大自然の前にはワレワレなどちっぽけな存在ってカンジ?

 雹(ひょう)が降った。降った当時にコレを載せようかとも思ったけど、どうせなら直ってからの方が気分が良い。よって、はれて修理完となったので載せることになった。

 2000年5月24日。午後12時半ころ。
 茨城県南部から千葉県北部の割と狭い範囲で、激しい風雨と共に降雹が確認された。
 雹の大きさは最大でミカン大の大きさで、窓ガラスが割れるなどの被害が相継いだ。

 今回降った雹はピンポン球サイズが平均サイズで、形状はほぼ球形をしていた。
 雨の降り始めから雹の降り終わりまで全てその惨劇を見ていたが、それは今まで目にしたことが無い光景であった。
 ニュースなどで影像などが流れていたと思うが、実際はあの様な生易しいものではなく、大型台風の襲来でもあのような光景を見ることはないだろう。

 さて、堅苦しい話は終わりにして、愛車茜号のひょうによる被害状況だが・・・

 ほぼ全板金交換、右リアランプカバー交換(ディーラー調べ)。
 やったー、外側だけ新品〜。
 なんてうかれてる場合ではなく、この時点でいつ帰ってくるか判らないと言われる。
 いつでもいいというので、面倒だから今日このまま置いていくと告げ、ディーラーを後にした。

 ちなみに前日、某下丸子の155乗りがやって来て、ポコポコのロドスタを大笑いして写真まで撮って帰っていった。
 写真は後にスキャンまでされて、メールで関係各者にばらまかれた。
 いつか同じ目に遭ったとき、逆に笑い返してやると心に誓う。


 クルマなんかすっかり忘れかけた3週間後。留守録にディーラーから修理完の伝言が入っていた。
 「飛んでいく」という表現はこういうことを言うのだろう。
 気が付くとディーラーに居た。
 全く何事もなかったように涼しい顔をしたロドスタがそこにいた。
 「え? 雹? なにそれ?」とでも言いたげなほど見事に直っている。
 修理メニューは、ボンネット、ドア、前フェンダー、トランク、リアランプカバーは交換。
 後フェンダーは板金修理とのことだ。
 スゲー、日本の匠の技術かコレ? オレ的人間国宝に認定だな。

 ディーラーを出て、ラジオを聴こうとしたら、なんか全然聞こえない。
 振り返るとオートアンテナが伸びていなかった。
 コネクタくらい戻しとけ。
 あと、トランクルーム内装(ってもエラクいい加減なものだけど)を留めるクリップピンもなんか足りない。
 適正化一歩手前。ダレカトメテ。
 電波ガ聞コエル。「マズハ、ろーるばーダ。次ハ、すてんめっしゅぶれーきほーすトますたしりんだすとっぱーデキマリダナ」
 聞こえるよララァ。



     #Capter 7へ続く。

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