ターニャでクリア

 このゲーム、髪が青くて根性論を展開する子とか、マッドな科学者予備軍がいないので、ちょっと物足りない。
 あと、見知らぬ外国人のお兄さんを捕まえてアイスが食べたいと言い出す子とか、持病で心臓が悪いナイスバディな看護婦さんとか、戦死した上官の奥さんとか。
 というわけで、このゲーム唯一の金髪の子、ターニャ。メリケン人でないあたり、ちょっとナニだ。でもオッケーだ。
 …ロシアの人でも金髪ってあんまり多くないんじゃないかな。
 例のあの子と同じ個所に持病を持ってる辺り、ちょっと心中穏やかじゃない感じ。


 なぜかフルネームで憶えてしまっている、ターニャ・リピンスキー。
 出身はロシアはナホトカ。日本語堪能。奇跡的に北海道弁には染まっていない。
 運河工藝館で硝子職人の仕事をしている。
 性格はちょっとおとなし目で自分が外国人と言うことで心に壁を作ってしまっている。。
 セガの「北へ。」公式サイトでは彼女がホームのとびらを飾っているので、きっとターニャがヒロインに違いないと密かに思ってたりします。
 ちなみに、ターニャの声は坂本真綾って人なんですが、この人声優さんだったんすね。TVCMじゃなんか歌うたってばかりだから、歌手かと思ってた。

 8/3の琴梨デート時に工藝館で見かけるが、この時はまだ知り合えない。彼女と琴梨、どっちを取るか。選択のしどころです。
 夕方に再び見かけるけど、3択になる。でもここでもまだ出会えない。出会いたかったらとりあえず彼女のことを気にしましょう。
 って言うか、琴梨と小樽デートをしないと分岐しないので、ターニャ攻略時は8/1空港からの琴梨の機嫌を損ねないように。
 あと、カラオケで鮎の誘いに乗ってもダメ。
 出会えるのは8/4の午前中に一人で工芸館を訪れたとき。札幌から小樽へは時間経過があるようなので、朝から向かった方が余裕が出来ると思います。未確認だけど。
 意味有りげに出てくる妙な二人組みから花瓶を護るか否かは、その後の苦労をどう感じるかで決めましょう。
 首尾良く護れば花瓶がゲットできて彼女とも知り合えます。護れなければ彼女が悲しみます。好感度は上がりません。
 その日の夕方に夕日の見える公園で再び出会います。ここでようやく知り合えます。
 夕方ですし、夕食にでも誘って見ましょう。ちなみにあんまり突っ込んだ言葉は嫌われます。
 夕食はターニャ行き着けの喫茶店「エンゼル」で。マスターからロシア紅茶のサービスがあります。
 エンゼルではターニャの仕事についての話をすると、大事なガラスのペンダントを見せて貰えます。彼女の目標は、このペンダントと同じ色を作り出す事だという。
 夕食後、彼女に駅まで送ってもらいます。駅からは家直行です。

 翌日8/5。午前中に小樽工藝館に行くと、ターニャが入り口で手ぐすね引いて待ち構えています。
 よかったら仕事を手伝って欲しいと言われるので、1も2もなく手伝います。
 ここは仕事場なので会話はむろん仕事の話を中心に。
 夕方にまた例の公園に行きます。夕日の話を中心にしましょう。急いては事を仕損じる、です。
 夕飯を食べにエンゼルへ向かいますが、途中で酔っ払いにからまれます。どんな行動をとってもペンダントが割れるという結果は同じなんですが、やっぱり護ってあげるのが男ってもんです。
 ペンダントが割れてしまったショックでエンゼルについてもターニャはうなだれています。
 壊れたペンダントを主人公が見ていると、ペンダントの中に封じ込められていた物に気が付き、その中にペンダントの色の秘密が書かれているのを発見します。
 その後彼女と駅で判れて主人公帰宅。たい焼き鍋を食べずにすみました。

 8/6。朝一で工藝館に向かうと「あの色が出せた」とターニャがうれしそうに主人公に告げます。
 工房で見せて貰ったのは、ペンダントと同じ色のベネツィアングラス。しかし、ターニャはベネツィアングラスを作るのが目的ではないという。
 この色のガラスを使ってみんなが幸せになるものを作りたい。そんな彼女が慣れた手つきで作り出したブローチを店の店長は一蹴する。
 ショックを隠し切れないターニャ。それが引き金になったのか、持病の発作が彼女を襲う。
 工房から外に連れ出したところで倒れてしまい、途方にくれる主人公。
 そこへ運良く通りがかる研修医 椎名薫。
 病院に連れていくと告げ、彼女のクルマにターニャを乗せて行ってしまう。・・・・・・なんか脚本っぽくなって来たな・・・・・。
 椎名薫の乗るクルマはオレンジ色の左ハンドル2シーターのオープンカー。そう言えばエンディングロールにはFIAT AUTO JAPANの文字。見まがうはずもない。このクルマはFIAT バルケッタだ。
 バルケッタとはイタリア語で「小舟」を意味する言葉で、以前試乗したとき、145と同じフロアパンを使いながらなるほどキビキビとした動きをしていたのを覚えている。
 しかし、彼女の風貌ではバルケッタよりもロッソのAlfaRomeoスパイダーのほうがより似合うと思うのだが、どうだろうか。
 夕方になって椎名から電話が入る。大事をとって入院させたとのことだ。
 なにもできない主人公はそのまま帰宅することとなる。
 帰宅後、創作カレーを主人公に食べさせそこなった琴梨の母親が部屋にやってくるので、彼女に今日の出来事を説明する。興味を持った彼女はテレビで放映したいと主人公に告げる。

 8/7の朝にターニャのお見舞。長い時間いることはできないが、攻略がうまくいっていれば彼女の電話番号を教えて貰える。
 この日はもうターニャとは会えない。札幌に戻ってカラオケでも練習しましょう。いつか来る日のために。
 家に帰ると、例のブローチが問い合わせ殺到だと琴梨の母から聞きます。

 8/8午前。工藝館前でターニャに出会う。今日一日休みを貰っているので海を見たい、と言うので銭函へ向かおう。喫茶店で話をした後、銭函駅で別れる。
 銭函駅でターニャと別れた主人公は、気が付くといつの間にか東京に戻っています。
 冬のためにガンガンバイトです。ちなみにこの段階では占結果はまだ「中吉」程度のはずです。
 冬休みに一気に上がりますので、心配はいりません。

 12/28に再び北海道の地を踏む主人公。空港にはターニャが迎えに来ています。よく琴梨とかとバッティングしないものだと感心します。
 奇跡的に北海道弁に染まらなかったターニャは汽車と言うことはありません。
 札幌駅で別れて、春野家へ。
 琴梨の攻撃をかわし、ターニャをデートに誘うべく電話します。
 札幌と函館の二カ所が選べますが、やはり初日は札幌からでしょう。
 札幌では5カ所、行くことが出来ます。SPAランドは欠かせません。あとカラオケも恥ずかしがりながらも歌ってくれます。
 途中で喫茶店を挟めば会話も聞けていい感じでしょう。質問にはまじめに答えてあげます。彼女の不安を消すように。

 12/30は函館へ行きましょう。ベイエリアと五稜郭に彼女の喜ぶスポットがあるので、行ってあげます。3件回ったところで函館山へ向かいます。
 函館山でぽつりぽつりと話す彼女の本音を聞き、帰路に付きます。函館山で好きといわれたらクリア同然です。占も「大吉」になってるはずです。

 12/31の朝にターニャに電話をいれて、その夜時間いっぱいにターニャが来てくれたらクリアです。

 全体的に短めなシナリオながら、短期間にきっちり詰め込まれています。
 エンディングロール後の話はターニャにとっても主人公にとっても、彼女の両親にとってもハッピーエンディングです。
 余談。ウォッカって、純アルコールと同じだと思う。





もどります