ORNETTE COLEMAN /
THE SHAPE OF JAZZ TO COME

(1959)

 オーネット・コールマン(as)のアトランティックレーベル第一弾、『ジャズ来るべきもの』は、ドン・チェリー(cor)、チャーリー・ヘイデン(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)という鉄壁のメンバーとともにジャズ史上に打ち立てた金字塔です。
 これだけそれまでのジャズの概念を飛び越えた先鋭的な演奏でありながら、不思議とナチュラルに聴けてしまうは、彼の創造する音楽があくまで自然発生的にこのスタイルになったからだと思います。そういった意味で彼は真に革新的なアーティストであると言えるでしょう。
 その後のジャズに与えた影響力からすると、ジャズ界の巨人と呼ぶにふさわしい業績なんですが、巨人というよりは突然変異って感じです。
 

2002/06/14


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