PHIL COLLINS / NO JACKET REQUIRED

(1985)

 80年代はホントにジェネシスの時代でした。中でもフィル・コリンズ個人の売れっ子ぶりはすさまじものがありました。これは、当時「世界で最も忙しい男」と呼ばれた彼の3枚目のソロアルバムです。
 またまたプロデューサーにヒュー・パジャムを迎え、ピーター・ゲイブリエルの3rd以降フィルの専売特許となった感のあるゲイトリヴァーブをふんだんに使った元気一杯のドラムが印象的で、大ヒットした1曲目「SUSSUDIO」を初めとしてサウンドにも飛ぶ鳥を落とす勢いが感じられます。そればかりでなく、なんとも地味めの先行シングル「ONE MORE NIGHT」が大ヒットしてしまうあたりは、まるでポップの神様が降臨していたのではないかと思えてしまうほど。つまり、何をやっても当たってたってことです。ちなみにこの前年、フィリップ・ベイリーとのデュエット「EASY LOVER」も大ヒットしております。
 ノリにノッていた彼はこの年、英米同日開催のライヴエイドにおいてチャーター機で移動、どっちでもドラムを叩きましたが、これは明らかにやり過ぎ。ついでに言うとアルバムラストを飾る「TAKE ME HOME」のプロモーションビデオで、わずか5分程度のために全世界を股にかけて撮影を敢行したのもやり過ぎ?ともかく、勝てば官軍的名盤です。

2004/12/07


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