に出かけることもなくのんびりしていると、こうした混雑した電車は段々苦手の方になってきますね。
横浜でまた乗り換えるのに数百メートル歩きますが、22:00になっても人通りの多いのにはいつも感心します。何をしていたのか高校生もかなり見受けられるし、会社帰りの人たちは一番多いですが、こうした人たちを眺めながら「毎日ご苦労さんなことだ」「歩くのが不自由な高齢者はこの時間帯では歩きにくいだろうな」と思ってしまうのです。
今駅にはエレベーターを設置したところが多くなっていますが、エレベーターのところには若い人たちが一杯待っている姿を見て、「どんどん歩けば良いのに。横着ばかりしていると年をとった時に、足に来るよ」と心で呼びかけながら私は歩きます。
そしてつり革につかまりながら、窓ガラスに写った白く薄くなった自分の顔を見て、昔の顔との相違を感じています。
あまり昔のことを考えるとそれは年をとったためだと言われますが渋谷は高校時代の場所だけにどうしても昔を思い出してしまうのです。
|