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Netscape, IEのキャッシュからホームページを復元する

nfatcw.exe


Latest version [nfatcw.exe ver 0.22 LZH 45k bytes]
2002/10/27 update

1.nfatcwとは

ブラウザのキャッシュには、アクセスしたホームページのデータが溜まって います。このデータから、アクセスしたホームページを復元するツール類は かなり出まわっております。そのうちの一つのフリーウェアということで 私が使いやすいように(自分で使うことを前提に)作った復元ツールです。

全OSでは試してませんが普通のWin32アプリですので、 Windows95/98/Me/NT/2000/XPで動くと思います。

動作確認済み環境
Netscape
Netscape 4.? Windows95
Netscape 4.7 Windows98
Netscape 6.2 Windows98
Netscape 7.0 Windows98/XP
おそらく Netscape 2.** 以降であれば動きます
IEコンポーネント
IE 5.0 WindowsNT 4.0
IE 5.5 SP2 Windows98
IE 6 Windows98/XP
おそらく IE 4.x 以降であれば動きます

特長
シンプル機能
キャッシュの復元と、一覧作成の2つの機能しか持ちません。復元したファイルの検索、閲覧等は、ブラウザやエクスプローラ使って自分でやるという方におすすめ。
タダ
フリーウェアです
ファイルサイズが小さい
Windowsアプリというと、数100kバイトはありそうですが、 これはいろいろ圧縮した状態で60kバイトにも満ちません。 ちょっとした画像ファイル以下です。ダウンロードもあっという間です。

2.機能概要

2.1.Copy機能

例えば、www.asahi-net.or.jp/~wn1t-szk/index.html とかいう ページのデータが残っていたら、ユーザーが決めたディレクトリの下に、 www.asahi-net.or.jp\~wn1t-szk というディレクトリを作り、 そこに index.html を復元します。

ローカライズ 復元の際、HTMLファイル内で張られているリンクは、 極力ローカル環境のファイルを参照するように変更します。

振り分け 通常はオプションで設定されたディレクトリに出力しますが、 furiwake.txtの記述に従い復元先をURLごとに振り分けることが可能です。

その他 proxomitronユーザ向けに、proxomitronでkillされたファイルを復元しないようにすることが可能です。

2.2.Index機能

復元したHTMLファイルの一覧を作成する機能を持ちます。

3.インストール方法

3.1.どこにインストールするか決める

ここでは c:\program files\nfatcw としてディレクトリを 作っておきます。

3.2.nfatw???.lzh を実行してできたファイルを、 そのディレクトリにすべてコピーする

nfatw???.lzh に含まれているファイル
readmej.txt
: まずはじめにお読みください
nfatcw.exe
: 実行ファイル
access.gif
: ボタンの絵
index.gif
: i マークの絵
furiwake.txt.smp
: 振り分け設定ファイルサンプル

3.3.furiwake.txtの編集

振り分けを行いたい場合、furiwake.txt.smpを編集してお使いください。

3.4.proxomitronを使っている人向け

proxomitronをインストールしたディレクトリの html ディレクトリの 下にある、killed.gif, killed.html をこのディレクトリにコピーして おけば、killされたファイルを復元しません。 (ファイル名は変えないでください)

3.5.初期設定

File->Optionを選択し、各項目を設定してください


Browser cache

to SJIS チェックボックス

日本語の文字コードをSJISに変換するかしないか選択します。 復元したファイルをテキストエディタ等で開いたり、 grepかけて検索したりする場合は文字コードをSJISに統一 した方が便利です。 チェック無しの場合、文字コードの変換は行われません。 チェックありの場合、テキストの文字コードをSJISに変換 します。 なお、日本語および一般的な英数記号以外で書かれたページ は文字化けすることがあります。

add .html チェックボックス

HTMLファイルなのに、拡張子が.html、.htm、.shtml以外の時 (CGIなど)に、自動的に.htmlをファイル名の末尾に追加するか しないか選択します。これはIndex機能使用時、上記以外の拡張子 になっているファイルがリストアップされないので、 掲示板をオフラインで読む場合に不便かと思って付けている 機能です。 チェック無しの場合、ファイル名はURLに従って付けられます。 チェックありの場合、ファイル名に自動的に.htmlが付加 されます。

cache file select

リスト上のいずれかひとつを選択してください。 リスト上に何もない場合は EDIT ボタンを押せば 編集ダイアログが開きます。 最初の2文字でネットスケープ(NS)なのかIE(IE)なのかを示しています。

EDIT ボタン

キャッシュファイルリストの編集をするダイアログが開きます。

EDIT LIST ダイアログ


EDIT LIST ボタンを押すと表示されます。 ドライブ名を入力(デフォルトは c になってます)し、 search & add to list ボタンを押せばそのドライブ内の キャッシュディレクトリを検索し、リストに追加します。

search を行うと、余計なディレクトリを見つける場合が あります。リスト上のディレクトリを選択してから、 REMOVE、UP、DOWN、等のボタンを押せば編集できます。

ディレクトリの目安 Netscape の場合、 ブラウザ上から、 Edit->Preferenses->Advanced->Cache の Disk Cache folder で表示されるディレクトリです。 IE の場合 ブラウザ上から、 ツール->インターネットオプション ->インターネット一時ファイル 設定 で表示されるディレクトリです。

OUT

"brows"ボタンを押して、 復元先のディレクトリを指定します。 ついでにHTMLファイル一覧のファイル名も入力されます。

4.使い方

4.1.nfatcw.exe実行

どこかのフォルダなり、グループなりにショートカットを 登録しておくと便利でしょう。

4.2.キャッシュデータの復元

Copy を選択すると、復元を開始します。

4.3.HTMLファイル一覧の作成

Indexを選択します。

Index->OUT Directory

Optionで設定した OUT ディレクトリのファイルの一覧を作成します。

Index->Other Directory

それ以外のディレクトリの、HTMLファイル一覧を作成します。 Optionで設定したディレクトリから別のディレクトリへファイルを 移動させた時など、一覧を別のディレクトリで作り直す場合に 使います。

5.備考:

・ファイル名が長くなってしまったりして、ファイルが作成されない
  ことがあります。特にサーチエンジンでの検索結果。

・作成される ccindex.htm には、アクセスボタンが付きますが、
  飛先のURLはディレクトリ名から作り出しているだけですので、
  もとが:8080とか、?とかを含むURLだった時は、それが外された
  URLとなっています。

・某巨大掲示板の「そんなスレッドないです」のページと、
  「??:??から??:??までは一気に表示できません」のページ、
  某地域BBSの「error」のページを復元しない機能をこっそりと
  入れています。(フォーマットが変われば意味ないです)

6.今後の展開について

  何も考えていません

7.おやくそく

  [サポート]
  本プログラムのサポートは行っておりません。ご意見、ご要望、ご質問は
  E-mailにてお受けいたしますが、必ずしも全てに受け答えするわけでは
  ありませんので、その旨ご了承願います。
  ただし、私には本プログラムを改良する義務はないものとします。

  [免責事項]
  本プログラムを使用したことにより生じた如何なる問題に対しても
  私は一切責任をもちませんのであしからず。
  このプログラム怪しいと思う人、また、上記の解説で意味が良く分からん、
  という人は本プログラムをご使用にならないようお願いします。

  [転載]
  許可しません

8.あとがき

  いい加減なコーディングです。

9.謝辞

  ファイルの圧縮には LHMelt を使用しています。
  漢字コードの変換にはNetwork Kanji Filter NKF を、
  多少モディファイして使用しております。

付録.変更履歴

2002/10/27 ver0.22
 ・マルチスレッドを使うようにした
 ・File->OPTION ブラウザの選択ユーザインタフェースを変更
 ・Netscape 6.x対応
 ・ソースファイル整理
 ・ccindex作成時dosのdirコマンドを行うのを内部関数にした
 ・furiwake.txt による振り分け機能追加
  ・rejectpath.txtによるURL指定機能を削除
 ・2chの「そんな板orスレッドないです。」
  になっているファイルは復元しないようにした。
 ・2chの「一気に読めません」スレッドを復元しないようにした
 ・ccindex 2ch,街BBSのURL復元方法改善
 ・proxyomitronのkilled.htmlとkilled.gifを復元しないようにした
 ・超長いURLのキャッシュで不正終了する不具合修正
2001/07/28 ver 0.17
 ・ccindex.html作成時にアーカイブ属性がないファイルも対象にした
 ・ccindexでtarget名を_blankにした
 ・URLが /? となっていた場合に / と同じ扱いにしていたのを修正
  ・MSIEキャッシュファイル名の重複をサイズで判断するようにした
 ・rejectpath.txt ファイルで復元しないURLを指定できるようにした
  ・URLが長いと不正終了するバグ修正
  ・タイトル抜き取りのバグ修正
  ・SJIS変換機能をつけた。
  ・html拡張子を付加するオプションをつけた。
2000/01/21 ver 0.15
  ・access.gifとindex.gifはインストールされたディレクトリに
    あるファイルを参照するようにした。
  ・拡張子shtmlのファイルはccindex.html作成時 dir *.htm で
    検索できないので後ろに.htmlをつけていたが、dir *.*htm*
    に変更したら検索できたので付けないようにした。
  ・javascriptのタグはURLを変換しないようにした。
  ・ccindex.html作成時、テンポラリファイルを削除しないことが
    あったのを修正。
  ・漢字を含むファイル名を変換時の不具合修正。
2000/01/12 ver 0.14
  ・MSIE キャッシュファイルの検索方法をちょっと変えた。
  ・未確認のくせにWindowsNT対応をうたうのをやめた(笑)。
2000/01/11 ver 0.12
  ・MSIE 5.01 にも対応したつもり
2000/01/10 ver 0.11
  ・MSIE 4.0 に対応したつもり
2000/01/10 ver 0.10
  ・nfatc.exeのWindows版 nfatcw.exe初版公開