6月28日は在籍する二つの合唱団のステージが重なってしまいました。
一つは神奈川県合唱連盟主催の合唱祭、もう一つは一年間練習してきたものの演奏会。
私は7分間の合唱祭のために一年の練習の総まとめに参加出来ないのはつらく、後者の方に参加することにしました。
第一ステージは野口雨情の世界ということで、指揮者自ら編曲した「しゃぼんだま」「七つの子」「証城寺の狸囃子」を演奏、第二ステージは新実徳英作曲の「幼年連祷」、第三ステージはモーツァルトの「戴冠式ミサ」でした。
第二ステージの「幼年連祷」は指揮者が今回の中心団体である職場の合唱団でコンクールで1曲ずつ演奏し、金賞4回、銀賞1回を獲得したことのある曲です。
それだけに新実節といわれる独特のハーモニー、リズムは我々を悩ませました。リハーサルではアルトのハミングが出始めるや否や指揮者から駄目出しがあったり、途中何箇所も止められて修正を余儀なくされたところもあったくらいでした。
満席の会場で14:00丁度に始まった本番では、第一ステージで少しお客様を笑わせて、第二ステージではコンクール並みの難しい曲を披露。心配した出だしもなんとか上手くいきました。
第三ステージはエレクトーン2台とティンパニーによる伴奏。毎年このスタイルでミサ曲を演奏していますが、オーケストラのスコアを2台に分けて伴奏しているだけに、オーケストラの伴奏で演奏しているような気持ちになりました。4人のソリストもさすがで、最前列に座った私の友人達は、指揮者とピアノ伴奏者の阿吽の呼吸やソリストの唇の形までじっくり見ることが出来て大いに収穫があったそうです。
第三ステージまで進み「千の風になって」と恒例の「別れの時」を歌って終演しました。
帰宅後聴きに来てくれた友人達からメールで乾燥が届き、日頃辛口の友も褒めてくれて大いに満足できた一日でした。
来年は「筑後川」「グノーの聖セシリアのための荘厳ミサ」を6月27日(土)に演奏です。これを楽しみにまた一年間練習を積んでいくつもりです。
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