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お知らせ |
◎ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)
ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)は、らせん形の
細菌で胃の粘膜に生息しています。
40才以上ではピロリ菌に感染している確率が
高く80%以上ともいわれています。
胃、十二指腸潰瘍、慢性萎縮性胃炎等の方は
ピロリ菌に感染している方の割合が多く除菌すると
再発の可能性が減ります。
最近は、胃癌の原因としてピロリ菌が注目されて
います。
血液検査、糞便検査、胃カメラ検査による鏡検法、
培養法、尿素呼気試験法等でピロリ菌の有無を検査
できます。
胃内視鏡検査で胃癌が無く、各検査でピロリ菌が
存在した場合、1週間の内服治療(胃薬+抗菌剤)で
ピロリ菌を除菌します。
治療後4週以上経ってからピロリ菌が消えたか再
検査します。もし まだ残っている場合は、2 回まで
保険で治療ができます。
治療の副作用としては、下痢、軟便等がいわれ
ていますが あまり多くはありません。
ぜひ1度検査を受けてみてください。
◎禁煙治療
喫煙が原因で慢性気管支炎、肺気腫といった
COPD(慢性閉塞性肺疾患)を引き起こします。
咳が出る、痰がきれにくい、坂道を登ったり階段を
登るとすぐ息がきれる等の症状がでます。
また、喘息の方もタバコは悪影響を及ぼします。
@タバコがやめられない方
A喫煙本数/日×喫煙年数が200以上の方
B初めて禁煙治療を受ける、もしくは前回の禁煙
治療から1年以上経過している方
上記の方は禁煙治療を保険診療で受けられます。
内服薬の量を徐々に増やしていき、2週間、2週間、
4週間、4週間と12週間にわたり計5回の禁煙治療を
行います。
以前に主流だったパッチ療法より現在の内服治療
の方が、禁煙できる確率が良くなっています。
◎レストレッグス症候群(むずむず脚症候群)
レストレッグス症候群は、安静時や夜間を中心
に四肢、特に脚に異常感覚や不快感が出現し脚
を動かしたくなり、 睡眠障害等が生じる慢性疾患
です。 その症状によりむずむず脚症候群とも呼
ばれます。
女性は男性の⒉倍程度有病率が高く、日本で
は妊婦の20%にみられます。
患者さんは、「ほてる」「痛い」「かゆい」「むずむ
ずする」「虫がはっているようだ」「おとなしくしてい
られない」 等の症状を訴える方が多いようです。
病態機序は、遺伝、鉄欠乏、鉄代謝異常、ドー
パミン作動性神経の機能障害によりシグナル伝
達異常がおこっていると考えられます。
診断は、自覚症状による臨床診断です。
診断基準
@下肢の不快感が原因となり下肢を動かし
たい欲求にかられる。
A安静時に症状が生じる、又は増強する。
B運動にて軽減する。
C日中よりも夕方、夜間に出現、又は増悪
する。
治 療
⒈非薬物療法
喫煙、カフェイン、アルコール摂取の改善
増悪させる薬剤(抗うつ剤、抗ヒスタミン
剤、 抗精神病薬等)の減量、又は中止。
適度な運動、下肢のストレッチ
⒉薬物療法
非薬物療法にて効果不充分な場合は、内
服治療とする。
数種類の薬剤がレストレッグス症候群の保
険適応となっております。
◎伝染性軟属腫(ミズイボ)
伝染性軟属腫は、ウイルスにより主に小児期に
認める皮膚感染症です。
直径1〜5oほどの丘疹、小結節で 一般的には
診断は容易です。
自然治癒することもありますが 接触すること
により増えてしまうことも多いためピンセットで
内容物を摘出します。
暑くなり肌の露出が増え感染したり スイミング
スクールで感染することも多いようです。
あまり数が増えないうちの処置をおすすめします。
◎当院では、禁煙外来を始めました。
経口薬を使用して、保健診療にによる禁煙治療を行った場合
患者さんの自己負担額は およそ17,000円です。
治療期間は、約3ヶ月間です。
禁煙をご希望する方のお役にたてたらと思いますので
お気軽にご相談して下さい。
◎ このたび 当院のホームページのアドレスが変わりました。
http://www.fureai.or.jp/~zon-clin/ です。