私の住まいは相鉄線の沿線にあります。昔と比べると相鉄線もエスカレータやエレベータ工事、高架線工事等が進んでおり、横浜のベッドダウンのための鉄道として大きく貢献しているといえます。
その相鉄線が7年ぶりに新型車両を導入した、との話題が「相鉄瓦版」というミニ小冊子に出ていたので紹介してみます。
今回の新型車両は「11000系」と言われ、現在各種検査や試運転を行っているようです。
昔、漫才で「地下鉄の電車をどうやって入れるのかと考えると夜も眠れない」というのがありましたが、確かに不思議な感じがしていました。
この記事を読んで「なるほど」と新しい知識に納得しました。左の画像はこれを紹介しているページで、右はその一部の拡大です。
これによりますと、車両は京急線の金沢八景駅近くの車両製造会社で製造され、ここから同社の車両搬出入用専用線や京急線を利用してJR横須賀線に入り、根岸線や貨物線を経由して茅ヶ崎駅へ。そしてJR相模線を北上して厚木駅から相鉄の貨物線に入り、かしわ台電車基地に到着するそうです。
電車基地内で行う各種検査が完了するまで電車は線路上を自力走行できないため、製造工場から電車基地まではけん引用車両に引かれて走行します。
電車の車両はすぐ近くへの移動であってもこうして長い距離をけん引されて輸送されることを初めて知りました。
他の鉄道も全てこのようなルートがあり、道路のようにどこかで必ずつながっているのでしょうね。
尚、今回導入の新型車両は平成27年に予定しているJRと相鉄線の相互直通運転を視野に入れて造られているそうです。
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