ジャングルジムも装備しました

 もうすぐ3年目になろうかと言う、ロドスタライフ。
 オドメータはようやく2万5千キロを指し、機関はまだまだ絶好調である。
 クルマが絶好調なのは金がかからず良いことなのだが、3年という年月を経て、未だにシートに身体が合わない。
 妙に柔らかめなのが悪いのか、やはり長時間乗り続けると腰の辺りに違和感を覚え始め、それは今でも変わらない。

 そこで、意を決して、シートを交換することにした。
 選択したシートは、マツダスピード製のスポーツシートである。
 やや硬めで標準シートに比べて肩や腰のサポートもそこそこあり、疲れにくそうなオーラすら発しているように見えた。
 早速ディーラーへ行き、注文しようと腰を浮かしかけて、まてよ、と思った。

 ロードスターは、少なくとも小型スポーツカーと言っていいクルマで、開発するにあたっても高い運動性能を目指して作られた車である。
 シフトノブ一つとっても重さまでこだわって作っているくらいだから、いい加減なシートを載せているとは到底考えにくい。
 じゃあ、なぜ、前期型NBのシートは腰が痛くなるようなシートなのか。
 確かにあのシートにはそれこそ千差万別な体型のヒトが座ることになるため、最大公約数的な形状にならざるを得ないと言うのは考えられる。
 しかし、それにしても、あのサポート性の無いシートは、スポーツ走行においてメリットがない。いや、スポーツ走行ではなくても、町中での右左折ですらやや難があると言わざるを得ない。
 運転者に余計な労力を強いるのである。

 となると、運転性に関する以外の部分であの形状になったのではないか。
 運転性以外の部分と言えば、安全性や快適性、コストの問題が上げられるが、そもそも同排気量クラス帯では高価なクルマである。コストの面で妥協しているとは考えにくい。
 快適性と言っても、腰は痛くなるし、クラッチ操作などしてるうちに腰の位置が動いてしまうことから、それも当てはまらない。
 残るのが、安全性である。
 オープンカーの安全性で、最初に考えられるのが、横転である。
 セダンやクーペなどと違い、硬い屋根が無いため、横転すると乗員は路面などに頭部をぶつける危険に曝される。
 この時肩などのサポートがしっかりしていたらどうなるか。
 前方に身体を折って頭部を保護するしか選択肢がない。
 横転時だと横方向にGがかかるはずだから、とっさに前に身体を曲げるのは難しいのではないか。
 しかも運転席だとハンドルがある。エアバッグが展開したら最悪だろうし、シートベルトが衝撃で固定されれば前にも逃げられない。
 横に逃げるしかないわけである。
 肩のサポートがあると、横に逃げられない。

 ただ実際問題、ロードスターのフロントガラスを支えるピラーはかなり強固で、よほどの大横転でもない限りぺしゃんこに潰れることは無いと言う。
 それでもシートの肩サポートを敢えてしていないと言うことは、万一を考えているのだろう。
 サポート性の高いシートに換えると、とっさの時の危険性が増すのである。

 解決策は2つある。
 シートを換えないか、横転時の対策をするか、である。


 とまぁ、長々と書いてきたけど、結局スポーツシートとロールバーと言う選択になりました。
 ロールバーも同じくマツダスピード製ですが、注文するとき、「競技用ですので」との一言があった。
 まぁ、相手も商売である。
 取り付けには数日かかるそうなので、日曜預けで、出来たら連絡貰うことにして


     #Capter 7へ続く。

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