激録・ハワイの六日間戦争。

 なんか知らないけど、行く羽目になったので、折角だからテクストに起こしてみました。
 良く分かんないなりに、楽しめはしたようです。

8月15日(日本時間)
 弟の挙式のために、第2旅行先であるハワイへ向かうため、昼過ぎに新千歳空港へ向けてクルマで出発。
 1時過ぎにクルマを預けるパーキングへ到着。
 マイクロバスで空港へ向かう。
 かなり早めに空港に着いたので、展望台で離着陸を見たりして時間をつぶす。
 待ち合わせ時間になって、弟夫婦やあちらの親の方が着たので合流。
 なぜか晩飯を食べに行くことに。

 ボーディングの1時間前くらいに手荷物検査と出国手続きに入る。
 手荷物と言っても、持っているのはパスポートなんかの書類関係と、本数冊、カメラくらいである。
 国内線で乗ってきたときから、特に変なものは入れていない。引っかかるはず無いと思っていたら、まず、リュックに挿していたペットボトルのお茶が引っかかった。
 どうも危険物に見られたらしい。ふたを開けてにおいの確認をされた。いくらワタクシでも海外まで薄め液は持っていかないぞ。持って行くときはエアブラシも一緒だ。
 もう一度X線を通すというのでリュックを預けたら、また引っかかった。
 開けて確認させてくれと言うので、開けながら内容物を説明してたら、たまたまリュックのポケットに入ってた時計ドライバーが見事にビンゴ。
 出国審査のテーブルの向こうにいた家族らが大爆笑してるのを背中に聞きつつ、ドライバーを預ける手続きを取って、出国審査へ。こちらはすんなりと。
 弟の嫁さんに会うのはこの日が初めてだったけど、初っ端から大爆笑されてしまった。
 それにしても、暇つぶし用に原型道具一式持って行こうかとか思ってたけど、持って行かなくてよかったわ…。ファンドなんて、下手したらプラスチック爆弾だと思われかねん。
 あと、機内に入る前にも、やっぱり身体チェック受けた。そんなに危なそうな格好だったんだろか。
 ちなみに機体はDC10だった。
 あと、機内はガラガラ。

 定刻にプッシュバック。
 国際線乗り場はかなり端のほうにあるので、ランウェイまでしばし時間がかかる。それでもエ○ドゥよりはマシであるが…。あの扱いは、かなり不遇だと思うぞ。
 離陸滑走の加速Gはそれほどでもなかった。
 離陸後、しばらく気流が悪く、シートベルトサインが消えるまで1時間以上かかった。
 夕食後、空いてる席に移ってしばし就寝。
 ガラガラなもんだから、結構好き勝手に寝てた。
 あと、機内空気の乾燥度合いはハンパじゃなく、氷を入れた飲み物の容器表面に、まったく結露による水滴が付かないくらい乾燥してた。
 トイレのノブ触るたびに、何回静電気でビリッと来たことか…。

8月15日(現地時間)
 7時間のフライトの後、ホノルル空港へ着陸。
 横風が強かったのかタッチダウン時もバンクが付いたままだった。
 入国審査が小声の英語だったので聞き取れず、「へ?」とか言ったら普通に日本語で言ってきた。
 それでも英語で返そうとする自分がステキである。
 手荷物もすんなり受け取り、外に出ると、暑かった。
 ハワイはカラリとした暑さだとか言うけど、普通に暑い。まぁ汗がじっとりにじまない暑さではあるが。
 でもまぁ少なくとも、真夏炎天下の秋葉原よりは確実に快適で涼しい。都内の暑さは空気の塊の中にいる感じだからなぁ…。
 旅行代理店の人の案内でリムジンに乗ってホテルに到着。
 チェックインは正午からというので、飯食ったりなんだりして時間をつぶす。
 たまたま入ったサンドイッチ屋だったが、とにかくデカかった。そりゃ毎日毎食こんなのたいらげてりゃ、あんな図体になるわさ。
 昼になって、チェックインして、弟夫婦は衣装合わせだとかに行く言うので、夜まで寝てた。
 夜寝る前に、機内で読んでたマリ見ての続きを全部読んで就寝。

8月16日(現地時間)
 朝起きて、顔を洗って式服に着替える。
 オールシーズン用なのでとにかく暑い。
 カメラにフィルムを装填して、準備ができた所で、1階ロビーに向かう。
 親族、弟夫婦がそろったところで、教会に出発。
 ダウンタウンの大きな教会だった。
 式はリハーサルや撮影含めて1時間ほどで終了。
 ホテルに戻って着替えて、ワイキキの街中を散策しに行く。
 ホテルから15分ほどで到着。なかなか賑わっているが、残念ながら、この散策では趣味的な店は発見できなかった。
 おもちゃ屋とかCD屋とかゲーム屋とか本屋とかは、どこにあるんだろう…。
 あと、ドルは良いとして、セントの小銭が結構面倒。なれないと1セントと10セントが一瞬わからん。

 それと、実銃を撃ちにシューティングの店へ。
 最初にリボルバーとライフルの22口径を撃って、その後に大口径銃を撃った。
 最初は357マグナム。22口径がかなり楽に撃てたのでなめてかかったら、ショックがムッチャ強くて一発撃つ毎に手が跳ね上げられる始末。どう頑張っても跳ね上がる。最初なんか、あまりの強さに思わず目ぇつぶっちゃいましたよ? ええ。銃口からはいい感じに火ぃ吹いてるし。
 なんて言うか、銃型のガスライターあるじゃないですか。瞬間的にあのガスライターの炎の三倍くらいの長さのが吹き出します。あの炎だけでも殺傷力ありそうです。
 映画なんかだとあれ片手で撃ったりしてるけど、訓練しないと絶対無理。つか訓練しても無理ちゃうか? 相当の筋力要るぞあれ。
 時代劇なんかで刀とかを軽々振ってるけど、実際の刀は滅茶苦茶重くて、とても素人が片手でなんて扱えないのと感じは似てる。
 銃自体の重さも結構あるし。
 45口径はグロック。銃の作りは模型チックだったけど、重量はかなり重い。撃ったら銃口からイジェクトポートから火ぃ吹いてた。一発撃つ毎に飛び出す薬莢は、かなり熱い。結構勢い良く飛んでいくから横の壁に当たって跳ね返って顔や腕なんかにバシバシあたってた。痛熱い。
 次は44マグナム。357と負けじ劣らぬ反動の強さ。ダーティハリーは片手で撃ってたな。
 確かあぶない刑事のタカだったかも、片手で撃ってなかったか?
 ちなみに、音は、「バキューン」じゃなくて「パンッ・バンッ」って感じ。
 22口径は軽くて爆竹みたいな音だけど、大口径はまさに破裂音。イヤーマフしてても結構響く。
 9mmはベレッタM9。有名な銃であります。これもかなり反動は強い。両手で無いと間違いなく撃てませぬ。しかも、ぜんぜん当たらないの。これならエアガンのほうがまだ当たるわ。
 総合成績は、まぁそれなり。初めてにしては、そこそこ当たってるほうだと思う。
 しかし、確かにあんなもんで撃たれたら、死ぬわ。撃った衝撃ですらスゴイものがあるから。
 シューティングレンジで撃つ分には、面白いんだけどね。マグナムは。

 夕方にホテルに戻って会食。
 ホテルに戻って、寝る前にマリ見てを1冊読んで寝る。

8月17日(現地時間)
 オアフ島1周観光ツアーの日である。
 微妙な日本語を操るガイドさんの運転/ガイドでダイアモンドヘッドやらサンセットビーチやらを周りつつ夕方にホテルに戻る。
 ツアー同行者(って言っても親族だけだったけど)はこのツアーはいまいちだったとか言っていたが、個人的には非常に面白かった。

 このツアーで気が付いたけど、オアフ島の山って高い木がほとんど生えてない。
 また山がかなり切り立ってる。モリヤの壁みたいなところもあった。
 言ってみれば、FF11の上れない障害物の山に近い。比較するモノが間違ってるような気もしますが。
 平地には木はたくさん生えてた。

 このあたりから、胃袋が大きくなっているように感じ始める。
 夕方にホテルのビーチで泳ぐ。心なしか、水が日本よりしょっぱい。
 夜に、マリ見てを1冊読んで寝る。

8月18日(現地時間)
 午前中は潜水艦で海底ツアーである。
 ホテル横のビーチ桟橋から出ている船に乗って沖へ出て、そこから観光用潜水艦に乗り換えて海底散策である。
 水深30mくらいまで潜り、約1時間ほどでツアーは終了。
 午後からは、単独行動でワイキキ水族館へ。
 ホテルからトロリーバスに乗って15分ほどで到着。
 トロリーの運転手のおばちゃんが、とにかくひっきりなしに観光案内(英語)しながら大笑いするので、次の停留所がちょっと聞き取りづらかった…。
 ワイキキ水族館はかなり小規模な水族館で、普通に入れば30分ほどで見終えてしまうが、ワタクシは何周もするので2時間ほど滞在。
 その後歩いてワイキキの街中へ。途中通過したワイキキビーチ、実によい光景でありました…。
 マクドとモスバがあったので、日本とどう違うのか食べ比べてみようツアーを一人で開催。
 まずはモスバへ。
 ハンバーガの大きさは普通だった。コーヒーはSサイズなのに結構多い。たっぷりサイズのマグカップに入って出てきた。コナ・コーヒーだそうな。
 今回は照り焼きチキンを頼んだのだが、チキンは結構美味かった。
 食べ終えて、さてマクドへ行くかと思って外に出たら、ばったり家族と遭遇。
 そのまま連行。
 免税店とかに行ってみた。
 しかし、特に面白そうなものはなし。
 外のスタバでコーヒー飲みながらマッタリしてた。

 ハワイはコーヒーが安い。スタバに限らず2ドル以下で普通に飲めるし量も多い。
 その代わり、缶コーヒーは異常に高い。3ドル近くする。
 しかも不味い。
 ペットボトルのコーラは日本と同じくらい。水はピンきり。安いものは1.5Lで1ドルちょっと。
 六甲水はすごく高い。つか日本のものは軒並み高い。ペットボトルの日本茶関係も3ドル以上する。

 晩飯は何故か居酒屋だった。
 毎日酒飲んでばかりだ。バドワイザー安いし。アサヒのスーパードライは、なんか味が違った。
 夜に帰国の支度して、マリ見てを1冊読んで寝る。

8月19日(現地時間)
 帰国日である。
 朝6時にチェックアウト。
 同6時半にツアーデスクへ行き、リムジンで空港へ。
 空港でチケットを受け取り、荷物を預け、チェックイン後に手荷物/身体検査してロビー内へ。
 そう言えば出国検査見たいの無かったけど、チェックイン時に終わらせちゃったんだろか。
 ロビーは窓が無かった。正確に言うと、窓に窓ガラスが無い、という状態。
 ジェット機の爆音がそのまま聞こえてくるのである。ジェットの排熱を感じられるのである。
 飛行機好きには堪らぬ光景だろうが、ワタクシは再三申し上げる通り、「飛行機好き」という訳ではないのでありますが、それでも大はしゃぎでありました。

 時間が来て、機内案内が始まり、順番に機内へ。ボーディングブリッジを歩いてる最中に待合ロビーに忘れ物したのに気が付いて慌てて戻る。
 定刻より10分も早くプッシュバック開始。
 キャンセル待ちとか居なかったんだろな…。この路線も10月で廃止らしいので、なんだかひどく感慨深いものがあったり。機内もガラガラだし。
 タキシー途中で米空軍基地そば通ったときにF-15が何機か見えた。
 千歳だとなかなか見られないんだけれども、こっちは普通に駐機してた。
 FedEX機の後に続いて離陸。無事離陸。旋回して一路日本へ。

8月20日(日本時間)
 離陸後1時間ほど後に機内食。
 そして就寝。やはり適当に居心地のよさそうな席に移って、である。
 地球の自転と反対方向に飛ぶけれどやはり自転のほうが早いので、朝飛び立って、到着はお昼になります。7時間かけて飛んで時計の針は3時間(と1日)進むだけ。
 ところどころ多少揺れたり積乱雲突っ込んだりとしつつ、おそらく帯広南西側から北海道に上陸。
 日高山脈を北西方向に横切りつつ、夕張あたりで大きく旋回。
 そのまま真っ直ぐに滑走路へ向かい、かなりソフトなタッチダウンで着陸。
 今まで旅客機に乗ってきて、もっとも着陸ショックが少なかった。
 そしてゆるゆると国際線乗降口まで行き、機を降りた。

 入国審査も恙無く終わり、預け荷物も受け取って、関税チェックもヤケにすんなり通って帰国ゲートを通過した。

 軽く昼飯を食べて、パーキングへ行って、帰りはワタクシの運転で帰宅した。

 ちうわけで、まぁ、ハワイは海外言うても結構日本語通じるし、治安もかなり良いしで、なんかこう、外国人が多いなぁくらいの感覚で普通に過ごせました。ワイキキ周辺だけかも知れませんが。
 あと、日差しが真上から注ぎます。これは正直結構つらい。昼間は帽子必須のようです。
 晴れてるのに雨が降ったりします。狐の嫁入りです。軽いにわか雨ですが傘さす人いません。ぬれてもすぐに乾きました。ついでに汗なんかもすぐ乾くので、じっとりと汗かくことは少なかったです。
 風が強いです。一日中風が吹いてた気がします。

<その他諸々>
 デカイ娘(こ)はデカイが、ペタンな娘も結構いる。
 金髪で背が高くてスレンダーなペタン娘はもう、「見事!」と言うより他ありません。
 あれで眼鏡とかかけてたら、普通にお持ち帰りしたくなりますよね?

 夜にぶらついてたら、マトリックスのネオのコスプレした人が歩いてた。
 ちょっと背が足りなさげ風味だったけど、そこそこ雰囲気は出てた。

 まぁ、そんな感じ。
 総じて、結構楽しめた。ヲタスポットが無いのが、少々つらかったというか。



 ブラウザの「戻る」で戻ってくだされ。
 そのうちバックボタン付けますが、もう、メンドクサイ…。