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○6-- 教習第5回目(第2段階:3時間目/4時間目)
 

 教習第5回目である。
 今日は2段階の続きである。

 今回受けている教習で、ついに雨である。
 雨天時教習。二輪を乗る以上、雨天に見舞われることは当然想定されることであり、その意味では教習の段階で雨天に見舞われるのもまた好しとしなければならないと思ってはいるが、よりにもよって、急制動と回避の時にいい感じで降ってくれなくてもいいんじゃなかろうかと、思わずには居られないワケで。

 と言うわけで、雨の中、2段階3時間目は急制動の特訓です。
 大型バイク、特にCB750は重量200キロ強でライダー含めれば300キロ近くなるわけです。イヤ別に自分の体重が100キロもあるのかこのデブめ、ッて話じゃなくて、ガスや積載物含めた大まかな数値です。
 バイクはクルマに比べてタイヤが2個しか無いため、制動の観点から考えれば不利になります。
 重量の違いはありますが、倒れないようバランスを取りながら、ロックしないように注意しながら急激な制動力をかけるのは、結構難しい。
 しかも今回は雨天。ブレーキは滑るしタイヤも滑る。

 でもまぁ、やらなきゃ話にならないので、やりましたが、結論を言えばかなり止まります。
 無理するな、って言われるくらい、十分な制動力が得られます。


 今回の教官は、前々回と同じ教官だった。ここでは便宜上、○(まる)教官と呼ぶ。決して体型が丸かったからではない。
 まずは雨具装着。バイクガレージに吊されている小汚い雨合羽を着て、バイクをガレージから引き吊りだし、とりあえずエンジン暖めるために外周5周。
 なんかこう、教習前に外周を走るのは、学生の頃体育で授業始める最初にグラウンドを数周走らされたのを思い出させる。
 まぁ暖めるのは身体じゃなくてエンジンですが。 

 5周の周回後、急制動のやり方をレクチャーされ、いざ開始である。
 まずは35キロで進入し制動。止まる。11mライン手前で止まれる。
 急制動は距離が決まっていて、時速40キロ進入で晴天時は11m以内、雨天時は14mのライン以内で止まらなければならない。
 で、40キロで進入し、一発目は11mラインで止まった。
 横で見ていた教官が、
「雨だから14mで止まっていいぞ、無理するな」
 とか言うので、2回目からは11mと14mの間くらいで止まるようにした。
 しかし、雨だから視界が悪い。バイザーを半分くらい下ろして直接目に雨が入らないようにすると、よく見えないし、全開するとメガネがのっぴきならない状態に。
 でもバイザー越しよりは見えやすいので、3回目からは全開に。

 5本やって、次は危険回避である。
 教官の出す旗によって右か左へ避けるのである。検定課題ではないけれど、危険時の回避練習である。
 で、早速回避。1本目。右左間違えた。それ以外は、一応なんとか。最後は教官がわざと遅く出したのでちょっと回避が手間取ったけど。
 バイクが重いから全然曲がらん。
 まぁクルマだって、いざハンドルきったところで、曲がらないのは一緒だけれど。

 残り時間で課題練習。
 どうも一本橋がやはり苦手だ。

 4時間目。

 四輪との混走。 
 雨だし前回よりクルマ多いし大型車いるし、バスまで居る。
 デンジャラス教習の始まりだ。
 キャー、右からクルマがー!
 イヤー、左からクルマがーー!
 突っ込まれそうになったこと2回ほどで、混走終了。
 しかし、二輪から見たらクルマってホントにデカイ。
 横に教官乗ってるから止まってくれると判ってるけど、それでも接近するクルマは恐怖である。
 生徒のヒトなんて、ポカーンって口開けて見てるし。
 余裕が出てくると四輪に乗ってる生徒のヒトの表情を観察できるから、ちょっと面白い。でも目は合わないねぇ。必死で前しか見てない感じで大変に微笑ましい限りです。見えてるんだろうか。頼むから、突っ込んでくれるなよ……。
 残りの時間は課題。
 一本橋だ。10秒ギリギリ。進入でちょっとタイミング間違ったらアウトじゃ。まぁ、落ちなきゃアウトじゃねェんですよ。

 次回はまた来週。
 慌ててもしょうがないしね。
 のんびり取るですよ。
 欲を言えば今年中に免許試験場行って書き換えたいところだけど。 






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