この手軽さこそが世界で最も普及しているWeb上のプログラミング言語「JavaScript」の 最大の特徴といえるでしょう。
しかもこの手軽な作業だけでOSの壁を超えるにとどまらず、さまざまな アプリケーションの中でも動いてくれます。WindowsでもMacでもLinuxでもSolarisでもFreeBSDでもBeOSでもOS/2でも動作するスクリプトを簡単に作成することができ、 PDFやSVGの中でも、PhotoshopやIllustratorなどの アプリケーションの中でも動作させることができます。更には、MacOSX用Konfabulatorや Windows用WSHなどはJavaScriptでアプリケーションが作れます。Flashの中で動作する ActionScriptでさえJavaScriptの標準仕様(ECMAScript)に基づいているのです。そして、本書の最大のポイントはCD-ROMにこれらの数百におよぶサンプルがすべて収められており、 らくらくコピー&ペーストできるシステムになっていることです。
DHTMLはCSSで飾られたHTMLをJavaScriptで操作するという技術です。W3C-DOMの直近の 先祖でもありHTML内の要素を自由にダイナミックに動かしたり消したり変化させたりす ることを可能にしてくれます。しかし、ブラウザごとに実装が異なるためにそれらの互換をとる作業が簡単ではないのが難点です。この本のサンプルはすべてがクロスブラウザで動作します。 つまり、ブラウザごとの互換をあらかじめ吸収してくれる処理を組み込んだスクリプトになっています。 したがって、この本にはWin版IEのみでしか動かないといったサンプルは1本もありません。 もちろん逆に、サンプルをほんの少し加工してIE専用のスクリプトにすることも簡単です。
ブラウザの互換問題はこの本の中ではあらかじめ解決されています。 ですから、この本のCD-ROMの中から気に入ったサンプルのソースをコピーしてあなたのページのHTMLの中へ貼り込むだけで使えます。 プログラムは実際に使ってから覚えればそんなに難しいものではないのです。 (もし、まだCD-ROMを開いていないとしたら、ここで本を一旦伏せて(笑)、まずCD-ROMを開いてみることをお薦めします。 とりあえずさまざまな知識がなくてもJavaScript/DHTMLは使えるのです。)